あらすじ【宗方コーチに忍び寄る、黒い影】世界中を遠征する日本の若手プレイヤーのひとりに選ばれたひろみは、アメリカ行きに向け練習に打ち込んでいた。厳しくも深い愛情でここまで育ててくれた宗方コーチに、ひろみはいつしか絶大な信頼を寄せていた。しかし渡米直前、宗方コーチが病に倒れてしまう。病状を知らされないまま、ひろみはアメリカへ旅立っていく――。
主人公と宗方仁の関係がすごく好き。藤堂さんはじめ、主人公の周りは良い人が多すぎる。人によっては良くなかった点として挙げるかもしれないが、私は彼らの精神性に感動した。だからこそもう少し周りの物語も読みたかった。 細かいところを見れば突っ込みどころは多々あって好みは分かれると思われる。だが、それ以上に不思議な魅力を感じさせてくれる作品。また読み直したい。