子供と大人、子供の賢しさ、心の成長、子供から見た世界の鮮烈さ。 「アリスと蔵六」今井哲也の原点ここにありというべきか、「アリスと蔵六」はファンタジーでしたがこちらはSFという違いはありますが変わらず素晴らしいです。2011年刊行でありながらIoTと人工知能、ARVRが発達した未来は十分に説得力とリアリティがあります。 一方で子供達の繊細な感情や人間関係の描写と、大人たちとの対比がとても面白いですね。わからないことだらけで手探りの冒険をしている小学生たち、生き方動き方が経験に基づいてマニュアル化していて一見あっさりして見える親たち。子供たちは時に大人たちを敵視し反発するが、28年の年月をつなぐ絆となったのが、子どもでも大人でもないもう一つの家族でした。 第一話の終わりに、 「それが僕らの一緒に過ごした最後の夏休みになった」 というモノローグがあります。なんとなく最後の展開を察してしまうのですがw それでもわかってても泣いてしまうやつですわ。
少年サンデー増刊とか少年ビッグコミックに掲載されていたのをまとめた短編集っぽい 昔に少年ビッグコミックレーベルで発売されていた里見桂選集を表紙を変えて電子書籍にしたものかもしれないが詳細は不明 俺の好きな感じの短編集でどれも面白かった。特に好きなのは少年サンデーの25周年か30周年の特別増刊号に掲載されていた「ロンゲストヤード」 順風満帆のゴルファーがあるきっかけで競技を転向する。転向した競技の先に良いことはほとんどないがそれでもそれを選んだところがいい。 すごい面白いかと聞かれたら、答えに迷うが少なくとも俺はすごい好きな短編であるのは間違いない
水上悟志自身が描いた、オリジナルアニメ企画『プラネット・ウィズ』用の1000p以上に及ぶネームを連載漫画向けに描き直した水上悟志最新作。 アニメは全く見ていない上での感想です。 主人公の少年・宗矢は、街を巨大なドラゴンに襲われる夢からハッと目覚め、メイド服の女の子と先生と呼ばれる人間サイズの猫と暮らしている事故で記憶を失った普通の少年。普通か?と思いきや、謎の飛行物体とロボと超能力のバトルに巻き込まれていくことになる。 立ち上がりからワクワクさせてくれる王道感! さすがは水上悟志先生! 意味ありげな夢から始まり、記憶喪失の主人公、普通の日常を送り、さっそく訪れる非日常、世界中に出現する不気味な謎の飛行物体、立ち向かう謎の勢力、おもむろに動き始める訳知りげな同居人たち。 この時点で面白くなりそう感。 謎の飛行物体の造形がまあ不気味でこういうの大好物です。 人間の科学が無効化されるのもいいですよねー。 第1巻なのでまだまだ序盤といった感じですが意外にも展開はサクサク早く、主人公を含め登場人物たちの立ち位置が少しずつ掴めてきて戸惑いつつも受け入れていく感じいいですよね。 個人的には、転校してきたばっかりの学校でいろいろ心配してくれる委員長がオカルト研究会だったという意外性が好きでした。 意外性で言えばいろんなところにありますが、あんまり触れるのも野暮なんでしょうか。 メインのあらすじ以外のディテール部分がしっかりしているのもいいですよね、主人公がずっと肉を食べたいと言ってるのに全然食べれないとか。 この前、ぼーっとクレヨンしんちゃんの映画を流し見していたんですが、空港だったり街中だったり、背景とか車の動きとかやたらディテールがしっかりしていて、映画的、映像的魅力に溢れていて流し見してらんなくなってきちゃったんです。 ディテールの持つ力ってそこですよね。 こだわりが細部に出て作品に奥行き、説得力をもたらして目を離せなくなる。 アニメも見てみようかなー。 水上悟志先生が他の作品でもよく描かれているようなそれぞれに正義があってそれぞれの正義に従って行動しているといったような要素もあって、たとえ今後の展開で真実が分かったとて、受け入れられるのか否か、それでも自分の正義を執行するのか。 楽しみです。
