flowersの感想・レビュー205件<<12345>>ナイトクラブと花のお話今夜クラブ・アルカナで【単話】 大宮ハルカ名無しいくらなんでも主人公のアリサが跳ねっ返りすぎるし、そのことに説明がなさすぎて本当に読切かどうか、読んでる途中で3回確認してしまった。ルーキー読切シリーズの著者紹介を読んで、同じナイトクラブを舞台にしたシリーズ読切をかかれていると知って納得しました。 最後はそんなすれ違い方する?という感じでびっくりでしたが、2人がうまくいきそうでよかったです。 人柄で輝く壮大な中東的絵巻(映画化記念!)金の国 水の国 岩本ナオあうしぃ@カワイイマンガこの作品がまず凄いのは、主人公達を美男美女に描かない……と言うと怒る方もおられるかもしれませんね。最終的には、主人公の二人はカッコ良くなりますからね、分かります。 豊かな交易国Aの姫は、見た目ぽっちゃり体型。水が豊富なB国の男性は、髪ボサボサ。しかし彼女達は、次第に輝き出します。 男性は頭脳と損得抜きの実直さでA国中枢と渡り合い、姫は人柄と度胸でギリギリのやり取りを制する。そして次第に聖性を帯び、大人物となってゆく……。 二人を輝かせるのが「人柄」だという事に、こんなにも胸躍るとは! 世界観は中東的。豊かなA国の規格外に豪華な宮殿は、眺めているだけでも楽しい。B国は毛皮の装飾など、やや北方的な感じ。現実世界のどのあたりがモチーフか、想像するのも面白いです。 互いの内面に惹かれ、深い部分で愛し合い、信頼を強める二人が周囲の人たちを和してゆき、大きなものを動かす。スケール感のある物語がたった1巻に濃縮され、読み終わって思わず、うわぁと声が出てしまいました。 (23年1月27日に映画化とのことです。壮大な絵はアニメ化に向いていると思っていましたが、ポスターが素晴らしい!) https://twitter.com/kinmizu_movie/status/1596292657352871939?s=46&t=5CTjuadDgQT13SzcdsdmLA一生ソータを振り回すサエコ、可愛いって最強って思いました!失恋ショコラティエ 水城せとなstarstarstarstarstarこめつぶソータにとって一生可愛いすぎるサエコ。 ソータは一生サエコに振り回され続けて、一生大好きなんだろうなwって思います! 冷静に考えて諦めた方が良い、次に行って別の人と幸せになれるのに、自分にとって一番のツボにドはまりすると沼から抜けられず一生好きな感じ、共感できたw 結婚してようがどうなってようがツボの人は好きですねw サエコのために作り続けるチョコ、美味しいに違いなし!勇気が出るサバイバル作品7SEEDS 田村由美ゆゆゆ「ミステリと言う勿れ」と同じ作者と知り、興味を持って読んだら、いい意味で全然違いました。サバイバルものなんですがリアリティがあって精神的なたくましさに勇気づけられました。とくに女性にオススメ! 素敵な漫画海街diary 吉田秋生starstarstarstarstar_bordermotomi少し家庭は複雑ですが、暗さを感でじさせることなく優しい雰囲気で話が進んで行きます。 4姉妹それぞれどの立場で見るかで感じ方がまた違って、読むたびに異なった印象になります。 鎌倉の綺麗な景色や名所が色んなところに盛り込まれていて読んでいるといきたくなります。 続きがどんどん気になって面白い漫画です。映画が原作!じっくり漫画で読み進めるのもおすすめです!窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション 水城せとなstarstarstarstarstarこめつぶLGBTやバイセクシャルの言葉が一般的になりつつもまだハードルが高い事の方が多い。世間の目がどれだけ浅はかなものかと感じました。 男性同士の恋愛、BLの作品に触れると好きな気持ちに性別は関係ない。と思います。 自分の気持ちに素直になれない事情を抱えるほど、真っすぐで強い気持ちが育つ2人。幸せになる事への恐怖や止まらない気持ちなど、気持ちのコントロールがつかない程恋愛に頭がいっぱいになる姿がとても素敵なお話です。すごく引き込まれますミステリと言う勿れ 田村由美starstarstarstar_borderstar_bordermotomi最初は、ほのぼのとした整の雰囲気が素敵だなあと思いながら読んでいました。次第に、整のお喋りに「なるほど。」と感心する場面がたくさんあります。 人間の怖さとかがすごく上手く描かれていると思います。 