青年マンガの感想・レビュー15413件<<533534535536537>>テラフォーマーズを読んでテラフォーマーズ 貴家悠 橘賢一名無しとても面白かったです 少し話は難しいですが、楽しめました。荻野真作品じゃあ一番好き小類人 荻野真世界の妖怪大全能力ものとしてすごい面白かったよな。ここ二十年ほど誰ともこの作品について話していないことに気づいた。だれか覚えてる?九井諒子の実力、ここに極まれり九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 九井諒子名無し人魚禁漁区をコミティアで手にしたときに「この人何者なんだ」と驚いたのを今も忘れません。 もちろんダンジョン飯も傑作ですが、短編集にこそこの方の圧倒的魅力、実力、表現力を確認することができます。もちろん本書以外の短編集にも同じことが言えます。腰抜かしますよ。 なので、久しぶりに新作短編が読みたいと思うのはわがままでしょうか…。 10ページで伝わる面白さ #読切応援夜間ヒコウ 神代大志名無し定時制高校に通う女の子が主人公。全10ページだけどすごく含みのある読み切りでした。タイトルの「ヒコウ」は色んな見方ができるなぁと思います。個人的にはどんな生き方でも遠くまで飛べるよ、みたいなポジティブさを感じました。この読み切りは新人賞出身の作家さんですが、スペリオールの漫画賞はガムシャラな熱気があって好きです。 表紙から絵が想像できないだろ...のぼうの城 花咲アキラ 和田竜starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男小説のコミカライズは色々あるけど、コミカライズ作者の選びのセンスが面白い。元の小説を読んでいないが内容は面白かった。 紙で読んだがちょっといい紙使っているとのページ数が多いのかちょっと重かった 麻宮騎亜がアワーズで久々の新作!タイトルのまんま。笑太陽系SF冒険大全 スペオペ! 麻宮騎亜mampukuいきなり出てくる地球外生命体「木星エイ」のネーミングとかエーテルからエネルギーを抽出するシステム「ELT」のネーミングとか、タイトルの通りベタなスペースオペラものなんですが、ストーリーもベッタベタなのである種の安心感があります。主人公が運び屋で、仕事中にヤバい連中に付け狙われ、「積荷の正体やいかに!?」ってな具合です。安心感……!!ドラマティックなコマ割りで魅せる漫画いつかゼロになる 有永イネ名無し困っている人を見ると自分が減っていく気がすると言う主人公だけど、身を削って人を助けようとする姿はそのうち彼自身が消えて無くなりそうで痛ましい。その呪いのようなものに唯一気づいて反発してくれたクラスメイトの女の子の存在は、彼の孤独や不安が「いつかゼロになる」になると思えるような希望に思えた。 現代物と時代劇の短編集TVジャック ラスト・ファイト さいとう・たかを霧兵衛良かった点 ・表題のTVジャック ラスト・ファイトは最初から最後までタイトルになるまでの流れを書いてあり良かったが救いがない内容でもあった。 総評 ・劇画座招待席シリーズは何読んでも面白いな流行歌がラストシーンに流れる漫画名美Returns―石井隆傑作集 石井隆(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。迷走せよ!ギャラクシー銀座 長尾謙一郎(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。 祝・秋本治先生賞受賞!(そんな賞は実在しません)木根さんの1人でキネマ アサイsogor25主人公は30代独身OL・木根真知子。会社では課長という役職もあり、キャリアウーマンとして完璧に擬態しているが、趣味は映画鑑賞と映画感想ブログの更新という、ゴリゴリの映画オタク。という木根さんの日常を描くコメディ作品。 「怒りのロードショー」「シネマこんぷれっくす!」「私と彼女のお泊まり映画」「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」「映画大好きポンポさん」等々、近年名作が多数登場している"映画マンガ"の中でも草分け的な存在のマンガであり(単行本基準。1話の発表自体は「怒りのロードショー」のほうが先みたい)、かつテーマ的には「トクサツガガガ」に近いものがあり、映画を知らなくても何かしらの趣味を持つ人であれば誰でも楽しめる作品。 この作品の1番の魅力は主人公・木根さんの"オタクとしての"性格の悪さ(笑)。ブログの内容に反する意見を受けてボロクソに罵ったり、ナチュラルに萌えアニメを見下してたり、木根さんはかなり面倒くさいタイプのオタク。だからこそ職場では擬態しているわけだが、(ここは「トクサツガガガ」とは明確に差別化できる点だけど)映画の場合はオタクじゃなくても嗜んでいる人間が周囲に普通に存在していて、だから職場でもナチュラルに映画になったりして、でも"映画を全く見ない"という体で擬態しているため、例えば「スター・ウォーズどこから見るのがベスト?」「ジブリ作品で何が1番好きか?」