オール・ザ・マーブルズ!
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女が野球をすることに、まだ世間があまり興味を示さなかった頃。リトルリーグで男子に交じりエースを務めるほどの圧倒的な才能を持った草吹恵と、女性離れした体力を誇るスラッガー結城愛。ふたりの“めぐみ”は、ともに大好きな白球を追って、青春のすべてをグラウンドに懸けることを誓う。その出逢いは、女性にとっての野球の未来を、世界を変えるほどの、大いなるストーリーの始まり。『銃座のウルナ』で第21回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した鬼才・伊図透が挑む、真っ向勝負のガールズ・ベースボール・ロマン、満を持してのスタート。※“(go for) all the marbles”は「いちかばちかやってみる」「すべてを懸ける」の意。月刊コミックビーム連載『全速力の。』改題

すきゃったーあなたがここにいてほしい
SCATTER あなたがここにいてほしい
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あらすじ

怪作『ザ・ワールド・イズ・マイン』を凌ぐ無茶苦茶なスケールで送る、アナーキーな物語。満を持して“約束の地”ビームでスタート!!混迷の時代に生きる全ての人々に捧ぐ単行本第1巻!!

緑の歌 - 収集群風 -
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あらすじ

“好き”の気持ちに、国境はない。はっぴいえんど『風をあつめて』。村上春樹『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』。岩井俊二『リリイ・シュシュのすべて』。ゆらゆら帝国『バンドをやってる友達』。台湾・台北で暮らす少女・緑(リュ)は、日本の文化を通じて新しい世界と出逢う。見たことのない景色。初めての感情。そして不思議な少年と夢に。まるで、風に吹かれるように。これは音楽を愛し、物語に救われたひとりの少女と、あなたの物語。『猫を棄てる 父親について語るとき』(著・村上春樹)で、装・挿絵を担当した台湾在住の漫画家が贈る、初連載作品。世界が私を待ってる。初めての物語、初めての音、初めての夢が、私と出逢う、その時を。●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM

うるとらへゔん
ウルトラヘヴン
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あらすじ

近未来――世界は多様なドラッグの出現によって、様々な精神世界を体験できるようになっていた……。イメージの天才・小池桂一が、衝撃的な筆致で縦横無尽に描く、トリップシーン! まるでジェットコースターのように流れる幻想の洪水を、ぜひ体験してください。