割と自分も(後になって気づくと)大人向けのマンガを読んでいたので面白みは伝わると思うが、一般的に想像するような子供向けマンガのドタバタ感や分かりやすいオチはない。 地下道に住んでる大妖怪カエルちゃんとのやり取りが最高。 あんずちゃん「お前ここで何やってんの?」 カエルちゃん「何にもしてないよ 寝たり起きたり」「穴掘るのが趣味だからさーたいくつだと穴掘って遊んでるんだ」 あんずちゃん「かっこいいじゃん」 あるがままの自分でいい、ということではなく、こうなるしかない、みたいなキャラクターがいましろ作品の魅力。何もしてなくてもいい。宝くじで3億円が当たっても、やりたいことはなくていい。 とかく夢や目標を持たなければ駄目だと言われがちな小学生(そしてそれを分かっていて大人が喜ぶようにうまく立ち振る舞えてしまうやつ)にとって、こういうスタンスは目から鱗なんじゃないかと思う。 『グチ文学 気に病む』というエッセイにこの作品を描いている時の話が出てきて面白い。小学5年生が「先生と話がしたいから家に遊びに来てくれ」というファンレターを送ってきたり、宝くじが当たると色んな人がたかりにくる噂は都市伝説であることを担当編集が調べてたり(えらい)。 個人的には、いましろ節が利いてて、モラルの面でも思想的な面でも安心して人におすすめできる作品。
良かった点 ・内容としてはよくある感じだが、登場人物の元ネタがプロレスラーだったりと色々楽しめる 総評 ・土佐の一本釣りなどのカツオ漁漫画が好きなんで続いて欲しかった。
良かった点 ・久しぶりに読んだけどやはりこういう漫画もいいなと再確認できる傑作 総評 ・連載当時の扉絵にヴォーカル:中村真理子 ピアノ:狩撫麻礼と書いてありなんだかわからんがすごいと子供心に思った。
良かった点 ・男塾スピンオフの中で一番男塾のギャグ部分を引き出している 総評 ・早く続きが読みたい
良かった点 ・貧乏で金がないが楽しそうに生きているおっさんばかり登場していて希望が持てる 総評 ・疲れた時に東陽片岡の漫画は心にしみる
幼少期にシャーマンキングの世界観にやられてしまった人は多数いるはず… 個性的なキャラにオーバーソウルという中2心くすぐるシステム。 後半につれて物語が複雑になっていく中、そんなことも気にせず夢中になって読んでいました。 しかし、打ち切りにより不完全燃焼な最終話。おいおい。そんなのありかよと。どうなったんだよ!ハオは!!!と心で叫びました。 そんな私を救うかのように、完全版による発売に伴う大幅な加筆。 コミックスでいうなら2巻分くらいの加筆。 おいおいと涙を流しながら本来の最終話を読み終えました。 シャーマンキングに関しては、これでスッキリしたなあと思っていると新作のニュースが!なんと!葉の息子の話! これは読むしかない!しかし、今回もどうなるか分からないぞ…期待しないぞ…と思いながら読む、読む、読む。 これが面白い! 続き物としても作品としても面白い! こっちの物語もどうなっていく…!? と今後の展開にワクワクしていると! キタァ!廃刊による打ち切り!!! なんてこった!これからだろ!!!ってタイミングで。 再開を祈ることしかできない… はあ…と思っていると!!!! シャーマンキング20周年記念として、出版社を変えて!新作の連載が開始するというニュースが!!!! だよなあ!? みんな続き気になってんだよな!? だから、こんな二転三転しても世に出続けるんだよな!? とアツい気持ちになりました。 みんな待ってる新作。ほんとにたのしみです。 その前に改めて、シャーマンキング読んでみてはいかがでしょ!