漫画というより小説を読んでるみたいに文字多いですが、事件の解き方や整の考え方が面白いです。 やっぱり最高✨ふしぎ遊戯 特別編 渡瀬悠宇名無し※ネタバレを含むクチコミです。ゼロ年代SFの金字塔バルバラ異界 萩尾望都名無し7年間眠り続けている少女の夢と100年後の未来がリンクするなど展開が縦横無尽でレジェンド作家の力量に圧倒されながら読みました。しかも文庫版の大森望氏の解説に当初の予定ではバルバラ内で終わる話だったのが締切直前に変更して、以降は毎回辻褄合わせに苦労しながら描いていたらしいとあり更に驚き。自分はSFを読み慣れていないのもあって着いていくのに必死なところもありましたが、渡会先生とキリヤの父子の物語としても純粋に感動しました。渡辺多恵子先生の新作読切早春賦【マイクロ】 渡辺多恵子名無し舞台は明治時代。妹の縁談がなかなか決まらないことに焦っている兄がいました。実は兄は養子なので2人に血の繋がりはなく、妹は兄のことが好きだったのですが、兄はそんな妹の気持ちに全く気づいていません。 よくある少女漫画らしい設定ですが、さすがベテラン。最初から最後まで面白く読みました。見た目に反して兄の友人の芹川がいいヤツだったおかげでハッピーエンドでしたね。面白い読切って続きが読みたくなるので困る〜! ジャズっていいな坂道のアポロン 小玉ユキstarstarstarstarstarNanoアニメ見て鳥肌が立ちました。 演奏シーンが凄すぎる。作画がもう本当に綺麗すぎて度肝を抜かれた記憶がある。もう10年前なのか…。 YUKIのOPもすごく好きだったな。 アニメの話ばかりもアレなので漫画の話もすると、漫画もずっと画が綺麗です。漫画のはずなのに音楽が聴こえてくる。 キャラクターの心理描写や、昔ながらの青春がいっぱい詰まってて心が温かくなる。レコードとかめちゃくちゃエモじゃん…。 実写も悪くなかったけど、アニメが凄すぎた。また見たい。姉っぽくない姉だな〜と思ってたけど…姉の結婚 西炯子starstarstarstar_borderstar_borderかしこタイトルに「姉」が付いてる割には姉感のない主人公だよな〜と思いながら最初は読んでいた。年が離れていてタイプも正反対の妹はいるけどよくある「長女あるある」な話もないし…と思ったら、7巻でその謎が解けた。同時に、一見すると地味だけど仕事も出来るし美人だしかなりモテる主人公なのに愛されることを拒否しているのはそういう理由があったのかとも納得した。西炯子作品は大人になってから読むと更に面白い。「娚の一生」も読み返したくなった。いままで読んだ中でいちばん好きな年の差漫画かもしれない #読切応援天使の素描 桜小路かのこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 小説家のもとに届く、差出人なしの手紙とは…あらあらかしこ 波津彬子名無し※ネタバレを含むクチコミです。神様と馬と東京海が見える大井町 岩本ナオぺそ※ネタバレを含むクチコミです。40代独身・元喪女、蘇生す。初恋の世界 西炯子さいろく腐女子というだけで喪女ではないだろと思ったけど、学生時代の過去の経験などは立派に喪女。イベントすら発生フラグも立たんのが喪女だというそこのあなた、読んで精神を攻撃されましょう。 初恋、どんなだったっけねーと自分をからかう余裕も見せつつ、かくいう自分も主人公と同じく歳を重ねてしまったナァと思うのです。 主人公は某志の高い珈琲店を任された雇われ店長。 任務を遂行するためにいっぱい迷いながらも奮起していく…だがそれはあくまで仕事であって、仕事は大半の人にとっては実は人生における最大のコマではないのだ!という感じの冒頭数巻。 なかなかに熱い展開にもなるし、フィーヤンに近いんじゃないかっていう大人の女子事情もいっぱい絡んでくる、flowersってこんなだったかーって感心しつつ面白いのでおすすめです。 正統派中華後宮ファンタジー #1巻応援煌燿国後宮譚 江平洋巳兎来栄寿極めて王道的な中華風後宮ファンタジーですが、このジャンルに馴染みがある方もそうでない方も楽しめるであろう傑作です。 近隣諸国を次々と落とす南の大国である煌燿国の源族が世界の中心となっており、北の小国である天河国の姫である主人公・サラーナは齢14にして和平のために煌燿国の後宮へと嫁ぐことに。 正規の妃の座を狙う他の姫たちとのドロドロとした争いや、聡明で高潔ながら外の世界を知らない皇帝とのロマンスなど、押さえるべきポイントはしっかり押さえられています。 