神様と言う概念が無い世界で神様を布教する漫画。 マジで絵が好きすぎる!綺麗すぎるだろ!
さてこの作品を購入した経緯ですが、昨年マンバで『惑星をつぐ者』という伝説のジャンプ打ち切り作品を知りまして、そのあまりの完成度の高さに衝撃を受けたんです。 https://manba.co.jp/boards/65021 「戸田尚伸先生の他の作品も読んでみたい!!」と調べてみたのですが、なんと読切作品ばっかりで全然本になってない。『惑星』の他に、唯一出版されていたのがこの『カルロス・ゴーン物語―新・日本経済入門』でした。 戸田先生の作品ということで読みたいな〜とは思いつつも、お硬い実用書的なノリの表紙なので「漫画はおまけ程度で文字ばっかりだったらどうしよう」とビビって購入に踏み切れずにいたんです。 そんな中、2019年12月にあの事件が起きまして「これ今読まないでいつ読むんだよ!!」と1月にはAmazonでポチりました(中古で¥1500)。 https://i.imgur.com/80ExAsV.png その肝心の中身ですがめっちゃ良かったです! 全6話(1話約32ページ)たっぷり漫画が収録されていて、冒頭にはゴーン社長の幼少期の写真と漫画制作時のインタビュー写真が掲載されています。 2002年に発行されたこの作品は、カルロス・ゴーンが、日産再建のため1999年にCOO(最高執行責任者)に就くまでの半生」を描いた物語となっています。 https://i.imgur.com/mW8USdc.jpg (『カルロス・ゴーン物語―新・日本経済入門』第1章 旅立ち 戸田尚伸/富樫ヨーコ) ですので「日産のゴーン社長」として活躍する様は少ししか描かれておらず、「俺達の戦いはこれからだ!!」で終わっていてまるで山王戦で最終回を迎えたスラムダンクのような「面白さの頂点」で終わるスタイル。 しかも作画が戸田尚伸先生なので、目で画面を見たときの満足度も高い。(戸田先生を知らない人はレベルEの冨樫義博先生の絵を想像してください…ああいう格好いいやつです) それにしても、ちょうど私が小学生の頃にゴーンさんが日産の社長になったので、どうしても日産以外で活躍してるイメージがなかったのですが、ミシュランに正社員で入社しそこからグングン上り詰め、ルノー、日産のリーダーとして渡り歩いてきたマジでめっちゃすごい人だったんですね…初めて知りました。 https://i.imgur.com/KBhxQws.jpg (『カルロス・ゴーン物語―新・日本経済入門』第3章 ブラジル・ミシュラン 戸田尚伸/富樫ヨーコ) ゴーンさん、世界で今一番熱い人だと思うので小学館の方はカルロス・ゴーン物語「日産再建編・ゴーンショック&逃走劇編」の出版をよろしくご検討ください。(作画は戸田先生でお願いします!)