小学生の頃ちゃおっ子だったので読んでました。 ラストがとてもいい作品です。
最近最終回を迎えた野球漫画の傑作です。 中学生、高校生、プロと続いて46年。 歳上だった主人公達が気がつけば歳下だよ(笑)
押見修造の最新作。 男子中学生の主人公に対して過保護すぎる母親(美魔女)が、彼に強く関わってくる周囲の人物(いとこや同級生女子)を「私だけいればいい」とばかりに排除し、「自分だけを頼り必要とするかわいい私の息子」を病的に保とうとする。たとえ結果的にその行動が常軌を逸していても・・。 雑誌スペリオールで連載を追ってるんですが、ほぼ毎回毎話「ひぃぃぃいいっ・・!!」って言いながら読んでます。 これが、超楽しい。はー、好き。 もうほんとヤバおもろいんですが、人間による静かな恐怖の感情をこれでもかと煽ってくる迫力ある演出は押見先生、ここにきて明らかに次の次元に突き抜けてます。 ページめくるごとに不穏さが増していってゾックゾクします。 ジャンル的にはサイコホラーにでもなるんでしょうか。 いや、でもただの毒親っちゃ毒親なだけだし・・。 『血の轍』を読んだ印象だけで言うなら顔、そして影、からの顔、さらに影、極めつけの大ゴマ顔ドアップ、唇、くちびる!です。 そして読んでいるとなぜか母親の声が実際に聴こえてくるようなんです。 吐息がかかるくらい近く耳元でささやくような、呼吸音さえも聴こえるような少し低音も混じるくらいの、いいヘッドホンで映画観たときのような立体感ある声が。 なんなんでしょう、この生々しい不思議体験。 そして母親ですが、そこに居るのは母親でありながら一人の女なんですよ。 「女」をなぜか感じさせてしまうエロティシズムみたいなものがねっとり漂っているんです。 母親なのに!悔しい!! 『クレヨンしんちゃん』のみさえに母は感じてもエロさは感じたことないのに! 息子をどうしたいんだよちくしょう! まあでもよく聞きますよね、母にとって息子も一人の男だからそれを奪う何かに嫉妬してしまうみたいな話。 この話はきっとそれが振り切ってるだけなんです。 この漫画がいいのは、母親がただの化物に成り下がっていないところ。 なにか、そうしていなければ自分自身を保てないほどの何かがおそらく過去にあったんだろう、ということが随所に垣間見える悲しきモンスターなのです。 もしかしたら止めてくれる誰かを待っているかもしれませんし、それこそが救いになるのかもしれません。 まだ3巻。 今後どうなっていくのか、ひーひー言いながら生暖かい視線で見守っていきたいところです。
この人の描くスタイリッシュなバトルヒロイン好きなので、一騎当千以外の物ももっと読みたいです。この漫画などもダークで良い感じです。 特に近年は大暮維人の影響を絵柄から(素人目ですが)感じます。
新田たつおが番長漫画を描くとこんな感じになるのかなと思う迷作。途中に出てくるの姫園高校のキャラクターが有名女性漫画家の名前を元にしていてよく書けたなと思う名前だった 軍師 恥尾望都 突撃隊長 池田痴世子
泣いて、笑って、愛しくて、抜けます。
後半の方の展開などネタにされがちだけど! やっぱ面白い! 一護が卍解するまでは特に面白い! 改めて読み直してみることを、おススメします!
途中までのほのぼのした空気と、セカイ系でシリアスなストーリー、そしてほどよい中二病感と最高の感動。個人的に十指に入る好きなマンガです。全10巻というこの上なく理想的な長さも良い。 プラネット・ウィズが成功して惑星のさみだれもうっかりアニメ化されないかなぁ
あらすじにはハードボイルドアクションとあるがハードボイルドアクションがメインで俺の好きな新田たつおギャグが散りばめてあって読みやすい。内容に時代を感じるが最終回周辺のソ連軍が攻め込んできたあたりの展開は好き こういうのを書いていたなら、隊務スリップを書くのも納得がいった
亡国の王女が男装して生き延びる、という王道ながら骨太なプロローグ。 物語が比較的ゆっくりと進むので、キャラの心情が理解しやすい。 大作になりそうな予感……。
趣味でコスプレをしている地味OLが、秘密を知られた上司と意気投合し同居する話。 一緒に過ごすうちに、コスプレキャラではなく本体(中の人)としてスパダリなヒーローと親しくなる過程が楽しい。 『コンプレックスエイジ』など、オトナのコスプレイヤーを描いた作品にありがちな、加齢への不安をまったく感じさせない安心感のあるラブコメ。
前にスペリオールに載っていた読切『進め!!ドンギャンベン』もじわじわフツフツと込み上げるパッションと静寂があって良かったが、今回掲載されたこの『Who am i?』はより洗練されたように感じた。 何も感じず何も考えず生きてきた人が唐突に気づき、突きつけられた「人生」。 焦りまくるに決まってる。 馬鹿や秀才や不良、誰しもがそれなりに自分の将来を考えてそいつらなりに何かしらの行動を取っている。 そこで思い悩んだ末に主人公が取った行動とは・・。 いい。 実にいい。 読切サイズのコンパクトさでここまでスピード感と溜めたフラストレーションの爆発、ぶっ飛んだ覚悟、パッションを見せつけられるなんて素晴らしい! 新井英樹を彷彿させる何かがある。 早く連載を読みたい! 惚れる!
