名無し

卒業式の日に階段から落ちて気がついたら三年前の入学式の朝にタイムリープしていた…というタイムリープもののコテコテな始まり方をする。
だいたい自分の人生を変えるか、誰かの人生を変えるのどちらかが多いと思うけど、「アゲイン」は主人公の今村が誰とも関わらずに高校生活を終えてしまっていたから、誰かと関わることで自分も変わって(成長して)いく

改めて読み返すと人生の分岐点っていうのは本当にたった一言だったりするんだなと思ったりもした。
潰れかけの応援団とニート一直線の今村くんの人生が復活と再生。鉄板ながら情熱的な展開に惹きつけられる漫画だった。

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アゲイン!!

未来がわかる=絶望

アゲイン!! 久保ミツロウ
六文銭
六文銭

タイムスリップ含む広義のループものが好きなので、 本作も最初は読んでたいたのですが、途中で挫折。 (8巻あたりの演劇の所) 終わりってどうだったけかな?と気になったので一気に読んでみました。 このきっかけは、久保ミツロウ先生の作品って、 毎度、え?これで終わり?的な感覚を残されると、 そこかしこで言われていた(主に読者レビュー)のを目にしたから。 本作も同様のことが言われていた。 自分自身、好きな作家さんなので、作品には全部目を通しており、似たような感覚は経験しているからよくわかった。 だけど、本作を読んでわかったんす。 あくまで個人的な意見なのですが、久保ミツロウ先生は 「最後だけ決めて描いている」 んじゃないかってこと。 最後にこれだけ伝えたい! ってことがあって、そこから物語をスタートさせているじゃないかってこと。 物語のつくり方としては、ある意味正しいのですが、 久保ミツロウ先生の場合、最後だけがバッチシ決まってて、その勢いで舞台や設定が決まり、導入に戻り、そして勢いが続かず中盤がちょとダレる。(失礼) そして、ダレた中盤から、まくしたてるように結末に向かうから唐突感がすごいんだろうと。 そう考えて読むと、妙に納得ができ、理解が深まったんです。 (繰り返しますが、個人的な感想です。) 本作で言えば、最終巻が言いたいことの全てだと思います。 自分の中では、タイトルのとおり。 未来がわかると、人は頑張らなくなる。 どうなるかわからないから、あれこれ悩み、考え、がむしゃらになったりする。 例えそれが良いものであって、悪いものであっても、未来がわかることは絶望なのだと。 それが言いたかったのかな~と思いました。 結局のところ、繰り返すこと、やり直すことー「アゲイン」ーに、あまり意味はなく、未来がわかったからといって、本質的には何も変わらないのです。 最後の今村がそうでしょう。 そこから、他の巻のエピソードを読むと、自分的には得心がいきましたよ。 その中で、だからこそ何度やり直しても変わらない「思い」があるってとこには、グッときましたね。 また一つループものの名作に出会えました。

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モテキ

モテキ

藤本幸世(ふじもとゆきよ)、29歳、彼女なし。恋にヘタレな草食系男子。そんな彼に、人生初の「モテ期」がやってきた!?過去すれ違った女性たち……ロックフェスで盛り上がり損ねた、アクティブ美人・亜紀(あき)、温泉旅行でも友だち以上になれなかった、ボーイッシュ系、いつか、ラブホまで行っただけ……のフェロモン美女・夏樹(なつき)他多数との再会と恋のチャンスに孤軍奮闘する幸世の、痛くてせつないラブコメディー!!

トッキュー!!

トッキュー!!

幼い頃に亡くした漁師の父親の言葉から、人命救助を志す新米潜水士の神林兵悟(かんばやし・ひょうご)。配属から4か月、ついに本物の海難に遭遇する!まっすぐ立っていられないほど荒れた海、見えない目標、ダメかと思ったその時、兵悟は潜水士の最高峰「特殊救難隊」のレスキューを目撃する!!

3.3.7ビョーシ!!

3.3.7ビョーシ!!

応援が生きがいの純情ボーイ福田新一(ふくだ・しんいち)は、応援団長としての最後の夏を終え、いよいよ受験態勢に突入した。しかし、何をやりたいのかわからず、悪友に誘われるまま東京・新宿に行くことに!女の子との突然の出会いで都会の渦に巻き込まれ……新宿のトップホスト・ウメさんちに居候!?新宿の街に集まるいろんな人の人生を応援します。もちろん女の子だって!

久保ミツロウ 初期作品集 しあわせ5はん/くらげ

久保ミツロウ 初期作品集 しあわせ5はん/くらげ

久保ミツロウのデビュー作!『しあわせ5はん』はOL5人が脱サラしてレストランを始めるストーリー。好評を博したものの掲載誌「mimi」が休刊、3話目を加筆修正し全3話を収録。『くらげ』は「Kiss」に掲載された2回目の連載作品。作詞家の森浩美氏が原作を担当しています。窓拭きの仕事中にスカウトされた安藤真生と、子役出身の羽鳥ユータを描いた青春芸能ストーリー。安藤君のキャラに大注目です!全6話収録。

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