※ネタバレを含むクチコミです。
裏表紙の広告が高橋尚子で時代感じるわ(2002年発行)
「ファンシー」が実写映画化と聞いたので記念カキコ。ひとまず予告は面白そうでいい http://fancy-movie.com/
おもしろい!大学生主人公だけど、ちゃんと大人のストーリーというか。大人が読んでも充分楽しめるキャラ設定! あと、義兄弟の恋愛心とかやっぱり読んでてドキドキします笑
ザッとした線の描き方も今まで読んだBL漫画にはあまりなかったので新鮮だったのと、あらすじを見ないで読んだので、主人公は最終的に誰と…?というのがわからなかったのが良かった。 相思相愛だと思ってた恋人にフラれて傷心の主人公、性的マイノリティを理解しようとするもから回っちゃうノンケの上司、同じ駅で会う可愛い男子高校生、ゲイを隠さずに入社してきた馴れ馴れしい部下など…色んな人間関係が交差する様子もじっくり描いている印象。
とある飲料メーカーの人事部が舞台の新連載。そこに新人として異動してきた烏山千歳、通称カラスちゃんなのですが、その存在が謎すぎて謎すぎて。 内容としては、会社にとっての人事部とはなんぞやというところから、問題のある社員への対応など、サラリと読んだ感じはいわゆるお仕事漫画。でもカラスちゃんの独特な出で立ちと言動がいったいこの漫画にどう作用していくのかまだわからない! こういう突飛な新人が現れると、さっそくトラブルを起こしそうだなと思いがちですが、今のところその方向にはいかなさそう。多分。むしろあまりにもすんなりと人事部のみなさんがカラスちゃんを受け入れているのが逆に面白い。
見た目に反して武闘派で、「女王」というヤバい人格を宿した一筋縄じゃないヒロイン。中二全開で素晴らしいです。ダークな雰囲気も良し。 あとグラブルのジータちゃんに似てて非常に推せます。 作者の真意はわかりませんが、ネットに蔓延る(というよりネットにより可視化された)暴走する「義憤」を擬人化したような奴だな、と感じました>黒の女王
重度のドルオタ少女が推しと「入れ替わってしまう」話。 まずなにより、キモオタ少女・あずさのキモオタっぷりがぶっ飛んでいて勢いに圧倒されます。少女漫画だけあり主人公の女の子が(見た目は)可愛く描かれているにもかかわらず、言動と行動でここまで気持ち悪くできるとは作者の覚悟とこだわりに感服します。 ストーリーを進める上で致し方ないとはいえ警備の静止を振り切って楽屋に乗り込んだりしたら「次やったら出禁ですよ!」では済まない気がするのですがw 諸々ガバガバなぶんギャグには躊躇がないので勢いに押されて楽しめてしまうパワータイプなマンガですね。 あと本筋とは関係ないのですが、身体が入れ替わってしまったらとりあえず「君の名は?」と言わせておくお約束が出来上がってしまっているあたりかの作品の影響力の凄まじさを実感します
神様の女の子が、空に浮かぶ島に住んで、 島人と仲良く暮らしながらも、神様の実力をアップさせていく物語。 登場人物が全員ほのぼのとしてかわいいし、癒される。 キャラもそれぞれ立ってていい。 ところどころに伏線があって、ストーリー展開もたのしみ!
子連れの継母に嫌がらせを受けまくりの主人公は、綺麗でかっこいい。 そんな主人公に、継母の息子は惹かれているようだが、その様子を感じ取った継母が、ますます嫌がらせを強化していくという、、、ドロドロしてて、読んでてちょっとつらくなるのに、ついページをめくってしまう。
炊事含め家事全般もしてくれてモフモフでデカくて守備範囲も広くてなんにでも詳しくて…完璧超人のような家政婦猫の諭吉さん。 こんな同居人がいたらいいのにと全世界の猫好きさんが思ってるであろう一方的な理想をマンガにしてみた、といった感じのほのぼの4コマ。 黒猫は餡子猫といって幸運を運ぶ福猫、らしいですよ!