という話題に対して、"擬態した状態での正解の回答"と"映画オタクとしての自身の回答"とでせめぎ合ったりする。この絶妙なテーマ設定が、この作品を純然たるコメディ作品へと仕上げている。 ちなみに、先日発表された第23回手塚治虫文化賞で、マンガ大賞選考委員の秋本治さん、桜庭一樹さんが動画コメントで自身のイチオシ作品として(大賞ノミネート作品でもないのに)この「木根さんの1人でキネマ」を挙げており、主に私の中で話題になりました。このコメントがうまい具合にバズってこの作品が広く知られるきっかけにならないかなぁと密かに期待してたりします。 6巻まで読了これは良い漫画ウォーキング・キャット 北岡朋くま猫好きにはたまらない!ホラー小説家青年、苦悩の末に…狐の嫁入り(読切) 前田恵美名無し※ネタバレを含むクチコミです。 老若男女必読! いま最も応援したいおじさんはたらくすすむ 安堂ミキオたか※ネタバレを含むクチコミです。ハンター錠二の東北のグルメ紹介流浪のグルメ 東北めし 土山しげるstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男喰いしん坊!に出ていたハンター錠二の東北のグルメ紹介漫画 確かにうまそうなんだけど、なんか微妙に食キングっぽい感じもするんだよな まあなんというかいつもののウエスタンスタイルにサングラスで安心した。ゴルゴ13とは別のプロフェッショナルな仕事人劇画ホーキング さいとう・たかをstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男自分自身の復讐のために18人を殺して、無関係な3人も殺すというまさしく「目的をためには手段を選ばない」男が死刑執行をされる直前から始まる。 ギロチンのかけられる寸前にEDSという組織に救われ主人公はEDSからの依頼であらゆる仕事を受けて解決する。 この主人公の好きなところは、どんなトラブルや予想外なことあってもジョークを言いながら意地でも依頼を遂行するところだな さいとう・たかをの劇画で一番好きかも なるほど…うみべの女の子 浅野いにお名無し浅野いにおさんってファンが多いのは知ってたけどなんとなく読んだことなくて、「うみべの女の子」ってなんか可愛いほのぼのした漫画かなぁと思ったら大間違いだった…。鬱…。 青春の痛いとこばっかり見せられてる感じで途中からつらかった。 男の子こわいし。 でもファンがいるのもわかる。作者が描きたいもの描いてる感。めちゃくちゃ好きな感じだーー!買いです。やさしいヒカリ 中村ひなたむド田舎生まれとしては単純な田舎美化は嘘八百だと思ってしまうのですが、なんだかこの漫画田舎描写も嫌味ったらしくない。スッと息を吸って吐いてができる心地よい漫画だと思います。 都会、駅のホームで体調悪くなってやばいと感じる。これを体験した社会人が田舎にしばらく滞在すると驚くほど時間感覚が違うんですよね。そして住んでる人も全然違う。どっちがいいともどっちが悪いとも言えないんですがこの漫画読むと田舎、島暮らしってのも悪くないのかも、と思えてきます。 なんでこんな読んでて心地よく思えるんでしょうか。コマ割りのリズムなのか、黒白トーンの比率またはタッチなのかわからないのですけど。 リラックス漫画。 うん、リラックス漫画だと思います!全ての知識は等価であるがらくたストリート 山田穣starstarstarstarstarナベテツ自分がまだ小学生の頃、母ちゃんが兄貴に買っていた旺文社の「高校合格」という雑誌に、恐ろしくひねくれたエッセイが掲載されていました。自らカットも描いていたのですが、そのページを書いていた男性は後にサンデー増刊で読み切り漫画を描いたりしたりもしていて、その名前はよく覚えていました。 それから10年後くらいにSPA!のコミック紹介のページで、自分の知らない「がらくたストリート」という作品が取り上げられていました(ライターがどなたかは失念してしまいました)。 かつて山田Xというペンネームで、という一文を読んで思わず目を疑いました。その後この作品を読んで、全て納得しました。 自分も基本おたくですが、中途半端であるという自覚は嫌になるくらいありますし、求道というのはまあ終わらんもんだとも思います。 この作品に関して、面白いけど説明出来ない、という評価をよくみます(まあ自分もよくそう言ってますが)。ギャグに関して「デペイズマン」という概念をエッセイで取り上げていたのは故・中島らもさんなんですが、「構図のズレ」によって産まれる笑いというのは、対象の間にどれくらいの距離があるのか理解出来るだけの知識が問われると思います。そしてこの作品には作者の培ってきたオタクとしての知識がふんだんに込められていますが、それが理解出来るかは突き詰めてしまうと読者次第ということになってしまいます。 おたくとオタクは恐らく違っていて、前者がクリエイターになって後者に受けるかどうかというある種の実験だったのかもしれないと、ふとこの文章を書いていて思ったりもしました。 磨き上げたセンス江口寿史のお蔵出し 江口寿史(とりあえず)名無しマンバで江口寿史の作品一覧見たら、『パイレーツ』と『ひばりくん』と『キャラ者』と、この『お蔵出し』しか登録されていなくて驚いた。 