最年少手塚賞受賞者の天才・小池桂一が精製した、読むドラッグ

天才の創造物は、問答無用です。余計な思考を介在させる余地がなく、対峙した瞬間に心を、意識を、魂を持って行かれます。そこから解き放たれ、現実に帰って来るのに暫しの時を要することもままあります。 小池桂一という才能は、極一握りの疑いようのない天才です。天才としか表現しようのない作品と経歴とエピソードの持ち主です。その代表作『ウルトラヘヴン』は、紛れも無くそんな天才によって生み出された異端で超越性を持った怪作です。 弱冠16歳での手塚賞入選。これは今なお最年少記録です。入選作品なしの年も多く、第一回からして入選はおろか準入選すら出なかった手塚賞。そんな中で、手塚治虫自身が「やられた!」と天を仰ぎ、筒井康隆や梶原一騎、ちばてつや、本宮ひろ志といった厳しい目を持った審査員たちが満場一致で認めざるを得なかった才能。それが小池桂一です。 しかし、そのまま素直に日本で漫画家であり続けることはせず、ヒッピーになりパチンコ屋でバイトをしてお金を貯め、アメリカへ。そしてディズニーの下請での映像制作などに携わり、マーベル社からも作品を発表。バンドデシネを代表する作家であるメビウスに影響を受けつつ、手塚賞受賞から八年後に帰国。そして、数年に一度というペースで作品を発表し続けて現在に至ります。 単行本が十年以上出なかった期間もある中、一体どうやって収入を得て暮らしているのか? 漫画以外、日本以外でも絵の仕事を行っているようではありますが、お子さんがいるという話もあり、謎に包まれています。 伝え聞くエピソードで秀逸だと思ったのは、ヒッピー時代に書いた八十枚程のマンガのお話。それは普通の漫画の概念では有り得ない、三ページ見開きという形態もある異形の作品。お経か巻物のような形でしか製版もできないその漫画は、全てを繋げると一枚の巨大な絵となり、最初の頁と最後の頁を繋げるとストーリーが無限に循環する構造になっていたといいます。 オールカラーで全ページが一ページ一コマという体裁の『スピノザ』など、その奇抜な発想とマンガ表現の可能性を追究した作品は、正に天才の所業であると言わざるを得ません。 そして、そんな小池桂一の最新作でもある『ウルトラヘヴン』。上記の作品群に比べれば、まだ一般的なマンガとしての形式を保った作品ではあります。ただ、今作もマンガ表現の一つの極致であることは、一目瞭然です。そう、数ページ見れば言葉を尽くすより雄弁にその圧倒的な世界を物語ってくれます。エンジン音だけ聞いてブルドーザーだと解るくらい直感的に理解できます。 『ウルトラヘヴン』が描くのは、薬事法が改正された近未来。ある程度の薬物の所持・使用が合法化された日本では、「今日帰り一杯やってく?」のノリでサラリーマンたちは仕事帰りにバーに寄り、その日の気分に合わせた薬を調剤してもらい楽しみます。そんな中、人生に対して自暴自棄になっており違法ドラッグにも手を染める主人公カブが、恐ろしく効き目の強い新型ドラッグの噂を耳にして―― 物語は度々訪れるカブのトリップ状態と共に進行していきますが、その描写が圧巻です。 途轍もない画力と、ダイナミックなコマ割り、構図が生み出す唯一無二のペーパードラッグとしての魅力。自分の感覚が増大し、世界と自分が変質し、(私自身は薬物を使ったことはないのですが)まるで実際にトリップしてしまったかのような錯覚を覚えさせてくれます。 現実と夢と幻想の区別が付かない状態に陥るカブの姿を見ている内に、読んでいるこちらも地に足がつかない酩酊感を覚えます。どこまでが夢でどこまでが実際に体験していることなのか。「我思う故に我あり」で考察されたように、この今いる世界が夢であったとしても私たちがそれに気付くことは不可能です。入れ子構造のような物語の中で、自らの存在の不安に晒されるカブの気持ち悪さを、尋常でなくハイクオリティな絵によって体感させられます。 又、薬物によるトリップだけでなく、変性意識全般がこの作品のテーマの一つになっています。アンプという装置を用いた瞑想によって、意識レベルを増幅させるという行為も作中で描かれますが、その描写もまた凄まじいです。 多幸感を超えた、全能感、宇宙との一体感。哲学的、宗教的な命題であり、量子論も絡めて論じられる、人間の脳がもたらす可能性の世界。人が人の身でありながら、人の領分を超えて神の領域、まさしく「ヘヴン」に至る道。ある意味で、三次元に於いて四次元の存在が認識できないものの、その影によってその存在を感じられるように、この作品は通常人間には知覚できない事象が、知覚できるように落とし込まれ表現された特異な書物と言えるかもしれません。 A5判で数年に一度しか刊行されない漫画なので、残念ながら普通のお店にはまず置いていないでしょう。私自身もヴィレッジヴァンガード以外の店頭では見掛けたことがありません。ネット上以外で見付けるのには苦労するかもしれません。が、体験しておく価値のある本です。そう、今作は普通の読書という範疇を超えた、一つの超越的体験です。 アンヴィエントサイケな曲でもヘッドホンで聴きながら読むことで、一層その効果は高まるでしょう。このペーパードラッグは安価ですが極めて上質で副作用もありませんので、安心して服用して下さい。 画像『ウルトラヘヴン』1巻より

兎来栄寿
兎来栄寿

現実世界に揺さぶりをかける

たとえば、いまここに会議室があり、黒いスーツを着た男が6人、大きな四角いテーブルを囲んで、やれ何が正解だ、これが正解だ、いやそれは違う、と不毛な言い争いをしているとする。6人の意見はまるで嚙み合わず、それぞれの手元に置かれたコーヒーカップの中身もなくなろうとしている。 それはもしかすると、ありふれた光景なのかもしれない。 しかしウルトラヘヴンを読んでいると、そんなありふれた光景がなにか異様なものに思えてくる。いや、一周まわって、かえってありふれた光景にもどるというべきか。 6人の意見が嚙み合わないのは、それぞれが違ったものの見方をしているからとみて、たぶん間違いはないだろうと思う。そう、6人が6人とも違った見方で世界を捉えている。 さて、言い争いがヒートアップしてきたようである。ひとりの男が椅子から立ち上がり、テーブルを両の手のひらバンッと叩いた。向かいの男も立ち上がり、手振り身振りをまじえながら、喧しく声を荒立てる。隣の男が宥めにかかるが、それがかえって火に油を注いだようである。その手を乱暴に振り払った。その拍子、コーヒーカップが床に落ち、パリンッと音をたてて粉々に割れた。 手を振り払った瞬間、男にはコーヒーカップが見えていなかったと言わざるを得ない。コーヒーカップは確かにそこにあったのに……。なにもドラッグで視界がグニャグニャに歪まなくても、在るものが無かったり、無いもの在ったりするのは日常茶飯事のことなのだ。各々が(それは人間であっても動物であっても虫であっても地球外生命体であってもいいのだが)各々の目で、脳みそとかそれに準じた器官を通して、世界をみているにすぎないのだ。 いまここに会議室があり、黒いスーツを着た男が6人、大きな四角いテーブルを囲んで、やれ何が正解だ、これが正解だ、いやそれは違う、と不毛な言い争いをしているとする。6人の意見はまるで嚙み合わず、それぞれの手元に置かれたコーヒーカップの中身もなくなろうとしている。 はたしてそれは本当に目のまえに存在しているのだろうか。少なくとも人間である私たちにそれを確かめる手段はない。それは神のみぞ知るところである。

