【掲載誌】 モーニング2018年2・3合併号(2017年12月14日)に掲載 【代表作】 『黒博物館 ゴーストアンドレディ』 『双亡亭壊すべし』 【受賞歴】 『うしおととら』 第37回 小学館漫画賞 少年部門 受賞 『うしおととら』 第28回 星雲賞 コミック部門賞 受賞 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/ufujitakazuhiro
おもしろい
【掲載誌】 月刊コミックビーム2018年1月号(2017年12月12日発売)に掲載 【代表作】 『人生山あり谷口』 『ランチの憂鬱』 【公式ページなど】 コミックビーム OFFICIAL WEB SITE https://www.enterbrain.co.jp/comic/comicbeam/index.html Twitter https://twitter.com/nco0707 Instagram https://www.instagram.com/nco0707/
良かった点 ・細かいことを気にしているのがバカらしくなるくらいの面白さ ・後半に行けば行くほど大暴れ 総評 ・原作者がいない時のかざま先生はまさに「鎖を噛み切った野獣」の面白さがある
実はミステリー作家だった西尾維新先生、面目躍如とも言えそうな短編ミステリー。河下水希の作画も相変わらず本当に素晴らしいです。 河下先生の代表作「いちご100%」と同様美少女がいっぱい出てくる読切でしたが、群青にサイレンやてとくち等を経てぐっと画のパワーが増した感じがします。特にあざとさがすごい!w 河下先生の画によって、西尾維新の新たな魅力が垣間見れた気がします。絵付きの西尾作品で一番漫画的であざと可愛いかったんじゃないですかね。
「ばらかもん」とは方言で「元気もの」という意味だそうな。 書道の話をベースにした「ほのぼの日常系ギャグ」といったマンガでしょうか。日常系というと他にもいろいろありますが(「のんのんびより」や「よつばと!」など)、書道の話が根っこにあることでストーリーが引き締まっている印象です。 書道界の家元の後継ぎ、かつ、若き新鋭として名を馳せていたが、入賞作品をその道の重鎮に酷評されて逆上してしまった「半田清舟」という青年が主人公です。本名は「半田清」。色々悩みを抱えて田舎の島に来るわけですが、天真爛漫純真無垢な「琴石なる」を初めとする島の住人たちと交流することで、次第に荒んだ心が解けていき、少しずつ成長し、書の新しい境地を拓いていきます。そんな成長物語ですが、もう島の生活やパワフルな住人とのやりとりを見ているだけで気持ちがほんわかしてきちゃうのです。荒んだ心も洗われます。 こんな生活を送ってみたいなーという気分になりますよ!
全巻読んだ 応援団との喧嘩あたりまではすごい好き。特に好きな回は ・ミツルの結婚式でのテツの挨拶 ・花井拳骨の賞授賞式でのテツとの相撲 ・ジュニアと小鉄の決闘 ・ヒラメの相撲 ・テツが主催の鑑別所同窓会 かな 小学生の時読んでも面白かったが、年取ってから読むとより面白いな。 応援団との喧嘩以降は同じような話は続いてあんまり記憶がない... 最終回の記念写真はよかった
名門 聖蹟高校サッカー部に、ひょんなことから入部した 柄本つくしがサッカーに夢中になっていき仲間たちと成長していく物語。 ベタ中のベタ、王道中の王道の設定と内容。 でも、最高!!!!!!!!余計な言葉いる!?いらなくね?いらないですよね? この作品は、展開のリズムがすごく気持ちよくて、 うぁ〜〜〜〜って叫びたくなるタイミングで、風間くん(主人公の親友、もはや主人公ばりの活躍)が選手交代で入ってきたり。 そのリズム感にやられて、気づけば全巻一気読みをリピートしてしまっている自分がいます。 特に、キャプテン水樹の「全国だ」のシーンは何度読んでも痺れます。 読み終わった時に、 あ、おれ聖蹟の一員じゃなかったわ これ漫画だ…って勘違いするほど 熱くなります。 また全巻一気読み、します。
※ネタバレを含むクチコミです。
蓮古田二郎先生のしあわせ団地を愛読していました。 哀愁と艶気漂う画は今も健在で、懐かしい気持ちで読みました。 本作をきっかけに、再起を祈念しております! 近代麻雀連載中「鉄鳴きの麒麟児」塚脇永久先生のツイッターで知りました。
