AKB49、もののて、と実に勢いのある作品を作ってきた宮島先生のラブコメ作品。キャラクターの表情や躍動、そして、何より台詞!!宮島先生の勢いのある一枚絵に、ここぞという台詞を合わせるとラブコメでも響いてしまうのかと少し驚いています。1話の中でのまとめ方、これからへの期待…見事でした!!
※ネタバレを含むクチコミです。
大雪山のヌシというとてつもなく大きい熊に家族を殺された守人が、時を同じくして母を殺された狼とともに復習する漫画。マタギ漫画っぽいが主人公の守人は農場の息子でマタギではない。 色々面白いポイントはあるんだけど、強すぎる巨大クマとの決着が圧巻。 クマは体調3〜4メートルくらいあり、守人の家族が襲われたとき額に銃撃を受けるも死なず、他にも急所を何箇所も撃ち抜かれるが死なない。強すぎる。 復讐を誓った守人が狼の「片耳」とともに巨大グマと初めて戦った時の初期装備、弓矢と木の棒を削った槍では当然歯が立たない。弓矢の無力さを知って、次第に銃を求めるが免許などは持っていないため、亡き祖父が家に隠していた銃で対抗するも、やはりクマには通用しない。 徐々に追い詰められ、もうだめだってときにあの武器が登場するのだが、それは読んでのお楽しみの方がいいと思う。 復讐心にかられて狼の「片耳」にきつくあたってしまうのに、片耳はなかなか甲斐甲斐しくも猛々しい狼で、この漫画で1番いいやつだと思う。表情も豊かで可愛い。 展開がぶっ飛んでいて時として笑ってしまうことも多い(最後の決着とか)が、この面白さはなかなか出会えない類のものなのでぜひ読んでもらいたい。
辞書の編集者の話。同名小説は三浦しをんのベストセラー作品として有名だよね。小説の方は読んでいないので原作ファンからするとどう読まれるのかはわからないけど、マンガだけを読んだ感想としては十分面白かったかな。 辞書が作られる過程ももちろん面白いんだけど、主人公の馬締くん(まじめ)と西岡くんの人間模様も面白い。対照的な2人で、飄々としていて世渡り上手な西岡くんと融通がきかず熱中すると周りが見えなくなるタイプの馬締くん、初めは西岡くんがリードしていたんだけど、馬締くんが辞書作りのキーマンになり始めるとなぜか劣等感を感じ始めてしまう…という感じ。 まぁ、お互い足りない部分を補い合っているので、手を取り合う未来があるといいなとか思っているんだが、どうなるのかな。辞書作りといえど文化事業などではなく会社の仕事なので、社内人事など割とリアルな障害に阻まれたりしているが、果たしてどんな辞書ができるのか、後半が楽しみ。
「AKB49」や「もののて」の宮島礼吏の新連載がマガジンでスタート。初めての彼女に振られた心の隙間を埋めるために利用したレンタル彼女がかわいい・スタイルいい・性格もいいという理想すぎる彼女で逆に虚しくなってくる…という始まり さすが宮島礼吏というかわいさで本当に水原さんがかわいい。こんな彼女と付き合いたいと思う。ある種レンタル彼女という職業を真っ正面から描きながら少年誌のラブコメに仕立てたという感じでこれからの展開に期待。
高木さんがアニメ化するとのこと。高木さんがついに動くのか…、最高だな http://natalie.mu/comic/news/240412
ファッションをテーマに…となると、なかなか少年漫画とならないところをしっかりと少年漫画にしている。マガジンっぽい熱量をちゃんと持ちながら、かつ、ファッション漫画を描く…実に面白い一作。
戦う人、怯える人、そそのかされる人、助かりたい人、日常を続ける人…。いよいよあの子が動く!?(大葉くんかっこいいな)
いつか両親が出てくると思う。たぶんラスボス的なポジションで
男の五箇条は有名だし、読んでからのお楽しみでもあると思うから割愛するが、ストーリーは、とある工場で旋盤工をしていた旗一太郎が不世出の漫画家男谷草介に弟子入りし、漫画家を目指すというもの。 男谷草介から漫画家としての技術を学ぶ様子よりも「男」として生きるための条件は学び取る場面の方が多く、旗一太郎は自分の行動が”男”に相応しくないと感じればすぐにそれを改め立派な”男”へと成長していく(と同時に漫画家としても成長していく)姿からは、漫画家漫画というだけでなく”男”の漫画という印象を強く受けた。 今となっては漫画家漫画はたくさん出てきたが、当時はちょっとしたタブーだった的なことが前書きとして書かれているので当時はかなり珍しかったのだと思う。また、ストーリー漫画として面白いが、一般読者よりもこれから漫画家になる人や漫画家を念頭に置いてメッセージを送っているように感じた。
