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考えさせられる
聲の形 大今良時
クリスティン v
考えさせられる漫画です
凄い漫画
後ハッピーマニア 安野モヨコ
クリスティン v
銀河英雄伝説より良い
失った音と生きる意味を取り戻していく物語 #1巻応援
やがて、ひとつの音になれ 草原うみ
兎来栄寿
新鋭・草原うみさんの初商業連載作品です。 路草で公開されていた珠玉の短編をまとめた『mothers 草原うみ短編集』も6月に発売となるようで、併せて推したいです。 本作の主人公は、5歳からコンサートに出演し10代前半からプロとして活躍しながらも局所性ジストニアという脳の病が発症したことをきっかけにピアノを弾けなくなってしまった越智奏(かなで)。 かつての仲間たちが華々しい活躍をしているのを尻目に、印刷工場のバイトをして日々を凌ぎながら誰とも話さず下を向いて耳を塞いで過ごす日々。 そんな彼を変えるきっかけになったのは、隣の部屋に引っ越してきた33歳のライターの横野絵里と、その6歳のピアノに憧れを持つ息子の陽向多の親子。7年ぶりに向き合ったピアノの音色と人との触れ合いが、奏の失ったものの大きさと大切さを気付かせていきます。 音楽という軸がまずあり、その上で人生で最も大切なものを失くしてしまった青年の再起の物語という軸も並存しています。夢も未来もすべてを無くしてしまい、無気力になり周囲に呪詛を撒き散らすことしかできなくなってしまっていた奏の姿は痛々しいですが、理解もできます。 草原うみさんは、短編からも本作からも痛みや悲しみを掬い取り、そうしたものを描いた上で前に進む普遍的で大事な人間の営みを描くのに長けている方であるという印象を受けます。どうしようもなく人生に訪れる不条理や不遇、他者からの心ない扱いを受ける瞬間。そういったものもありながら、勇気を出して前へ進んでいく人間の気高さや尊さを描ける方です。 この物語のもうひとりのキーパーソンは、かつて奏の音に心酔していて、今は「ネオピアニスト」として動画配信サイト経由で大きな人気を博すようになった真琴。彼との再会によって物語は動きを見せ始め、互いの存在が互いに大きな影響を与えていきます。 個人的には、横野親子との日々の交流シーンが好きです。現代では希薄になりがちな隣近所との関係ですが、そうした赤の他人との繋がりが大きな支えになることもあるというのも良いなと思います。 単行本の表紙絵も非常に良く、回収されるであろうタイトルを表すシーンへと辿り着く瞬間がとても楽しみです。
ヤンデレすぎてサスペンス
悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる@COMIC 宛 八美☆わん 稲井田そう
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ゆゆゆ
男からも女からも執着する勢いで愛される主人公。 ゲーム内では悪役令嬢だったらしいけど、今はヤンデレ製造機。 事件が起こるたびにヤンデレ愛に目覚めていく人々をみていると、これはもうサスペンス。 主人公が周囲の異常な愛に気づかないおかげで、「勘違いラブコメディー」という、爽やかなネーミングでおさまっている気がする。 謎が謎を呼ぶ謎はさっぱり解決しないけど、また謎がやってくる。 そして事件が起きて、またヤンデレ信者が増える… 気づかないほうが幸せなこともあるよね。
豊かなファンタジーの極致 #1巻応援
レタイトナイト 香山哲
兎来栄寿
『ベルリンうわの空』の香山哲さんの新作です。 前作の『香山哲のプロジェクト発酵記』では「新しい連載プロジェクトの立ち上げ方」自体をマンガで描くという珍しい試みにも取り組んでおられましたが、まさにそこで考え捏ねられ発酵させられていた新作がこの『レタイトナイト』です。 『香山哲のプロジェクト発酵記』自体も、自分の寿命の使い方や物事の進め方を考え、見つめ直すという点でとても面白い本ですし、何より本作と併せて読むことで濃密なメイキングとして両方をより楽しみるのでぜひ読んでみて欲しいです。 香山哲さんは、その在り方が真の意味で「豊か」であるということを感じます。 わかりやすい流行や、かくあらねばならないといった縛りから解き放たれた自由にところで、読み手のこともある程度考えながらも自分が好きなもの・味わいたいものを全開にして描いている。こういう作品が、こういうマンガが世にある、出版されるという状況の何と素晴らしいことかと思います。 一口で言えばファンタジーですが、もう開始数ページの絵だけで魅せられる世界の様子、そして「レタイトナイト」と書かれた扉絵まででも香山哲さんの生み出す圧倒的な世界観に気持ちよく呑み込まれます。 地図や各地のスポットが描かれているところや、いろいろな小道具、その描き方も含めて幼いころに『エルマーのぼうけん』を読んでワクワクしたときのような感覚を呼び起こしてくれます。 ファンタジー世界を描く際に大切なのはそこで生きる者の日々の暮らしのディティールですが、『レタイトナイト』はそこの解像度の高さが素晴らしいです。そこがどんな世界で、どんなルールがあり、どんなことをして、何を思いながら、何を食べて暮らしているのか。そういった部分はつぶさに描かれていき、世界の匂いや温度を感じられます。 この世界独自の生き物や概念などもありながら、光を照らす角度によっては現実と繋がり考えさせられる部分があるのも良きファンタジーとしての性質を満たしています。 個人的には、食堂「フメンカダ」で出されるバラエティ豊富な「マリム(定食)」の数々に心惹かれます。野菜や穀物や豆など、素材としてはシンプルなものが多いのですが、その美味しそうなこと。巻きクブなども、絶対好きです。 これだけの世界観を作り込みながら、比較的ミニマムなお話を展開しているところもまた独特で良いです。普通であれば大国同士の戦争のような大きい話になりそうなものですが、そうではなくこの世界で生きているひとりひとりの地に足のついた生活をじっくり描いているところが、ある種の贅沢ですらあります。 読んでいる間はここではないどこかへ飛んで、豊かな時間を過ごせる作品です。
あらゆる"癖"に刺さりそうな、とてもいい読切
カグライ -神楽と雷人- レタス太郎 ましゅ太郎
名無し
続きが読みたくもあるけど、このスカッとして爽やかな終わりかたがベストな気もする。大きくなってからの体格差がめっちゃいいなあ。ところで「レタス太郎」さんと「ましゅ太郎」さんて、何者ですか?
