モーニングの感想・レビュー812件<<1718192021>>不眠症の女性に「添い寝」相手を派遣するサービスシマシマ 山崎さやか 山崎紗也夏かしこ添い寝フレンドなんてものが流行ったりしましたが、この漫画はそれより前でしたから流行を先取りしてましたね。不眠症の女性の為に「添い寝」してくれるサービスと聞くと、お客さんと恋愛関係に発展したりしないの?など疑問に思うことがありますが、大体のことは作中でも触れられていて満足感がありました。現実ではこんなに上手くはいかないだろうけど、添い寝してくれる男の子4人と雇い主の主人公のキャラが魅力的なので細かいことは気にならなかったです。セリフの言葉選びや脇役の使い方がワザとらしくないので男性読者にも人気があるんだろうと思いました。もちろん誰に添い寝してもらいたいかな?と考えながら読むのも楽しいです。ちなみに私はマシュがいいです。何とも言えない感情が湧く。個人差あります 日暮キノコPom 数時間で読み終わりました。 読み応えのある作品でした。 男性として生きてきたのに、生死の境を彷徨った結果、生き返るけど女性になってしまった主人公・晶。 見た目だけではなく、恋する感情抱いたり心も女性になっていったり、職場の男性と関係持ったら男性に戻って嬉しいはずなのにモヤモヤする晶の心境の変化、また女性に戻るのか、など心理描写も繊細に描かれてて読んでる側としては、何とも言えない感情になった。 晶の嫁の驚く様な行動や最終巻、それぞれが決断する自分の人生にも注目です。 個人的に100点なサスペンス漫画サイレーン 山崎さやか 山崎紗也夏starstarstarstarstarかしこ全巻一気読みが楽しかった。最初から最後まで面白かったです。 猪熊夕貴と里見偲は、事件が起こると真っ先に駆けつけて初動捜査を行う刑事=機動捜査隊(略してキソウ)の相棒であり、周囲に内緒で付き合っている。殺した人間の能力は自分のものになると思っているサイコパスな女殺人犯・橘カラに、正義感の強い猪熊が狙われてしまうというストーリー。 あとがきを読むと山崎紗也夏先生が悪女モノを考えていたところに、担当さんの一人が警察側の視点から描いたらどうかと言われたのが「サイレーン」誕生のきっかけになったそうです。第一話から橘カラも登場しますが、最初は猪熊と里見の日常的なやり取りがメインの話も多いです。「結婚したいけどタイミングがな〜」と悩んでる二人を見てるのも楽しいのですが、そうした中でもちゃんと伏線が張られています。もう一人の担当さんがフライデーで事件記事を書いていた方らしく、その関係なのか警察の事情や殺人犯の心理などもすごくリアルです。 ドラマを観た方もたくさんいらっしゃると思いますが、原作マンガもぜひ読んでみて下さい!これはずるいスタンドバイミー 松本勇気名無し最近動物ものすぐ泣いてしまう涙腺ゆるゆるの自分ですがこれはちょっとほろっときましたね。 動物とおじいちゃんの組み合わせはずるいですよ! ストーリーは別として、ちょっと田舎でおじいちゃんが隣町に別居していて木造のでかい家に一人で住んでいるような雰囲気はすごい伝わってきました。 多分描写と絵柄がマッチしているんだと思います。 次作品に期待したいです! 「ネコとじーちゃん」とか泣くしかない…スタンドバイミー 松本勇気ぺそ※ネタバレを含むクチコミです。完結していないんじゃない?サイコドクター 亜樹直 的場健starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男2000年前後くらい週刊モーニングで連載していた精神科医マンガ。連載当時読んでいて、サイコドクターとオフィス北極星を楽しみにしていた。 久しぶりに読んでみたが今連載している寄り添う感じの精神科医マンガと違い、相談者は心の悩みに苦しむが根本は過去の事件や事故が原因で発生している部分を解決するという面が強いと思う 2000年前後のマンガなのでWeb関連が古臭い感じもするけど面白かった。 全8巻となっていますが恐ろしいほど中途半端なところで終わっています。残りが単行本未収録なのかここで終わっているかも不明です。 読んでいたはずなんだが全く記憶になかった...肴の描写がむちゃくちゃうまい杯気分!肴姫 入江喜和マンガトリツカレ男東京下町・向島のある小料理屋「酒奈亭」の若女将が主人公。