今では世界水草レイアウトコンテストで4位に入賞しているタナカカツキが水草水槽の世界に足を踏み入れ、どんどんハマっていった姿を描いているマンガ。 水草を育てるのは結構簡単だよ!というのと、水草水槽は本当に綺麗だよ!っていうふたつがガンガン押し出されていて、読んでいると水草水槽をやりたくなる。これを読むまで知らなかったが水景画というのも納得なほど水草水槽は絵画のような美しさがある。漫画の合間に水草水槽(タナカカツキ作品もある)の作品がカラーで載っていてとても綺麗なのでこちらも必見。 そして、漫画家タナカカツキが水草水槽にハマっていく漫画だと思っていたので、序章で語られたタナカカツキの高校生の頃の話(表紙の「さようならじゃ!」って言っているシーンとか)が妙に浮いているなと思っていた。だが、あの「さようならじゃ!」って言っていた少年がどうなったのか…という形で最後締めくくられ、漫画としての後味もとても良かった。
本作では、ある種トンデモな展開でアツく男の条件が語られていますよね。 みなさんは、男であるための条件はなんだと思いますか?
1巻の終わりがかなり気になっていたから2巻も楽しみにしていた。 1巻の最後にダイブした眠り病の治療の続きだけでなく、眠り病とは?という話まで踏み込んでいってる。 もともとスケールの大きい話ではあるけど、軍の闇的なところにも踏み込んでいきそうな感じで、スケールの大きさに一本筋が通った。 3巻が早くも楽しみ
池球(地球のこと)征服をするというバクネが大阪城を占拠し100兆円をよこせと籠城する話。完全版では蓮華編が加筆されて完結をしている。 とくに見ものなのがバクネがパチンコ屋でヤクザを殺してから、大阪城で籠城するまでのあいだ。幼稚だが狡猾で、容赦無く人を殺すのに自分ルールで目溢しもする、チグハグで狂気的な悪が凝縮していて圧巻。 セリフやコマ割り、感情表現も独特でこの漫画でしか見られないようなものも多い。雰囲気としてザ・ワールド・イズ・マインとかに近しいものがあるが、もっと人の理解を拒むようなものがある。
スピリッツの青山裕企のグラビア特集「彼女をスマホで撮りたくて」と連動して読み切りが掲載されている。 話的には『あげくの果てのカノン』3巻の北海道旅行でカノンが先輩のことを盗撮しまくるっていう話。わりと先輩が好きすぎるカノンのコミカルな面が押し出されている感じ。 柱のところとかで、スマホでの撮影テクニックも紹介されている。 企画と被写体が男女逆転しているのも面白い
昭和の落語家たちの生き様を描いている漫画。基本1話完結で、それぞれ違う落語家が主人公になるが、そのどれもが面白いというすごい漫画。 前座・二ツ目・真打(一人前)・名人と全ての段階の噺家たちを描くだけでなく、名人と言われる人付きの人力車を引く男や、帳簿係にもスポットを当てていて、寄席に関わる全ての人のドラマを描いている。 一生かけて磨いて行く芸だから、どの段階でも苦しみや壁やおごりがあって、それと自ら向き合ったり、師匠の助けを得たり、あるいは蕎麦屋が助けてくれたりして道を切り開いて行く様は、人生を学べるような深みがある。 個人的に好きなのは、「三流の真打になるくらいな一流の前座になる」って行ってお情けの昇進を蹴り続けた男の話とか、技を磨き切って噺の全てを誤差秒以内でいつも話切る「秒の勝負橘屋文吾」の話だな。
Twitterでも話題になっていた15話目もさることながら、全部通してなかなかダークが溢れている。 これまでの1・2巻は優しかった父とDVする父の二つ面を描く感じだったが、どちらも過去の終わった話として描いていた気がする。しかし、3巻ではかなり最近のことまで描いていて、ああ終わっていないんだなと地獄が増した感じがある。 ちなみに第3巻の最後が18話で、ヤングアニマルDensiに19話が公開されているから、最新話に追いつけて、19話で闇が抜けたかな…って気がしてちょっと救われた。まだわからないけど。 3巻、闇が強いけど面白かったよ。
