※ネタバレを含むクチコミです。
この時代の低学年向け少年漫画って読むと元気が出ますね。世界中の少年とネプリーグみたいなとんでもコースでバトルしたり、いかにも悪の組織のドンっておっさんを倒したりワクワクします。 1巻と2巻でストーリーの整合性が取れてないのはなんか理由があるのか気になりました。
昨日の新刊を見てたらヤベー表紙があってこりゃ買って中身を確かめるしかないと思い購入。 https://manba.co.jp/new_books/2020/11/20 中身はショートギャグで 1. 口が半開きの無茶四(むちゃし)と女の子が登場 2. 柳生軍兵衛「おのれ~無茶四め。〇〇で亡き者にしてくれる」配下の者「流石です殿!」 3. 爆発オチ というお決まりの流れが毎回繰り返されます。殿がめっちゃピュア。無茶四がほぼ何も喋らないので妙な強キャラ感があります。口半開きなのに。 作者の二階堂正宏って一体何者…? と思いきや山月記の人だったんですね。どっちの作風が素なのか気になります。
刃牙を初めて読んだ時にこの人の絵をどっか見たことあるなと思ってたらメイキャッパーの人と思った覚えがある。メイクアップアーティストの話でだいたい最後は幸せな話になったりスカッとする内容でちょうどよかった。やっぱり格闘のシーンは刃牙っぽかったな チャンピオンコミックス版にはグラップラー刃牙のプロトタイプっぽい短編ははいっていないんだな....小池書院版のみ収録か
「今でこそ出版業界は新卒人気も高く、いわゆる育ちの良い高学歴出身が多いが、昔はどこも就職できない与太モンの集まりだった」 と、その昔、出版社に勤務していた時、60近いベテラン編集者に聞いたことがある。 そんな社会のはみ出しものたちで、同じように当時、社会に認められていない漫画市場をこじあけていったのだと思うと、感慨深いものがある。 本作は、特にジャンプ黄金時代の少し前、まさに生き馬の目を抜く激動の漫画時代に活躍した平松伸二の自叙伝的作品。 「ドーベルマン刑事」「ブラック・エンジェルズ」などの名作たちが、どのようにして産まれたのか、これを読むとよくわかります。 こうした平松伸二ファンはもちろんですが(おそらく、この層が多いと思いますが)あの当時の漫画業界の熱狂を知りたいという人にとっても非常に興味深い作品だったりします。 担当編集者との、口汚く罵りあうようなやりとり、時には蹴る殴るの暴行、今だったらありえないような状況を、熱量たっぷりに描いています。 あの時代の、編集者と創作者のいわゆる魂のやりとりともいえる行為は、昭和の良き時代のように感じるんですよね。 だから、必然的に内容も濃くなるのかなぁとか。 そんな濃厚な編集者たちと、今だったらハラスメントの嵐みたいなやりとりも多々ありますが、そうした中で良いものがうまれ、売上も上がりバブルとも言える出版業界の華やかな感じも描かれております。 特に、かの有名な編集者「鳥嶋和彦」(鳥山明などの担当)も出でてきて、その慧眼というか着眼点の鋭さに、後の大物ぶりを見せつけてくれます。 ジャンプ黄金期の手前という全体的に漫画市場が上り調子の時代。 歴史を知るもののとしては、これから起きるカンブリア爆発のような名作たちが産まれてくる胎動を感じずにはいられません。 平松伸二先生を知り尽くしたいだけでなく、漫画の歴史的な観点からも楽しめる1冊になると思います。
あなたにおすすめのLINEスタンプのところにナクヤムパンリエッタさんのスタンプが出てきて、マンバに作品登録されてるのかなと気になって出会ったのがこの作品。 ほんとどうでもいいような些細な失敗とか不幸が積み重なって精神がもちゃっとしちゃう感じ、わかりみが深い。なんでか知らないけどああなんかもうだめだうんこうんこみたいになることあるよね。全員そうであれって思ってる。 そんなウンチみたいなものを解放しようとするナクヤムパンリエッタさんはクリエイティブでポジティブで偉いなあと思う。その境地に行き着くまでにいくつものウンチを経験してきたからだろうなあ。 サウナで整うお話はどんなサウナ話より最高でしたね。脳内麻薬の出方がハンパない。この感じならいつかウンチで空飛べるだろうな。
内容はさておき、ちょっと昔の公立の小学生の女の子の言葉遣いとかが妙にリアルな感じで、それが怖かったです。 ヤギセンみたいな先生はうちの学校にもいたなあ……
完結巻まで読みました! 正統派少女漫画っぽいところもありつつ、ギャグのテンポもよくて飽きずに楽しく読めました、やはりギャップのある男はいいですね…!