昔からアニメを何度も見てマンガも揃えて、リトルも開始になって読んだらやっぱりおもしろいのと、昔とちがう現代の感じも好きです!
お金とプロ野球、タブーな組み合わせだけれどそこがみんな知りたいところだったりする。主人公は25歳の地味な中継ぎ投手で成績も地味、しかしリアルな思惑の中でもがき悩み成長していくのがなんだか親近感わきまくっちゃいます。野球好きにはたまらない通好みの作品です。
※ネタバレを含むクチコミです。
はじめは、ザ・ラブコメという感じでスタートしますが、転校生の雰囲気があやしすぎて、なにか起こる予感がし過ぎています!! どんなことが起こるのか、楽しみです!!
作中の中にたくさん名言が出てくる 主人公の設定も良く面白い 700円と少し高いけどまだ巻数は少ないし早めに買うことをすすめる
連載当時はベルセルクより楽しみに読んでいたがいつのまにか終わってた。 最近電子書籍になったので読んだがやはり面白い。 内容は大雑把にいうと舞台が西部劇の化物退治漫画 鋼鉄製で殴ると同時に4つの弾丸が発射されるグローブで獣人を倒していくのメインの話。後半出てくる主人公と対照的なマクレガーがいいキャラしている。 個人的にはもっと続いて欲しかった...
「夏の前日」っていうタイトルがマジで最高だと思います。 内容は「イケてない男がなぜかモテちゃって調子に乗っちゃう」みたいなよくある話でした。
中国史に初めて興味を持つキッカケになった一冊。 三国志などの名作にさかのぼるのもオススメ。 戦略の打ち合いはしごとしごとにも通じるところあり。
家を継ぐことを前提として存在している天然お嬢様が、しがらみの多い中、恋や人生に悩みながらもまっすぐに生きていく話。 彼女を支える周りの人たちは、一癖も二癖もある魅力的なキャラばかり。 特に偽装結婚で同居した彼氏は、なまじ頭がよく、玉の輿に乗るに乗れないモラトリアム状態。 その中途半端さにはリアリティがあり、先の見えない展開についハラハラドキドキさせられてしまう。 安直ではない、ひと捻りした恋愛モノが楽しみたい方にオススメ。
ファンタジー世界で美味しい日本食をつくって現地民を虜にするという何の変哲もない異世界食堂なんですが、異世界出島みたいな「のぶ」や「異世界食堂」と違って食材現地調達のダンジョン飯型のようです。ただ、海老も豚も米も果物も野菜もあるので比較的イージー。 作中、醤油や味噌がないことで頭を悩ませていますが(多分小麦がないせいかと)、大豆も塩もあって、パンケーキ焼いたりもしていたので頑張ればどうにかなりそうな気がするんですが、私はそのへん詳しくないので基準がよくわかりませんw 食材や調理の面で緩くて障害があまりない代わりに、ストーリーには少し力が入っている感じです。ちょっと切ない恋あり、ハートフルな家族物語ありなところは強みかも。
大阪編はヤングジャンプ版「嗚呼!! 花の応援団」かなという感じだった。阪神戦争編あたりでバトル路線になり、同じようなパターンが続いていく。その際にいい感じでだんだん強さのインフレが始まる。 今思い出すと最終回周辺もちょっと「熱笑!! 花沢高校」っぽい気がしてきた。 全43巻もあるので長いかなと思ったが読み始めるとあっという間に読み終えてしまった。
内容は「押忍!!空手部」を麻雀にした感じ 押忍!!空手部を読んでいたので、懐かしいキャラたちの登場で楽しめた。 主人公の高木を見ると「なにわ遊侠伝」でボコボコにされていたのを思い出す。
「陽子のいる風景」「ちひろ」がたまらなく好き。静謐な作品でありながら、コマとコマの間の動きが気持ち良く脳内で補完され、音まで聴こえてきそうな臨場感がある。
エロいですよね。 出てくる人がみんな優しくて好きです。
100m/走幅跳/砲丸投/走高跳/400m/110mH/円盤投/棒高跳/やり投/1500mの競技の総合得点で勝負する。キング・オブ・アスリートと言われるだけあり、矛盾した能力を駆使して勝負になる。 個人的にお気に入りのキャラは年ソウルオリンピック十種競技の金メダリストクリスチャン・シェンクと度胸星にも登場した大統領「ダン・オブライエン」 登場人物の魂の込もったセリフと絵が最高。最終回はそんなに好きじゃない...