脅されている相手の情報はまだ全然つかめていないけど、新しい情報の入手先は手に入った。まだ全然脅してくる奴の情報はわからないけど明つながりでこれから少しずつ明らかになってきそうな感じがある。 一方で仲間割れフラグがぷんぷんでこれまでは外に敵がいる状態だったけど、これからは身内に敵がいる感じで話が進んでいくのかなと思う。4巻になって新しい展開も出てきたし楽しいね。
長生きしてたら次第にヒトの言葉をしゃべるようになり、完全におっさんと化した猫、あんずちゃんの味わい深い日常を描いた漫画。 実家はお寺。俗世間に順応しきってマイペースに生きているのが羨ましい。 「俺は別にやりたいことなんてねーんだよな・・・」とか言ってゴロゴロしながらも、家事を手伝ったりマッサージしてあげたりと、人のために動くことが多いところが素敵。 あんずちゃんは無免許運転で捕まるようなダメな部分も多いけど、子どもにとって良い教訓になるよう反面教師になってくれてる。
戦国の乱世(だいたい室町の後期)を舞台にして初めは人間に悪さをする妖怪を懲らしめる妖狐・たまと仙道・迅火の旅という感じの話だったが、だんだんストーリーが次元をまたぐほど大きくなっていく。 1部・2部とあるんだが、どちらの主人公も別の仕方で人の道から外れてしまっていて、それが妖怪や道しるべとなる人との出会いで成長していくところや、妖怪や妖怪の力を得た人間との戦いも激しくてとても良い。 水上悟志のマンガの中ではバトル要素が多いと思うがかっこいいので、いわゆる少年漫画好きにはおすすめ。
古代ローマから第二次大戦まで人類史上の偉人や英雄たちが、異世界に集まり、2つの陣営に別れて戦争を繰り広げる。 別世界の技術を伝達する異世界ファンタジーの鉄板な展開もあるし、偉人が超能力的なのを身につけていたり、凄まじく武に秀でたりもしているのでそこも魅力だが、様々な地域・時代から流れ着いてくる彼らは「思考の差異者である」だから世界を変える力があると説明しているシーンがあって、異世界へ渡る物語の本質を付いているなと思った。 古今東西の人間と技術が一つの世界に集まって戦争をする異世界ファンタジーの一つの頂点になりそうな漫画。ちなみに、敵方の首領はどう考えてもあのお方。まだ名前は明らかになっていないけど、絶対にそう。早く前線?に出て欲しい。
80年代の少女漫画風のギャグ漫画。フリーターのトン子ちゃんが行きつけのカフェ待夢(タイム)のマスターから岡本太郎を教えてもらったことからアートへの興味とマスターへの恋心が始まって、この二つがストーリーの主な軸になっている。 岡本太郎をはじめモネ・レンブラント・ピカソの作品が出てきてトン子ちゃんのその時の悩みや葛藤に指針を与えたりする。特に岡本太郎は何回も出てきて「太郎サ!」ってトン子ちゃんから言われる心の師匠的なポジションになっている。 トン子ちゃんの日常ギャグ漫画だけど、芸術家とかトン子ちゃんとかマスターから人生について考えさせられるようなことも出てきたりしてなかなか深みのある作品。
しましょう。
将国という将軍が政治も行う国の最年少将軍になった犬鷲使いのマフムートが、侵略してくるバルトライン帝国を相手に戦う。 スタートから将軍だが、前半早々降格の憂き目にあい中盤くらいまで将軍とは?と見つめ直し続けている。そこからの成長がたくましくのがアルタイルの面白い場面の一つ。 戦いは軍略を巡らせた軍と軍の戦いで、拠点を奪い合う戦争である。マフムートの鷲が活躍したり、海戦では天才的な船乗りがいたり個人の武が軍や軍略で重要な位置を占めるような戦いも描かれる。そして、政治的な話・戦争の話、どちらもわかりやすく読みやすかった。
しょむたんは未知の生物とのほっこりする交流って感じで しょむたんがいい感じにかわいくて面白いけど でっかいノーパンチャイナ娘フィギュアにパンツ履かせてあげようとするおっさんの話がすごくいい