小学生か中学生くらいの時が読んでたが印象に残っているのはイワオちゃんの黒眼鏡だけでそれ以外は全て忘れていた。 最近久しぶりに読みなおしたがこの歳になって読む方が圧倒的に面白い。昔はよくわかんなかったあや奈とイワオちゃんの関係やそれを取り巻く環境などが理解できるのでより面白かった。 切り絵に宿るカムイたち地と水のカムイたち 鍛冶明香starstarstarstarstarひさぴよ80年代、モーニングオープン増刊という雑誌に掲載された作品で、北海道に住まう生きとし生けるものを描いた漫画です。 なんとこの漫画、全編が切り絵によって作られています。 切り絵といえば、絵本の名作「モチモチの木」で知られる滝平二郎さんの作品世界が有名ですが、この「地と水のカムイたち」も切り絵の特徴を存分に生かしており、漫画の技法やコマ割りを組み合わせて、深淵な世界を表現されています。 この作品の随所で、神々しさや恐ろしさを感じることがありましたが、やはり切り絵の陰影がそれを引き出していると思います。 時代を超えて読み継がれてほしいスゴい作品だと思うので、ゴールデンカムイのようなアイヌ文化を題材にしたヒット作品がもっと増えることで、この作品にも光が当たればなあと願ってます。コウノドリとちば先生ちばてつや賞受賞から、今まで 鈴ノ木ユウ名無しこの鈴ノ木先生のツイートが全てのような気もするけど https://twitter.com/suzunokiyou/status/1273417805698723840 週刊連載に追われて体もボロボロで、そんななか友達も亡くなって。 あのとき講談社漫画賞を獲ってなかったら、ちば先生に声かけられてなかったら、本音を押し殺したままでいたらと思うと、コウノドリが無事に完結を迎えられたのにはこのエピソードが大きく関わってるような気がしてきます。 いま似たような状況にいる新人漫画家さんがこれ読んだら、グッとくるんじゃないですかね。日本酒の世界夏子の酒 尾瀬あきら小暮お酒自体好きではあったものの、独特の風味や匂いが合わず中々好きになれなかった日本酒。ですが、この作品を吟醸酒作りに人生を賭け取り組んでいる人達の熱い思いがあることを知りました。そして日本人でありながら日本酒に関する知識が無い事にも気付かされましたが、単に日本酒のうんちくを語るのではなく、主人公の佐伯夏子が出会う試練を通して教えられるので、嫌味がないので受け入れる事が出来ます。日本酒を飲んでみたくなる「夏子の酒」悪くないです。 2巻でた!ランド 山下和美ラララ2巻がでましね。もう読んだ人、います?破天荒な教授と愉快な教え子たちの楽しいテロ講座テロール教授の怪しい授業 カルロ・ゼン 石田点名無し型破りなテロール教授の能弁がとにかく痛快。テロルとカルトの関連性を独自の視点で一刀両断するのだが、私達の身近に潜む無知の脅威を啓蒙される。テロール教授のもとに集う学生たちも個性豊かで、教授に振り回されながらもなんだかんだ楽しく青春している姿に和む。ひとりの帝国軍人が辿る、壮大なメロドラマメロドラマ 村上もとかnyae第一次世界大戦後のフランス・パリを舞台に、フランスに赴任した帝国軍人が伯爵令嬢と出会い、そこから始まる壮大なドラマが展開される感動のロマンスストーリーです。 主人公の都筑の恋愛だけでなく、芸術家として一人前になるためにパリへ来ている多くの日本人を含めた外国人の情熱的な生き様や、実在の人物(藤田嗣二やパブロ・ピカソなど)の錚々たる面々も物語を盛り上げ、思わずうっとりとしてしまいます。 一方、日本人やアジア人に対する差別などもしっかりと描かれており、当時のきらびやかな雰囲気と殺伐とした雰囲気どちらも肌で感じるようにリアルです。 ひとりの平凡な男が辿る、壮大なメロドラマ。一本の映画を観たような気持ちになります。 男と男と女。3人の青春物語バカとゴッホ 加藤伸吉starstarstarstarstar_borderかしこ絶対おもしろいやつだと思って読んだらやっぱりおもしろかった。 子供の頃からの幼馴染みで今も同じ高校に通っている堺と正二はバンドを組んでて、才能はあるんだけどなんだか上手くいっていない。二人はひょんなことからクラスメイトで服作りのセンスが抜群で「ゴッホ」というアダ名の女の子と仲良くなる。ゴッホが高校を辞めて服作り一本でやっていく決心をして、堺と正二もそれを応援するんだけど、高校卒業して働きながらバンドを続けるのも難しいし、ゴッホも親からの援助も打ち切られてお金がなくて、社会に揉まれてみんながどんどんダメになっていく。