青年マンガの感想・レビュー15413件<<532533534535536>>ポプテピピックよりは多少とっつきやすい今夜はねこちゃん 大川ぶくぶmampuku相変わらずハイコンテクストでクセが強くて、読んでるとだんだんハマっていくこの感じは間違いなく大川ぶくぶ。 ぶくぶの笑いが理解できる私(サブカルクソ女感)を堪能できる素晴らしいク…作品です。猫という生き物の人語を解さず本能に忠実、という性質を上手く笑いに昇華したかと思えば、それらを鮮やかに裏切ってくる意外性で笑わせに来たり、猫ギャグ奥が深いです。モラル低め、刺激強め、美少女度高めtrash. D.P 山本賢治mampuku絵に描いたような「セクシャル&バイオレンス」という内容。何となくの印象というか偏見ですがエログロ系ってとっつきにくい癖の強い絵柄が多いイメージでした。ところがこの「trash.」は、まるでアニメのようなデザイン性、画力、萌えを兼ね備えた洗練された絵柄で、なんならジャケ買いするレベル(というかしました) そんな洗練された美少女たちが敵の脳漿やハラワタをぶっ飛ばしたりあるいは逆にぶっ飛ばされたり仁義なき血みどろの戦いを繰り広げるマジでヤベェ漫画なのです。死人の声をきくがよいを語ろう死人の声をきくがよい ひよどり祥子名無しホラー部分もいいけどこういうツッコミの部分もいいよね 気になって買ったはつみ道楽 サメマチオstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男気になって買ったら予想以上に面白かった。 あらすじにも書いてるが、主人公が特許を取り毎月1万7830円のお小遣いを手にしそのお小遣いで道楽をするという内容 道楽に内容がちょうど俺も興味ある内容で参考になってよかった 主人公は相手を、作者は読者を、振り回しまくる漫画喧嘩商売 木多康昭名無し※ネタバレを含むクチコミです。好きだからこそ、揺さぶられる倫理観彼女と彼氏の明るい未来 谷口菜津子sogor25前作「彼女は宇宙一」の評判が私の周りでやたら良かったので、谷口菜津子さんの名前を見つけてあらすじも何も見ずに今作に手を伸ばしたんです。冴えない感じで超ネガティブ思考の彼氏・一郎とそんな彼のことが大好きな美人の彼女・ゆきか…読み始めは「地球のおわりは恋のはじまり」みたいな幸せなラブコメなのかと思ってました。 そしたら突然明らかになるゆきかの過去に関する噂。生来のネガティブさもあってその噂を異常なまでに気にし始める一郎。そして唐突に登場する噂の真偽を確かめることのできるふしぎ道具。疑惑とそれを検証する術を目の前にして激しく揺れ動く一郎のメンタル。予想以上に読者の倫理観を揺さぶってくる恐ろしい作品でした。谷口さんの絶妙にデフォルメされたキャラクター造形、ベースは整然と並んだ長方形なのに突然崩れたようになるコマなど、いろんな方法で作品のリアリティラインを曖昧にしてきているのもその揺さぶりを効果的に支えているように思います。 1巻の段階ではその噂が事実かどうかは分からないけど、少なくとも現在のゆきかの気持ちは一郎に対して一途であることが伺い知れます。一郎の視点のないゆきかだけしかいない空間の描写からもそれは分かります。それを鑑みると、この作品の肝はゆきかの過去に囚われてしまった一郎の心の移り変わりにあるのだと思います。一郎が現在のゆきかだけを見て過去の噂など気にしないという態度を取ることができたなら、もしくはその噂を検証する手段があったとしてそれを実行しなければ、この2人はこれまでと変わらず穏やかに過ごすことができた、でもそうすることができなかった一郎の咎と、それを一概に否定することのできない読者側の人間の性、を描いた怪作だという印象を受けました。 