原作のエマニュエル・メゾンヌーヴさんが作中の「エマ」だと思うが、フードライターをしていた彼女が一念発起してミシュランガイドの調査員になった初めの1年間のマンガ 当然たくさんの料理が出てくるんだけど、ミシュラン調査員は料理のどこを評価しているかや、食事だけでなくホテルや店員の態度などもしっかり見ているんだなというのがわかる。 また、料理の評価もメモが取れないから基本的に全部記憶するという時代錯誤的だが、その実績を支えてきた影の努力が垣間見えるところもいい。 1巻で完結していて読みやすい。日本も1話だけ登場するがやはり他の時とは違う感慨のようなものがあった。
あらすじは「戦後、米軍占領下の沖縄。鍛えた空手の技を武器に闇世界で米兵を倒し続ける少年だが、ある日「拳聖」と呼ばれる老人と出会い?」というもの。 沖縄戦の終盤、洞窟に追い詰められた少年と少女とその祖母のシーンから始まるんだがショッキングだった。どうやらその少年がこの話の重要人物になるらしい。 今回掲載されている前半は、たぶん少年の導き手となる船越義珍の登場と紹介、そして少年がやや屈折して成長してしまった姿を描いている。
出張特別読み切りが掲載されている。 ケイちゃんの日常がほとんどでちょっとお仕事の話っていう感じ。結構締め方がよくて、いい読み切りだった。 柱のところに推薦文があって冲方丁とか町山智浩とか週刊文春とか。 そろそろ2巻が発売されるとのことで、もうすでに結構話題だけど、メディアミックスも含めて盛り上がってほしいな。
第71回ちばてつや賞入選作品。 死ぬことばかり願ってた元武士が、「死神」から力を授けられ人を救う医者になるのだが…。 墨絵のようなタッチが印象的だった。 終盤の空虚さを表すように、どんどんと色がなくなっていく。 絵とストーリーの組み合わせが上手。 モアイ http://www.moae.jp/comic/chibasho_shinigami?_ga=2.97895196.266229393.1498210060-1619151705.1476162072
山田孝之でドラマ化もしているまんがでしたが、今までよんでいませんでしたが、「その「おこだわり」、俺にもくれ」や「ゴハンスキー」など清野とおる漫画を読んでいるうちに清野とおるワールドにハマっていき」ついに読みました。 絵はハッキリ言って下手ですが、そこが味があるというか、、、。どの話も実体験を基にしているのでリアルで面白いです。いちいち出てくるキャラクターが強烈な個性を放っている人ばかりで、赤羽は日本なのかとすら思ってしまいます。漫画に写真が使われているのも珍しいです。居酒屋ちからやペイティさんは特に強烈すぎます。 ゆるく、気張らずに読めるのも良いです。 夏休みになったら、是非赤羽に行って変なもの、人をさがしてみたいです。
ダンジョン漫画が結構増えてきたけど、その中でも「メイドインアビス」は王道的なストーリーだと思う。 地上の全てが探索されつくした世界で、唯一残された秘境の大穴「アビス」。地下数万メートルにも広がるその大穴は不思議な力場によって珍しい道具が発見され、地上にはない生態系が形成されている、そのアビスを命がけで探窟する冒険家の漫画。 ロリっぽい絵柄のせいで読む人を選ばせてしまっているような気もするが、内容はかなりハード。最初の1巻以外はほとんどの巻でシリアスな展開が繰り広げられている。また、アビスの中の不思議な世界の描写も美しいし、探検の魅力なんかも伝わってくる。 だんだんとストーリーの核心に近づいていっているしこれからも応援したい漫画。
映画化もした奴隷区が新シリーズスタートしました。今回の舞台は高校で学校ならではの勝負が期待できます。 前作同様グロや裏切りの連発でハラハラ、わくわくが止まらないです。 まだ1巻しか出ていないですが、今後の展開がかなり期待できそうです。
はやみねかおる先生の「夢水清志郎シリーズ」のコミカライズであるこの作品ですが、 原作の夢水清志郎よりも全体的に明るめのテイストになっています。 えぬえけい先生のポップながら丁寧な絵柄が一役買っていることもあり、 高身長で黒ずくめ、いかにも怪しい細身の男の小説イメージから どこか憎めない、生活力はないけどなんだかすごい!と感じる男に。 原作を読了した方もそうでない方も、ぜひ一度読んでほしいです。
ジャンプ流で冨樫義博がラインナップにあるから、そのタイミングで再開とかあるかな??
