モーニングの感想・レビュー812件<<1516171819>>とんがらし…花言葉「旧友」とんがらし 桐村海丸かしこ表紙を見て「あ、これは自分の好きそうな漫画だな…」と、ピンと来たので買ってみたら大当たりでした。表紙の印象を超える作品に出会えるってそれほど多くないのですごく嬉しかったです。作者の桐村海丸さんについて調べたら、最近ではさらみという別名義で「ピカエル」という作品を描かれていたようです。え!全然雰囲気が違う!! あらすじにある通り「とんがらし」は【新撰組になる前の、まだ何者でもない彼らの物語】です。沖田総司、近藤勇、土方歳三などの歴史に名を残した面々の、誰の記憶にも残らないような何気なくて尊い日々、例えば、どしゃ降りの日や月が綺麗な夜などが描かれています。あまり多くを語らないからこそ生まれる余韻がとても心地よかったです。脇役が子供から大人まで魅力のある顔立ちをしているのも楽しかった。ひとことで言えば「漫画が上手い!」です。中学生の時に読んですげー好きだったオフィス北極星 真刈信二 中山昌亮starstarstarstarstarマンガトリツカレ男俺の全く知らなかったアメリカの訴訟社会というものなんとなく理解させてくれた漫画。俺に真刈信二と中山昌亮に対しての絶対的な信頼感を植えつけた漫画でもある。 個人的に印象深い話は最初の「電話機のノイズ」 と「砂の匂い」日本側のルールとアメリカのルールの考え方などがわかりやすく説明されていた。 あと定期的に事務所のパートナーが変わるんだけどやっぱり一番好きなのはミスサマーかな。自分の夢に向かって居心地の良い事務所を退職するすげーいい キャサリン・アイリスのコンビも印象深くてや後はギャラのアップを提示したけど 条件を見て別の職場に行くという合理的な部分が今まで読んだ漫画ではなかったので良かった。 あま〜〜〜〜い!スイーツ本部長 一ノ瀬櫂 佐々木善章名無し社内でも仕事が出来る男として有名な一ノ瀬本部長には誰にも知られていないもう一つの顔があった…それはスイーツ大好きな超甘党だということ!しかも自分で作ります!パティシェとしての腕も一流です!ちょっと甘いもの食べ過ぎなんじゃないか…マジで尿から糖でる5秒前だぞ…と思いつつも、あまりにも美味しそうに食べるので読んでると甘いもの食べたくなってきます。一ノ瀬本部長がスイーツ好きなおかげで殺人事件や強盗事件が未遂で終わるけど、一ノ瀬本部長には人助けした自覚がなく「早く家に帰ってスイーツ作りたい…」と思ってるところが面白いです。自分好みなギャグ漫画でした。「社長島耕作」の感想まとめ社長島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 シマコー、ついに相談役に…!相談役 島耕作 弘兼憲史初芝「6年ぶり8度目のシリーズ第1話」とかいう甲子園みたいな紹介文がいい。なお月収は100分の1で10万円とのこと。 また弘兼先生が巻頭のインタビューで、相談役の次作について「町内会長はスケールが小さい(からしない)」と話してたのがおもしろかった。 【第1話】 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66605先生の人柄が垣間見えるスズコーさんち 鈴ノ木ユウ名無しコウノドリを描かれる鈴ノ木先生はどんな人物なんだろ。 その答え、これそのままですね。 コウノドリに出てくる登場人物を見てても思いましたがじんわりきます。 いい人柄がにじみ出ている! 他の子と同じことがしたかったけどできなくて泣いた経験は誰にでもあるはず。 でも途中からおじいちゃんのことを思って泣くんですね〜! もらい泣きしそうになりました第29巻 ネコが表紙の<動物虐待編> カバチ!!! -カバチタレ!3- 東風孝広 田島隆starstarstarstarstarひさぴよカバチ!!! -カバチタレ!3- (29) https://manba.co.jp/boards/10905/books/29 29巻は動物虐待編ということで、なんとネコが表紙に! 表紙に動物がいること自体、カバチシリーズ(というか東風孝広作品)では非常に珍しくないですか?中身的にも、ネコ好きにとって関心の高い内容なので、とてもナイスな表紙だと思います。また、東風孝広先生の描くネコが不思議なカワイさがあって、何とも味わいのある表情なのです。 今作では、ネコ好き女子高生・根子亜衣(ねこあい)と、重森さんのコンビが虐待犯を追い詰めるという、私立探偵のような展開。田村は脇役になっちゃいましたが、普段は堅物キャラの重森さんの奮闘が光り、意外な優しさが垣間見える回でした。 例によって相手側には、胸糞悪い性格の人物が登場するわけですが、動物虐待を防ぐには、器物損壊罪・動物愛護法といった法律を知らなければ、一筋縄ではいかないことが分かります。ネコ好き・動物好きの方は、興味があればこの巻だけでも読んでみてはいかがでしょうか。 鈴ノ木ユウ先生の自伝的読み切りスズコーさんち 鈴ノ木ユウ名無しすごくシンプルな話で、不器用な親の愛って感じです。 