高校教師のハナと、高校生のきいくん。二人はいとこで、きいくんはハナが好き。そして今は秘密の同居中。何で秘密かって……? ●●●●● 家では明るくリラックスした様子のハナだが、学校では厳しく真面目なクールビューティー。家でデレるハナはとってもキュート!奇妙な縁で外でも遭遇しがちな二人が、相手を思い遣る日々は優しい。 ハナの趣味は快眠研究。知識が網羅的で充実しており、学びが多い(参考文献の多さ……)。昔ながらの寝具店が登場して、上手に活用して寝具を選んだりしているのも、一周回って新しいかも。 大人で教師という立場で頑張るハナだが、お疲れの時もあれば時々抜けている時もある。そんな時、意外に頼れるしっかり者のきいくん(むっつり系)を、ハナが異性として意識する日は来るのか……ラストの展開はもの凄く優しいエモーション! (個人的な話で恐縮ですが、私の人生「カワイイマンガ」ベスト30に常に入る、思い入れが強い漫画です!)
だからつまり、百合好き男子(百合好きくん)がいて、彼の幼なじみ(男)は百合好きくんが好きで(だから百合好き好きくん)、でも百合好きくんは百合に夢中でもし彼女ができてもその彼女に彼女ができればいいと思っているほど百合好き。だから百合好き好きくんは百合好きくんに好きだと打ち明けられない。一方百合好きくんは大学内の百合っぽい女子二人組みを見つけては百合妄想にふける日々。そのターゲットになっている女子二人のうちひとりは腐女子だから、百合好きくんと百合好き好きくんをみてボーイスラブ妄想にふける日々。そして陽キャの男子が百合好きくんと友達の友達で陽キャの友達未満知り合い以上なオタクくんが百合好きくんと仲良くなりたいけどそれを知った百合好き好きくんが…もういいか。 要するにそういうの全部入りの面白い漫画です。
何だか分からないが、凄い作品だということは分かる!! 人間の世界に“バカ”を発症する人間がいて、その“バカ”には、ひとりひとり特徴があって、見つかったら警察に殺されていまうという独自の世界観。 不思議な世界だけど、何だか違和感なく作品に入り込める、というかズルズル引き込まれる感じ。 是非、騙されたと思って読んでいただきたい。 きっと、新しい扉が開かれるはず。
過酷な現場だとはなんとなくわかってたけどやっぱ元編集者が描いてるだけなんかリアルだなぁと思った。 編集者と田舎ってなんか組み合わせが斬新で面白かった。絵も好き。 今後の展開に期待したい。
『アークナイツ』、久しぶりにハマったソーシャルゲームです。普段アンソロジーコミックなんていうのもあまり買わないのですがこれは読みたかった。なぜなら『アークナイツ』、やってはいるけどよう分かっとらんから…。 これは自分のプレイスタイルがよくないのですが、ゲームの性質上、自分が使っていないキャラのことがイマイチピンとこないわけです。基地でタッチしたときの台詞しか知らなかったり、なんなら誰の台詞なのか未だに分かってないキャラ居る。 そしてこのゲーム、とにかく説明がふんわりしている(個人の感想)ので、アークナイツ世界のことを知ろうと思うとキャラのボイスや設定資料を全部読み解いていく必要があるという…。 そんなわけで結構プレイしてるけど一向に手持ちの情報量が増えてこんな…みたいなことが僕には起きてたのでこのアンソロはありがたかったです。 オペレーターそれぞれのバックグラウンドや関係性、日常の所作が描かれているので「なるほどこういうヤツだったのか!」と得心できるはず。 読んだらどのキャラもかわいいし、ゲームでも育ててみるかという気持ちになるんじゃないでしょうか。とはいえやっぱり贔屓しちゃうメンバーも居たりして…自分の場合はペンギン急便です。推しの魅力を再確認しました。 アークナイツの世界とキャラクターの解像度がグンと上がる副読本だと思います。