臨終の場に自宅を選んだ患者のための在宅診療所の医師が主人公のマンガです。若くしてガンにおかされてしまった患者さんや、あるいは年配ながら喧嘩の絶えない息子との二人暮らしの家庭での在宅医療患者さんなど、もともと重たいテーマですが生きている人間事情や人生が加わって血の通った重さのあるマンガです。主人公の天道陽が看取りの医師になった経緯も1巻では語られています。 重たいテーマながら読後感は悪くありません。特に1巻では「クソババア」と言いすてる息子のシーンは感動しました。表面的ではなく患者が最期の瞬間を慣れ親しんだ家を選んだという意味ときちんと向き合っている天道陽がとても良いです。これからも楽しみなマンガです。
源平合戦で平氏が勝ったパラレルワールドの鎌倉時代を舞台にしている。(鎌倉時代とすら言えないが) 不治の呪いに犯された平家の姫さまが不死身の体を手に入れるため不死身の鬼神?うらたろうと旅をする。 展開の速さといい、見開き大ゴマの使い方といい、キャラクターの立ち方といい、勧善懲悪的なストーリーといい、少年漫画らしい少年漫画でスカッと読めて楽しい(ヤンジャン連載だけど)
三家本礼ってどんなマンガを描くの?っていうのを知りたければこの1冊がおすすめ。 自殺をした娘のためにいじめっ子家族を懲らしめる「クレイジーママ」や給食費を払わない家族を懲らしめる「給食の飯田さん」なんかは、世間でまかり通ってしまっている不条理や不義理に行きすぎた制裁を加える三家本作品的な勧善懲悪具合がよく現れている。 単なるスプラッタホラーではなく、独特の価値観のもとにスプラッタが展開されるのが三家本礼作品の魅力で、三家本作品に出てくるヒロインたちの魅力だと思うので、これを読んで気になったら、「ゾンビ屋れい子」とか「血まみれスケバンチェーンソー」とか「サタニスター」とかを読んでもらいたい。
ジャンプをその当時買っていて、クラスで友達と話するのは、ワンピースやナルトの事ばかりでしたが、実は僕はアイズを結構楽しみに読んでいました。けど、そんなこと友達には言えませんでした。アイズの要素のエロが思春期の私には強すぎて、何かアイズの事を好きとは恥ずかしくて言えませんでした。 しかし、大人になって読んでみるとけっこう感動できる作品だと思いました。エロなしでも十分いい作品です! ただ、何年たっても桂正和先生のお尻の描き方は色あせないですね・・・。ちなみに私は泉ちゃんが好きでした。エロいから。
ミュンヘン編が終わってハンブルグ編に突入した。1巻の終わりのタクシードライバーとの話から繋がってくる。(サイドストーリーだと思ってたがそうじゃなかった) ミュンヘンは終始クリスがいいやつだなって感じがしたが、ハンブルグでの草の根かき分けるようなは仲間の探し方の実の結び方が感動した。あと、週刊ポストの特別番外編はちゃんとカラーで収録されていたので見逃した人には嬉しいはず。
まさかのドラマ化 話題度的にはドラマ化もおかしくないと思うけど、内容的に大丈夫なのかな?っていう気もしている 17年の夏に放送らしいからもうすぐだな https://mantan-web.jp/2017/04/03/20170402dog00m200033000c.html
前作の「柔道部物語」も「JJM女子柔道部物語」も柔道に詳しくなくても楽しめる。主人公のえもが柔道ど素人ということもあって、技について何も知らないから、えもと同じペースで柔道を知れて逆に楽しいかも。 今2巻まで出ているけど、ずっと面白いし、えもが強くなればなるほど小林まことのわかりやすくて迫力のある試合シーンが増えるからこれからも楽しみでしょうがない。 ちなみに「柔道部物語」とは繋がっていないから、女子柔道部から読み始めて大丈夫だよ(ただ柔道部物語も面白いから読んでほしい)
狂四郎と志乃の愛の物語でありながら、二人の行く手を阻むのは管理統制社会。お互いに綺麗なままではくぐれない修羅場を泥を被りながら未来に進んでいく姿は何回読んでも涙を誘います。 強調されているとはいえ狂四郎2030の社会像は示唆的なものがありますし、それに負けない狂四郎と志乃の姿には人生の指針になるようなものも多くあります。何より愛って素晴らしいと思える傑作です。
