こんなん読むしかねぇと思って読んだらすごい良かった。神童と呼ばれる才色兼備の少女・ともみ。中学の入学式で両親とともに写真を取っていると、そこに3人ヤバそうな男女が現れる。母が言うには、両親(と思っていた男女)を含む5人全員がともみの両親で「5人の親たちはいついかなる時も自由に接することができる」という契約でともみはシェアされる…!
・きやり(卵子提供者)
超有名インスタグラマーで稀代の起業家。きやりには自分を超えてほしい。
・チッチ(代理出産)
ビッチ。養護施設育ちで恵まれた家庭に育つ高学歴に恨みを抱き憎悪している。
・DJはらくに
ウルトラマルチクリエイター。威力業務妨害、恐喝で視聴数を稼ぐ動画投稿者でもある。暴力が支配する世の中を望んでいるよう。
・伊奈世(育ての母)
弦司の妻。「他の毒親からともみを守らねば」という強すぎる思いを抱いている。
・弦司(育ての父)
外資系のエリート社員。素晴らしい教育環境を与えるいっぽうで、ともみが嘘をついたら家に入れず犬小屋で過ごさせる非情さを持つ。妻と同様に「他の毒親からともみを守らねば」と思っている。
5人全員それぞれに歪んでいて、信条みたいなものを持ってるのが面白い。
DJはらくにはアナーキーとマチズモの極みみたいなやつだし、チッチは恵まれた高学歴が世の中を作り、低学歴は低学歴を再生産する仕組みになっていることに憤っていて、それぞれのバックグラウンドが興味深い。
健気な神童が5人の毒親と戦う、「光 VS 闇」の話なのかと思いきや、1巻の最後で実はともみはいい子を演じている「毒娘」だと明らかに…!
各話の終わりに、ともみ視点の「過去形」のモノローグが挿入されてるけど、それはもしかしてともみが何らかの形で勝利したあとの回想なのかも。
まさかの「毒 VS 毒」。こっちの方が闇が深そうで続きが楽しみです!
才色兼備な女子中学生・小川ともみ中学1年生の入学式。突然、実は全部で5人の親がいるという衝撃の事実を明かされた!! 「5人の親たちはいついかなる時も自由に接することができる」という契約でともみはシェアされることに。横暴、奔放、非常識、娘への依存にエリート志向…偏見と己のエゴにまみれた毒親たちとの地獄の日々が、こうして始まった…!!
才色兼備な女子中学生・小川ともみ中学1年生の入学式。突然、実は全部で5人の親がいるという衝撃の事実を明かされた!! 「5人の親たちはいついかなる時も自由に接することができる」という契約でともみはシェアされることに。横暴、奔放、非常識、娘への依存にエリート志向…偏見と己のエゴにまみれた毒親たちとの地獄の日々が、こうして始まった…!!