サラーナは馬と共に生きることを誉とする一族であり、乗馬が得意であるなど持ち前の逞しさが魅力的です。表紙にも描かれている狼が可愛くて、死なないことを祈りながら読んでいました。 この1巻は「天翔ける狼」と「白玉牡丹」の2本の中編でそれぞれ完結しているのですが、特に後者の方が胸に迫り、強く惹かれました。 1冊でも十分まとまっていて楽しめますが、現在続きも描かれており秋には2巻も発売予定ということで非常に楽しみです。この主従関係が卑怯2022 #1巻応援メイドのエミリーは今日も笑わない 大上貴子兎来栄寿まず、1話目の「エミリーは魔女」を読んで「ズルい! こんなの皆大好きでしょ!?(キレ気味かつ満面の笑み)」となりました。 そのテンションがずっと続いていくのか、とドキドキしながら入った2話目の「イースターエッグをみつけて」では奥深い人間の心の機微に触れるお話が描かれており、「ああ、この作品はこの後もきっとこのような感慨を様々に与えてくれるのだろうなあ……」と、半ば確信めいた期待が芽生え、そしてそれは見事に満たされていきます。 恋愛が主軸の良い少女マンガをお求めの方には、2022年でも筆頭として推したいです。 大上貴子さん、これが初コミックスとは思えない素晴らしき一冊で、今後もぜひご自身の萌えを世界に解き放っていただきたいです。あなたのマンガで皆が幸せになります。異類の友、になれるだろうか?異類の友 空木帆子よみきり集 空木帆子pennzou『異類の友 空木帆子よみきり集』は、そのタイトルの通り、主に『月刊フラワーズ』にて発表された、空木帆子先生による読切を集めた作品集です。 本作は、『月刊フラワーズ』で注目の3作家のコミックスを発売する「NEXT3フェア」という括りで発刊されました。本作以外の「NEXT3フェア」のコミックスは、大上貴子先生による『メイドのエミリーは今日も笑わない』、江平洋巳先生の『煌燿国後宮譚』。各コミックスの帯には、現在『フラワーズ』で連載されている大御所作家によるコメントが寄せられています。本作は田村由美先生なのですが、コメントが詩的かつ分析的で、その表現力にさすが田村先生……とおののきました。なお他作のコメントを担当されたのは、『メイドの~』が波津彬子先生、『煌燿国後宮譚』がさいとうちほ先生でした。各作品がどのような立ち位置に想定されているのかが、うかがえるような気がします。 空木先生および大上先生はフラワーズ新人作家(という表し方の是非については脇に置かせてください。なにせ空木先生がデビューしたのはもう6年も前の2015年12月号で、新人と呼ぶには憚られるところがあるのは確か……)にあたりますが、新人作家の紙の単行本が出るのは、2017年の笠原千鶴先生『ボクんちの幽霊』ぶりのことです。自分はかねてよりフラワーズ新人作家のコミックスが発刊されることを待ちわびていたので、今回のフェアで空木先生と大上先生のコミックスが日の目を見たのは、とても嬉しい出来事でした。 『異類の友』の話に戻ります。本作品集は6作品が収められています。ショートショートから長編まで幅広く取り揃えられており、色々な読み味が楽しめますが、自分が好きだったのは「アザミと芙貴の指定席」と「おしどりふうふ」の長編2作です。 「アザミと芙貴の指定席」で描かれているのは、人であるアザミと人ならぬ者を自称する芙貴という二人の交差です。『異類の友』という作品集のタイトルは、このような描写から取られたものと想像します。その他の収録作品も、全く性質の異なる二者をメインに据えた作品が並んでいるので、このタイトルは作品集のムードを的確に表していると思います。 「アザミ~」で特徴的なのは、人ならぬ者・芙貴だけでなくその対となる人・アザミもまた孤立しているように見える点です。互いが孤立しているゆえに惹かれてしまうというのもわかる、しかしながらその上で……という部分が描かれているわけですが、ここで発生する二人の関係性のあざやかさが、とても心地よく感じられました。 さきほど、『異類の友』というタイトルは、人と人ならぬ者、全く性質の異なる二者からきていると書きました。その点で、「おしどりふうふ」は他作品と一線を画しています。というのも、「おしどりふうふ」でメインに置かれているキャラクターは、二人ともロボットだからです。つまり、自分たち読者と作品中のキャラクターが異類、という関係になっています。 子細は省略しますが、「おしどりふうふ」の物語は美しく終わります。二人の間にある感情だけを見ればハッピーエンドです。