行政や自治体の手に負えない迷惑な人間をこの漫画では「無敵の人」と呼ぶらしい。そういう奴らを社会から排除し街の平和を取り戻すため、ヤクザに依頼をして始末してもらう。その始末を担うのが"正義屋"と名乗る6人しかいないヤクザの組織。民間人が手を汚さずに、ヤクザがシノギとしてその無敵の人を綺麗サッパリ排除してくれる、読後感が清々しい?話。怨み屋本舗とちょっと近いような。 絵柄もそうですけど、セリフとかテンポ?とかが独特で、どんなテンションで読めばいいんだろうと迷う。主人公の田須は寝てんだか起きてんだかよくわからないボーッとしてるやつ。
なんで野球…と思ったがマジで野球漫画になった。 しっかりヤクザ漫画だったんだけどなぁ… 細かなところ、特に語彙というか言い回しやカナの使い方なんかはまさに木内一雅作品って感じなのでそこはクスリとしてしまう。 ( ゚д゚)ハッ!ヤクザなだけに? 見どころは「絵力の上達」がまず1つ。 ストーリーの展開は序盤は甘いんだけど、3巻ぐらいから間のとり方がうまくなっている感じがして、漫画的にも成長していってるのが感じられるところが1つ。 この話はどうなっていくのか…学校関連で巻き起こる問題も含めて色々と展開されていく様子は結構面白く、しっかり続いてただけある物語になってました。
元々人型ロボットが好きなのと、「純情理系少年のこじ開けられたドキドキ」というフェチへの強いこだわりを感じさせるあらすじに惹かれて読んでみました。 ロボ的な観点でいうと、パンツ丸見えみたいなヒメカのデザインとか変形するところ、ラブコメ的にはリタがフェチ(もしくは恋)を患ってて、ヒメカのことをジロジロ見ちゃうところが良かったです。
東校の不良番長の真冬が警察に捕まって退学になり、新しい学校に転校。するとそこには幼なじみの鷹臣くんがいて、なぜか「風紀部」として平穏な学校を取り戻すために頑張る!というはなし。絵が好きだったのとあらすじが面白そうだと思ったので読んでみました。主人公の女の子・真冬が、可愛んだけど喧嘩も強いというところが単純にかっこいいので大好きです。
数々の古典コミカライズを自己流で手掛けてきた、二階堂正宏先生の山月記。 原作の山月記が好きなので、コレ系の漫画は手に取るようにしてるのですが、把握しているものでは、 ●『柴門ふみ傑作選』 (虎を豚に変えたコメディ。面白いオマージュだけど原作の原型はあまりない) ●『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。』 (あっさりと読みやすい。ただ、虎の迫力が足りないなど淡白) ●『草子ブックガイド』 (最上級に良い。けどアーティスト的な自意識が過ぎる部分も) などがあり、いずれも一長一短があるように思います。 しかし本作は、原作を忠実になぞりつつ、李徴が虎になった後の核心部分に独自解釈を加え、物語の業を大きく広げるという離れ業をやってのけており、他作品を上回って素晴らしい完成度であると言えます。 長さはわずか34ページ。価格は660円。商業レーベルの価格帯と比べると、決して安くはありませんが、一読の価値ある作品でした。
1949年の熊本県黒川温泉。温泉旅館・新明館の長男である主人公の哲也さん(19)は暮らしを支えるため学校を辞め、家業の他に近所の農作業や土木作業をして働いている。ちなみに19歳というのは数え年なので今で言う17歳です。 道が舗装されていない、バスが通ってない、ズックが貴重だから普段はわらじ、家族10人暮らしで家にラジオがない、林間学校の生徒たちが米を持参してくる、家族で晴れ着で百貨店に出かける…というのが当時の暮らしぶり。 家でわらじを編んだり道がまだアスファルトじゃなかったことは、父や祖父から聞いた昔の話と重なり実感を持って読むことが出来ました。 