飲食店の子供ってああいう苦労が多そうだけど、漫画家の子供も同じですね…待望の新連載!新たなる森の冒険ファンタジーレディ・ロウと7日の森 一色まこと名無し※ネタバレを含むクチコミです。上方の笑いの一つとして誰も寝てはならぬ Nessun dorma サライネスナベテツモーニングを購読していて、ふとした時から読み始めたのですが、余りに可笑しくて大好きでした(毎週サラ先生の作品を読める幸福が今は懐かしい)。 ハルキちゃん、ゴロちゃん、ヤーマダ君、マキオちゃん…登場するキャラは皆どこか少しズレていて、サラ先生の柔らかな眼差しとツッコミは本当に絶妙でした。 自分が東北出身なもんで、上方の笑いというのはこういうものなんだろうなあとぼんやり思ったりもしますが、サライネス入門には最適だと思います(巻数も多いですが、未読の方はそれだけ楽しめる分が多いと)。 決して下品にならないユーモアですし、老若男女問わずお薦めです。 普通に会長編だった島耕作のアジア新世紀伝 弘兼憲史かしこ2016年正月にNHK BS1にて放映された「島耕作のアジア新世紀伝」に弘兼憲史先生がオリジナルストーリーを加えコミック化したものらしいですが、大町久美子がインドに住んでた経験が活かされたり、孫鋭も登場するし、普通に会長島耕作のストーリーに入れてもいいんじゃないかと思うくらい面白かったです。弘兼憲史×樹林伸のモーニング新連載島耕作の事件簿 弘兼憲史 樹林伸名無しモーニングの35周年企画で始まった「島耕作の事件簿」 時代的には、どうやら課長時代で樫村の死の直後らしい。バーで行きずりとなった女との最中に事件が起こってしまい…という始まり方。 SHBのぱらり先生が描く共感必至のメイク漫画!!あざにおしろい ぱらりたかぱ、ぱらり先生ーーーっ!!!モーニングを開いたらぱらり先生の名前があってバチクソテンション上がりました…! 「周囲から美人だと思われている篠宮ユキは、メイクが得意で美容の専門を目指している女子高生。ユキは、顔に痣がある同級生白井梢に興味を持ち、痣を隠すメイクを施してあげるが…」というあらすじ。 あざにおしろい(前編)Dモーニング http://dm.m.eximg.jp/viewer/1440/1425/ https://twitter.com/parari000manga/status/1149995308849364992?s=20 んも〜〜!!ユキも梢というキャラクターが持つ説得力がすごい…!! SHBのときからモブにすら読み応えあるバックグラウンドを設定していたぱらり先生。今回の『あざにおしろい』でも、家庭環境・学校生活の違いを提示することで、2人がどんな人間なのかめっっちゃわかりやすく描かれています。 「そのままの自分で自信を持っていたい」 「いつもと違う自分になりたい」 この前編で梢が抱いた気持ちは、痣の有無に関わらず全てのメイクをする人に当てはまる感情じゃないでしょうか。 そして何より、ぱらり先生の描く女の子2人のやり取り…やはり良い…!女の子がメインだからか、SHBのときよりも絵がきれいになっているように感じました。 梢ちゃんのデート、男の子にガッカリされる未来しか想像できなくて辛い…。 後編でユキと梢の2人がどんな決着をつけるのか楽しみです!! >(補足)SHBとは、ぱらり先生の著書「スーパーヒロインボーイ」の略称。ひょんなことから女児アニメにハマってしまったけれど、そのことを素直に認められないヤンキー男子高校生を描いた作品。 >本編のそこかしこで息をするように自然に百合とBLが進行するためか、男性読者むけのレーベル作品でありながら、本屋さんによってはBLの棚に置かれているらしい。 (画像は前編より) 50単位で悟りが開ける?仏教専門学校!ぶっせん 三宅乱丈かしこぶっせんって実写ドラマ化もされた人気作品だし、三宅乱丈のギャグ漫画なら間違いなく面白いっていうのは分かっていたのですが、やっぱり読み始めたら止まらなくなっちゃったくらい面白かった。貧乏なお寺が金儲けの為に「君も50単位で悟りだ!」がキャッチコピーの仏教専門学校を開校して、そこに入学した問題児な生徒8人を中心に繰り広げられる文字通りドタバタなコメディーです。一応ライバルの金持ち寺がスパイとして送り込んできた正助くんが主人公なんですが、おバカな一休さんみたいなキャラなのであんまり主人公っぽくないんです(ドラマでは吉沢亮が演じてたんだ!笑)。しかも、他の生徒達もイタリア人だったり、男のフリして入学した女の子とか、個性派ばかりで全員好きになっちゃうから誰が一番っていうのがないのも、この漫画の魅力ですね。全体的に大ネタも小ネタも多くて笑いっぱなしだけど、特によかったのは最終回かな〜。終わっちゃうのはさみしいけど、こんなにいい終わり方をされたら何度でも読みたくなる!って思いました。和山やま先生の学生時代の作品優等生の問題 和山友彦たか※ネタバレを含むクチコミです。印刷会社を通し印刷物のことがよくわかる #1巻応援刷ったもんだ! 