しかし自分が突きつけられたと感じたのは、さびしさであり、世界への絶望感でした。異類から世界はどう見えているのか、自分は異類を友にできているだろうか……そういった問いかけがあったように思えたんですよね。読み違えかもしれないのですが、空木先生もこのエピソードを反語的に描いているような気がしてなりません。(反語的というか、絶望を描きつつも、同時にこの二人を絶対に幸せにしたいという意志があったのかなと思う。この二人を幸せにするということは、現実にいる似た境遇の二人たちを幸せにするということなので) 「おしどりふうふ」を読んで、この問いかけについて考える、それだけであれば難しさはそれほどでもない気がします。しかし本作品集には、異類を絶対的に相容れない存在として描いている作品も収録されています。それがこの問いかけに対する答えをより困難にします。世界、複雑すぎるし残酷すぎる。 結局は、ケースバイケースで考えて、その時に一番いいと思う行動をするよりほかなく、それこそアザミがとったような行動をする、ということなのかもと思います。 本作は、異類というテーマで統一しながらも、異なる切り口の作品を集めることで、作品集としての強度を高めています。それが面白さの一端を担っている一方で、今回収録された作品はテーマに沿って選ばれた一握りである、ということも示しています。空木先生のデビューが2015年ということから察せられると思いますが、本作の収録作品数は、これまで発表された作品の半分にも満たないのではないでしょうか。(ちゃんとは把握できていないのですが……) 空木先生の残りの作品が、そしてこれをここに書くのもなんですけど、他のフラワーズ新人作家のコミックスが発表されることを、自分は心より願っております。 ちょっと怖かった!ワンダー【単話】 絹田村子名無し※ネタバレを含むクチコミです。何だかなあ……7SEEDS 外伝 田村由美名無し※ネタバレを含むクチコミです。渡瀬悠宇先生の渾身の一作!櫻狩り 渡瀬悠宇starstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 残念すぎる美人彼女の正体愛しの彼女は隠れオタク タアモ兎来栄寿タアモさんの『アシさん』に登場する山猫先生と、その彼氏である教師歴5年の成瀬の物語です。 付き合って3年経つにも関わらず、成瀬は山猫のことをよく知らない……というのも実は山猫先生はBL大好きな女性向け漫画家。ナウシカの腐海の植物がもぎたてフレッシュに思える程に腐りに腐り切っている残念な美人なのです。 しかし、成瀬は非常に天然で物事をすべて良いように解釈してしまいます。山猫先生が仕事でなかなか会えないことに関しても、少し浮気が頭をよぎりながらも自分なりに納得してくれます。また、たとえコラボカフェに連れて行かれても、2.5次元の舞台に連れて行かれても、他にも女オタク特有のありとあらゆる行動や妄想に巻き込んでも一切引くことなく受け入れてくれる、ある種神のような彼氏。 ただ、それでも山猫先生は彼氏よりも「彼氏と付き合う彼氏ができたらそのカプと付き合いたい」という邪な願望の方を強く抱いてしまう業の深すぎる女。 全体的に山猫先生の腐ムーブがパワフルすぎて思わず噴飯します。個人的には6話で、山猫先生と成瀬の生徒である中田さんが同カプであることを確認してすごい顔で理解し合えたことによる握手をするコマが大好きです。 なお、こちらは単体でも十分面白いですが、『アシさん』から読むことでより楽しめます。 言うまでもないことですが、タアモさんの絵は本当に可愛くていらっしゃいます。シリアスも好きですが、ギャグに振り切った作品も好きだなあ。美しい陶器と、危険な恋?青の花 器の森 小玉ユキ名無し小玉ユキ先生の新作。陶磁器の絵付け職人をしている主人公の職場に、無愛想なイケメンがやってきて……という比較的テンプレートな導入。絵付けという仕事の特殊さと、自然を愛する主人公の天真爛漫さにほんわかする。しかしイケメンのキャラには秘められた過去があるらしく、一筋縄ではいかない危険な恋になりそうな予感。<<12345>>
いくらなんでも主人公のアリサが跳ねっ返りすぎるし、そのことに説明がなさすぎて本当に読切かどうか、読んでる途中で3回確認してしまった。ルーキー読切シリーズの著者紹介を読んで、同じナイトクラブを舞台にしたシリーズ読切をかかれていると知って納得しました。 最後はそんなすれ違い方する?という感じでびっくりでしたが、2人がうまくいきそうでよかったです。