温泉を引くための配管もまだ竹で高熱に耐えられないので4・5カ月に一度新しいものに替えなくてはならず、山から竹を取ってきて節を抜いて設置するのも哲也さんの役目。 そのことについて「わしは長男じゃからあたりまえばい」というセリフがあり、山道を2俵(120kg)の米や石炭を「おいこ」で運ぶ姿とあいまって「リアル炭治郎だ…」と、なんだか感じ入ってしまいました。 https://togetter.com/li/1612718 常に自分たちの温泉を良くしようと考えている哲也さんは両親に呆れられながらも、露天風呂から見える裏山の竹を切ってツヅジやサツキを植えたり、岩肌をノミで(!)彫って洞窟温泉を作ったり…。 向上心が強く勤勉な哲也さんの姿に頭が下がる思いがします。 新明館そして黒川温泉が今後どうなっていくのか続きが楽しみです。 【現在の新明館の公式サイト】 https://shinmeikan.jp/spa/
『天体戦士サンレッド』の怪人版という感じで、日本(静岡)の生活に馴染みながら世界征服を目論んでいる。基本的に残念なことになる話が多いが、ちょっと泣かせる展開もあったりして油断ならない。何故だか自分の普段の生活をありがたく感じて、お歳暮とか送ろうかなと思えてくる。当時の国民的テレビ番組のパロディは、若い人が読んでも全く意味が分からないだろうな。。
TSものは守備範囲外なんてすが、Black Catからの矢吹先生ファンとしては読まざるを得ないですよね。 なぜかジャンプのエロコメは同誌のピュアめなラブコメよりもストーリーがしっかりしているなという勝手な偏見があります。矢吹先生のえならたとえ面白くなくても買うんですけどね。 とらぶるの末期頃はさすがに矢吹先生の絵も古くなってきたなと思ったものですが、しっかり調整して違いを見せてくれるあたりさすがというほかありません。矢吹先生と赤松先生は向こう10年は少年誌で戦えそうに見えます
この単行本では途中で終わっているが2010年ぐらいに発売したコンビニコミックで完結版が発売されました。謎の剣技「影念流」を使う「慈恩」と敵役である「昴弾蔵」との戦いがメインです。伊庭征西日記の伊庭八郎が脇役で登場したり、「明楽と孫蔵 幕末御庭番」の心法の「山猫まわし」が登場したり森田信吾ファンにはたまらない内容になってるが、ちょっとコピーが気になってしまった... 森田信吾の時代劇アクション漫画がどれも面白い
世界のみならず宇宙のすべてもデータ化されている未来で、未知を求めて宇宙を探索する宇宙人・ジアと、それを追っていた警察官の宇宙人・ラミュのふたりがデータのない惑星に不時着します。 知らないことだらけに自由を感じるジアに対し不自由を感じるラミュ、ふたりはこの星でどうやって生きていくのか…? 宇宙人としての特性も全く違うふたりの凸凹感が読んでいて楽しい。
「睡魔」は仕事をしている。人間よ眠くなれ……と、適切な睡眠に導こうとしている。 この作品で「睡魔」は、人間に睡眠をもたらす(魔界の)会社のサラリーマンとして、擬人化されている。成績を挙げようと彼らも頑張っている。報酬だけではなく、かなり意識高い系。 そんな彼らの努力を無駄にしているのは、睡眠を犠牲に働く日本人。 睡魔が「見えてしまう」女性は、睡魔の男性(ちょっとイケメン)の働きかけを渋々受け入れようとするが、いざとなるとやはり仕事の為に睡眠を犠牲にしがち。かつて無理な働き方をしていた私は、彼女の言動にかなりドキッとした。 この作品では睡眠トリビアとかはそれ程出てこないが、あまりにも当たり前で私達が忘れてしまいがちな「睡魔はいつも側にいる」ということを、睡魔を擬人化することではっきりと伝えてくる。睡魔に「早く寝ろ!」と言われる日々の楽しそうなこと。 睡魔のメッセージを受け取るか否か……お願いだから、死ぬ前に気付こうね!