ほとんどクチコミも書かれていない。 つい最近も、雑誌のillustration (イラストレーション)2019年3月号【特集:江口寿史】がよく売れて増刷されたとか聞いていたので、人気は衰えないなあ…と感心していたのだが、やはり漫画家としては、忘れられた存在になっているのだろうか…。 江口寿史って、むちゃくちゃ「センスの良い」漫画家です。 「センス」という曖昧な言葉が、なにを意味しているのかは、実は結構難しい問題なんですが、やっぱり江口寿史は、「センスが良い」としか言いようがない。 私見ですが、「センス」には二種類あると思ってます。 例えば、ジャンプで同時期に活躍した鳥山明みたいな、もう「生まれつき」としか言いようがないような才能を持った天才タイプのセンスの良さ。 もう一方は、自らの趣味性や嗜好を大切に捉まえて、その大きくはないかもしれないけれど堅固な才能を、多様な方法で一所懸命に磨いて磨いて、「センス」として花開かせた努力型のタイプ。江口寿史は後者だと思うのです。 漫画家としてもイラストレーターとしても、江口寿史は本当に磨き上げたセンスを持つ、優れた表現者です。 絵については、多くのかたが今も魅了されていて知られていると思うのですが、ホント、ギャグ漫画のセンスが良いんですよ。 テーマも演出もすごく考えられていて、読んでいてとても快適で、ちゃんと笑えて、読後こちらもセンスが良くなったように思える、風通しの良さがある。 もちろん、いろいろ「悪名高い」人ですから、未完の作品も多いですし漫画を描かなくなって長いので、作品世界の風物に少しアウト・オブ・デイトなところもありますが(ジャンプ系は特に)、彼のイラストは好きだけど漫画を読んだことがないというかたがもしいたら、とりあえず、この『お蔵出し』とかショー3部作(『寿五郎ショウ』『爆発ディナーショー』『なんとかなるでショ!』)あたりの短篇集で、そのセンスの良さに触れていただきたいです。地獄みたいな復讐劇 やっぱすえのぶ先生は最高だぜ…!ライフ2 ギバーテイカー すえのぶけいこたか※ネタバレを含むクチコミです。ほのぼのでうまそう築地魚河岸三代目 はしもとみつお 鍋島雅治 大石賢一 九和かずとやむちゃ築地のグルメ漫画かと思いきや…勤めていた銀行を辞めて急に築地仲卸『魚辰』の三代目になる、というところがポイントです。何も知らない素人のくせに…(笑)だからこそ、いかにして二代目である義父や客、同僚に認められるか…持ち前の食いしん坊を武器に三代目を目指して切磋琢磨する話です。 基本的にほのぼのしてて、まったり読めますが、ものすごく魚が食べたくなります。元板前の英二さんがめちゃくちゃ渋くてかっこいい! 余談ですが主人公に天然なところがあるので、「bokete」のコラでサイコ扱いされてるのはツボにはまりましたね。 ミステリーとしても人間ドラマとしても一級品Op-オプ-夜明至の色のない日々 ヨネダコウsogor25「囀る鳥は羽ばたかない」等、BL方面では知らない人はいないと言っても過言ではないヨネダコウさんの、おそらく一般紙(講談社イブニング)初連載作品。 主人公は保険調査員という、保険金の支払いが発生する事案に対して保険会社から依頼を受けて詳細を調査するという仕事をしている夜明至(よあけいたる)という人物。キャラ自体の魅力もさることながら、保険調査員という特殊な立ち位置ゆえに、警察ほど正義感を振り翳す存在でもなく、かといって探偵ほど自由に動いたり被害者に過度に寄り添ったりしない、あくまで事案の事件性や過失度を中立な立場で判断するというのが、謎解きものとしてこの作品を見たときには新鮮に映る。 そして、夜明さんおよび夜明さんが預かることになる少年・高比良玄(たかひらくろ)の持つ過去や能力の描き方が巧妙で、特に玄が持つある"能力"については、物語の起点としても絵の表現としてももっと前面に出していいはずなのに、あえて作品の重心から少し外れた位置に配置してより人間関係の描写に焦点が当たることを意図してるようにも感じる。夜明さんと玄、2人のバディもの、および周囲の人々も含めた群像劇としても魅力の高い作品。 「囀る鳥は羽ばたかない」等のBL作品でもそうだったけど、恋愛要素を中心に置かずとも人間関係をこれだけ魅力的に描けるというのは流石の一言に尽きる。 1巻まで読了。吉祥寺と言えば吉祥寺キャットウォーク いしかわじゅん名無し吉祥寺に住んでる子と吉祥寺を歩きながら「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(漫画タイトル)なんて談笑しましたが、吉祥寺漫画こういうのもあったんですね〜 柔らかでかわいい絵柄で描く吉祥寺。 こういう人、モデルになった人吉祥寺に本当にいるんだろなと思いながら読んだり。 ラブホに住んでるとか俗っぽい話題、ロッテチョコレートの歌とかが作中に出てくるからすごく身近に感じるんでしょうか。 どの登場人物もいい感じです。<<533534535536537>>
とても面白かったです 少し話は難しいですが、楽しめました。