無敵のギャルでもちゃんと傷つくしちゃんと反省する
恐竜とカッパのいる図書室 相澤いくえ
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さいろく
友情・愛情、どっちがどうというでもなく、世界がそこしかないあの頃はすべての大きさが大きかった。 私は本作を読んでいて、大人になったら全部が広がってしまって自分の持っていた感情やら価値やらがぜーんぶ小さくなってしまっているタイプだなぁと思った。 それは「全てにおいて希薄になった」と自分自身に言われたような気持ちになって少し寂しいなと思いつつ、全部が同じ比率で大きくなったらツラいのかと初めて考える瞬間だった。 ナカタニエイトさんのクチコミですごく惹かれて読んでみて、読みながらずっと胸が破裂しそうな気持ちになりながらもギャルに癒やされて目頭を熱くしながら読了しました。 本当にとてもよかった。
とんでもない衝撃作だったあの作品
パペラキュウ 松永豊和
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さいろく
「えっ」って素で声が出ちゃったんですが完結してたんだ…! このタイトルを見たのも何年ぶりだろうか、思い出させてくれてありがとうマンバ。 どこまで読んでいたか思い出せないので全部読みたい。 時間見つけて読もう。 そして商業誌でも同人でもKindleUnlimitedでもない相変わらずの公開状況だけど、お金を落としたい、と思ったら第三部からはKindleUnlimitedでした。読むことでお金になるはずなので皆に読んでほしい。
タイトルどおりのダンジョン✕ファンタジーもの
タワーダンジョン 弐瓶勉
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さいろく
弐瓶勉先生はBLAME!の印象が強く、本作はダンジョンが謎であることや縦階層なタワーであることなんかからなんとなく似た空間っぽさがあって凄くイイ。 純粋なファンタジー(ってなんだろう。SFとかじゃないって言いたいんだけど)であることや、シドニアの騎士でも好評だったであろうキャラクター重視っぽい展開が良い。 そして弐瓶先生だからきっとすごい鬱展開ありそうヤダなぁ怖いなぁって思いながら読むことになるけど今のところ大丈夫(まだ2巻ですが) 相変わらず女子が可愛いのよ、大事よね ※これはキレて魔法を打つ時に剥けちゃう魔法使いちゃん
至るってなんだよ…
ドカ食いダイスキ!もちづきさん まるよのかもめ
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Nano
Twitterでびっくりするほどバズってた最新グルメ漫画。と言っていいのか…?※絶対にマネしないでください。※漫画的表現が多分に含まれています。とかガチめの注意書きいるのでは…?と不安になるほどヤバイ飯を食う系漫画(?)です。 カロリーのオーバードーズって煽りが許されるのがすごい。"至っている"状態の望月さんのモノローグが、作者さん手書きの文字なのがクセになる。というか至ってるってなんだよ…怖いよこの漫画…。 キチ…ではなく、ドカ食い好きな望月さんはヤバくて面白くて、しかもちゃんとご飯のイラストは美味しそうです。内容物やカロリーを考えると吐きそうになるけど…。この漫画読んでればカロリーに気を遣うようになって痩せられるかも?知らんけど…。
凄い漫画
藤崎竜短編集 藤崎竜
クリスティン v
面白い
『ベルリンうわの空』香山哲先生の新作! #1巻応援
レタイトナイト 香山哲
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さいろく
『ベルリンうわの空』香山哲先生の新作はマイナーRPGを彷彿とさせるファンタジーだった。 ベルリン〜で独特かつ魅力的な絵柄で多くの読者を魅了し、電子先行だった?と思うが紙書籍も欲しくなって久しぶりに紙書籍も購入した。 私のチープな語彙力では「おしゃれ」とかしか表現できないがとにかくオシャレで可愛く、気持ち悪そうなデザインのキャラクターですら作中の柔らかい雰囲気で包んでくれていいデザインだなぁと感じる。何にせよどこを読んでいても心地よいのがすごい。 そんな香山哲作品、常に二色刷り(弘兼憲史作品などでよくある、白黒にプラスもう1色使われているもの。多いのは黒+朱色かな?)なのだが、ベルリン〜ではオレンジを基調にしていたところ本作では少し氷っぽい水色のようなアイスブルー(ブルーグレー?)みたいな、とにかく雰囲気がオシャンティでまた良い。 色々と前提となる設定が今回も多く(ベルリン〜と比べてばかりでアレだけど、あちらはドイツで生活する上で日本人には馴染みがないところの紹介があって面白かったがやはり前提がいくつかある)昨今の漫画の中でも珍しくじっくり理解しながら文字も読み込むのが楽しい作品になっている。 早く2巻が読みたいものだ。編集長頑張れー
王子が一途に溺愛
溺愛王子の執愛 いさき李果
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るる
海外出張した先で事件に巻き込まれた八尋を助けてくれた王子様が実はずっと昔から八尋に一途だった話。 あれ?似た設定を最近読んだ気がするけどこちらは異世界では無い。 この2人も幼少期に出会ってる。 王子様は一途なスパダリだけど、八尋はとにかく流されやすい。最終的に自分の気持ちを自覚したけどそれまでは不安定な気持ちのまま流されて王子様が可哀想になった。
真似したら死ぬかも
ドカ食いダイスキ!もちづきさん まるよのかもめ
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野愛
最高の連載がはじまりました!!! おっとりもちもちしたOLのもちづきさんが、とんでもない量の飯を食べるだけ。 大食いの女の子が登場する漫画は珍しくないですが、もちづきさんは大食い(でもあるが)ではなくドカ食いをします。 脂質・糖質の高いものを一気にかきこんで、血糖値を爆上げして失神するみたいに眠る。もちづきさんは“これ”をやっています。 昼間は中田翔みたいなクソデカ弁当を食べ、夜も夜で同じかそれ以上の食事をしているので、食トレか?って思ってしまいます。OLさんて強豪ラグビー部くらい体力使うんだろうね……。 漫画の食事シーンって魅力的で同じものを食べたくなることが多いですが、ならなかったです!真似したら死ぬ!