まるで4コマのようなテンポで、細かく起承転結が繰り返し繰り返し描かれていて読みやすい。 そしてこんなBL(ですよね?違うのかな)もあるんだなぁと感心した。 いや、これはBLでいい。BLは良い物だ。
なんだかすごいもの見た新しい感覚のラブコメ友情譚! 他人の彼氏でも息をするように恋をしてすぐ学校のトイレでしちゃうようなギャルが、女子に追われて逃げた先で出会ったのは校則を本気で守るイケメンメガネ。 秒で惚れて、不純異性交友はダメだけど友達ならいいよねと言いながら貞操観念の境界をさらっと越えてこようとするこのギャルの凄さが光ってる。 これはただ単純にビッチだからすごいって話じゃない。 このキャラにそれをよしとしてしまうパワーがあるのがすごい。 最初の1~3ページ目で水道から水を飲んでるのか思わせといて実はトイレでの事後で口をすすいでたってのがすごい。そう、しゃぶったからだ。 男子生徒からしたら「マジかよ!いいの!?すげー!」ってなるだろうけど、ごく一般的な(こういう言い方あまり好きじゃないけど)女子生徒からしたら悪夢でしかない。 下手するとギャルとは会話になってないんだけど、このついていけない論理にどうにかしてついていきたいと思わせられてしまう。 そしてこの強引さこそが校則やルールにガチガチに縛られて友達がいないイケメンメガネを救う可能性もある。 いや、ユルすぎと堅すぎで互いに救い合う関係になるのかも。 今後どうなっていくのか期待しかしてない! 楽しみだ・・! DAYS NEOに載ってる読切が両方とも素晴らしい。 内容によって絵柄を変えているし、それぞれユーモアと得体の知れない恐怖と救いがある。 https://daysneo.com/author/tototo/
絵も話も素晴らしいラブコメ読切! 有名私大を出たが教師という仕事に情熱はなくどうにもぼんやりしてしまってミスを多発する男性教師が、職員会議へ急ぐ途中女子生徒と衝突! 翌日、そのときの女生徒が右腕にギブスをはめて先生へ迫る。 生徒をケガさせたと教頭にバラサレたくなかったら責任を取れ、と。 そして、片手が使えないからとご飯を食べさせられたり靴紐結ばされたり・・。 一体どうなってしまうのか! というお話。 先生側の、これ以上ミスが発覚してもめんどくさいし言うこと聞いてどうにかやりきろうというという微妙にセコくて浅ましい気持ちと、この機会に好きないろいろ甘えちゃえーな女子生徒の気持ちがいい具合に合わさっていて見てて楽しい。 それが少しクセになったところに味変が入るあたりの演出もにくい。 気合いと熱が入った大ゴマもとても躍動感があっていいし、包帯とギブスってかっこいい! 少し逸れるけど幽遊白書の飛影だったり、エヴァンゲリオンの綾波だったり、包帯ってやっぱりかっこいいよねー。 そりゃみんな中二病の子は包帯しちゃうわけだ。 全体的にキャラ絵のデフォルメの場面とそうでない場面の使い分けもとてもよくて読みやすかった。 そしてラストの大ゴマもグッと来る。 前の読切も読めるようになってた。 比べて読んでみると前作より明らかにレベル高くなっててすごい。 『NYLON TWILL』 https://yawaspi.com/nylontwill/index.html
手塚治虫さんが少女の成長を描く作品。当時は天国のお母さんからもらったキャディで突然、少女が大人になる展開はかなりショッキングでした。様々な目の前の人間関係のトラブルや困りごとを少女なりの観点で解決していくストーリーは面白かった。赤いキャンディ、青いキャンディを組み合わせて動物になることもできる。当時、こんなストーリーだれも思いつかないので本当に面白かったという印象。今考えると性教育の一環としても非常に貴重な作品だったと思います。
