モーニングの感想・レビュー812件さすが2021年手塚治虫文化賞大賞受賞作!ランド 山下和美starstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。幕末コメディ、面白い!だんドーン 泰三子starstarstarstarstaralankこれはハマりました。 本作では日本警察の父、川路正之進を描かれており、ハコヅメも交番が舞台で、警察モノがお得意なのかと思ったら、元警察の方だとのことで納得です。なんとなく川路への敬意が全体から感じられ、読んでいて気持ちがいいです。 コメディ要素もしっかり笑えるし、歴史、政治の説明もポップでわかりやすくとにかく面白いです。 登場人物達が使う薩摩弁が愛らしく、声に出したくなります。大事な魅力の一つ。 とってもおすすめです。すべての国に地理と歴史あり紛争でしたら八田まで 田素弘名無しシンガポールの話ですごく感じた。 その時その時のリーダーが国家戦略をもって政治をやっている。 その背景には地理的要因があり、歴史には潮目がある。ということがよくわかった。 国際感覚が磨かれる気がする。気がついたらモーニングにいなかった今日もベランダで 糸川一成名無し移籍していつのまにか付き合ってた まとめて読んだらキスもしてた 身をよじるほど羨ましかったけど、おめでとうと言いたい ちょっと俺もプランター買ってくる 簡単にドラマ化出来そうなのにやらないのは話が地味だからか NHK教育のベランダ作物Q&Aみたいな硬派な農作テクニック紹介に 真面目な二人の地味な話を一緒にするのも面白いと思うがどうか TV東京当たりが深夜枠でガチ庭農作アーバン純情恋愛でドラマ作ってくれると信じてるw 子供と接する人全員読んだほうがいいリエゾン ーこどものこころ診療所ー ヨンチャン 竹村優作名無しマンバでお勧めされているのを見かけて読みました。 作品には、明確にADHDや自閉スペクトラム症の診断が出る子が登場していますが、診断出ないまでもそうした特性を大なり小なりもっていて、それが原因で学校に行けないいわるゆ不登校の子が増えていると聞きます。うちの子もそうです。 親の発する何気ない一言が、こどもを追い詰めている可能性を痛感させられ、胸が痛くなりました。親に限った話ではなく、学校の先生、習い事で関わる大人、親戚や近所の大人まで、こどもと接する人はみな、こどもの心情に寄り添う優しさを持ち合わせる必要があると感じました。 こどもの心という大いなる未知の領域があるということに理解が進むといいなと思います。その意味で、解説記事や文献もいいですが、知識としてだけでなく表情含めて具体的にイメージがもてるこうした作品は広く読まれるべきと思います。 ぜひ読んでもらいたいです。2-3巻、ウクライナ編の感想紛争でしたら八田まで 田素弘マンガでマナブロシア-ウクライナの戦争が長期化する中。これを読めてよかった。無論作品当時からは状況変わっているのであろうが、歴史的に何があったのか、日本とのシンパシー、それらのひとつの視点を得られた。八田百合のチセイはここでも縦横無尽に発揮される。作者に感謝。君のにおいが好き、だけじゃないあせとせっけん 山田金鉄starstarstarstarstarNano先日同じ作者さんの「かさねと昴」を惜しみながらも読み終え、じゃあ前作も…と手を伸ばしたんですが、こちらも良作!好きです! 汗っかきコンプレックスな麻子さんと、においフェチな名取さん。出会いは衝撃的!?だったけど、ふたりの恋愛模様がたまらんです。純愛だしお互い想い合ってるのが伝わってくるし、ふたりとも可愛いし大人の男女の恋愛って感じです!かさねと昴の時と似たような良さがある。山田金鉄先生の絵はもちろん、登場人物それぞれの考えや悩みがリアルで共感できてすごいし、こういう恋愛漫画が自分は大好きです。しっかりすけべ描写があるのがまた最高。ニヨニヨしてしまう。 まだ途中までしか読めてないけど、お互い敬語なのめちゃくちゃよくないですか?!リスペクトしあってるのが分かるし、優しさというか気遣いというか、愛を感じて好き…。名前呼びでもだもだするのもまた可愛い。 ドラマ版も気になるので調べてみます!とりあえず原作読破します…きゅんきゅんするぞ~! 文明の歴史、金の歴史望郷太郎 山田芳裕starstarstarstarstaralank度胸星を読んで以来、作者のファンです。 寒波で一回リセットされた地球。旅をしながらちょっとずつ文明が発達していくのが、歴史のエッセンスを早送りで体験しているようで面白いです。太郎は生きる力も強いのだが、元々の世界での太郎が結構性格悪いのがまた良い。 設定も表情の描写も、迫力というか圧というか、強いマンガです。おすすめです。ゴルフを知らずとも面白い(恐ろしい)二階堂地獄ゴルフ 福本伸行starstarstarstarstar_borderさいろくすでにmampukuさんがクチコミで書かれていたのを読んで納得いった。 