『モテキ』の久保ミツロウが描く、高校生活タイムスリップストーリー!――高校生活3年間、友達も思い出も作らず卒業式を迎えた今村金一郎(いまむら・きんいちろう)。だが同級生の女子・暁(あきら)と階段から転げ落ち、気づいたら3年前の入学式の日へタイムスリップしていた!憧れていた女団長・宇佐美(うさみ)と再び出逢った金一郎は、応援団に入団し、宇佐美が独りで頑張る応援団の立て直しを目指す!!
かつて、一世を風靡(ふうび)したガクラン体育会系Hギャグがついに復活やねん!!主役は、泣く子も黙る南河内大学応援団本部親衛隊隊長、その名ぞ青田赤道。お馴染みの「ちゃんわ、ちょんわ」や「クエッ、クエッ」のポーズを繰り出しながら、今日もひとりで嵐を巻き起こす!!ある日、南河内大学応援団に八尾大学応援団が殴りこんでくるといううわさが流れる。応援団幹部の間では、だれがきっかけをつくったのか犯人捜しが始まり、やがて一同の脳裏に三回生の青田赤道の顔が浮かんで…!!。
5万5千の熱狂渦巻く甲子園球場。その大観衆を束ねることができるのは、「阪神タイガース私設応援団」の中でも“センター”と呼ばれる者だけ…。応援団と出合い、人生が変わった男・桜坂嵐。目指すはセンターとしてこの戦場を仕切ること! 今、甲子園球場・ライトスタンドに熱い嵐が吹き荒れる――――――!! ︎※こちらの作品は、以前配信しておりました『心おきなく正気を捨てえ!!』を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。
女系家族で育った胡女は、高校入学をきっかけに男らしくなりたいと考え応援団の門を叩いた。しかし思っていた硬派な応援団とは様子が違う…。助けを求める者を見殺しにする彼らに啖呵をきり、胡女はたった一人で暴走族に立ち向かうのだが…!?男を磨け、多古西応援団!!
この世に応援できぬものはないと豪語する、県立バカ高校応援団。そんな男達の前に、次々と危機が訪れる。果たして彼らはピンチを乗り越えることができるのか!?様々なお下劣エピソードをふんだんに盛り込んだ、バカのバカによるバカのためのギャグオムニバス集。
学ラン×スカート×下駄、伝統ある応援団の紅一点――。熊本の伝統校に通う押耳心春(おしみこはる)、15歳。春から始めた部活は「応援団」! 熊本弁のマイペースな女ん子が、みんなに送る青春のエール! のんびり元気に、今日もこはる、声をはる! 応援団の学ラン女子の青春を描いた学園ショートショート、第1巻!
応援が生きがいの純情ボーイ福田新一(ふくだ・しんいち)は、応援団長としての最後の夏を終え、いよいよ受験態勢に突入した。しかし、何をやりたいのかわからず、悪友に誘われるまま東京・新宿に行くことに!女の子との突然の出会いで都会の渦に巻き込まれ……新宿のトップホスト・ウメさんちに居候!?新宿の街に集まるいろんな人の人生を応援します。もちろん女の子だって!
バカだけど、やるときゃやるぜ!! 桜場高校1年・椿誠は最強めざして応援團に!? 硬派に生きる漢(オトコ)に贈るニューウエーブ応援團グラフィティ!!
バンカラ野郎・加賀城団長率いる東嶺高校応援団に入部しちゃった天然むちむち娘・はるかちゃんの一挙手一投足にご注目あれっ!! 天然美少女×熱血応援団コメディ!! ※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついている特別版となります。
タイムスリップ含む広義のループものが好きなので、 本作も最初は読んでたいたのですが、途中で挫折。 (8巻あたりの演劇の所) 終わりってどうだったけかな?と気になったので一気に読んでみました。 このきっかけは、久保ミツロウ先生の作品って、 毎度、え?これで終わり?的な感覚を残されると、 そこかしこで言われていた(主に読者レビュー)のを目にしたから。 本作も同様のことが言われていた。 自分自身、好きな作家さんなので、作品には全部目を通しており、似たような感覚は経験しているからよくわかった。 だけど、本作を読んでわかったんす。 あくまで個人的な意見なのですが、久保ミツロウ先生は 「最後だけ決めて描いている」 んじゃないかってこと。 最後にこれだけ伝えたい! ってことがあって、そこから物語をスタートさせているじゃないかってこと。 物語のつくり方としては、ある意味正しいのですが、 久保ミツロウ先生の場合、最後だけがバッチシ決まってて、その勢いで舞台や設定が決まり、導入に戻り、そして勢いが続かず中盤がちょとダレる。(失礼) そして、ダレた中盤から、まくしたてるように結末に向かうから唐突感がすごいんだろうと。 そう考えて読むと、妙に納得ができ、理解が深まったんです。 (繰り返しますが、個人的な感想です。) 本作で言えば、最終巻が言いたいことの全てだと思います。 自分の中では、タイトルのとおり。 未来がわかると、人は頑張らなくなる。 どうなるかわからないから、あれこれ悩み、考え、がむしゃらになったりする。 例えそれが良いものであって、悪いものであっても、未来がわかることは絶望なのだと。 それが言いたかったのかな~と思いました。 結局のところ、繰り返すこと、やり直すことー「アゲイン」ーに、あまり意味はなく、未来がわかったからといって、本質的には何も変わらないのです。 最後の今村がそうでしょう。 そこから、他の巻のエピソードを読むと、自分的には得心がいきましたよ。 その中で、だからこそ何度やり直しても変わらない「思い」があるってとこには、グッときましたね。 また一つループものの名作に出会えました。