現実はもちろんのこと、フィクションの世界でも不良とかヤンキーには拒否反応が出てしまう自分ですが、高橋くんは……カッコいいですね、というかもう好きです あとやっぱりパン子ちゃんの周辺にいる男性たちのダメさがわかりやすく描かれてるので、高橋くんがよけいにヒーローに見える。 母親との問題とかまだまだ乗り越えるべき壁はあありそうだけど、高橋くんがそばにいれば大丈夫な気がしてくる。 地味に高橋くんの強めの訛り(名古屋かな?)がツボ。
どろどろの昼ドラ系愛憎劇マンガ。 姉の妹と元婚約者への復讐がどんどんエスカレートしてる。。 男性絡みの女性の憎しみが詰まっている。 沙帆(姉)がほぼ悪いように感じるけど、凪沙(妹)も中々のズルさを持っていて、どっちもどっちかなと私は思うけれど、最終的に憎しみを乗り越えて沢山バトルしてそれぞれハッピーエンドになればいいなと思いながら5巻待ちしたいと思う。
何と言っても、主人公のベッカムが、素のペンギンらしからぬ様相で、相棒のなおと君に対して、困らせる行動を毎回起こすのは、面白おかしく楽しめています。最初は、真剣な真顔で、なおと君へ向かって語りかけることで、なおと君もベッカムが本気で臨もうとしている熱中度に感心するのですが、最後は、ベッカムが、どうしようもない素振りを見せたり、本末転倒を感じるシーンが多く、どの回でも、必ずオチがついている点では、ギャグ漫画の真骨頂だと感じます。
魔少年ビーティーは荒木飛呂彦氏の連載作品で、ジョジョの奇妙な冒険の前に描かれたもので、構図や絵もジョジョと比べるとまだなれていない作品ではあるが、漫画というものをよく理解してかいている。まずサスペンス感、次がどうなるのかきになり読まずにはいられない、これがエンターテイメントの基本中の基本だと思う。ハラハラする展開に持っていくのが荒木氏は非常にうまい。また主人公ビーティーの性格と、物語の進行者でもあり、ビーティーとは逆の性格の康一君のキャラ設定が絡み合い、見事に調和が取れている。名作とは言えないかもしれないが、漫画の本質を見事に熟知した作品である。
漫画史というものを俯瞰してみるにあたり、その位置づけにいつも困り果ててしまう漫画家がふたりいる。ひとりは楳図かずお。彼はいったいどこから来て、どこへ行ったのだろうか。唯一、遠い縁戚として認められそうなのは『洗礼』を平成の世に蘇らせた岡崎京子の『ヘルタースケルター』のみ。彼の漫画は漫画と呼ぶには、どうもしっくりこなくて、『楳図かずお』と、カッコ付きの固有名詞をあてはめたほうが相応しいような気がする。そして、もうひとりが宮崎駿だ。 コミック版の『風の谷のナウシカ』は、どう考えてみても、漫画史において一章を丸々割いてでも語られなければならない。にもかかわらず、その位置づけにどうしても困り果ててしまうのだ。一応、縁戚としては宮崎駿自身も大いに影響を受けたと語る諸星大二郎がいる。あるいは宮崎駿とは相互に影響を受け合い、ついに娘にはナウシカと名付けてしまったメビウス(=ジャン・ジロー)がいるが、諸星大二郎はあきらかに手塚治虫の系譜からうまれているし(しかし、宮崎駿はどこから?)、日本の漫画が大いに影響を受けているのは宮崎駿ではなくメビウス(=ジャン・ジロー)のほうだ。比較的近年では、黒田硫黄を筆頭に、小田ひで次、五十嵐大介らの一派が宮崎駿の縁戚であるかのように語られているが、おそらく彼らは漫画というよりは映画から霊言を受けて漫画を描こうとしている。大友克洋が革命をもたらした記号からカメラのレンズへの変遷のような影響の受け方ではなく、映画ならではのカットの問題、このカットがいかに繋がって、いかに繋がらないかをコマの問題に援用しようとしているように見受けられる。小田ひで次の漫画では、唐突に拳銃を構えるコマがよく挿入されるが、この唐突さはまるで北野武の映画のようだ。 