福本のノリではあるもののやり過ぎ感が強く、なんでこのノリなんだろうと疑問に思ってたので。 不肖わたくしはドストエフスキーを読んでおらずわからなかったけど、文学をなぞるかのように行ったり来たりを楽しませてくれているものなのだなと。 どんどん歳を取る主人公、合わせて進んでいく時間、自分だけが変われず苦しんでいる!というように見せかけて希望が見える、かのように見せかけてまた戻される地獄。 これにもっとわかりやすい文字通りの意味が足されて福本作品たるや、が完成するのだろうと思うので最後まで読破しようと思う。夏休み最終日を二人で繰り返していく8月31日のロングサマー 伊藤一角starstarstarstarstarNanoなんともシュールなラブコメディ。…ラブだよな!? 男女二人だけが8月31日を繰り返す、って最初はミステリー?とか原因はなんなのか論理的に思考するのか?みたいにまじめな話かと思うんだけど、全然そんな肩肘張らなくて良いお話です。とっつきやすく面白い。だって「原因は僕の未練だ!彼女作って童貞捨てれば解決!」ってばかおもろいでしょ。そんでアホっぽくて可愛い。鈴木くんのその揺るがない思いや、高木さんの返し方もシュール。笑っちゃう。いやでもマジで高木さん可愛いのよ~~。鈴木もね、アホかと思えば3話の電話での一言がよくてね~~キュンですよこれは…。 二人の関係性がすっごくよくてずっと摂取したくなる感じです。ちょうど今夏休みシーズンだし!ぜひ!! 籠から一歩を踏み出す #読切応援こここことばは籠の中 鳥羽瀬七starstarstarstarstarNano吃音の瀬川くんとアルビノの神代さんのお話。めちゃくちゃ胸にぶっ刺さりました…良作だった…。 お母さんに気持ちが伝わってよかったねえ…あのシーンは泣きそうになりました。神代さん以外にもあっくんや山田くんといった友達がいて、あったかいなぁ~素敵な人たちだ~と胸がじーんとなりました。 そして最後の神代さんのカット…!天才表現…全体通して本当に良かった読切作品でした。絵柄も綺麗で好きです。全編通してほとんど下ネタえの素 榎本俊二starstarstarstarstarマンガトリツカレ男だけどハイテンポでストーリーが進むから、何にも考えずに一気によめる。 吃音の少年の葛藤と勇気こここことばは籠の中 鳥羽瀬七starstarstarstarstarnyae年齢的にどうしても親とか先生の気持ちのほうに共鳴してしまうので、瀬川くんとお母さんの教室でのやり取りのあとの先生のリアクションが効きました… 先生も瀬川くんへの対応が正解なのかどうか分からず、ずっと悩んでいたのかな。 塊肉を炭火で焼きたくなる焼いてるふたり ハナツカシオリstarstarstarstarstarかしこ流行りの交際0日婚カップルですがチャラチャラしてないのがいいですね。とはいえ母性の塊のような健太さんにクールな千尋さんがふにゃふにゃになるやり取りにはいつもほっこりさせられます。でもなんといってもご飯が美味しそうなのがこの作品の醍醐味でしょう!!読んでると一度もやったことないのに炭火を起こして肉を焼きたくなります。舞台が静岡なのもいいですね。アウトドアしやすいし。海産物も美味しいし。最新話になると焼かない料理も出てきますがそれもまたよし。安全地帯から眺める職場恋愛の面白さこの会社に好きな人がいます 榎本あかまるはる※ネタバレを含むクチコミです。感慨深いというかODD FUTURE 中島佑starstarstarstarstarNanoなんかこう、色んな感情でぐちゃぐちゃになって最終的に泣きそうになりました。 主人公清水は、芸人の道を諦めアイドルに金を注ぎ込んでいる男。清水のどうしようもなくて焦ってるとことか、周りとの差にイラついてたりしてるのが読んでてすごく伝わってきてしんどかった。そんでもって家田がいい奴すぎる~~。最後までいい奴だし、ジョージもいい奴だし、すみれちゃんも最後までアイドルだった。 芸人でもそうでなくても実際に清水のような人間はたくさんいるだろうし、今作はそんなひとりのあるかもしれない物語。良くするのも悪くするのも自分次第なんだなぁと、改めて思い知らされたし考えさせられた。自分の足だけで立っていられるようになるのって、すごく大変。読めて良かった読切でした。 上京生活録イチジョウ #推しを3行で推す上京生活録イチジョウ 福本伸行 萩原天晴 三好智樹 瀬戸義明starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ カイジの沼編をほとんど忘れていたが、その辺はあんまり気にしないでも楽しめた。ちょっとカイジの沼編を読み返してみるか ・特に好きなところは? モモ太。なんか微妙にジャンガリアンハムスターの可愛さが出しきれていない感じの絵がたまらん。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 賭博破戒録カイジを読んでから読んだ方がより楽しめるとは思います 5巻読んだよ!!