これぞ萌え×燃え。絵が上手いだけでなく綺麗なので、可愛さとサッカー漫画としてのクオリティどちらも満足度高いです。絵柄が微妙にレトロなのがまたいい味。 サッカー漫画って作家の個性や得意分野が出まくってて読み比べるだけで楽しいんですが、「マイぼーる!」ではテクニカルな足技や闘志むき出しな表情がすごく魅力的。淡泊にサクサク進む「さよなら私のクラマー」とは対極な感じw 求道者的にサッカーを極めていくBeBluesやアオアシ、人生やサッカー界をとりまくすべてに目を遣るジャイキリやフットボールネーション、青春の1ページとしてのサッカーを描くDAYSやシューダンなど様々ですが、言うなればマイぼーる!は熱血おっぱいフットボール漫画でしょうか。これに続く作品も是非見たいですね
お爺さんなのにシュッとしててキマってて素敵…しかも教授で知的。そんな先生に憧れをいだく根暗で地味女な大学院生が主人公。はたしてロマンスに発展していくのか… 教授は昭和元禄落語心中の八代目八雲とか火ノ丸相撲の駿海と近い系統のイケメン爺ですね。
深夜食堂はずっとファンで読み続けてるけど、どの巻も味があってとてもおもしろいです。 一度でいいから、あのカウンターでマスターの作るあの味を食べてみたい!!
いつも美味しそう
赤目、最高!!
ウザさキモさが面白い!ヲタ女マンガでここまで美化せず逆に気持ち悪さを爆発させてる漫画は珍しいのではなかろうか笑。 まずとにかくモノローグがうるさい!Twitterやコピペで見る腐女子そのもの。空知英秋先生は「自己肥大」と称していたっけ。 あとなにより腐女子という主人公が、「自虐」「ハイテンションギャグ」と相性良すぎ。気づけば変顔を求めてページを捲る自分がいる…
良かった点 ・いつも通りの新田たつおのマンガの感じでいい 総評 すごい面白いといわけではないが、読み始めるとなぜか最後まで読んでしまった。これが新田たつおの真骨頂だな
【掲載誌】 ビッグコミックスペリオール2018年第1号(2017年12月8日発売)より連載開始 【代表作】 『GANTZ』 『いぬやしき』 【受賞歴】 『変』 ヤングジャンプ 青年漫画大賞 準入選 【公式ページなど】 奥浩哉 Twitter https://twitter.com/hiroya_oku?lang=ja GIGANT公式 Twitter https://twitter.com/gigant_superior
医療を題材にしたマンガは久しぶりに読みました。 恐怖が身近なところから広がっていって恐ろしいです。 終わり方次第でこの作品の受け止め方が変わりそう。続きが気になります。
浦安鉄筋家族の浜岡賢次のゾンビ漫画。シリアスな展開はなく読みやすいです。ひかりは唯一人の生き残りなのに楽しそうに生活しており、ゾンビを楽しそうに倒すので、むしろゾンビに同情してしまいます。 ただ、ゾンビの体が腐って脆くなった描写がリアル。ここだけ不気味さを感じました。
素材が素材だけに料理がおいしそうに見えても食べるのを躊躇ってしまう気持ちがよくわかる。 また「モンスターを料理する」という目新しさで話題になったが、ダンジョンの設定がきちんと練られているので、ダンジョンを冒険するマンガとしても面白い。
原作の久住昌之のアクの強さを、谷口ジローの絵がうまく中和していい味を出している。 また、旨い飯を食ったときのリアルな表情がいい。1人での食事だから誰かと旨さを分かち合えるわけでもない、そんな微妙な顔。
「この2人はどうなってしまうんだ」とドキドキします。2人の仲を引き裂こうとする常識や社会観念が、実の父親は近所のおばちゃん、ときには自分自身として姿を表します。きっと報われないだろう、でも、報われてほしいと思ってしまう。最後まで目が離せません。
マキバオーってリアル競馬好きが読んでも納得の一冊です。 あしたのジョーへのオマージュが最高です。 チョウベイの最後のシーンは泣けます。 白いキセキをぜひ体感してほしい。
【掲載誌】 BE・LOVE2017年24号(2017年12月1日発売)より連載開始 【代表作】 『すくってごらん』 『おとむらいさん』 【公式ページなど】 BE・LOVE http://be-love.jp/kc/soratobutire/ Twitter https://twitter.com/noriko_ohtani