北野武は映画を4コマ漫画の連続のように捉えているというが、なるほどと思う。パン1、パン2、パン3、パン4、と、そのたびに何が動く。この変化そのものが重視されていて、まるで肉のない骨関節だけのヘビが連なっているかのようなザラザラした印象を受ける。たけしが血を浴びたりしても、次のカットではいつのまにか着替えていて、血がないなんてこともザラである。つまり、動き、変化の連なりが、ある種の質感をとどめておくことをしない。 それを思うに、宮崎駿はきわめて質感を重視しようとする作家なのではないか。漫画においても映画においても、物語を繋ぐための変化を描くのではなく、いつもそこにとどまっている質感を描こうとしている気がしてならない。たとえば、風や空気の質感がメーヴェの飛ぶことで描かれ、土や大地の質感がトリウマの駆けることで描かれる。とりわけ印象的なのが、森の人たちのからだを覆っているスーツの表面の質感だ。おそらく腐海の植物から作ったと思われるあのスーツの質感が物語の内容以上に脳裏にこびりついて離れないのだ。
父が漫画家。 それだけならばちょっと変わった家庭というだけだが ほぼ毎回、原稿を投げ出して逃亡する父親なので、 中二と小五の姉妹二人が世間にバレないように 父に換わって原稿を完成させている、というコメディ。 設定はいかにもコメディなんだが、 本当の漫画家が漫画製作の現場を舞台に描いているので (当たり前だが)漫画製作の苦労をネタにしたギャグとかも かなりリアルっぽい。 ネーム作成から下書き、アシさんと分担してのペン入れ、 デジタル処理から入稿まで、と漫画製作の過程と その大変さが凄く良くわかる。 また、主人公の長女・歩未が他の漫画家のところへ アシスタントにいって経験した話とか、 父のネーム打ち合わせに加わった話とかからは、 漫画ってそこま考えて描くんだ、と驚いてしまった。 そして漫画をちゃんと描くってどういうこと、 と考えさせられた。 作中でも何回か提言されたりもしていたが、 漫画家の先生が一人で全てをこなして描く作品もあれば、 各仕事を多人数で分担して作成する作品もある、 それこそギャグとしては 「あの先生は主人公の眼を描くだけ、あとは他人が描く」 なんて話も聞いたことまである。 恐らくそうとうに昔から、漫画って共同作業による作品で どこをどう描いているならその先生の作品なのかとか、 なにをもって、ちゃんと描いていると言えるのか、 その辺の定義は明確ではなかったのではないだろうか。 家族だって、ちゃんとした家族ってワリとハッキリしない。 母親が(多分だが)早くに亡くなり、 その上に漫画家の父は逃亡常習犯。 そこを姉妹二人が頑張って支える、という けして普通ではない家族だが、そこは漫画でもあり(笑) なんだかんだとありながら幸か不幸か、 それでいいのかすらわからないままに 姉妹が苦労を重ねる話が進んでいく。 そして姉妹はそれぞれ見方や考え方も変わっていく。 それはまあ確かに漫画だからこその 都合よく仕上げた話かもしれないけれども。 そのストーリーを読んでいると、 ちゃんとした漫画、ちゃんとした家族って、なんだろう、 と考えさせられてしまった。 コメディなんだけれどわりとシビアなことを 突きつけられる展開もあるし、 父親のダメっぷりが凄かったりする展開もある。 しかし読んでいて陰鬱な気分になることもなく、 父親にとことん気分が悪くなるような嫌悪感を感じることもない。 面白がりながら最後まで読めて、しかも 漫画とか家族とかの「ちゃんと」って何だろう、と 考えさせて貰えて、読んで、読み終わって 気分がよくなる漫画だった。
知らない世界の話っておもしろい!その世界での悩みや感動や葛藤があるんだなーと。医者の世界でのそういう擬似体験ができる1冊!