これが1巻。名付けるなら「3人の青春編」って感じ。 2巻はバラバラになった3人がまた再会していく話で、あらすじにすると漫画らしい展開の連続なんだけど、まったく安っぽくない。私は2巻からが好きだった。特にゴッホが衣装係として働き始めたショークラブで出会うエルムとの恋の場面。エルムも変わり者なのがまたいいんです。最初は堺とゴッホが中心の話なんだけど、タイトルの「バカとゴッホ」の意味が堺と正二の二人のことに変わっていく、これが見所ですね!でも3人の出会いがとてもいい結末を迎えたラストも素敵でした。遅まきながらきのう何食べた? よしながふみkontokiirotomidoritoここで無料2話読んで、あ、これ、紙で読みたいと早速買いに。 初めての本屋さんだったので(他が開いてない)なかなか探せず検索端末でレシート出すと『スタッフに声かけて』 ……なんで?と思いながら こんな時にすいませんと思いつつ受け取ってレジへ。 ゲイ漫画が嫌い、とかじゃなく、昔からこの方の絵、あんまり好みではなかったのだが、ただの食わず嫌いだった模様。 ただ字が多い笑 そうかこういう人だったのかー。 ドラマは見ていたけど、いい配役だったのね、と改めて。 朴訥とした西島さんや拗ねる内野さんをフフフと思い出しながら読みました。 これから楽しみが増えた。命が繋がれていくことの奇跡。コウノドリ 鈴ノ木ユウPom 30巻読了。 ドラマ1、2シーズンと見てましたが、原作は初めて。 恥ずかしながら一つの命が生まれることは、普通じゃないんだって本当に奇跡なんだなって当たり前じゃないんだなと思わせてくれる考えさせてくれる素晴らしい漫画。 今、普通に心臓が動いていること、生きていること自体が当たり前じゃないんだなって思う。 自分を産んでくれた母親と母親を産んでくれた祖母と、、って、命が繋がっていて生きていくことの偉大さを感じる。 ふっと気が抜ける場面もあるから、読んでいて肩も凝らないし、色んな年代の人に勧めたいなと思う漫画です。 30巻で完結と勝手に思い込んで読み始めたのだけど、まだ続き読めるのは素直に嬉しい。 わたしは登場人物皆それぞれ素晴らしいと思うけど、四宮先生のクールだし冷たいけど内に秘めた情熱、不器用で伝わらないけど妊婦さんへの冷徹な優しさに何度かグッときた。 ドラマもいいがやはり原作がベストきのう何食べた? よしながふみ名無し2019年の春ドラマで登場人物の再現度が高く好視聴率を叩きだしたことは記憶に新しいところでしょう。 「きのう何食べた?」の凄いところは悲喜こもごもの人間ドラマを前半に描き、中盤から後半にかけてはシロさんの作る料理を通してほのぼのとした日常、日常の有り難さを描写、そこにきっちりオチまでつけて毎回1話完結させているところでしょう。 登場人物が劇中できちんと年齢を重ねて、とりまく環境が変わっていくのも面白さを感じるポイント。 事務所の所長と美容院の店長になった二人、年齢が作中で50歳を越えただけにこの先どんな展開が待つのか注目ポイントです。あくまでも監督目線のサッカー漫画GIANT KILLING ツジトモ 綱本将也名無しサッカー漫画は世に多くありますが、監督目線の漫画はそう多くはない。 GIANT KILLINGは、達海猛という監督が主人公の話です。戦術面での話が登場するので結構サッカーについて学べることも多く、選手を使うことの難しさなんかもわかります。チームの負けが続くとサポーターの怒りがチームに向かい、運営することの難しさも分かったりします。30巻を超えたあたりから、主役は選手中心の物語へ移っていきますが、あくまでも根底にはサッカー監督としての思想を感じさせてくれます。 色んな角度から、サッカーというスポーツを捉えている作品です。自分ならどう行動するだろうか…と考えさせられる作品ジパング かわぐちかいじ名無し数年後に迫る破局的な結末を知り歴史の改変に動く草加と、その考えを深層で理解しつつも歴史改変に抵抗感を覚え、仲間を守りつつ別の方策で解決を図らずを得ない角松のジレンマが見事に描写され、ストーリーに深みを与えています。いざ自分が同じ立場に立たされたとしたら、どう行動するだろうか…と深く考えさせられる作品です。 体の変化で気持ちにも変化が!