人外に愛される、孤独だった女の子
薬の魔物の解雇理由@COMIC 真丸イノ 桜瀬彩香
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ゆゆゆ
異世界ではなくちょっと違う次元で、転生でもない。 知らぬ世界で保護され、歌乞いと呼ばれる職につくことになった主人公ネア。 以前の孤独で慎ましい生活より豊かな生活に、いつかは出て行って…という気持ちものびのびに。 歌乞いは魔物(見た目は美しい人間)と契約し、その能力を行使してもらう職能だが、対価として命が削られる。 様々なことが考えられる状況下、先手を打って適当に呼び出した魔物・ディノがどう見ても教わった高位で、削られる命も多そうな、一騒動置きそうな見外見。 数が多くて無難な自称・薬の魔物ということにすることにした。 と、まあ、設定は複雑なのだけど。 ストーリーは端的に言うと、孤独だった女の子が、ぞんざいに扱われると喜ぶ美麗な人外と、彼女を保護する人たちと過ごす日常譚。 ひょんなことから、元王子を男色と勘違いして、ゴリ押ししたり、クッキーモンスターと名付けた美少年姿の魔物を餌付けしたり。 トラブルは起こるけど、幸せそうな日々が描かれている。 モノローグが多いので、淡々とした雰囲気もあるが、ネアとディノの掛け合いを見ていると、賑やかにも感じてくる。
すごい話だ
弟の俤 戸桝有馬
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nyae
※ネタバレを含むクチコミです。
異世界でスパダリ王子が溺愛
おまえは私の妻になれ【単行本版(特典付き)】 小木カンヌ
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るる
※ネタバレを含むクチコミです。
アンチ異世界転生! アンチトラック!! #1巻応援
イセグレ 異世界チート無双 俺TUEEE系イキリ転生者に かませ犬にされ続けたエリート騎士、超グレる。 いづみかつき
兎来栄寿
異世界転生して、努力もなしに「俺TSUEEEEE!!」してハーレムを築き上げるのは陰キャの希望であり夢。 しかし、そんな夢の下で泣いている者もいるという所にスポットライトを当てた物語です。 幼いころから努力に努力を重ねて強くなり、高潔な魂で正義と平和を愛して人々のために戦い続けてきたレトリバー王国の騎士ポメラ。彼が、続々と異世界から現れる転生者のかませ犬にされ続け、努力は決して裏切らない……などということはなく何の努力もしていない者たちが与えられたものだけで無双してすべてをほしいままにしていくこともあるという、残酷な現実を突きつけてくる物語です。 結果、大いにグレてしまったポメラが逆に現実世界に乗り込み、異世界転生の円環を阻止していくという切り口が面白いです。努力なしに強くなる主人公がメインストリームとなっていた昨今において、カウンター的な作品となっています。 「オレはなァ トラック見ただけでイライラするんだよ!! テメェらは一体今まで… どんだけの人間たちを異世界転生させてきたんだ ボケェエエエエエ――――!!!!」 と、木刀でトラックを叩き壊すシーンは声を出して笑ってしまいました。その数ページ後に更に新しいトラックが出てくるところも最高です。何なら、事あるごとに出てくるトラックの天丼でずっと笑います。 チャンピオン系作品なのに、全体的にマガジン系ヤンキーマンガの雰囲気を纏っているところも好きです。 主人公の名前がポメラなのも、ポメラニアン好きとしては応援してくなるポイントです。 異世界転生させるトラックを破壊するカタルシスを味わいたい方にお薦めです。
才能だけでは、どうにもならない、パトロンの大切さを教えてくれる。
いつか死ぬなら絵を売ってから ぱらり
干し芋
1巻読了。 清掃の仕事をしながら、ネカフェで生活している一希は、養護施設育ち。 大抵のものは、窓の向こうにあって手に入らないと思って生活している。 一希は、小さい頃から絵を描くことが、日常で、描かずにはいられないと自覚しているが、それで食べて行こうとは思っていなかった。 透に出会うまでは・・・。 美術品の価値は、専門家でなければ分からない部分の多い。 その裏側を垣間見ることができて面白い作品。 才能も、お金がないと萎んでしまうし、評価してくれる人がいないと価値が見いだされない、出会いが人生にとってどれだけ大切か思い知らされる。 これから、二人の関係性も気になるところ。 一希の作品は、透というパトロンを得てどのように変化していくのか、楽しみである。
WEB連載で読んだ中でもお気に入り
三角兄弟 トキワセイイチ
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さいろく
最近話題のレーベル"路草(みちくさ)"で連載されている『三角兄弟』。 めっちゃ面白いし、雰囲気もふわふわしてて好き。
天才少女と解き明かす世紀の難問 #1巻応援
神にホムラを ―最終定理の証明方法― ヨシカゲ
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兎来栄寿