昔のコミックBLADEあたりでやってそうな絵柄!正直めっちゃ好みです!まつ毛が長くて髪型が凝ってて程よく肉付きのいい女の子可愛い、そして懐かしい! 極めつけは饅頭みたいな自画像が「ペコリ」としている作者コメント……!茶化しているように見えるかもしれませんが(実際茶化してますが)一周回って好きになってきました! この手のやつってタイトルなどであまり区別がつかないので、たまにこういうちゃんと面白いのを掘り当てると嬉しいですね
有名大学に受かったのに、仮面浪人して医大に編入する大学生の物語。 医者になるまでの過程、医大生が経験する日々が描かれていて、私は医大生じゃないから分からないけれど、なんかリアルに考えさせられる。将来を考えるにあたって、中高生にも読んでもらいたい、いい漫画。
或る時、何物かに魅入られる。 彼らは逸脱した所に誘い込む。気味の悪い触感を伴って。 土や砂、羽毛、目玉、祟り、経血や性交……生々しい触感が纏わり付きながら、自分で進んでいるようで結局大きな物に逆らえない、そういう神話や不思議語りが幾つか、語られる。 物語の終局も、常に大きな物、よく分からない意思や現象に支配されている為、結局人間の言葉では、「よく分かりませんでした」と言うしかない終わり方を、しばしば迎える。 そして残された人間の喜怒哀楽とは全く関係無く、異形が彷徨い、画面は途絶える。 手触りばかりがリアルで恐ろしい「よく分からない」神話や説話。それは、心地良いばかりではない豊かな感情を、一言では言えない複雑な感慨を与えてくれる。 そういう感情を受け入れるか否かは、その人の生きる態度そのもののような気がする。
めるちゃんがめちゃくちゃ可愛い! ここで読めます↓ http://www.moae.jp/comic/tatasen/1
面白いですねーこの作品、ストーリーが進むにつれて謎が謎を呼んで読んでいて整(ととのう)が巻き込まれてく事件に自身もどんどん引き込まれていく感じです。 星座も何かしら関係しているのか、とても気になる。 整の大人を納得させる、ゾクっとさせる言葉の選び方、話し方は学ばされますねー。 5巻、随所に出てくる”自省録”。 哲学本なんですね。哲学は読んだことないけれど、これを機に読んでみたいと思う。
気持ちが落ち込むけどだれだって同じになるので読みたいと読みたくないが入り混じる感じ。 明らかにしんどい仕事だけどすごい仕事、尊敬します。 漫画にしてくれてありがとうと思ってしまいます。
映画前に読みはじめました。 でもどうせイケメンと美女に限るんでしょー!?そうツッコミして泣きたくなったんですけど胸キュン&自虐ネタとしては面白いです。 どいつもこいつも本当にどうしようもないオタクなんですけどこのルックスで言ってるのが憎い〜!!?! 映画楽しみです(^ν^)
平坦だけどセンスに溢れているこの漫画なんなんでしょう…! 宇多川くん最高に可愛くないですか? ドラッグストア店員ですがほぼ日常形ほのぼのラブコメなので癒されたい時に是非。
動物に変身してしまう漫画はよくあるけれど、人間の人生に重ね合わせて尚且つちゃんと探偵モノとして昇華するマンガはないんじゃないか。 パンダって白黒つけるつけないのモチーフでよく使われる気がする。 探偵にしたってのは面白い。
まずこの庭師と割烹料理人、ぶっきらぼうと過去に色々あったやつの組み合わせ! 30人中28人は好きだと思います。 適当に言いましたけど雰囲気とキャラが最高。 絶対同世代のお姉さんは好きだと思うので読んでくれ!と勧めたい…! 漫画読み飛ばし派ですがじっくり1p1p読んでしまいました。 庭師は少しファンタジー入りますが、料理は興味深くてリアルに美味しそうに描写されてます。 そんなもん料理したことがないと思ってしまう「松露」とかでてきます。 そういう日本料理の食材などが登場するので話に奥深さを感じるのかも…。 トーン使いも素敵です 絵としても簡略と詳細うまく使い分けられている印象 本当オススメなので買ってみてください!
