あらすじ【未来へ託す、ひとひらの希望】己の生い立ちを憎み、苦悩しながらも誰よりテニスを愛した宗方仁。彼の歩んだ短くも激しい一生は、ついに幕を閉じてしまった。最後までひろみの身を案じていた宗方コーチは、死ぬ前に親友の桂大悟にひろみのすべてを託す。一方、何も知らされていないひろみは、アメリカでの招待試合を順調に勝ち進んでいく!
主人公と宗方仁の関係がすごく好き。藤堂さんはじめ、主人公の周りは良い人が多すぎる。人によっては良くなかった点として挙げるかもしれないが、私は彼らの精神性に感動した。だからこそもう少し周りの物語も読みたかった。 細かいところを見れば突っ込みどころは多々あって好みは分かれると思われる。だが、それ以上に不思議な魅力を感じさせてくれる作品。また読み直したい。