あらすじ【宗方コーチの面影を持つ少年】忘れがたい青春の日々を過ごした西高を卒業し、ひろみは短大へと進学する。しかし藤堂やお蝶夫人のように、西高を卒業してからもテニス部の後輩をしっかり指導していくことを誓うのだった。そんなある日、訪れた西高の体育祭で宗方コーチにそっくりな少年、神谷裕介を目にする。裕介には、ある悩みがあり…。
主人公と宗方仁の関係がすごく好き。藤堂さんはじめ、主人公の周りは良い人が多すぎる。人によっては良くなかった点として挙げるかもしれないが、私は彼らの精神性に感動した。だからこそもう少し周りの物語も読みたかった。 細かいところを見れば突っ込みどころは多々あって好みは分かれると思われる。だが、それ以上に不思議な魅力を感じさせてくれる作品。また読み直したい。