逃げるは恥だが役に立つ
妊娠がわかってから、話し合いと入念な準備をして出産にのぞむはずのふたり。しかし、会社も家庭も、ふたりを取り巻く環境も周囲の人々も、予想外の問題も発生し、思うようにはいかないことだらけ。ぎくしゃくし始めたふたりの関係を救うものは!?
Vくんと私~彼氏からデートDVを受けていた4年間~
あなたはデートDVという言葉を知っていますか? 1人の女性漫画家が、変名にしてでも描きたかった自分の過去。それは人生で初めて付き合った彼氏から、ある日を境に始まった心と体への暴力に怯え続けた日々のことで…。なぜ、包丁を突き付けてくる恋人と4年ものあいだ別れられなかったのか。これはあなたの身近な人を、デートDVの被害者にも加害者にもさせないための物語。
エコール・ド・プラトーン
近代日本文化誕生の裏面史! 「anan」「Hanako」にて書評掲載! 大正モダンを華麗に活写する近代日本文学誕生秘話。大正時代末―― 大阪のプラトン社に集いし者たちが日本文化の新境地を開く! 各話末に作者による追補テキストに加え、巻末には大正・乙女デザイン研究所所長の山田俊幸による解説「パリ・アール・デコ、シベリアを駆ける」を収録。【あらすじ】関東大震災の約三ヶ月後、一九二三年(大正十二年)十二月、中山太陽堂(現クラブコスメチックス)が興した出版社「プラトン社」は『文藝春秋』に遅れること一年、直木三十五と川口松太郎を編集者に迎えて雑誌『苦楽』を創刊した。執筆陣は谷崎潤一郎や菊池寛が名を連ね、後に資生堂の「花椿マーク」を生むデザイナー山名文夫や、スター挿絵画家として名を馳せる岩田専太郎も参画した。大正末期のモダニズムを体現し、若き才能を多く輩出した「プラトン社」を舞台に描かれる日本近代文学勃興の裏面史。これにて完結。【登場人物】 岩田専太郎 22才(昭和の挿絵画家、第一人者) 川口松太郎 24才(第一回直木三十五賞受賞) 直木三十五 33才(直木賞として名を残す文人) 小山内薫 43才(日本現代演劇/新劇の祖) 山名文夫 26才(日本デザイン伝説の先駆者) 国枝史郎 36才(怪作『神州纐纈城』の作者)
カエルになった王子様
引っ込み思案な高校生・三橋ハルは、憧れの男子・志城トーマに告白される。晴れて付き合うことになったふたりだが、ハルは「蛙化現象」に罹患し、志城の姿が醜いカエルに見えてしまう。志城には秘密にしつつ、なんとか「蛙化現象」を克服しようとするハル。しかし、そんな彼女の煮え切らない態度に、志城は不信感を抱き、別れを突きつけてしまう。さらに、親友の七日とも、些細なすれ違いからケンカになってしまい……。 【書き下ろし番外編、デビュー読み切りも収録】
ハナさんは実らせたい!
気になる彼から、やけに絡まれるようになり、リアルでの進展を少し期待するハナさん。そんな時にうっかり、彼とネット上の知り合いであることがバレてしまって…!? 彼の海外転勤も決まり、この恋、このまま終わってしまうの…? 愛情重すぎ女子×恋愛に興味がない男子のネットでつながる全力ラブコメ、ラストまで目が離せない単行本版最終巻!!
感覚・ソーダファウンテン
私とあなたの“感覚”が重なるとき、心が色を変えていく。淡い恋も、激しい愛も、他人同士のすれ違いも“感じる体”がはじけて生まれる。見て、聞いて、嗅いで、触って、痛んで紡ぐ、珠玉の読み切り6編を収録。傑作オムニバスシリーズ、完結。