「hなhとA子の呪い」「青春のアフター」「それはただの先輩のチンコ」等、好きという感情とそれに付随して回る負の感情をファンタジー設定を交えて描く作品が好きな方と相性のいい作品ではないかと思います。 1巻まで読了。圧倒的な構成と画力吐露 三ト和貴たか※ネタバレを含むクチコミです。 連載権を勝ち取った珠玉のラブコメ殺し屋Sのゆらぎ 舟本絵理歌たか舟本絵理歌先生のことは、サンデーうぇぶりの「ゲッサンルーキーズ 一週間全力バトル」で知りました。どの短編もSF(すこし不思議)な世界観で本当に魅力的で、少年マンガらしさと可愛らしさを兼ねを備えた絵が大好きです。 見事1位を獲得し連載となり、本っ当にうれしいです…! https://www.sunday-webry.com/series/1172 殺し屋の正太郎とお嬢様のきりちゃんは、ツッコミがいないボケ同士。見ててすごく和むし、ボケが重なって渋滞していくのがたまらない! そして正太郎がきりちゃんにガチ恋してヤンデレ気味になってるところも個人的にすごいツボ。一方的に愛が重いのが最高…! (画像は1話より。正太郎がときめくといつも飛び出してくるハート好き。特に1話では中尾彬のストールばりにネジネジになってて笑った)バンドデシネの「イメージ」の根幹に関わる一作アンカル アレハンドロ・ホドロフスキー メビウスANAGUMA広大な宇宙の彷徨、発達した科学、自己精神世界への言及、哲学的な問い…。メビウス、ホドロフスキーの黄金コンビが手がけた本作はSFのジャンルでいうと「スペースオペラ」に当てはまります。 BD(バンドデシネ)でもよく見かける定番のジャンルです。 定番ではあるのですがやはり『アンカル』の絵と物語のクオリティは一線を画しています。 私立探偵ジョン・ディフールと謎を秘めた「アンカル」をめぐる冒険活劇がホドロフスキーの豊かなスペクタクルとメビウスの達者な筆致で描き出されていくと、途中で読むのをやめるのは難しいです。人間の想像力って無限なんだなと思い知らされます。 他にことばを絞り出すのが難しいくらい、端的に言って作品としての完成度が高すぎる。 よくもわるくもBDといえばSF・哲学的・アーティスティックというのが一種のステレオタイプとして今でも通用しています。 実際にはそれはBDの一側面に過ぎないのですが、この『アンカル』のような作品が存在しているために強固なイメージとして定着したのは間違いないように思います。 BDの世界に触れるとなったときに避けては通れない傑作のひとつであることは、これまでもこれからも変わらないでしょう。66歳の悲喜交々の新生活はたらくすすむ 安堂ミキオ兎来栄寿最近の仕事マンガでも特に面白かったのがこの作品です。 妻に先立たれ悲嘆に暮れ、一緒に暮らす娘にも疎まれ家を出ていかれそうになった66歳の主人公がひょんなこたからピンサロで働き始めることになる物語。 キャバクラやソープ、あるいはデリヘルを描いたマンガは多くあれど、ピンサロというのは意外と珍しいです。ピンサロならではのエピソードが序盤から出てきて興味深く読めます。 客のどんな言動を快く思うのか、逆に不快に思うのか、どういう心情やテンションで労働しているのかといった描写は何もピンサロに限ったことではなく普遍的なもので女心の理解にも役立ちそうです。主人公が女の子たちに人気な理由は解る気がします。 余談ですが、店で飼っているハリネズミに密かに私も癒されています。 先輩と後輩好きすぎな作者の読切ことことこい しろまんたnyae2号連続掲載の読切なので、とりあえず前半読んだ感想。 可愛くて、平和。 中学から片思いしている先輩が所属するバスケ部のマネージャーになった後輩ちゃん。 弟が心配だからと理由をつけるけど、先輩マネージャーにはバレバレ。 先輩がうざい後輩の話とは違って、高校生の青春ラブコメみたいなので、終始微笑ましっ…という感じ。