影絵が趣味
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星のさいごメシ
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あらすじ

目玉焼きの黄身をいつつぶすか……散々考え通した末にたどり着いた新たなる主題とは!?編集者の星乃(ほしの)は、婚約者の一平(いっぺい)と幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある出来事が星乃を不幸のどん底へと突き落とし……。今まで“さいごメシ”なんて考えたこともなかった。“さいごメシ”はただの食事なんかじゃない。もしかしたら、「私の人生」が詰まっているのかもしれない。それぞれの人生が浮かび上がる新感覚フードギャグ、開幕―――!

食べ方から食べることへ

目玉焼きの黄身をいつ潰すかどうかで一世風靡(?)した、おおひなたごう先生の新作は、最後に何を食べるか?という話。 会話もなくなりかけた飲み会の3次会でするような話を、マンガにしています。 目玉焼きでは食べ方を、本作では食事そのものを通して、人生感を問うてます。 さてその内容ですが、主人公は婚約者に突然別れを切り出され、自暴自棄になっているところを、とある飲み屋で「人生最後に何を食べるか?」で盛り上がっているところに遭遇。 その場所には、偶然、これが最後だと食事にきていた自殺志願者の人もいて、店主の「人生最後に食べたい食事」を振る舞われ、生きる気力を取り戻す。 そこから、誰かの最後の食事が、誰かを救うかもと着眼点を得ます。 編集者でもある主人公は、WEBマガジンの新企画として、色んな人の最後の飯を調査する~という流れ。 フードギャグと言っていますが、テーマが最後の飯だけに、真面目さがやや多い印象。 それでも、食事を通した価値観は、面白いものがあります。 2巻で主人公の婚約者が、別れを切り出した理由がわかってきて、面白くなってきたところで、なんと3巻で完結だという。 非常に残念です。 ちょいちょい目玉焼きの内容がでてきたりとファンに楽しい作品でしたが、さすがに間口が狭すぎたか。 何にせよ、最終巻まで見守りたいです。

六文銭
六文銭
ファミレス行こ。
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あらすじ

あの、「地獄のカラオケ大会」から4年――。大学1年生の岡聡実くんは、東京で「普通の大人」になるべく学業に勤しんでいた。しかし、ひょんな出来事から始めた、深夜のファミレスのアルバイトをきっかけに奇妙な縁は、再びめぐり始める。バイト先のファミレスに現れるマンガ家・北条先生、マンガオタクでバイトの先輩・森田さん、そして、あの夏の日に出会ったヤクザ・成田狂児など、個性豊かなメンツが聡実くんの日常に関わってきて……。累計55万部突破&24年1月に実写映画公開の『カラオケ行こ!』の続編がついに刊行!●和山やま ビームコミックス好評既刊●[夢中さ、きみに。][カラオケ行こ!]●和山やま[ファミレス行こ。]公式X(Twitter)●@YamaWayama_PR●映画『カラオケ行こ!』公式X(Twitter)●@moviekaraokeiko●コミックビーム 公式X(Twitter)●@COMIC_BEAM

このものがたりでねこにきがいはいっさいくわえておりません
この物語でネコに危害はいっさい加えておりません。
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あらすじ

にゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃ。にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃんにゃにゃんにゃん!!にゃんにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃ…。にゃにゃにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃん――!?