『口移しの魔女たち』、『モナリザマニア』のヨシカゲさんが新たに描くのは数学マンガ。 300年以上もの長きにわたって誰も完全な証明はできなかった「フェルマーの最終定理」をテーマにした物語です。1話を読んだときからずっとワクワクして、毎回楽しんでいます。 フェルマーの最終定理の証明に取り憑かれた日系人のアンディ・ホムラが、9歳の孤児である女の子の天才的な数学の素養を見抜いて彼女を引き取り、力を合わせて数学史上屈指の難問に挑んでいこうとします。 数学上の未解決問題、人類の知の真髄がそこにあって心躍りますよね。謎は超大であればあるほどロマンがあります。フェルマーの最終定理も解かれるまでは、その最たるものでした。 ラマヌジャンから取ってラマと名付けられたその少女が、誰から学んだ訳でもなく自ら構築したであろう思考と理論に基づいた大量の記述から溢れ出る圧倒的天才性に、そしてその才気を使って超大な謎に挑んでいくさまにワクワクします。 数学というと理知的なイメージがあるかもしれませんが、ときに泥臭く、ときに狂気的な立ち居振る舞いがなされ、タイトルが回収されていく瞬間も熱いです。 1951年が舞台ですが、史実では1955年に谷村-志村予想が出てくるのでそこにどう繋がっていくのかという点も楽しみです。 メインのふたりを取り巻くサブキャラクターたちも立っていて、題材的には数学ではありますが数学にあまり興味がない人や得意ではない人でも楽しめるであろう内容です。
結婚相手が転生して生活激変するパターン
【単話版】昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが?@COMIC 風見まつり
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ゆゆゆ
死に戻り転生して、破滅フラグをバシュバシュと斬り捨てるストーリーはよく聞くけども。 高熱に倒れて回復した結婚相手が、その状態になっていたら。 あらすじで、おもしろい設定だなと思い読み始めた。 結婚相手の態度が変わりすぎて、正直すぎるNew侍女も相まって、全般ギャグである。 恋愛ものなのに。 甘すぎる言葉に甘すぎる対応、やっていることは「糖度高め」と書かれそうな内容なのに、ギャグである。 魔法も出てこず、バトルも主としてはないのに。 これは、バラに宝石を仕込んだせいか、すべて真面目に受け取る公爵の性格のせいか、かつての性格とのギャップのせいか。 そして、主人公はろくでもない対応を受けていたのに、結婚相手をまるごと受け入れていて、聖女である。 公爵いわく、天使いや女神、いや神。 聖女なんてものじゃない。 主人公の描写をしようとすると、脳内に公爵のセリフがリピートされる癖強っぷり。 ちなみに、お惚気公爵が転生したきっかけが気になって、小説家になろう原作も読みに行ってしまった。 コメディタッチな本編と打って変わって、やるせなかった。
病院は何のために行くか
最後の医者は桜を見上げて君を想う 八川キュウ 二宮敦人 syo5
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ゆゆゆ
今より良くなるために行く。 病院を舞台に、三人の医師が三人の価値観で終末期に至る患者と接する漫画。 「死」が目の前に見えていたら、どうするのがいいんだろう。 良くならない。緩和しかない。全部良くなるには、奇跡にかけるしかない。 病は弱った体にかけめぐり、逃げる余裕を与えてくれない。 逃げようとしめも、猛スピードで死は追いかけてくる。 桐子のように、死ぬことを選択肢に入れてもいいんじゃないかと思っていたけど、子に対して「ただ、居てくれればいい」と本人の意思にそぐわぬ延命を希望してしまうかもしれない。 居ることが苦痛を伴うことと聞いていても。 そして、その桐子も身内となると「自分らしい生き方死に方」でなく、「より長く生きること」を身内に対して無意識に望み、混乱した。 難しいな。 やり直せないから、何がベストかなんてわからないもの。 表紙とタイトルとラストシーンがつながって、噂に聞いた通りきれいだなと読み終えて思った。
活発なモブ
超鈍感モブにヒロインが攻略されて、乙女ゲームが始まりません@COMIC 久松ゆのみ
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ゆゆゆ
それはモブなのか。サブキャラでは。 イレギュラーで存在しているとはいえ、活発過ぎるのでは。 ファンディスクや続編で攻略ルートを作られるレベルでは。 ゲームの印象とはガラッと違う、血の通った顔面偏差値高すぎなキラキラ男キャラクターたち。 彼らの悩みは男友達ができないこと。 その心の隙間をイレギュラーで存在している主人公が埋めていく。 ゲーム中はヒロインにしか溶かせなかった攻略対象者の心を次々と溶かしていき、もとい攻略して、男同士の友情を育み、高校生活を恋愛ズブズブ抜きで過ごしている様子は、乙女ゲー準拠のストーリーを見ているより楽しいかもしれない。
セボンスターはいつだって欲しい
今日、駅で見た可愛い女の子。 さかなこうじ
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野愛