原作は「僕たちがやりました」の金城宗幸。作画は「アイアムアヒーロー in NAGASAKI」のにしだけんすけが担当している。2人の良さが出ているマンガ。 僕は壊人に自分の中の嫌な部分や、街中で見かける迷惑な人の姿を投影して読んでいる。そんな壊人たちが蛇ヶ崎のジャガンで盛大にぶっ放される瞬間、カタルシスを感じる。
【掲載誌】 グランドジャンプ2018年No.1(2017年12月06日)より連載開始 【代表作】 『予告犯』 『マンホール』 【受賞歴】 『有害都市』コミック評論家・ジャーナリスト協会賞 最優秀作品賞 受賞 『有害都市』第20回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞 【公式ページなど】 グランドジャンプ http://grandjump.shueisha.co.jp/manga/noise.html STUDIO221 http://www.pn221.com/
【掲載誌】 週刊ヤングジャンプ2018年No.1(2017年12月7日発売)より連載開始 【代表作】 『ブルーフォビア』シンマンGP2017 https://tonarinoyj.jp/episode/13932016480028986326 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/turu_yosi pixiv https://www.pixiv.net/member.php?id=2741482 Tumblr http://turu-yosi.tumblr.com/
【掲載誌】 週刊少年チャンピオン 2018年No.2+3(2017年12月7日発売)に掲載 【受賞歴】 『嘘ノ視エル瞳』2015年04月期 月例フレッシュまんが賞フレッシュ賞 受賞
【掲載誌】 モーニング2018年1号(2017年12月07日発売)に掲載 【受賞歴】 『この広い様でせまい世界で。』第66回 ちばてつや賞 奨励賞 受賞
【掲載誌】 モーニング2018年1号(2017年12月07日発売)に掲載 【代表作】 『サムデイ・ネバー・カムズ』 【受賞歴】 『UMA!!!』で第72回ちばてつや賞 入選 受賞 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/itoikkk Tumblr http://itoikkk.tumblr.com/ blue gold http://bluegold22.web.fc2.com/
彼女は死局の中で最強です。 未亡人と2人の子供の母、彼女は彼の夫の蝶を取り戻すために戦う。 彼女の話は、主人公の小野さんのほかに、おそらく最も魅力的な話です。
これを読むと、今自分の周りにいる大事な人を、これから共に寄り添って行く大事な人たちを、今よりも大事にしたくなる。そんな世界と人間への慈愛に満ちたマンガです。それも、ただの綺麗事ではなく、醜さや負の側面をしっかり認めた上で成立させているが故に、強い普遍的な価値を持つヒューマンドラマです。 『GANTZ』や『いぬやしき』の奥浩哉先生の下でアシスタントとして働き、睾丸癌になった経験を実録マンガ化した『さよならタマちゃん』で華々しいデビューを飾った武田一義先生。その武田先生の二作目となるのが、今回紹介する『おやこっこ』です。当然、私も期待に胸を膨らませてイブニングを手に取りました。すると、一話目からありありと良いマンガであることが伝わる出色の出来ではありませんか! ただ、とても素晴らしいマンガであるにも関わらず、正直に言って圧倒的に「売れ感」がありません。『さよならタマちゃん』という話題になった前作がありながら、書店で見掛ける冊数は寂しいものでした。そして、世間でも思ったより話題になっていないように見受けられます。美少女も美女も美少年も美青年も出て来ず、バトルやバイオレンスやエロやグルメ要素もなくひたすら普通の人間の日常的な営みを描く、はっきり言ってしまえば地味なマンガ。