2016年、新宿・歌舞伎町にあの男が帰ってきた。闇社会の麻雀士“哭きの竜”―― 命を賭けた勝負でも冷たく鳴き、勝ち上がる男に、極道たちは惚れ抜き、追い求める。そして竜は誰のものにもならなず、闘い続ける……!
2016年、新宿・歌舞伎町にあの男が帰ってきた。闇社会の麻雀士“哭きの竜”―― 命を賭けた勝負でも冷たく鳴き、勝ち上がる男に、極道たちは惚れ抜き、追い求める。そして竜は誰のものにもならなず、闘い続ける……!
“むこうぶち”―――それは、一匹狼の真のギャンブラーを意味している。新宿、赤坂、六本木――、東京深奥部のマンションや雀荘に、高レートの場が乱立した1980年代。そこに、冷酷非情な伝説の強者・傀がいた!今日もまたギャンブルに狂った男たちが全てを失い、消えていく――。
▼第1話/玄人・南倍南の心意気 ▼第2話/玄人のリズム(其ノ一) ▼第3話/玄人のリズム(其ノ二) ▼第4話/ヤキトリ寸前の玄人 ▼第5話/ああ、流局物語 ▼第6話/ローカルルール対策 ▼第7話/謎の玄人雀士登場 ▼第8話/本物のタコ焼き ▼第9話/残しておいた玉子 ▼第10話/我がひいきチーム ▼第11話/仁義なき兄弟…!?(其ノ一) ▼第12話/仁義なき兄弟…!?(其ノ二) ▼第13話/やっぱり多い!! ▼第14話/麻雀の食い合わせ ▼第15話/ああ、親知らず… ▼第16話/新人メンバー登場 ▼第17話/謎玄人の幼少期 ▼第18話/続・仁義なき兄弟 ▼第19話/徹マンcoffee悲話(エレジー) ▼第20話/一九八九年麻雀総決算 ▼第21話/絶好調の因果関係 ▼第22話/ラグビーに賭けた一夜 ▼第23話/ある雪の日の出来事 ▼第24話/何も知らない愚か者… ▼第25話/玄人好みの相撲勝負 ▼第26話/純粋に“花より団子” ▼第27話/勝負に生きる男の生き様 ▼第28話/名前ねえ…(其ノ一) ▼第29話/名前ねえ…(其ノ二) ▼第30話/もう一人の南倍南 ▼第31話/(番外編)玄人雀士の息抜き ▼第32話/(放浪編)下車のタイミング ▼第33話/(放浪編)仲居さん、いざ勝負!! ▼第34話/(放浪編)食べたかった“モノ” ▼第35話/(放浪編)温泉饅頭の食い方指南 ▼第36話/(放浪編)玄人雀士の返し技 ▼第37話/(放浪編)一九九0年麻雀総決算 ▼第38話/(放浪編)一味違う玄人の初詣 ▼第39話/(放浪編)うっ…もう一本!! ▼第40話/(放浪編)南国への道標(しるべ)のない旅 ▼第41話/(放浪編)カニの正しい食い方 ▼第42話/(放浪編)スッポン料理の余韻 ▼第43話/(放浪編)常連客が食べる漬け物 ▼第44話/さて、次に何を切る!! ▼第45話/南倍南のプロ野球観戦 ▼第46話/明鏡止水の境地に達す ▼第47話/懐かしき金魚すくい ●登場人物/南倍南(みなみ・ばいあん。食文化にはじまり、あらゆることの“玄人”と自負する男。凄腕の玄人雀士と自分では思っている)。 ●本巻の特徴/南倍南の好敵手その1、南倍南の好敵手その2、南倍南の好敵手その3、南倍南の好敵手その4 一週間完成雀力養成料理メニュー(第1日目~7日目)
ビッグコミックオリジナルギャンブル増刊やその他の雑誌で掲載された哭きの竜の最新作 竜を追ったフリーライターが哭きの竜の伝説を追うところから始まる。 まあ相変わらず竜はいつも通りの感じでカッコいいし、昔からの関係者も登場したりして懐かしい気持ちになる。 ただ竜を追うルポライターが麻雀の力がついていくシーンが今回も哭きの竜でもっともカッコ良かったです。どんどん覚醒していって「タバコの灰が落ちる音がうるさい」「ゴキブリの足音が聞こえる」とエスカレートしていき最終的には「月が動いた音が聞こえる」までいった。これがギャグっぽくなくマジでカッコいいと思わせるのが能條純一が書くマンガの好きなところだな