偶然会った可愛い女の子をひたすら眺めるサラリーマンってどうなんだ???って思ったけど、そういうんじゃないんですね。 女性的な記号としての“可愛い”ではなく、ポップな色合いのお菓子屋さんとかキラキラしたアクセサリー屋さんとかアニメやファッション誌を眺めるような感覚の“可愛い”がありました。 最新の可愛いばかりではなく、ミルキーペンとかスイマーとかセボンスターとかある一定の世代を完全に仕留めにかかってます。 今では性別なんて関係なく可愛いものは可愛いと言っていい空気がありますが(当たり前すぎる)、つい数十年前まではそんなことなかったので亀山さんが“可愛い”に憧れる気持ちはわかる気がします。 ふわふわの動物や甘いお菓子に心癒されるのは男女関係ないのにね。 とりあえず最新のセボンスターを買いに行きたくなりました。
男子高生、クズ従姉妹をプロデュース #1巻応援
平成敗残兵すみれちゃん 里見U
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兎来栄寿
『八雲さんは餌づけがしたい。』、『マリア先生は妹ガチ勢!』に続く里見Uさんの「お姉さんと少年」系最新作です。 前連載の『八雲さん』の1話を読んだときには里見Uさんの覚醒を感じ、実際に長期連載の人気作品となりましたが、この『平成敗残兵すみれちゃん』の読切版を読んだときもまた別ベクトルで里見さんのポテンシャルを感じました。 そして、そのポテンシャルは現在の連載部分で最高潮に発揮されています。『八雲さん』では作品内容的に描けなかったことを、この『すみれちゃん』の方で思う存分解き放っているように感じます。 31歳の元グラビアアイドルのいとこ・すみれを、同人アイドルのコスプレイヤーとしてプロデュースして売っていこうとする高校生の雄星。実に『ヤンマガ』らしいと思うのは、里見さんの魅力的な絵で描かれるすみれちゃんの恵体もさることながら、その性格のクズっぷりです。酒・タバコ・ギャンブルに溺れ、金遣いも壊滅的。時折、人としてのモラルの低さを露呈していくところが逆に魅力的です。 『ヤニねこ』などとの親和性の高さを感じさせますが、里見さんは『ヤンマガ』という媒体に的確にアジャストしたのか、それとも本質的にマッチしているのか。その回答は、おまけマンガに如実に表れています。 サブキャラクターも魅力的で、芸能プロダクション社長のファムファタ任三郎は登場から強烈ですし、雄星に好意を寄せるオタク女子のひよりの想いの行く末も見所のひとつです。 そして、基本的に破天荒に進んでいく中でも ″信頼ってのは勝手にできるものではなく 急造でも作ろうとする事が大事なのだよ″ といった名言がたまに飛び出すのが里見さんの作家性の良さが出ているところで好きです。1話の最後を見れば、この物語に期待せずにはいられません。 すみれちゃんと雄星は、果たしてどこまで駆け上がれるのか。道中のドタバタも楽しみながら、追っていきたい作品です。
たらちねジョン先生新作読切
ムール貝のルール たらちねジョン
名無し
とある青年・安藤が友人関係で悩み、勢いで初めての海外旅行(ベルギー)へ。コーディネーターを頼んだ男・木貴須がかなりぶっきらぼうだったが、その旅で青年の悩みは解消するのか…な話 本編読んだあとあらすじ読んで、コーディネーターの男のほうが主人公だったのか!?と混乱してしまった。もしかしてたらちね先生の過去作に出てたりする…? いずれにしろ、この木貴須という男を主人公に連作短編みたいなのがあっても面白いと思いました!読切だけで終わらせるのは勿体ない男です。
嫌なものは嫌だよね
下 キズス
名無し
※ネタバレを含むクチコミです。
作品タイトルは序盤部分。
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC 家守まき
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ゆゆゆ
サブタイトルは冒頭。 冒頭は現在にあたるところで、その後、作品タイトルに至るまでの回顧が描かれる。 幸せそうな過去に思えていたのに、徐々に足元が崩れ落ちていく感覚。 姉妹で同じ男を好きだったと知るのは、妹が選ばれていたと見てしまったとき。 その後、好きな男に請われ、妹の身代わりになって死地へ向かうことに。 研究として行きたいと同僚に言ったことはあるけど、身代わりとして。 でも主人公が身代わりとならず、妹が異界へ行っていてもうまくいかなかっただろうし、姉と違い、聖剣がついてきてくれないから、妹は死んでいただろう。 さらに主人公は異界でさくっと死ぬかと思いきや、見た目そのまま40代へ突入。 これもひとえに自分のおかげだと、ついてきてくれた聖剣はいう。 ご令嬢なのに、強かに生きる主人公ウィステリア。 年齢は経たものの、心の奥底は初恋実らなかった10代後半当時のまま。 死んでないから今日生きているを繰り返している。 そんな出入り自由にすること叶わぬ異界にやってきた初恋の人そっくりな、失礼な男。 この男、実は… 恋愛モノなんだけど、単純なハッピーエンドにはならなさそうな人間関係。 ドロドロっすなあ、と思わずつぶやいてしまう。
こ、これは…大傑作じゃないか!!