バカではなくおバカという表現がぴったりな作品。 殿上人のごとく君臨する学園一の貴人「光暈寺麻呂」は興奮すると股間が光るという、何のこっちゃよくわからない特徴がある。 しかも、どM。 罵られると興奮度MAXで、一周まわって光からブラックホールになるという。 なんという、おバカ設定。 久しぶりに腹抱えて笑ってしまいました。 その高貴さから罵られる経験がなかったからでしょうか。 何より、光暈寺麻呂のこの設定だったら、誰しもスポーツ万能・頭脳明晰キャラだと想像するのに、まさかの学力平均。 真面目なツラして勉強しているのに、まさかのこの平凡さ。 大バカでもない、この微妙な感じ。最高です。 色々狂った学園生活に、今後楽しみな作品です。
史群アル仙改め七野ワビせんさんがTwitterで2018年〜2020年にかけて描いていたシリーズが単行本化されたものです。古き良きを感じさせてくれる可愛らしい絵柄で、心の奥深くに響くものがある作風は健在。 本作では世界征服を目論む博士が作った自分のクローンと二人暮らしをしていた過去の失敗の日々を最期に回想するという設定で進行していきます。 クローンは生まれたての赤ん坊と同様で、シングルファザーとして子育てに勤しみ喜怒哀楽にまみれる姿は半ば子育てエッセイのよう。子供が見せる純朴な姿に心を奪われたり感心したり、一方で子育ての大変さに心身を窶してストレスが爆発したり……。 博士がお土産にもらったかわいいウサギの置物を壊されてしまった時の、「誰も悪くないけれど大切な人に大切なものを壊されてしまった時のやり場のない感情」をマンガに落とし込む巧さは流石だと思いました。 偏屈で人間嫌いな博士と、無垢に色んなものに触れて育っていくクローン、博士の発明に目を付けているハリスら中心となるキャラクターが立っており、彼らのストーリーは無限に生み出せそうなほど。単体でも関係性でも好きになる要素が豊富にあります。 脇役の犬猿も絶妙。特に猿社会でも人間社会と同様のストレスを抱えて自分で処理していることが見受けられる猿に心を寄せてしまいます。 七野ワビせんさんのマンガは本当に愛おしいですし、スランプに陥ってしまったそうですがこれからも無理のないペースで執筆を続けて欲しいです。
おっぱいか野菜かどっちかにしてくれ!! 大人なんだからおっぱい出てこなくても野菜食べるよ!! エロと飯は分離してくれ!! とは言いつつ野菜レシピはめちゃめちゃ参考になります。別に彩芽さんはおっぱいをフックに野菜食わせようとしている訳ではないので冒頭の発言は言いがかりです。 出てくる野菜レシピを真似すれば自然に栄養吸収の効率よく野菜が食べられるので食育的な観念でもいい漫画だと思います。 ラッキースケベはもうちょっと少なくていいなあ、飯漫画だしなあとは思っちゃうけども。でも彩芽さんかわいい。
横浜に越してきた女子高生のケイはひょんなことから横浜ブルースファンが集まるメゾンマルヤに住むことに。ブルースファミリーの洗礼を受け、球場に出向くケイは持ち前の大声を引っさげ徐々に応援の楽しさ、野球を観ることの魅力にハマっていくのでした。 同居人でちょっぴり意地悪なミナトさんに振り回されるのも楽しいです。このミナトさんがね…色々あって本当にいいキャラなんですわ…。 ミナトさんはマルヤのことを「ライトスタンドみたいに安心する場所なんだよ」と語っていますが、ケイが新しい土地・新しい文化・新しい人間関係に触れながら自分の居場所を見つけていくのがなんだかホッコリ。 野球好きもそうじゃない人も読んでると楽しくなっちゃうはず!