横山光輝さんの数多の作品の中でも、『鉄人28号』、「魔法使いサリー』、『三国志』などと並び代表作として有名なのが『バビル2世』です。 週刊少年チャンピオンが創刊されたのは1968年。『バビル2世』は1971〜1973年まで連載され、チャンピオンの初期を支えました。そして、数年後にチャンピオンは200万部を突破し黄金期を迎えます。 遥か昔、地球に不時着したバビルの子孫である浩一がその力を受け継ぎ、世界征服を目論む超能力者・ヨミの目論見を防ぐべく闘いを繰り広げる物語です。 ユリゲラーが初来日して超能力の大ブームが巻き起こったのが1974年ですが、その3年前から超能力ブームの礎を築き上げたのがこの作品。テレパシーやサイコキネシスという単語を本作で覚えた少年は非常に多いでしょう。同時期に萩尾望都さんらによる少女マンガSFの台頭があり、『精霊狩り』などエスパーを題材にした作品が出されたことも、ブームを後押ししていました。 『超人ロック』然り、物語において超能力者やエスパーというのは異端で孤独な存在とされることが多いです。多分に漏れず浩一も世間には知られないまま孤独な闘いを続ける少年として、暗い時代のマインドを反映しているかのように描かれました。71年の『仮面ライダー』や72年の『デビルマン』など、純粋な熱血タイプではない陰を背負った主人公の物語が多く出始めた時代とぴったり重なります。 なお、『ジョジョの奇妙な冒険』第三部主人公の空条承太郎も、『バビル2世』の砂漠+学ランというヴィジュアルイメージに大きく影響を受けていると荒木飛呂彦さんが語っていました。私自身はその記述を見てから興味を持ち、読みました。バトルに単純な力比べだけではなく頭脳戦的な要素が盛り込まれていたのも、人気を博した要因であり後の作品への影響を感じられるところです。ジョジョ好きには一つのルーツとしてぜひ読んでみて欲しい作品です。 余談ですが、アニメ版で主人公の浩一を演じたのは当時はまだ新人だった神谷明さん。オーディションでは既に売れっ子だった野沢雅子さんと最後まで争ったという逸話があります。
自分は半沢直樹のドラマ流行ってたのに観てなかった人間です(※流行りすぎてると避けちゃうタイプ)です。ですが、あの熱狂的なブームからしばらく経ったので、あの話題作をみてみようじゃないのと読んでみた次第です。 太い線のスタイリッシュな絵が読みやすいなぁと思ったら、フジモトシゲキ先生って股旅グルメの人じゃあないですか…!!(納得) ストーリーの面白さも作画の素晴らしさも保証されているので、これは安心して読めますね。 ▼過去作掲載ページ http://www.moae.jp/comic/thegate_matatabigourmet ▼公式作品ページ https://morning.kodansha.co.jp/c/hanzawanaoki/
綺麗な絵に慣れていたため、初めは本作の独特すぎる絵に抵抗がありました。しかし、読み進むに従ってストーリーに引き込まれ、この絵じゃなきゃ物足りない!と思うまでに。主人公のカイジは世間で言う「負け組」なのですが、人間らしい弱さや真っ直ぐさがありつい感情移入してしまいます。物語で出てくるゲームは単純なルールながら、参加者同士の騙し合いがスリルがあり面白いです。「ざわ...ざわ...」など独特の擬音もこの漫画の魅力。ハマりすぎて実生活で使わないよう注意です。
初めて岡田あ〜みんの漫画を読みました。誰もが「あ〜みんはすごい!」と褒め称えますが、本当にすごかったです。めちゃくちゃ面白かった。ギャグセンスが今読んでもまったく古くない。鮮度そのまま直送!って勢いで、今だったら青年誌で連載してもウケそうだなと思いました。ヤンマガとかどうでしょう? 私が好きなキャラは学校のアイドル愛咲ルイと変態執事の黒川です。特に黒川は「えっこんなことりぼんで言っちゃっていいの?」ってくらい自分の欲望に素直な発言が魅力ですね。 初あ〜みんが新装版だった訳ですが、こちらは連載終了後の単行本未収録の番外編が収録されているので、あっさりした最終回の後の渡航した夢実と森夜の文通の話など、がっつりした続きが読めます。知らずに未読だった方はこの機会にぜひ!