パペラキュウ 松永豊和
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かしこ
いつの間にか完結していたパペラキュウ。面白かった〜〜〜!!!!なんで誰も読めって言ってくれなかったんだ…。最初はゆるい日常コメディみたいな感じなんですが、第7話からストーリーが急変します。そこからはもう最後まで一気でしたね。時間を忘れて読みました。 パペラキュウは一見すると人間と変わりないですが、頭部から蟹の足のようなものが生えていて、人間がパペラキュウに感染するとパペラキュウになってしまうのです。そもそもなぜパペラキュウは誕生したのか?など、読者が知りたいこと全てが描いてあるから面白いです。ぜひネタバレなしで楽しんで頂きたい!! 邪宗まんが道もそうでしたが、この作者さんは個人で描かれた作品の方が面白いですね。どこまで構想されてから描いてるんだろう?読んでる分には途中で思いついたアイディアもふんだんに取り入れてそうな気がする。だから独特な面白みが生まれるのかな。
再ギロチン回避のために、叡智のポンコツ王女が奔走する
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~@COMIC 杜乃ミズ Gilse 餅月望
ゆゆゆ
ギロチン回避と保身しか考えていない、腹黒ポンコツ姫様なのに、ポンコツ故に勘違いして、勘違いされて、結果オーライ?! 勘違いやり取りがおもしろい。 考えていることは違うのに、結果的に行動は最善の方向へ。 間髪入れず起こるので、さらにおもしろい。 こんなストーリーとは思わなかった。 さらに、かわいらしい通常イラストと異なる、裏の顔を見せるデフォルメ顔はまるで、『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~』の絵柄のような、人を小馬鹿にしたかんじもとても良い。 好きな男のために奮闘する第二部?も楽しみ。 指針がないから、どうなるんだろう。
初見の時点で、タイトルが不穏だと思ってしまいました。 #読切応援
お前なんか拾わなければよかった 鉄一
名無し
ストレートなタイトルから「毒親もの」をメインテーマにした読切だと思ったら、まんまと騙されたw 主役2人の複雑な関係と「本当の幸せ」をたった10ページで描ききっています。 この2人が現在に至った経歴をもっと知りたくなります。 「作品トレーラー部門」に選ばれた漫画作品でもあるから、出来れば連載化してほしい…!
過去から、空想から抜け出す勇気。
エア彼 大久保ヒロミ
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Pom
園城寺リア不二子、見た目は仕事もできるバリキャリ女子っぽいけど、過去にいじめられたこともあり、実はものすごく繊細な女の子。 何となく気持ち分かる、現実から逃げたい時に寂しい時に自分を救ってくれるものあっても良いよねと。 それが、リアちゃんはエア彼ツトムくんだった訳で。 自分を好きでいてくれる人が現れることで、リアちゃんも変化していくんだけど、いじめられたトラウマがあるから信じられなくて前に進められないのも、分かるなぁ。 トラウマはきっと誰にでもあるから、そこから踏み出すのはものすごい勇気で、リアちゃん凄く頑張ったなぁと勇気付けられる作品でもありました!
頭の中お花畑な中世風ファンタジーかと思いきや
運命の番?ならばその赤い糸とやら切り捨てて差し上げましょう@COMIC 南澤久佳 iyutani 音無砂月
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ゆゆゆ
貴族による治世が終わりかける直前の世界。 違う種族(人種)への差別。 「運命の番」という、宗教や信条ともいうべき存在を心の何処かで信じている人々。 お姫様が王様に出会って、「おお、運命の番よ」といちゃいちゃする話かと思ったら、そんなことはなく。 背景的にもそんなことはなく。 王様も、本物の番様も、暗い過去を背負っていて。 王妃となった主人公も、そんなものは求めておらず。 あらすじにある、「痛快!国盗りファンタジー」という言い方は最もだと思った。
オメガバースの育児BL
ただいま、おかえり いちかわ壱
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るる
アニメを見て大人買い。 既に見た内容で分かりやすかった。 オメガバースの設定が実は嫌いなので手を付けずにいたけど、その設定を詳しく掘り下げた内容ではなかったから環境差別ありの育児BLみたいで受け入れられた。 (でもこの作品以外はやっぱり無理) かがやくひ 弘と真生の親族関係。 弘の両親は差別意識がないとは言えないかもしれないけど、真生のことは認め過去も謝るほどの関係に。 真生の従兄弟は自覚なしで真生のことほんのり好きだったのかな。 またあした 松尾家の双子が初登場。 父子家庭の新しいご近所さん、望月家も初登場。 望月さんは逆差別意識があったけど、似た思いをしてきた真生が今度はそこをサポートできるまでに成長していた。 そして祐樹が松尾さんを意識し出した。 ひとやすみ 松尾さんと祐樹がとうとう! うん、お似合い! はれのひ 輝とみちの初めての喧嘩の原因はどんぐり。 微笑ましいーーー! せっかく両思いになったのに「運命の番」について悩む祐樹。 長いこと弘と真生を見てきた松尾さんは器デカくて優しい。 後半は弘と真生が結婚する頃のゴタゴタについて。 とても感動的で続きが楽しみ。
実録!シーフードを飼う男の感想 #推しを3行で推す
実録!シーフードを飼う男 そにしけんじ
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マンガトリツカレ男
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 多分昔に買って読んだが今回全く内容を忘れている状態で読んだが面白い。ペットショップで生き物を買うのではなく、食料品売り場で売っている生きている食べ物を買って飼う男の話 ・特に好きなところは? ナマコ、タコあたりのわけわからなさ・・・ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 夜寝る前に読むのには最高のマンガだった
