王子様に守られるだけのお姫様じゃなくて
※ネタバレを含むクチコミです。
子どもの頃は泣き虫で守られてばっかりだった男の子が、成長して逞しくなって女の子を守れるようになってめでたしめでたし……だけが正解じゃないんですよね。
守る守られる強い弱い男女みたいに白黒つけなきゃいけないことなんかないし、手を繋いで支え合って対等に愛を語るのが美しいじゃないですか!
そうわかってはいるけれど、好きな人より強くありたいとか弱いままでいたくないという気持ちもわかります。やっぱりいいところだけ見ていてほしいし頼られたいもの。
この感情を「わかるわかる」だけで片付けず、それは愛なの?ただのプライドじゃない?と問いかけてくるのが素晴らしい。
健やかなるときも病めるときも……の言葉の意味を身をもって理解した2人が美しいです。
単純に大きい女の子が好きな人にもおすすめ。
大好きなあの子を守るために強くなった総司。しかし久しぶりに彼の前に現れた大好きなあの子は、まさかの成長を遂げていて…!?