しかし、それは裏を返せば老若男女を問わず誰でも読める長所を持つということ。とりわけ、マンガアプリの隆盛で短いページの中に強い刺激のある解りやすい作品が隆盛を極める時代の中で、淡々と人間を文学的に描いて行くこういった作品ももっと評価されるべきだと切実に思います。 連載時から120ページ以上の加筆修正がなされ上下巻として同時刊行された『おやこっこ』。誰が推さなくとも、私は強く推して参りましょう。 **親子という呪縛** 物語の始まりは、関わりを絶っていた実の父の危篤の報。酒乱の父の下と児童養護施設を行ったり来たりしながら育った主人公・孝志は複雑な想いを抱えながら、高校卒業以来十五年ぶりに故郷・北海道の倒れた父親がいる病院へと向かいます。意識を取り戻せるかどうかも定かでなく、無残な姿となった父を見た孝志は―― といった冒頭で始まる『おやこっこ』。「こっこ」とは北海道の方言で子供の意味ですが、単に「親子」と言うより「おやこっこ」と書くことで生じる温かみと柔らかさ。それは、武田一義先生の絵柄が生み出す雰囲気そのもののようです。見た目はかわいい絵柄の『おやこっこ』ですが、序盤からかなりヘヴィなものを投げ掛けて来ます。 どうしようもない生き様に憎しみすら抱き、長年離れて暮らしていた父親。孝志は、「このまま死んでくれれば良い、もう煩わしい想いをしたくないと願うのは間違っているのだろうか?」と妻の亜紀に問います。この重みのあるテーマをこの画風でやるギャップによって、より深い部分にまで浸透する味わいが出ていると言えるでしょう。折角、何とか仕事を安定させ、妻の亜紀と家庭を持つことができて、そのまま何事もなく幸せに暮らせたかもしれない孝志に訪れた問題。厄介な親族との関係性。現代社会でも、それに類する悩みを持つ人は多いでしょう。たった一人の肉親であるなら、仕事を休んだり辞めたり、人付き合いや楽しみを我慢して自分の人生を犠牲にしてでも尽くすべきなのか? たとえ、その人物に酷い仕打ちを受けて殺したいほど深く憎んでいたとしても? 私は、育ててくれたことへの感謝と、人の人生を台無しにする権利とはまた別問題だと思います。それでも、「どんな親でも親は親」という一般的な倫理との齟齬がそこに生まれない訳ではありません。『おやこっこ』でも、結局孝志は父親を放置はしません。しかし、その苦い想いは肯定してくれます。そう思ってしまうこと自体が罪ではないか、と苛まれている人の重石を、亜紀の答えは少しだけ軽くしてくれるでしょう。 私は近年稀なほど『おやこっこ』には感情移入しました。特に肉親との絆というのは、本当に難しいもので……。良い関係が築けているならば何も問題はありませんし、その絆が過酷な世界を渡り行く際に身を守る衣となってくれます。しかし、そうでない場合は半永久的に纏わり付く呪いの縛鎖と化し、心身を蝕み続けます。かつて、私は親への憎しみが有り余って、その血が流れる自分自身もが激しい嫌悪の対象でした。誰から生まれて来るかは選べない、と作中で孝志も言います。実親から生まれ、その遺伝子を宿しているという先天的で不変の事実が私は文字通り死ぬほど耐え難く、同じ世界に存在していることは勿論、生きていることそのものが重苦でした。孝志がそうしたように、物理的に距離を取り時間が流れるのを待つというのが唯一の対処法であったように思います。 因果であるのは、孝志の父親である久志もまた、かつて父親のようにはなるまいと志していたということ。しかし、結果的には自分も父親のように、かつて自分が厭い反面教師としようとした姿そのものになってしまっていたのです。これ、ありますよ。あるんですよ……。絶対にそうはなりたくない、と思っていたのに成長するにつれて気付けば似通ってしまっている。無意識下のしぐさや、考え方、行動がどうしようもなく如実に親子であることを明示してくることが。血の繋がりという逃れられない呪いの強さへの絶望感は、堪らなく悍ましいものがあります。 **親子という祝福** ただ、私と孝志の異なる点として、そして孝志の救いとして、幼い頃の父親との良き記憶があります。孝志は、故郷に近付く道すがら、あるいは故郷での風景やふとした瞬間の中に、過去の想い出が蘇るのを感じます。 > ありがとうって自然に言うのが > かあっこいーオトナなんだぜ > そう > 「ありがとう」 > だぞ それは、記憶の奥底に埋没していたかつての父親の言葉。知らず知らずの内に、父親である久志の教えは孝志の芯に宿っていました。疎ましく思っていた父親でしたが、確かにかつてその父親に「かあっこいー」と憧れを抱き、そうなりたいと願った自分がいました。そして、その父親のお陰で大事な時に「ありがとう」と言えるようになり、またその言葉が言えるからこそ妻に肯定して貰える自分となっていたことに気付きます。 > そうか――俺は十分過ぎるものを与えられていたんだな そう孝志は実感するに至ります。 きっと、人は今を生きている限り、皆十分過ぎるものを与えられているのです。 たとえ親と過ごした時間の記憶が無かったとしても、あるいはどんなに辛い思いをさせられて親を憎んでいるとしても、今自分が存在して生きていることそれ自体が全ての人にとって祝福なのだ、と。生物として最も脆弱な、生まれてから間もなく、物心のつく前の期間。一人では生きて行くことのできない時代を、誰かに守られ支えられ、助けられてきたからこそ今の自分があるのだから。きっと、人は親になって自分で子どもを育てる立場になることで、より強くそれを実感するのでしょう。子どもを生み、守り、育てることがどれだけ大変なことか。かつて自分を育てた人が、自分の為にどれほどの苦労をしてどれほどのものを捧げてどれほどのことをしてくれたのか、ということを。 そして、どれだけくたびれてしまっていても、我が子を胸に抱くその瞬間の喜びだけは何にも増して尊く掛け替えのないものなのだということ。その小さな手のひらを守るためなら、理屈抜きで何でもできてしまうのだろうということ。それは我が事を超えて人間存在全体への大いなる祝福となっているが故に、こんな私にも大きな感動を与えてくれました。私個人の未来にはこんな風に自分の子供を抱きかかえる瞬間は訪れないかもしれませんし、親を許せる日は来ないかもしれませんが、それでも世界にこういった喜びが満ちているならば、それはとても素敵なことだな、と。 人と人との繋がりの中でも、一際強い親子という間柄。その強さが時として仇となり、人を傷付けることがままあります。それでも、もしかしたら決して相容れないと思っていたとしても、少しだけ未来に分かり合える瞬間があるかもしれないということ。その微かな微かな融和が、一個の人間には大いなる救いとなって降り注ぐものなのかもしれません。 そして、やがて来る新しい季節を最後のページの孝志のような、あるいは上下巻の表紙でキャッチボールをし、それを見守る親子たちのような気持ちで迎えられる日が来たら、と祈らずにはいられません。本当に良い表紙で、良いマンガだなぁ、と心から思います。 余談ですが、奥浩哉先生とのエピソードを描いた小噺マンガ(http://www.moae.jp/comic/inuyashiki/2)も面白いので併せてどうぞ。
感想書いてけ
一部で有名な名作「キャバクラ三国志」が収録されている短編集 ただの横山光輝三国志のキャラクターを使ったキャバクラ漫画ではなく「キャバクラ 中原」にいる「天下」を獲るのが目的と、妙な部分なこだわりを見せるマンガだ。他にも「泣いて馬謖をチェンジする」など故事にあったネタも多々ある
この作品を読むと純粋だった小学生の頃に戻れる気がしてくる。 妖怪も見えていたんじゃないか、そんなワクワクしたあの頃を思い出せるような最高の漫画です。泣ける。
拳と拳ならぬ「卓球」で語り合う、タイトルに違わぬ努力と友情の灼熱卓球マンガ。灼熱つながりで灼熱カバディとも面白さが通ずるところもありますが、どちらかというとはねバド!が近いかなと思います。天然とツンデレのダブル主人公が互いをライバル視しながら切磋琢磨しあい、全国大会めざして強豪に挑みます。 スポーツとはいえ萌え系マンガ特有の読みにくさがあり(バガタウェイ、ハナヤマタなど)逆にそれさえ慣れてしまえばタイトル通りの熱血スポーツ青春マンガとして楽しむことができます。
1回読み切っただけじゃ物足りない、読み返したくなる面白さ。
これだけ熱い内容を独特の台詞回しでテンポよくたたみかけてくるあたりは圧巻。ワンピースの尾田栄一郎に天才と言わしめた松本大洋先生の名作!!