個人差あります 日暮キノコstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。戦争と死のリアルKILLER APE 河部真道starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)第一話読んだ。 前作「バンデット」の勢いとかキャラの強さ、圧みたいなものの描き方が好きなので、この新連載も楽しみ。 2199年。 AIや機械に頼り戦争にも人間を必要としなくなっていたが、「大断絶」が起き、文明は若干の退行を見せ、再び人の生身が必要になっているという時代。 主人公は「配信者」で有名になることを夢見ているが、復興が目の前に横たわった世間の状態では白い目で見られている。 社会が裕福で許容できる時代じゃないと立場が低そうだ。 そんな彼が兵士になるため、圧倒的にリアルな仮想現実の中で、肌で過去の戦争を体験することになるのだが、その様子がなかなか痺れる。 偶然だろうが、たった一発の銃弾が向かった先に人がいればあっさりと命は摘み取られるのが戦争のリアルだ。 戦争、死の現実感を目の前でまざまざと感じ、ちゃらんぽらんな生き方をしてきた主人公はどうなってしまうのか。 過去の戦場と未来の戦場を横断する感じになっていくのか。 「12モンキーズ」という映画で、未来では囚人が過去の戦争に参加したり、重大な事件を阻止するために過去に送られるというシーンがあって、それをふと思い出した。 映画「マトリックス」然り、圧倒的な現実感を持った仮想現実は現実とほぼ変わりない。 最近でも、VRと自覚したうえで斬首を受けた人が、体調に異変を生じてしまったという話がある。 リアルすぎて痛みを感じられるほどの仮想現実の戦場での死は、精神が死を感じ取って現実の死に直結してしまうのではないかと勝手に変な心配をしてしまった。 大作になりそうな予感がビンビンするので、ぜひ最後まで描き切ってほしい。漫画の神様・手塚治虫にAIが挑んだ超新作!ぱいどん AIで挑む手塚治虫の世界 「TEZUKA2020」プロジェクト名無しぱいどんの顔ができるまでの流れがすごすぎる…。 https://robotstart.info/2020/02/26/tezka2020-sokuho.html そもそも「ぱいどん」という名前自体はどこからきたんだ?明日のモーニングはやく読みたい! CITY10巻CITY あらゐけいいち名無し落胆くんが信長の生まれ変わりっていう方が驚きだよ宇宙兄弟宇宙兄弟 小山宙哉 セキネシンイチ制作室名無し子供の頃に、「宇宙飛行士になろう」と約束した兄弟の物語で、宇宙飛行士を目指す上で、さまざまな試練を乗り越えていきます。宇宙飛行士になるまでの過程で何が必要になってくるのか、ふわふわとした夢物語ではなく、非常に具体的に描かれています。 主人公ムッタ(兄)の見た目はモジャモジャでダメ男っぽいですが、宇宙飛行士試験を受けるくらいには有能です。主人公が有能すぎると感情移入しにくいものですが、ムッタがとても人間くさくて共感できるので、自分も宇宙飛行士を目指しているかのような気持ちで読めます。そして、夢を追って宇宙を目指している姿を観ていると、自分が子どもの頃に抱いていた夢を思い出させてくれます。 また、色々な登場人物が出てくる中で、それぞれの人に名言が出てきます。子供より、むしろ大人の心に刺さる名言がたくさんあります。 お仕事マンガとして、チームにおいて自分が果たす役割などについても考えさせられます。成長していく登場人物たちを見ていると、自分も頑張らなくちゃと活力をもらえます。社会人の方にもぜひ一読をおすすめします。 <<1718192021>>
添い寝フレンドなんてものが流行ったりしましたが、この漫画はそれより前でしたから流行を先取りしてましたね。不眠症の女性の為に「添い寝」してくれるサービスと聞くと、お客さんと恋愛関係に発展したりしないの?など疑問に思うことがありますが、大体のことは作中でも触れられていて満足感がありました。現実ではこんなに上手くはいかないだろうけど、添い寝してくれる男の子4人と雇い主の主人公のキャラが魅力的なので細かいことは気にならなかったです。セリフの言葉選びや脇役の使い方がワザとらしくないので男性読者にも人気があるんだろうと思いました。もちろん誰に添い寝してもらいたいかな?と考えながら読むのも楽しいです。ちなみに私はマシュがいいです。