雁須磨子ってすごい名前だからふざけた漫画を描く人なんだろうと思いながら、表紙の可愛さだけで読んでみたら面白かったという1冊。携帯もパカパカだしそれなりに前の漫画だっていうのはあるんですが、"ファミリー"レストランといいながら実にいろんな人間が入り交じる雑然とした感じはいつ読んでも面白いです。ウエイトレスの子たちもちょっとやさぐれてたり不良っぽかったり、店長は冴えなかったり…。ところどころちょっとエッチなのも想像力を掻き立てられます。"ちょっとエッチ"の程度が上手いんです。 なんか見たことある顔だけど知り合いじゃないし、どこで会ったっけ?と思ったら行きつけの店の店員だったとか、あるあるだなと思って可笑しかったです。
くまが悲しいだけなのに何故こんなにも可愛くて愛おしくて仕方ないんでしょう。 悲しいね、かわいいね、いいことあるといいね、って思います。 悲しいときは悲しいし、なんで悲しいのかなんて理屈はどうでもいいので、悲しいときは悲しいって言おう。悲しいは理屈でも理論でもない。悲しいは悲しい。くまはかわいい。 温泉入って一瞬だけ悲しくなくなったくまもこれはこれでかわいい。ベストオブ悲しいはデート前夜に寝たら冬眠しちゃったやつ。悲しい。
朝の唱和、厳しいノルマ、パワハラ、恫喝、休日出勤、飛ぶ同僚……典型的なブラック企業で働く契約社員の水城リコ(25)の退職から始まる物語です。限界を迎えつつあったリコが、「退職代行」を生業とする弁護士・不知火に出逢うことで人生に転機が訪れます。 はたから見れば絶対に辞めた方がいい、と思える状況でも追い詰められた当人はまともな思考力も奪われ、どうやっても抜け出せない状況にあると思わされてしまうのがブラックな環境の恐ろしいところです。そんな時に利用できる「退職代行」というサービスの存在を知っているだけでも人生は大きく変わることでしょう。 「耐えていればいずれ報われるなんて考えは…自分を殺すことになる」 という作中のセリフの通りです。 この作品が面白いと思ったのは、ブラック企業から抜け出したことで開放感・幸福感に満ち溢れたヒロインがかつての自分と同じような苦しみを背負っている人に無自覚的にマウントを取ってしまうシーン。人間の業を感じさせられました。 幕間には、監修を務める実際に退職代行を行っている女性弁護士のコラムもあり、参考になりつつ仕事とは、雇用とはと考えさせられます。 真面目な部分も面白いですが、美人でデキるお姉さんの不知火さんは格好よくて惚れてしまいますし、ゆるふわに見えてバリバリに仕事ができるスーパー事務員の恋川さんなどキャラも立っています。 追い詰められる前に読みたい、あるいは周りに追い詰められていそうな人がいるならその人に差し出したい一冊です。
すごくかっこいいタイトルだけど、一体どういう内容なのか見当が付かないぞ…と思いつつ読んでみたらマジで度肝抜かれたし、あとがきの「打ち合わせは5分、製作半年。」というコメントを読んで震えました。この2ページを読む為に1冊買う価値があると断言してもよいでしょう。他にもデビュー作や新人賞入選作も収録されてましたが、個人的には「まゆみちゃん的日常」が好きでした。