スタイリッシュ・ダーク・ファンタジー・百合(たぶん)・アクション!!ブレイズ・ソー・エッジ 吐兎モノロブANAGUMAきましたね…。ハイパー・カッコイイ・アクション・マンガが…。 まず主人公が所属する”組織”V.S.敵のアウトロー集団っていうパターンの”組織”が僕は好きなんですけど 今作は欲張りにもこの”組織”が協会・教団・財団という三勢力で構成されてます。 いいじゃん…。上層部の言い分とか縄張り争いに振り回されながらも任務をこなす主人公いいじゃん…。 その主人公が、伝説の聖剣に選ばれてうっかり怪物と戦うハメになった落ちこぼれの女の子アンドレアで、”組織”のエリート美少女ネオンとコンビを組んで人類の脅威である悪魔と「カイジン」に立ち向かいます。 出自も立場も全く違うふたりが戦いの中でそれぞれを認め合っていくわけですよね、わかります。ありがとう。どうもありがとう。 そしてバトルは超スタイリッシュ。 白黒を基調に整理されまくったスピード感のある描線がシビレます。 構図もカッコイイんだこれがまた…。 アクションについてはもうとにかく見てください。 設定・キャラ・絵、3点揃ってハイレベルです!!追っかけましょう!!新ジャンルお別れホスピタル 沖田×華名無しナースやドクター、救命ものはありますが、ホスピスを舞台にした漫画って新しいと思います。私の中でホスピスは、謎に包まれていて、興味があるけど興味本位で近づいちゃいけないようなイメージもあって、この漫画は為になりました。 高齢化社会のこれから。漫画でわかりやすくいろんなことを予習しておきたいですね。 内容が連載向け物ノ怪奇譚 山口和海nyae※ネタバレを含むクチコミです。日本男児必読である!!僕!!男塾 宮下あきら 宮川サトシ 近藤和寿 宮川さとしstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男あらすじにある通り若手漫画家の男塾潜入ルポ漫画 最初の数ページで宮下あきらの「学帽政」のようなキャラを見ながら、男塾の話をしていたので、「な なんだかようわからんが猛烈に悪い予感がしてきた・・・・!!」なんて思ったが、そんなことはなく男塾の魅力を伝える傑作になっている。 男塾初期のネタの直進行軍/油風呂/竹林剣相撲/撲針愚/男塾一のインテリ 田沢を詰め込んでありむちゃくちゃ楽しめる。あらゆるコマで懐かしい気持ちになる素晴らしい漫画だ。 この漫画の面白さは魁!!男塾をどれだけ読み込んでるかにかかっている部分が大きいと思うが男塾好きの俺にはたまらない名作。 おまけ漫画の戦吉兆占針盤ネタも最高だった バズりにバズったシリアス家族物語妻、小学生になる。 村田椰融兎来栄寿ニコニコ掲載時にもTwitter掲載時にも大いに話題になった本作。 最愛の妻を若くして亡くしてしまう悲しみは如何許りでしょうか。そんな妻と10年ぶりに再び出逢うことができて、その手料理を食べられる喜びは如何許りでしょうか。 私はタイトルを聞いた時まったく違う内容を想像してしまいましたが、蓋を開けてみれば実に感動的でシリアスな内容でした。 妻の毅然としながらも根底に家族愛に溢れた性格がとても良く、運命がもたらした奇跡の再会に涙します。今後の物語を動かすピースが巧みに配置され、最終的にどうなるのか期待と不安が混じりながらも最後にはまた泣かされる予感がします。 単行本描き下ろしの結婚前の二人の姿もニヤニヤすること間違いなし。連載で読んでいる方にもぜひ読んで頂きたいです。 考えず感じて浸りたいこの狂気の沼THE・GIRLS・SCHOOL 双刃美兎来栄寿たまにこういうネジが2、3ダース飛んだギャグマンガを抉りこむように撃ち込んでくる新人作家が出てくることを嬉しく思います。 表紙絵の美しさに騙されて手に取って下さい。