ミスター味っ子IIの感想 #推しを3行で推す
ミスター味っ子II 寺沢大介
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マンガトリツカレ男
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ イブニングでずっと読んでいたが今回久しぶりに読み返したが8巻ぐらいまでは好きかな。 ・特に好きなところは? 「前日にカレーを食べたばかりだったから」が理由で負けるところと寺沢大介のキャラのオールスター感がある。『喰わせモン!』空山海とか出ていたんだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! この記事を読めばいいとおもいます。 https://manba.co.jp/manba_magazines/23472
初恋のお隣のお兄さん
キスで溶かしたそのあとに まさき茉生
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るる
甘々!両片思いで同居がスタートなのでそのままイチャイチャ。 友人兄の瑞基のイケメンっぷり! イラストもとてもキレイ。 あまり周りの人達は出てこなくて瑞基と紘2人の絡みがメイン。
カエル好き女子とカエル苦手男子のラブがコメ #1巻応援
気になるあの子はカエル好き 松本勇祐
兎来栄寿
みなさんはカエルは好きですか? 苦手ですか? 私は矢口高雄さんのマンガを読んで、幼いころ若干トラウマになりかけました。ただ、故郷では伝承によりカエルは神聖な生き物とされていて、毎年6月には街がかわいいカエルで溢れ返り、カエルの乗ったお神輿も担がれるというイベントもあるお陰で今では親しみを感じています。 ただ、義母は大の苦手なので『ダンジョン飯』のカエル回でも見ようものなら卒倒してしまいそうですし、このマンガも残念ながら薦めることはできません。 でも世間でも一定数はいますよね、カエル好きの方。そんな方にオススメなのが、この『ak-69の泣きメシ』や『やみきんっ うしじまきゅん』の松本勇祐さんが描く、カエル愛に満ちたカエル女子ラブコメディです。 カエルが大嫌いな男子・純平と、カエルが大好きな女子・薫。彼らふたりが、カエルの飼育係という接点を持つことによって間柄を深めていきます。 「喉が膨れるのがかわいい」「ぴょんと跳ねるものかわいい」「肌の光沢がいい」など、カエルの魅力を嬉しそうに語る薫とそれをまったく理解できない純平。カエルが好きな人も、苦手な人も共感できるであろう視点が並立しています。 カエルは苦手なものの、薫とお近づきにはなりたい純平の葛藤、その上でコメっていくラブが見どころです。微笑ましく、心温まるやり取りがあります。 個人的には、蛇好きなサブキャラクターの黒髪ロングストレートの紗那先輩がかわいすぎて辛いです。高跳びの選手として格好良さも持ち合わせているのがいいですね。幼い頃に読んでいたら、癖を開花させてくれそうです。 薫が正ヒロインすぎて紗那先輩ルートはないと思いますが、今後も活躍を楽しみにしています。
「横浜黄昏咄咄怪事」感想
横浜黄昏咄咄怪事 吉川景都
ニーナ
怪異がうじゃうじゃ出てくる割に、ポップ(笑)な描かれ方なのでそこまで恐怖を感じず気楽に読める。 とはいえ、東條リアムの身に起きた都市伝説に纏わる出来事はわりと深刻な事態なんだよな。加賀美先生のまだ明かされてない過去も気になるわ。
カバー下がかわいいです #1巻応援
ナヴィガトリア 押石和佳
兎来栄寿
「ナヴィガトリア(最高指導者)になれなければ、死あるのみ」 というサスペンス性を軸に、独特の設定を持ったSF学園ストーリーです。単行本の表紙も不思議な感じですね。 小説も映画も音楽も芸術も自由恋愛も禁止のムジンコ共和国で生まれ育った鳳凰學(ほうおうまなぶ)が、初恋の幼馴染ヒナと平和に穏やかに暮らせる国を作って迎えに行くことを目的に、各国から100名の若者たちが入学しナヴィガトリアを決める地球初の植民星のデメテール学院で頂点を目指す物語です。 同じくナヴィガトリアにならねばならない理由を持つデメテール人で成績1位のナヴィや、絶対に裏があって怪しいアイダン、最悪の侵略国家ドンモス大帝国の李虚淡(リコタン)、他にも個性溢れる各クラスのリーダーたちなどどんどん登場してくる濃い面々によって一触即発の学園生活が描かれていきます。 ムジンコ共和国人である主人公は、他の有力な国々に比べると見劣りする人材ですが、それでもジャンプらしく愚直な努力を重ねていくことで勝利を目指していく姿は熱いです。世界設定やキャラクターは尖っていますが、根底にはシンプルで強い動機があるのが話への乗っていきやすさに繋がっています。 特殊な課題なども出されていきますが、それをどうやって乗り越えていくのか。果たして、ヒナとの安寧の日々は訪れるのか。 余談ですが、単行本のカバー下に大量に描かれた動物たちがとにかくかわいいです。こっち系統に特化した作品も見てみたくなります。
待ちに待った大横山飴の新作
花の在りか 大横山飴 mgr allergen0024
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かしこ
割と時系列が複雑なので2回目を読んで理解したところも結構あります。上巻は三ツ郎視点で、下巻は真帆視点なのかな。2人が喫茶店で会話するシーンなんかはそれぞれの記憶が元になってるからか微妙に言動が違うのが面白い。 非常に淡々とした作品だけどそれが不思議と心地よく感じられます。三ツ郎と真帆と先生の3人の関係が絶妙に絡んでくるんだけど結局は何も起こりません。それが太陽の周りを複数の惑星がぐるぐると回りながら近づいたり離れたりするのと似てるなと思いました。 あの日に先生と会わなければ三ツ郎と真帆は離れ離れにならなかったかもしれないなと思わなくはないけど、でも彼らはすれ違ってもまた出会える、しかもより良い形でそれが実現するんじゃないかと淡い期待を自分は感じました。
転生×殺人ミステリー×恋愛 漫画
まだ間に合う!明日処刑される悪役令嬢ですけど、スチル回収だけはさせてください! 奈院ゆりえ マチバリ きゆめぐり