食料統制がされて合成食料しか食べることを許されなくなった近未来でかつての人類の食事(生物の死骸を食べる)を取り締まる冷食捜査官シリーズ。犬神家の一族ならぬ、犬家の一族。金田一的な青年が出てきて怪盗2001面相と戦ったりしなかったりするコメディ。進研ゼミ・中3チャレンジに掲載されたタイムリープものの王道学園SFラブコメ「クレープを二度食えば」。そして、とり・みきが生まれてから漫画を書き始めるまでの半生を綴った自伝漫画「あしたのために」が収録されている。 冷食捜査官シリーズは近未来ディストピアの体制側が主人公でありながら、物語の終わりではなんか「あったかいご飯を食べたいな」と思わせるホロリとさせる後味を残してくれてとても好き。あとはとり・みきの半生の「あしたのために」だけど、かなりお父さんの影響を受けて早い段階からマンガやらSFに目覚めた様子がよくわかる。小ネタも豊富で面白い。
佐渡ヶ島編も大詰めで、物語的にも佳境でしょう! この後にまた続かせるのも無理じゃないけど、この最大の盛り上がりは完結に向かってると思う。 いやー、それにしても随分長く連載したなぁ
こち亀を連載終了してから4作品を発表した。グランドジャンプではアクションの派手な西部劇。 ブラックティガーっていう腕利きの賞金稼ぎの話で、銃撃戦だけじゃなくて銃自体の絵もさすが上手い。
ある日「生まれたときから下手くそ」と自分の人生を尾崎放哉風に言い表した安倍夜郎が思い出したのは父の姿だったようで、そんな生き方をした父と小学生くらいの頃の安倍夜郎話が自伝的に描かれている。 安倍夜郎の父は不器用といえば不器用なんだが、いつもパンツ一丁でゴロゴロしているけど、運動が苦手な子供のために特訓をしてやったり子供の面倒見もいい、いいお父さんという印象の方が強い。なので安倍夜郎の子供時代とぐーたらとうちゃんとの思い出という感じで、じんわりといい話だった。 あとあとがきがとてもよく、お父さんは出てこないんだけど、作中に登場するある漫画家との話があとがきで書かれていてすごく感動したのであとがきを読み飛ばさないでほしいマンガ。
前作を闘病記とするなら、今作は共感を呼びかけるのではなく、現状そのままを描いた日常エッセイ。 作品を家族が理解してくれそうにない。孤独で泣けてしょうがない。呼吸が苦しい。 家族との意思疎通がうまくいかず、鬱というフレーズを簡単に使った父に怒り、部屋でひとり暴れる。 ヒット作を出した直後とは思えないボロボロの精神状態だが、観察力のアンテナはONのまま。部屋で暴れて「いなりずしの酢飯が傷にしみた痛み」、その一瞬を逃がさず描き残す。 前作で異様な迫力を見せた、「過食時にかじった、血に染まった生麺」。 体験した人にしかわからない、痛くて醜い一瞬を切り取る。作者の精神は血だらけなのに、まだ、私を見て、わかりやすく説明するから読んで!と身を削る。精神状態に比例して荒れるタッチ、酒量が増え、突然ぶちっと終わらせたような不完全さには、異様な迫力がある。
絵も物語も素敵で面白いです!『鋼の錬金術師』とか『Landreaall』が好きな人はハマるかも。講談社のデザートで『かわいいから許す』などを連載してた三月薫先生の新作。少年誌初挑戦。チェックしておいて損はないと思います!
『銃座のウルナ』『エイス』『おんさのひびき』などの伊図透の作品集。 短編ながらどれもずっしりとした読み応えがあってとてもいい。全面に押し出しているわけではないんだけど、抑圧や不条理に押さえつけられている人間の姿が自然と描かれていて、じっくり読ませる力がある。 特に表題作にもなっている『辺境で』は重たい話が続いた最後に諦めに似た救いが用意されていてとても素晴らしいと思った。
なんか面白い漫画ない?って言われたときにまずこれをススメるんだけどめっちゃ面白かったとしか言われない 一応、ウェブで1話だけ読めるんだけど、1巻の1話目、たぶん賞への投稿作か読み切り版なんだよね。あれが一番クセが強いと思ってて、毎回、何も言わずに2巻まで読んでくれ!ゴリラの先生の話が最高だ!って言って読んでもらってる。
AKB49、もののて、と実に勢いのある作品を作ってきた宮島先生のラブコメ作品。キャラクターの表情や躍動、そして、何より台詞!!宮島先生の勢いのある一枚絵に、ここぞという台詞を合わせるとラブコメでも響いてしまうのかと少し驚いています。1話の中でのまとめ方、これからへの期待…見事でした!!