中身も絵は綺麗(な所は綺麗、良い意味で酷い所は酷い)ですが、ぶっ飛んだテンションによる痛快さすら感じるカオスな世界が広がっています。何度も声を出して笑ってしまいました。 下ネタが大丈夫な方、『あそびあそばせ』や『春になるとウズウズしちゃう。』、美川べるの作品などのような趣が好物の方はぜひぜひ。 巻末のおまけも色々な意味でボリューミーで、今後も双刃美さんの描くマンガは問答無用で追っていきたいと思わせられました。もしもいきなり宇宙の管理者に任命されたら果ての星通信 メノタ兎来栄寿星を作り、星を壊し、宇宙を廻す「果ての管理者」に選出された青年の物語。ハードすぎず、かといってソフトすぎもしないSFです。 突然、拉致されてしまった主人公が果たして地球に無事に帰れるのかどうかというのも気になる所なのですが…… 何より子どもの頃に空想したような、まったく知らない星のまったく知らない生態を持った生命体や技術、異文化が次々と登場して好奇心を擽られました。単行本描き下ろしの本編では語られなかった詳細設定がまた、図鑑を読んでいる時のような楽しさがあります。 まだ見ぬ世界に憧れを持つ方、変な生き物が好きな方、ぜひこの不思議な宇宙に誘われてみて下さい。予想以上におもしろかった音無し幻十 さいとう・たかをマンガトリツカレ男第一話から面白く一気最後まで読んでしまった。毎回のエピソードが二転三転しつつもいい感じで終わるので全く飽きない。 第一話の火付盗賊改メの幻十郎もいいがその後の事件屋として仕事を全うしつつちゃんと冷血に見せつつも人情っぽい良いところを見せる。いい短編だったが文字がすげー多いのででかい画面で読んだ方が良さそう。 iPhoneで読んだら目が疲れた 良いねHaHa 押切蓮介名無し母の日だし、おすすめしとこう。 ミスミソウのイメージが強すぎてホラーが得意なんだと思ってたけど、違った。作者本人の母の話。よくあるいい話っぽい語り口じゃないのが良い。 母の若い頃のやんちゃを私も聞いてみようと思った。テンション高く映画を語る漫画!木根さんの1人でキネマ アサイむ※ネタバレを含むクチコミです。絶妙にエロいあせとせっけん 山田金鉄大トロハラハラドキドキはしないけど安定感があっていいですね。 名取さんマジでいい男すぎて付き合いたいです。 いろんなところにもやもやした気持ちが残った漂流 さいとう・たかをマンガトリツカレ男さいとう・たかをのSFというなかなか冒険的な組み合わせで読む前から色々複雑な心境だったがその感は当たっていた。 各エピソードの根本になるものはあるが、なんかいろんな方面に話が広がっていて「えっこれで終わり」という気持ちになった。 一番面白かったのがマッドサイエンティストが娘を模して作ったアンドロイドが成長して子供を産むシーン。 何を言っているかわからないと思うが本当なんだな... この漫画のためだけにモーニング・ツーを購入していたエイス Aiming for the ace 伊図透starstarstarstarstarマンガトリツカレ男雑誌で読んで単行本で読んで今回久しぶりに読み直したが前回読んだ時よりも圧倒的に面白い。この読みかえすたびに前回よりも面白いと感じたのは坂口尚の「石の花」とか以来だ。 特に晴巻君の話は、内容が素晴らしすぎてなんと書いたらいいかわからないくらい好き。何がいいかって「読めばわかるよ」の一言しかない <<532533534535536>>
相変わらずハイコンテクストでクセが強くて、読んでるとだんだんハマっていくこの感じは間違いなく大川ぶくぶ。 ぶくぶの笑いが理解できる私(サブカルクソ女感)を堪能できる素晴らしいク…作品です。猫という生き物の人語を解さず本能に忠実、という性質を上手く笑いに昇華したかと思えば、それらを鮮やかに裏切ってくる意外性で笑わせに来たり、猫ギャグ奥が深いです。