くちべた食堂
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あらすじ

5年間、入りたいと思ってもなかなか定食屋さんに入れなかったお客さんと入ってほしいと願いつつも、なかなか入ってもらえなかった、ほんの少しお客さんの少ない定食屋の店員さん。心の声はダダ漏れですが、お互い色んな意味で好意を伝えきれません。じれったいふたりの関係は、友情? それとも…恋……?総いいね数100万超えの大人気WEBマンガが描き下ろしを加えて、待望の書籍化!

口下手な二人のじれったさがたまらない

六文銭
六文銭
はるはめぐりて
ハルはめぐりて
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あらすじ

好奇心旺盛な中学生の少女ハルが、ひとり旅で世界へと。それは、新鮮な驚きと不思議なときめきに満ちた、「出逢い」の記録。『祈りと署名』収録の短篇「ハルはきにけり」に登場し大きな反響を呼んだ、異国に憧れる少女、彼女が、ミドルティーンになり、いよいよベトナム、台湾、モンゴルと、世界を、そして日本を、巡ります。圧倒的な個性で、村上春樹作品のコミカライズなど、従来のマンガの枠を超える活躍を見せる著者が、詩情と優しさ溢れる少女の「冒険」を描き出す待望の連作集。

地底旅行
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あらすじ

さあ、行こう、地球の中心へ! 東京ディズニーシーのアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」の原作としても名高い、ジュール・ヴェルヌの歴史的名作冒険ロマンを、真っ向から本格コミカライズ!

困った じいさん
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あらすじ

ばあさんを何かとトキめかせる困ったじいさんの漫画が待望の単行本化!!ツイッターで10万「いいね!」超!ボケたフリして隙あらば、ばあさんをドキドキさせる、ツイッターで話題のオーバー還暦ラブコメ!!描き下ろし漫画も収録!

はなちゃんと、世界のかたち
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あらすじ

田舎町に暮らすはなちゃんは、時に危うくて時に優しい世界の断片に触れながら、少しずつ大人になっていく……。どこまでも奔放で愛おしい“あの頃”の物語。大注目の新鋭が贈る待望の初コミックス。

優しさと不思議いっぱいの素敵な短編集!

コミックビームに読切が掲載されたときから、ずっと発売を楽しみにしていた短編集。普段は電子書籍派なのですが、これはぜひ紙で味わいたいと久々に書籍を購入しました。たまたま青山ブックセンターで買ったらサイン本が置いてあって興奮しました! https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/281755/d4365865-a547-42df-a735-5f12013c0007.jpg 配色といい構図といい、んも〜!この表紙メチャクチャ好きです…!青みを帯びた色で描かれたリアルな背景と、極端にデフォルメされた少女と猫。語彙力が足りないので、とにかく「この絵の感じめっちゃ好き」としか言えません。 そして表紙をめくってすぐの遊び紙の絵も最高〜〜!!その裏の目次の絵もカワイイ!!フォントまでカワイイ!! この短編集に収録されている、(新規描き下ろしを除いた)4編のうち3はすでにビームで読んだことがあったので、表紙を開くまでは割と落ち着いていたのですが、ここでテンションがギュンと高まりました。そのくらい素敵…! っていうか、帯も袖もカバー下も余すところなくイラストがあって超素敵なんですけど〜〜!!隙きがねぇ〜〜ッ!!ちなみに電書も買ったのですが、帯以外全部収録されてました。ありがてぇ〜〜!! お話の内容はというと、はなちゃんが嵐の日に不思議なものを見たり、原っぱでとんでもない目に遭ったり、卓球したり、親友のうたちゃんが宿題をしたり。はなちゃんが体験する(ちょっと不思議な)日常が描かれています。 (植田りょうたろう『はなちゃんと、世界のかたち』より) https://i.imgur.com/Nl8Qgq5.png それぞれのお話は独立していて、世界観や登場人物についての説明がないところがまたいいんです。はなちゃんが観ている世界をそのまま、「読んでただ感じてくれ」というスタイルが最高。 そしてまた絵の話に戻りますが、植田りょうたろう先生の絵がやっぱすごくいいんですよ…!! (植田りょうたろう『はなちゃんと、世界のかたち』より) https://i.imgur.com/RKt2zZX.png 水彩っぽいリアルな背景、ゆるくて可愛いデフォルメ、大胆な構図、セリフに合わせて変化するフキダシ。最初のお話「あらしのかたち」を読めばすぐに良さがわかると思います。 なお「あらしのかたち」と「卓球セラピー」がニコニコ漫画でも読むことができますので、とりあえず読んでください。 https://seiga.nicovideo.jp/comic/43628?track=list 全ページ・全コマ最高の、買って間違いない1冊です…!

たか
たか