働きマン 安野モヨコstarstarstarstarstarかしこ17年ぶりの新刊が出ましたね。今まで単行本未収録だったものをまとめたものなので描き下ろしはありませんが、やっぱり働きマンおもしれぇ〜!!となりました。SNSの感想でも「働き方は変わったけど…」という意見を多く見ましたが、個人的にはそうは思わなかった。確かに過労死とかは嫌だけど、30話に出てきたピザ屋のお兄さんみたいに「こんな仕事辞めてやる」って絶望して、しかも退職日が土砂降りの雨の日で、でもそんな日に校了終わりでクタクタの週刊JIDAI編集部にピザ20枚配達したらむっちゃ喜ばれて報われる、なんてことがあるから人生って楽しいじゃないか!それこそが働くことの醍醐味ってものじゃないの?そういう物事の核の部分が描いてあるから働きマンは面白いし古びないと思いました。本屋さんの棚を見てもむちゃくちゃ売れてるしみんなも待ってたんだな〜と感じましたよ。続編として「松方弘子45歳」の連載なんてどうですか?お尻がいい感じの…!?かさねと昴 山田金鉄starstarstarstarstarNano以前軽く試し読みして以来、1巻無料!とのことでいま読んでみたんですが…!めちゃくちゃかさねちゃんと榎田さんが可愛い!!女装好きな榎田さんを支える、という体だったけどかさねちゃん(どころか二人とも)どんどん恋愛的な意味で惹かれてても~~可愛い。キュンキュンする。ちゃんと大人男女の恋愛漫画してる感じがいい。お買い物デートシーンはとっても萌えました。 ふわふわパンケーキや憧れの人にドキドキしたり、可愛いお洋服見て可愛い!着てみたい!って気持ち、大事だよね。 あとがきと初期設定のページまでじっくり楽しめました…! 笑いとシリアスと真理がごっちゃ混ぜになった、傑作であり怪作。出禁のモグラ 江口夏実starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 怪異と対峙する謎の人(?)と愉快な仲間たちのお話。 <ここがオススメ!> 設定とキャラクターというしっかりした土台の上に、最高な物語が乗っているものだから、とにかく面白い。 江口先生の書き込み多めな背景などもじっくりと味わえるので、このお値段で本当に良いのですか!?となる作品。 初めて表紙を見た時は、見た目的にめっちゃバトル物なんだろうなぁと思って、少しだけ倦厭していたんですが、全く違った。 超絶面白い作品でした。ごめんなさい。 笑いとシリアスと真理がごっちゃ混ぜになった、もはや傑作であり怪作。 コミカルな中にヒューマンドラマやホラーが丁寧に入っているから凄い。 加えて、レッサーパンダと猫の可愛さヤバい。 脳筋大食い女子な犬飼詩魚ちゃん、最高に笑う。 ただ、難点としては、いつも早く続きを読みたい!ってところで終わる。 あぁ、新刊を読み終わったところだけど、もう早くも続きが読みたい…… <この作品が好きなら……> ・銀魂 https://manba.co.jp/boards/19987 ・うる星やつら https://manba.co.jp/boards/20019 ・令和のダラさん https://manba.co.jp/boards/167074どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?テセウスの船 東元俊也 東元俊哉starstarstarstarstar_bordermampuku時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。ちいかわ=ちいさくてかわいい!!!ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ ナガノstarstarstarstarstarこめつぶとにかくかわいい。くりまんじゅう見た目可愛いけど、中身おっさんなところとか好き。くりまんじゅう基本なにか食べて飲んでいる。はちわれが一生懸命物語を引っ張っている感じも好き。癒されクスッと笑える。 劇団四季ミュージカル版を観てきた黒博物館 ゴーストアンドレディ 藤田和日郎starstarstarstarstarさいろく※ネタバレを含むクチコミです。最後のセリフがすべて身代金がこない 楽人 後谷戸隆starstarstarstarstaralank最後のセリフで全てが腑に落ちました。 謎の設定で始まり、そのまま淡々と続いていくのだけれど、最後のセリフで全て氷解していく感覚になりました。 待ってること自体が生活ということなのかもしれないとか、当然来るだろうと思っているものけど実は来るのは当たり前じゃないかもしれないとか、来なくても来ると期待して待っている今が楽しいのかもしれないとか、来たら来たでうろたえるかもしれないとか、来ないもんだって割り切った方が楽かもしれないとか、そんなことを考えました。 面白かったです。<<12345>>
※ネタバレを含むクチコミです。