誰もがみんな、“あちら側”に墜ちる可能性がある。覚醒剤、大麻、MDMA…一度薬物の餌食になった人間は、決して引き返せない道を往く。あらゆる薬物犯罪を、追って暴いて捕まえる二匹の猟犬。彼等の職業は麻薬取締官、通称「マトリ」。草壁と冴貴、二人の捜査を通じて現代社会の深き闇を抉り出す! 衝撃の薬物犯罪ドキュメントが登場!!
一度ハマれば最後、人は人ではいられない。薬物という悪魔の恐ろしさ。断ち切ることの難しさ。草壁と冴貴、二人のマトリは過酷な現実に立ち向かう。クスリを売る人、買う人、そして“狩る”人…。違法薬物の壮絶現場を完全描破、待望の第2巻!!
「今この時だけ、ひとときの安らぎが欲しい」「たった一度だけ、俺は絶対に繰り返さない」誰もが最初はそう言って、底無し沼にハマってく。異色のマトリ・草壁は、暗い過去を背負いながら今日も薬物犯罪を“狩り”続ける――。薬物の地獄、その全てに迫る迫真の第3巻!!
俺は凡人では終わらない――。誰しも一度は経験する、自己承認との闘い。普通じゃない存在になる為、何かをしていたい。その「何か」が薬物だったら……。 クスリをやることが特別で素晴らしい事。そんな考えを持った獣に、二匹の猟犬は喰らい付く。ジワジワと薬物に近付く様を緻密に描いた、圧巻の第4巻!!
当然、俺は「常識」を持ちあわせている――。そう自分を信じてやまない交番勤務の巡査。だが、知らず知らずのうちに彼の身近には違法薬物の魔の手が…。ハマったら最後、安々と人は堕ちていく――。悪魔(クスリ)を是とする人間に草壁と冴貴、二人のマトリが喰らい付く! 最早、他人事ではない。狂気の第5巻!!
どこにでもある、何の変哲もないスーパー。従業員が噂話に花を咲かせる仕事場に、悪(ルビ:ヤク)の匂いが…!? 貴方のすぐ側で蠢く、日常の裏側のリアルがここに! 不倫と薬物に揺れるスーパー編、行き着く先は―!? そして、クラマックスの警察編、芸能界の闇を描く女優編も収録、戦慄の第6巻!!
住宅ローンを組み、マンションで暮らす、ごく普通の夫婦の日常に闇が…!? マンションカーストの実態、夫婦の悩み、そこに蔓延る薬物の罠…!? 狂瀾怒濤のマンション編! 最終局面のスーパー編、大反響の漫画家編の後日談が入った第7巻!! お見逃しなく!!
永遠を誓い合った夫婦の日常に、襲い掛かる薬物という闇――。子供ができない悩みから、徐々に夫婦の距離が広がりつつある亀池夫婦。薬物売買、乱用する日向夫婦。二つ夫婦の生活が交差し、物語は、取り返しのつかない展開に…!? 他人事ではない、日常の恐怖を切り取る、マンション編、佳境――!! 興奮の第8巻をよろしくお願いします。
「私を一人にしないで──」 母親から心理的虐待を受ける、小学生の野宮亜希。母が本当に愛しているのは、娘よりも薬物で…。そんな中、麻薬取締官の草壁と冴貴は、粘り強い捜査を続けるが…!?子どもは親を選べない。家族の関係すら悪魔は引きちぎる!現代社会に問う第9巻!!
妹の無念を晴らすため、草壁が追い続けた売人・アオヤギ。その足取りを掴むため、か細い糸を辿るが──。現代に跋扈する薬物のリアル!大人気、麻薬取締ドキュメント、刮目必至の最終巻!!
一国を破滅させるきっかけをつくったこともあるものだし、麻薬って怖い。 ちょっとならいいかから始まって、その後もズルズルいっちゃうのが怖い。 強靭な精神があれば依存しないと言えないところも、あんなに反省して見えた人が再度使ってしまい、再び依存するのも怖い。 そんな人たちをたくさん相手にする麻薬捜査取締官という仕事は、どんな人がなるんだろう。 漫画でマトリの人たちがみんな同じ雰囲気なのは、実際もそうなってしまうからだろうか。
有名な映画のタイトルに語感が似ていることと、オカルトっぽい絵柄に興味を持ち読み始めました。 しかし、実際に読み始めると、SFもオカルトもなく、逆にリアルな漫画でした。 麻薬取締官たちが麻薬の売人などを逮捕する物語で、荒っぽいマトリとクールなマトリのコンビの掛け合いが面白かったです。 犯人ごとにエピソード分けされていて、犯人視点からの考えや生活が垣間見れる展開も面白く興味深かったです。
あらすじにある通り、薬物とは無縁だった人が、ストレスや不安から逃げたいと願ったり、日常にちょっとした刺激がほしいと思ったときに、意外と身近で手に入ったとしたら… 真面目に捉えれば決して他人事ではないという気づきや危機感を覚えることができますが、やはり怖いもの見たさでどんどん読み進めてしまう「中毒性」のある漫画です。 リアリティのある内容はもちろん、 ガサツで乱暴、毎度懲戒免職ギリギリだけど、たぶん正義感も強い草壁と、 とにかく確実に違法者を捕まえて、点数稼ぎに尽力する冷静な冴貴のコンビがとてもよい。 実写化するなら…と妄想してしまいます。
一国を破滅させるきっかけをつくったこともあるものだし、麻薬って怖い。 ちょっとならいいかから始まって、その後もズルズルいっちゃうのが怖い。 強靭な精神があれば依存しないと言えないところも、あんなに反省して見えた人が再度使ってしまい、再び依存するのも怖い。 そんな人たちをたくさん相手にする麻薬捜査取締官という仕事は、どんな人がなるんだろう。 漫画でマトリの人たちがみんな同じ雰囲気なのは、実際もそうなってしまうからだろうか。