数多くのカラスヤ漫画の中でも、これは出色の出来だと思ってる作品で、趣味スポットに遠足と称して取材しておもしろおかしく紹介するという企画なんですが、同行する編集者「T・Kさん」(表紙の中央にいる女性)が、主役であるカラスヤ先生を凌ぐ勢いで、圧倒的にキャラ立ちしているのが面白いのです。 ゴスロリ服で毒舌を吐き、好き嫌いがハッキリしていて物事の捉え方もなんか独特。人間関係は不器用だけど手先は器用だったりと、掘れば掘るほど面白い。 通常モードのカラスヤ先生は、独りボケツッコミスタイルですけどTKさんが入ったことで面白さが何倍にも増してるように感じました。 二人の息の合った掛け合いが楽しくて、読み終わったら取材先の事は印象に残ってなかった…なんて事もありましたが、興味深いスポットは沢山出てきますので、大人の遠足ガイドとしてマジメに参考にしてみても良いのではないでしょうか。 参考画像: 取材スポットの目次 第10話のガイナックスコスプレパーティーの回には、チャンピオン作家の木々津克久先生が登場しますのでファン必見です。
短くてすぐ読めるので色んな人に読んで欲しい。「良い子だなぁ」ってほっこりする人もいると思うけど、そうじゃない人もいると信じてる。 わたしはこういうルールを絶対に破らない子に対して煩わしさや苛立ちを感じるタイプの子供でした。もちろんそれを本人にぶつけたりはしなかった(…はず)けど、これを読んで、コマの外側で「ケッ」って言ってる中学生の私が見えた。
マガジンの後ろの方に載ってることが多くて、でも結構続いてるから人気なんだろうなと思いつつ、ちょっと読んだくらいでは内容が全く掴めなかったので読まずにいたのですが、今日初めて読んでみました。 正直これが少年漫画誌に載ってるというのはにわかに信じ難いというか、みんなちゃんと理解して読んでるのか疑いたくなる内容。本当にフシが世界の全てを記憶するまでを描くなら途方もなさ過ぎるし、人には勧めづらい漫画。でもこれをマガジンで連載しようと決めたのは勇気あるし、大今先生が最初にこのネタを持ち込んだ時、編集者は鳥肌立ったろうなと想像できます(いや実際どう思ったのかほんと知りたい)。 これはどんなことがあっても絶対に最後まで描き切ってほしい。 強いて言うなら犬好きにな人におすすめしたいかも。
人生をもう一度やり直せるとして、やりたいことがある人は幸福なのかどうかとたまに考えます。 勤めていたエロゲ制作会社(※超絶ブラック企業)の倒産直後、10年前にタイムスリップした本作の主人公恭也。彼はこれまでの自分と決別するかのように当時夢見た芸大へ進学し、人生をやり直すことを選択します。 場末のエロゲ制作会社で「何者にもなれない」と燻っていた恭也の胸の内は常にコンプレックスが渦巻いています。それでも10年後に「プラチナ世代」と呼ばれるトップクリエイターになる同級生とともにモノづくりに奔走するのは、変わりたいから。仲間と一緒に作りたいものがあるから。やり直した人生で夢を叶えたいから。 一度手放した夢を再び目指すのは、相応の覚悟が必要なはず。「何か」を掴もうとあがく恭也の姿は、見ていてグッとくるものがあります。 モノづくりマンガ、芸大マンガとしても芯の通った熱さのある素敵な作品だと思います。続刊も楽しみです!