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パイナップル
アルフリート👨が可愛くて仕方がない。 ミステリー要素は中途半端だったな〜。
こんな先生がいたらファンになったか毛嫌いしたか、どっちだろう
メンタル激強保健医の力技カウンセリング 霰屋
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ゆゆゆ
めんどくさい思春期の子どもたちには、これくらいめんどくさい性格の先生が相談相手にはちょうどいいのかもしれない。 先生は「ここであーだこーだ言っても、地球全体から見たらちっぽけなことよ」という考えがベースの回答をしているらしい。 マンガの展開には乗せられ、日常では視野が狭くなりがにな自分には分かっちゃいるけど、言われなきゃ分からない点が多々。 先生の回答に、チコちゃん的な衝撃を受ける。 説教くさくてうるさいなーと思う気持ちは、先生の「あ、それ先生が言っちゃう?」という回答で飛んでいき、次の話を読んでしまう不思議スパイラル。 それから、先生が白衣を脱いでイメチェンしたシーンでは、チャラい!よりも、眼の前の生徒を飛び越え「お前らこういうの好きだろう?」と読者向けに言われた気がして、この先生は恐ろしい…と思ってしまった。
愛し愛されて生きるのさ
結婚まであと○センチ。 湯切優
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野愛
子どもの頃は泣き虫で守られてばっかりだった男の子が、成長して逞しくなって女の子を守れるようになってめでたしめでたし……だけが正解じゃないんですよね。 守る守られる強い弱い男女みたいに白黒つけなきゃいけないことなんかないし、手を繋いで支え合って対等に愛を語るのが美しいじゃないですか! そうわかってはいるけれど、好きな人より強くありたいとか弱いままでいたくないという気持ちもわかります。やっぱりいいところだけ見ていてほしいし頼られたいもの。 この感情を「わかるわかる」だけで片付けず、それは愛なの?ただのプライドじゃない?と問いかけてくるのが素晴らしい。 健やかなるときも病めるときも……の言葉の意味を身をもって理解した2人が美しいです。 単純に大きい女の子が好きな人にもおすすめ。
主人公がおじいさんになるだけで、雰囲気が違う
じい様が行く 彩乃浦助 蛍石
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ゆゆゆ
ストーリーはよくある異世界転生もの。 主人公強強&現代の知識を異世界へ持ち込んで云々。 なのに、のんびりとした独特の雰囲気が放たれている。 悪いやつを見て「許せない!ぬおーっ!!」でなく、「ふんふん。ひょい。ふんふん」のような感じ。 転生して10歳若返らせてもらったとあるけど、それでも70代。 体が不調もなく動いていた頃というけど、60代じゃなくて70代でその感想とは、もともとが非常に健康な人だったんだなと思った。 それから、異世界で長々と生きるつもりもないんだろうなとも思った。若返るとそれだけ寿命も伸びるわけで。 周囲の主人公に対する反応も、年寄りだから侮る、年寄りだから耄碌していると思う、年寄りだからこその知を尊敬するなどいろいろ。 緩やかに受け入れてもらえているところが好ましい。 さらに絵面は基本じいさんで、ハーレムな展開にもならず。 なかなか落ち着いて読むことができる漫画と思う。
日々を書き留めるっていいなぁ。
あかちゃんのドレイ。 大久保ヒロミ
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Pom
この物語に出てくる長女・ヒヨ子と次女・雛子。どちらもとても可愛らしいのです。 が、ママはとっても大変!想像と違うはまさしくその通りだなと思う。 時代は本当に変化したけど、育児の根本的な所は変わらないんだなとこの作品を読んで、しみじみと思った。そして少し肩の力が抜けた様な気がした。 クスッと笑えるけど、家族への大きな愛情しか感じなかった素敵な作品で、ホッコリとした気持ちになりました。
「歴史」が好きな人なら手に取らない理由がない傑作!
ふしぎの国のバード 佐々大河
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ナカタニエイト
<ログライン> 明治初頭に日本を旅し記録する女性の物語。 <ここがオススメ!> 実在人物である「イザベラ・バード」の「日本紀行」をベースにした物語。 いま、自分たちが住んでいるこの国の過去のお話。 「生きること」が今よりもずっと大変だった時代で、「日本」といえど異文化とも言えるような状況を主人公バードの目を通じて眺める。 バード女史の真っ直ぐな瞳と魂が、僕には気付けないであろう、そこにいる人々の強さと優しさを見せつけてくる。 記録に残すことの意義を見せつけられる傑作。 <この作品が好きなら……> ・へんなものみっけ! https://manba.co.jp/boards/79053 ・乙嫁語り https://manba.co.jp/boards/10108 ・絶滅動物物語 https://manba.co.jp/boards/138405
ちょっと怖くて考えさせるSF漫画です。
俺たちの面白いは操作されている 澄ヒビト
名無し
すごいバランス感覚だし人間の心理的にも設定的にもリアリティを感じる作品でした。 タイトルの「俺たちの面白いは操作されている」を深読みすると、ちょっと怖く感じるシーンがありますが読んで良かったです。
転生×恋愛
悪役令嬢の取り巻きやめようと思います 不二原理夏 星窓ぽんきち
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パイナップル
悪役令嬢ならぬ、モブの取り巻きに転生した40歳の女性の話。 恋愛物なので、転生先に変わりあれど、よくある転生話と変わらず王子様とくっ付く。 4巻以降の他国でのミカエル王とのロマンス、いるかなー?唐突だし、全く感情移入できないストーリーでした。
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