染谷みのる六文銭普段何気なく眺めているチラシやポスターですが、当たり前ですが人の手によって加工され印刷されているんですよね。 あと、本なんて印刷物の塊ですよね。 そういうことの細かい作業や苦労が本作によって知れます。 身近な印刷物にもつい目がいってしまうほど、色味とかつくり方とかの説明をわかりやすく面白く伝えてくれます。 また、主人公が元ヤンという設定も良いです。 というのも、元ヤン=アツイ思いがありやるときは突き抜けてやる、イメージがあるのですが、本作も同じです。 大好きな漫画に影響されて入った会社なだけに、その理想と現実にギャップを感じながらも、一生懸命向き合う姿は勇気と元気をもらえますね。 誰もが何かしら思いがあって、その仕事についているわけですから。 クセのある同僚(主人公も元ヤンで大分クセありますが…)との、連携などもアツイです。 印刷物や印刷会社のことがわかりながらも、お仕事漫画特有の面白さもある漫画です。 人間関係の広がりも含めて2巻がどうなるか楽しみです。 これマジめっちゃ良かった…!THE GREAT ROAD 佐藤啓たか力強い絵から繰り出されるジワジワくる笑いの威力がすごい! これ始めはどこにいるのかざっくりとしかわからなくて(地方と島々が広がる風景だけが手がかり)、クライマックスで初めて地名がわかるんですよね。 「こんな辺鄙な村さ何しに来たのや」っていう言い方がうわメッチャ自分の地元っぽい〜〜と思いつつ読んでたらホントにそうで、地名を最高の威力でオチにしてあってマジあっぱれでした。 いぎなしすげぇ!! https://twitter.com/k_sato22/status/1311594213084024832?s=20今週のOL進化論OL進化論 秋月りすにわか生活に根ざしているネタだけど、閃きがあるところがいい。のんびりと読んで楽しめるところもよい。今週はセクハラ上司に会うのに、強面の家族をレンタルって話が良かった。レンタル家族、ほんとにあるのかな?義父の息子感想義父の息子 金賢智名無し面白かった! 一つ気になるのは本来のケンちゃんが一切存在せずに生きて死んでるところだけれど。 あとちょっと泣けばいいのか、笑う話なのかわからない。 この父親がうっかりで人を殺しすぎてる気もする、そこがちょっと話の枠先行で作ってる感じも…。 でも完成度高すぎて全くストレスなく読めてしまった! 男に好かれて変な感じだけど実は息子思いの父親で、気づいていないけど轢き逃げしてしまった男性と歩み寄っている、そこが面白い! 実の父親より優しくすんなよぉ、と言う「ケンちゃん」が切ない。 全く見ず知らずの男同士になってしまったけど双方はこれから父と子のような関係を築くんだろうなと想起させる! 22歳、天才ですね。 「会長島耕作」の感想まとめ会長島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。親子って本当に、面倒臭い母と娘 瀬川環nyaeたまたまツイッターで流れてきたものを読んで、すごい話だと思ったので感想書きます。ちょうど2年前のモーニングに載った読切なんですね。 本当に厄介で嫌になる、親子という関係が上手く描かれてると思います。子を思うあまり無意識に縛り付けてしまう親。それを心底嫌悪し、切り捨てようとする子供。こう書くと最悪な感じがしますが、なんも珍しいものではないでしょう。どこにも明確な悪意はないから。同じではないものの、自分と重なる点もあり、ウッという場面がありました。 あー、親と子の関係って、本当に面倒臭い。 ちなみにそのツイートはこちら https://twitter.com/segawatamaki/status/1311210272875520000?s=21「専務島耕作」の感想まとめ専務島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 「常務島耕作」の感想まとめ常務島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。「取締役島耕作」感想まとめ取締役島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。<<1516171819>>
表紙を見て「あ、これは自分の好きそうな漫画だな…」と、ピンと来たので買ってみたら大当たりでした。表紙の印象を超える作品に出会えるってそれほど多くないのですごく嬉しかったです。作者の桐村海丸さんについて調べたら、最近ではさらみという別名義で「ピカエル」という作品を描かれていたようです。え!全然雰囲気が違う!! あらすじにある通り「とんがらし」は【新撰組になる前の、まだ何者でもない彼らの物語】です。沖田総司、近藤勇、土方歳三などの歴史に名を残した面々の、誰の記憶にも残らないような何気なくて尊い日々、例えば、どしゃ降りの日や月が綺麗な夜などが描かれています。あまり多くを語らないからこそ生まれる余韻がとても心地よかったです。脇役が子供から大人まで魅力のある顔立ちをしているのも楽しかった。ひとことで言えば「漫画が上手い!」です。