オフィスコメディだと思って読んだのでこの3人の関係の奇妙さにとにかくびっくりした! 主人公は顔がよくて仕事のできる性格のいい次長で、日頃から支店内で女房役を務め、仕事が円滑に進むよう絶妙なサポートを行なっている。 恋愛よりも「人を育てるのが大好き」という少し変わった人物で、態度の悪さで皆が手を焼いてる3年目の新人を喜んで指導することに。(ちなみに既に大学生の男の子のお世話もしてる) 次長が手塩にかけて大切に大切にお世話するうえに、「えっ、この人俺のこと好きなんじゃね…!?」とドギマギさせる思わせぶりな態度をとるせいで、タイトル通り大学生と新人くんの2人から好意を寄せられ狙われることになるという話。 あの態度をマジのガチの素でやってんのか、それとも意識してやってるのか今のところ言及がないので謎で、読みながら「えっ…なにこれ…? どういうこと? え…?」と戸惑わされそれが面白かった。 2人とも思いを寄せてるんだけど、それは普通に恋してるというか、初めて自分だけに注がれる愛情に舞い上がっちゃってるだけの気がする。2人とも家族からの愛が足りていないところがあって、次長から無償の愛をバンバン注がれて嬉しくなってしまい脳が「恋」と誤作動してるみたいな。 とりあえず今のところ恋(?)は新人くん&大学生→次長の一方通行で、次長がどう思っているのか感情が全く見えず、BがLになるのか全く予想がつきません。 レーベルはエレガンスイブなんですね。なるほど、わからん…。 加賀谷次長は一体どうなってしまうのか続きが気になります! https://souffle.life/manga/kagaya-jichou-nerawarete-masu/20200306-2/
https://manba.co.jp/topics/19733 このクチコミをみてずっと読もうと思っていたので今回読んでみたが、まじでよかった。第2話の「抱きしめたい」だけはなにか他の短編集で読んで面白かった記憶があって覚えていたがこの「愛物語」の1話だとは知らなかった。 私のクチコミを見るより上のクチコミをみて買って読みかわぐちかいじの漫画の面白さを味わってほしい。あと上のクチコミであげられてる麻雀漫画の「プロ」もいいですが、「はっぽうやぶれ」もおすすめです。
女子高生は日々「安眠」を求めて努力を重ねる。その目的は……バストアップ!?バストが「エボる(evolutionする)」のを目指す主人公だが、何処か努力が明後日な気が……。 そんな彼女、学校では容姿端麗・成績優秀・完璧なお嬢様キャラ。どんなストレスも、良質な睡眠のおかげで華麗にスルー!一晩寝れば面倒な事もどうでも良くなる。睡眠が身体の健康だけでなく、美容や心の健康にも良いという事が主人公の余裕に現れていて、納得。 学校でのお嬢様キャラと裏腹な、家での主人公の姿は落差がカワイイ。しかし学校ではキャラを作りすぎて、友人のいない主人公。近寄ってくるのはちょっと極端な人。また中学時代の因縁の相手との関わり方など、かなり変な人間関係は妙に読み応えがある。またニート兄へのツンデレは、エモいレベルに。 人間の心身の成長には、規則正しい生活が大切である事を、睡眠Tipsと共に学べる作品。私も睡眠、頑張ろう……。
ホラー漫画家 伊藤潤二の猫漫画エッセイ。 伊藤潤二は好きで他のはほとんど読んでいるがこれは読んでいなかったので今回読んだ。伊藤潤二と同居人と猫の共同生活のエッセイで猫の可愛さと不気味さを十二分にでていた 個人的には伊藤潤二が寝る際に猫を撫でていたと思ったら毛布だった話が最高だった。終わり方が双一シリーズの感じがした
ケンカ漫画かと思ってたらケンカ漫画だった。 自分の参加している族と圧倒的凶悪さを誇った族長をケンカ(ケンカっていうんだろうかこれ)で圧倒した最強のケンカ屋ブラッディに見惚れてしまったトシの視点で物語は描かれる。 が、正直ストーリーは浅くて、このまま続けてたらヤングキングらしくケンカ漫画屋さんになったんだろうなーと思った。 クロコーチやダイマジンを描いているコウノコウジ先生が今の先生で良かった、この作品も1巻で終わってくれてよかったと思ってもよいのだろう。
クロコーチが好きだったのだけどこの作品の存在に気づいていなかった。 昨日1巻を読み始め、今6巻を読み終わって7巻が待ちきれない。ゴラクを買うしかないのか…!
※ネタバレを含むクチコミです。