インターネットをしていると度々でるショッキングなシーンを使ったバナーで知った本作。 (そういったショッキングなシーンの画像を貼るのは気がすすまないので、刃牙で見たことある感じのこのワンシーンを。国のトップ頭下げがち) ショッキング押しかと思いきや、中々面白く読み進めることができます。 設定の理解が追いついてないので、あらすじに関しては、作品ページを参照ということで。 なんかヌメヌメしてそうな描写や、狂ってる人の描写がやたら上手です。 これ小学生で読んでたら、トラウマになってたな…って思いました。
僕は三国志自体が大好きですが、その中でも横山光輝の三国志が1番。高校生のときに、全巻読みました。もし余命幾ばくもないと宣告されたら、このマンガを読み返すと決めています。壮大なドラマと登場人物の絆は必見。まだ読んだことがない人がいたとしたら本当にもったいない。今すぐにでも読むべきです。
玉石混淆のLINEマンガですがこれは珍しく当たり。「100万人が選ぶ本当に面白いWEBコミックはこれだ!」にもランクインしています。 http://top.tsite.jp/news/book01/campaign/37767457/ カドカワ系あるいはもっとマイナーな青年コミックっぽい雰囲気の表紙とタイトルですが、中身は普通にレディース寄りの少女漫画って感じでした。出版社に勤める、恋愛経験がなく冴えない女主人公。ある日、新しい担当編集者として売れっ子でイケメンだがオンナ癖が悪いと噂される小説家の自宅を訪れるところから物語が展開していく。 「面白いヤツ(女)」とか言って気に入られるのってこの手の作品の常套パターンですね。
【掲載誌】 週刊ヤングジャンプ2017年No.53(2017年11月30日)より3話掲載 【代表作】 『もぐささん』 『もぐささんは食欲と闘う』 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/ootaketoshitomo
【掲載誌】 ビッグコミックオリジナル2017年第24号(2017年12月5日発売)に掲載 【代表作】 『夫婦フーフー日記』 『君の大声を聞いたことがない』 【受賞歴】 『バウテンダー』 第1回 オリジナル新作賞 大賞 受賞 【公式ページなど】 太陽とえんぴつ http://crayon-company.com/
【掲載誌】 週刊漫画ゴラクNo.2591(2017年12月1日発売)より連載開始 【代表作】 『シグナル100』宮月新/近藤しぐれ 【公式ページなど】 Webゴラク http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/goraku/ Twitter https://twitter.com/kondou_shigure
めちゃくちゃふざけた内容なんだけど、漆に関する解説はどうやら正しいっぽい(作者は漆職人として勤めている傍ら漫画を描いていたらしい)。読んでる途中で主人公の目的がなんだったのか忘れてしまう。
流行りのスピンオフ漫画ですが、これもなかなか面白いです。事件の舞台裏、犯人たちの悲哀がコミカルに描かれています。 装丁こそ原作「金田一少年」に限りなく寄せていますが、語り口というかテンポは「ハンチョウ」「トネガワ」と最近のTwitter口調(突然の死!!みたいな)とを混ぜ合わせたような軽妙な感じです。 「トリックって金がかかる……!!」などパワーワードが盛りだくさんなところも推せるポイントですね。
【掲載誌】 ハルタ2017-NOVEMBER volume49(2017年11月15日発売)に掲載 【代表作】 『3年C組の事情』 『ちえちゃん』 【公式ページなど】 ハルタ https://www.enterbrain.co.jp/product/magazine/harta
普通、三国志といえば、蜀の劉備玄徳にスポットが当てられます。しかし、『蒼天航路』は魏の曹操孟徳が主人公。悪役になりやすい人なんですが、彼の視点に立ってこそわかることも多く、読むとこれまでの曹操像が一変します。「破格の人」は尋常じゃない。特に三国志ファンこそ読んでほしい。
最近出たマンガですが、1話目は2014年に掲載されています。ずいぶん長い間、単行本にならずようやく出版されて、こうして読むことができました。はじめの方は、よくある読み切り作品といった感じですが、その後の「女優編」「カメラマン編」と話が進むにつれて面白くなっていきます。話の作り方がすごく上手い。こんな面白いマンガがあったのかと驚いたほど。続きが読めるか不安、しかし続きを読みたくなる作品。
【掲載誌】 モーニング2018年2・3合併号(2017年12月14日)に掲載 【代表作】 『黒博物館 ゴーストアンドレディ』 『双亡亭壊すべし』 【受賞歴】 『うしおととら』 第37回 小学館漫画賞 少年部門 受賞 『うしおととら』 第28回 星雲賞 コミック部門賞 受賞 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/ufujitakazuhiro