日本女子陸上のパイオニア、人見絹枝さんの評伝マンガ。女性がスポーツをすることが忌避されていた時代、多くの偏見や批判などの壁にぶつかって、苦悩するも、時代を切り開いていく様が描かれている。 脚気の描写があったように、医療も食事も現代に比べるべくもないものだっただろう。しかも世間の批判もある中でスポーツをし続ける根性、凄まじい。 とても短く太い物語。24歳という若さで亡くなってしまったけれど、後世に残された影響は計り知れない。 フィクションも多少交えられているようだけども、ほぼ史実に沿った内容とのこと。
アイヌ文化と歴史が交じり、ギャグも冴えてて面白い。
トーマの心臓、ポーの一族と傑作を輩出している萩尾望都先生。 この作品はトーマの心臓で取りあげたかったテーマ「暴力からの再生」「愛とは何か」を深く掘り下げたものではないかと思う。 が、萩尾望都さんも年齢を重ねるとともに、トーマのような(おそらくページ数も限られた条件の中での制作)カタルシスのあるメルヘンなエンディングにはおちつかなかったようだ。 私的にはラストはまだモヤモヤする。 続編が読みたいなあ。
本人は「4ページで何が描けるかっ」とか「コマの割り方が…ほーんとーにムズカシイ」とか言ってるが、そんな苦労は一切感じさせない筆致。マンガ界のレジェンド達との交遊録、壮絶な戦中戦後のエピソード、日常のちょっと情けない話、それらが重層的に積み重ねられ、時間と空間を行き来する濃密な読書体験となる。日本に帰ってきて親戚と再会する場面は思わず胸が熱くなった。
「RAVE」「SAMURAI DEEPER KYO」と共に少年マガジン黄金期を支えた漫画です。当時わたし中学生だったので、一歩や金田一、サイコメトラーEIJI、GTOなどよりもドハマりしていた記憶があります。 「裏新宿・無限城」「邪眼」「雷帝」などのかっちょいいワードで我々いたいけな中学生のハートを弄んだ原作者・青樹佑夜はかの樹林伸の数あるペンネームの一つだとか。まさにリビングレジェンド…… 無限城は○○○○で作られた○○だった…!みたいなラストも衝撃的でした。
タイトルそのまんまの実録マンガである。 有名なシーンだけど、ここ見て死ぬほど笑った
ウワァ…って心に来ちゃう描写がいつ来るんだ…とハラハラしてしまう。 物語はどう動いて行くのか、二巻以降が楽しみ。
はたらく細胞BLACK、読むと自分の体内でこれが起こってるんじゃ…と 心配になる 明日から早寝早起き運動だ… そんな気持ちにさせてくれる漫画 マジ細胞たちごめんな…
…た、単行本を…買います( ̄◇ ̄;)/
石黒先生の最新作!ガッツリSFなんて面白くないはずがはない!荒廃した世界で旅を続ける2人のパートと、隔離された子供達との2つのパートで展開していくが、1巻はまだまだ謎が多く続きが気になります。石黒ワールド特有の不思議でのほほんとした雰囲気も健在なのでファンにも納得の作品です。
主人公は最初から強いんだけど無双しまくるという感じではなく面白い そしてイナズマイレブン的な超次元的な感じよりもリアリティがある
表題の「悪い夢そのさき...」もいいが短編の「恋の亡霊」がすごいいい。物語が二転三転して最後のコマまでの流れすごすぎる。 うぐいす祥子短編は全部面白いな
子供と大人、子供の賢しさ、心の成長、子供から見た世界の鮮烈さ。 「アリスと蔵六」今井哲也の原点ここにありというべきか、「アリスと蔵六」はファンタジーでしたがこちらはSFという違いはありますが変わらず素晴らしいです。2011年刊行でありながらIoTと人工知能、ARVRが発達した未来は十分に説得力とリアリティがあります。 一方で子供達の繊細な感情や人間関係の描写と、大人たちとの対比がとても面白いですね。わからないことだらけで手探りの冒険をしている小学生たち、生き方動き方が経験に基づいてマニュアル化していて一見あっさりして見える親たち。子供たちは時に大人たちを敵視し反発するが、28年の年月をつなぐ絆となったのが、子どもでも大人でもないもう一つの家族でした。 第一話の終わりに、 「それが僕らの一緒に過ごした最後の夏休みになった」 というモノローグがあります。なんとなく最後の展開を察してしまうのですがw それでもわかってても泣いてしまうやつですわ。