クリスマスにオタクの友人とオススメ漫画を贈りあう遊びをしたのですが、その時にもらったのがこれでした。 「成績優秀な男前と地味で勉強が苦手な主人公の幼馴染」という王道オブ王道、今までの人生で100万回読んでる設定のはずなのに「あぁ〜〜〜…いい…!」と悶えてしまう。 ベタな設定に加え、絵も多く描き込まないシンプルで可愛い感じでそこまで自分の好みじゃないのに面白い…! BLは割と「BL世界にしかいない思考回路の男」が登場することが多い。すぐ惚れて大袈裟にドキドキしたり、何の疑念や羞恥を感じず男同士ベタベタしたり…それで面白いこともあるけど、大半はその「あり得ない都合の良さ」に読んでてしらけてしまう。 一方、「君には届かない。」は、そこんとこがすごくちゃんとしてる。 2人の内面での葛藤や疑念をじっくり描いているからこそ、身体的精神的イチャイチャがなく友達として一緒にいるだけで萌える。そしてほんのちょっとな些細な触れ合いが、とんでもない破壊力を持つのがたまらない…!! ヤマトがカケルを思い、自分の恋心に蓋をしてストイックに幼馴染みの距離を保ち続ける姿が本当にいじらしい。 2巻がメチャクチャいいところで終わってて、まんまとハマりました。「君には届かない。」という切ないタイトルの物語が、今後どう進んでいくのか楽しみです!
初めてさっと目を通した時は「アート感が強い!難しい!」と思ったんですが、じっくり読んだらちゃんと響くものがあって、こういう漫画もあるんだ~と新鮮でした。
性と性をテーマにした青春漫画。 やたら絵が上手い新人だなと思い調べてみたら有名な方なんですね。 名義が変わっていて気づかなかったのですが、illustrationシリーズで拝見したことがある方でびっくりしました。 安定した画力があり読みやすかったです。 特に女の子の描写が素晴らしく、この年代特有のいじらしさや夏の湿度感がよく表現されていました。 個人で製作されている作品もすごく良かったので、もっとたくさん読みたいです。 落とし所も説教臭くならず、高校生の等身大な答えという感じがして好きでした。 個人的に最後のページが描写、テーマ性共に好きです。 大成して欲しい作家。
さすがは松本大洋。独特のあだ名や、イカした台詞回しがすごいよかった。 クロとシロの関係性も特有だなぁ。一対って感じ。なんとく太極図のようなものなのかなとか、色々考えられた。にしてもキャラも魅力的だよな。ネズミとか渋くて最高。
表紙がイケてるし絵も綺麗で内容も小難しそう。つまり私の中で家の本棚に置きたい漫画に決定しました。あとインクの匂いなのかわからんけど新鮮な紙の匂いする。 絵はシンプルなんだけどトーンだけで表情がわかってそれもなんだか清い感じがして好きだな。
次号のヤンジャンで新連載が始まるとのことで、どんな漫画を描く人だろうと調べてみたら、この読切にたどり着きました。運がいいのか悪いのか…読んだ人にしかわからない。 この扉絵の奇抜な配色が危険信号であることに読み終わってから気づいた(個人の勝手な思い込みです)。不思議の国のアリスをモチーフにしていますが、まあそれは一旦、というか今後も置いといていいと思います。 読んだ後には色んな意味が含まれた溜息が出ます。 楽しみだなぁ、新連載。
作者の最新作がもうすぐリリースなので、待ちきれずに手を出してみましたが、感想は題のとおりw スクエニの上手くてエモい人、かなりの高確率でひぐうみ出身な気がしますね
神様と言う概念が無い世界で神様を布教する漫画。 マジで絵が好きすぎる!綺麗すぎるだろ!