あらすじ

【世界を相手に、ひろみの挑戦が始まる!】日本庭球協会の新たな企画により、世界中から招かれた有望な高校生プレイヤーと招待試合を行うことになったひろみ。日本中が注目するこのビッグイベントで日本の代表選手としてコートに立つひろみは、はじめての大観衆を前に緊張しながらも世界の実力者たちと激しい一戦を交えていく!
エースをねらえ!(1)

【期待の新人プレイヤー・岡ひろみ】岡ひろみはテニスの名門、西高校の1年生。お蝶夫人に憧れてテニス部に入部するが、いつもドジばかりしていた。しかし宗方コーチだけは彼女の才能を見抜き、次の大会メンバーに指名する。突然の抜擢にひろみはテニス部員から厳しい目を向けられるが、生徒会長の藤堂に励まされながら過酷な練習を開始する!!

エースをねらえ!(2)

【最強ダブルス!!ひろみ&お蝶夫人】宗方コーチはひろみを世界で通用する選手に育て上げるため、日々厳しい指導を行っていた。誰よりもテニスを愛するお蝶夫人は、そんな2人の様子を見て嫉妬の炎を燃やす。しかし西高テニス部が出場する関東大会で、宗方コーチはひろみとお蝶夫人にダブルスのペアを組むことを命じるのだった…!

エースをねらえ!(3)

【天才対決!!お蝶夫人VS加賀のお蘭】お蝶夫人とダブルスを組んだ関東大会で、ひろみは足を負傷しながらも無事優勝を果たす。しかしお蝶夫人の華麗なプレイを間近で見たひろみは、自分とお蝶夫人の力の差に打ちのめされる。一方、2県合同練習ではお蝶夫人と‘加賀のお蘭’こと緑川蘭子が対戦。実力を兼ねそろえた者同士の、プライドをかけた戦いが始まる!!

エースをねらえ!(4)

【溢れだす想い…。ひろみの切ない恋心】「自分のテニスがしたい!」はじめて心からそう願ったひろみは、思いのすべてを宗方コーチにぶつける。宗方コーチは彼女の熱い想いを受け止め、今まで以上に過酷な練習を開始する。しかし憧れの存在だった藤堂との距離が縮まっていくにつれ、ひろみの心は激しく揺れ動いてしまう…。

エースをねらえ!(5)

【ひろみの試練!襲いくる強豪プレイヤーたち】日本庭球協会が主催する全日本ジュニアチームのメンバーに、宗方コーチはひろみを推薦。ひろみはベスト8入りを目指し選抜試合に挑むが、第1試合の相手は強敵お蘭であった。激戦を繰り広げるも、惜しくも敗れてしまう。続く第2試合では、なんとお蝶夫人と戦うことになり…!?

エースをねらえ!(6)

【海の向こうの天才若手プレイヤー!】オーストラリアの若手有望選手であるレイノルズ兄妹とテニスを通じて親交を深めあったひろみは、テニスのすばらしさを再確認する。レイノルズ兄妹の帰国後、全日本ジュニア冬季合宿に参加するひろみはマラソンの途中で足を痛めてしまう。通りかかった藤堂に助けられるが、2人は突然の大雨に降られ林の中で雨宿りすることに…。

エースをねらえ!(7)

【ひろみ、テニス王国・オーストラリアへ!!】海外遠征のためオーストラリアへやってきたひろみは、小学生でもテニスの基礎を身につけているテニス王国の実態を目の当たりにする。そんな彼らに触発され猛特訓を開始するひろみの前に、日本から藤堂たちが駆けつける。思いがけない再会に、自分でも抱えきれない藤堂への恋心に動揺してしまい…。

エースをねらえ!(8)

【目指すは、高校チャンピオン!】3年生になったひろみは藤堂への恋が実をむすび始めると同時に、恋とテニスの両立に悩み続けていた。そんな中インターハイを順調に勝ち進み、ついに高校チャンピオンに輝く。ひろみの血の滲むような努力の日々を影ながら支えてきた藤堂は、彼女の成長を妨げぬよう一歩身を引くことを決意するのだった。

エースをねらえ!(9)

【世界を相手に、ひろみの挑戦が始まる!】日本庭球協会の新たな企画により、世界中から招かれた有望な高校生プレイヤーと招待試合を行うことになったひろみ。日本中が注目するこのビッグイベントで日本の代表選手としてコートに立つひろみは、はじめての大観衆を前に緊張しながらも世界の実力者たちと激しい一戦を交えていく!

エースをねらえ!(10)

【宗方コーチに忍び寄る、黒い影】世界中を遠征する日本の若手プレイヤーのひとりに選ばれたひろみは、アメリカ行きに向け練習に打ち込んでいた。厳しくも深い愛情でここまで育ててくれた宗方コーチに、ひろみはいつしか絶大な信頼を寄せていた。しかし渡米直前、宗方コーチが病に倒れてしまう。病状を知らされないまま、ひろみはアメリカへ旅立っていく――。

エースをねらえ!(11)

【未来へ託す、ひとひらの希望】己の生い立ちを憎み、苦悩しながらも誰よりテニスを愛した宗方仁。彼の歩んだ短くも激しい一生は、ついに幕を閉じてしまった。最後までひろみの身を案じていた宗方コーチは、死ぬ前に親友の桂大悟にひろみのすべてを託す。一方、何も知らされていないひろみは、アメリカでの招待試合を順調に勝ち進んでいく!

エースをねらえ!(12)

【絶望、そして再起への道】アメリカから帰国したひろみは、コーチの死を受け入れられず塞ぎこんでしまう。そんな中、宗方の親友だった桂は自らが住職を務める寺に彼女を招き入れる。寺での規則正しい生活の中、精神を一から鍛えなおされたひろみは、再びテニスへの情熱の炎を燃やし始める。そして、桂から宗方コーチのラケットを手渡され…!?

エースをねらえ!(13)

【宗方コーチの面影を持つ少年】忘れがたい青春の日々を過ごした西高を卒業し、ひろみは短大へと進学する。しかし藤堂やお蝶夫人のように、西高を卒業してからもテニス部の後輩をしっかり指導していくことを誓うのだった。そんなある日、訪れた西高の体育祭で宗方コーチにそっくりな少年、神谷裕介を目にする。裕介には、ある悩みがあり…。

エースをねらえ!(14)

【打倒!!世界のプロテニスプレイヤー】複雑な家庭環境に悩む裕介は、ひろみのテニスへのひたむきな想いに触れ、自分も前へ進むことを決意する。そんな中、日本庭球協会が世界中からプロテニスプレイヤーを呼びよせ、日本の有望選手と試合をさせることを発表。出場するひろみの最初の相手は、なんと最強のベテランプレイヤー、キング夫人であった!

エースをねらえ!(15)

【心を癒す、かけがえのない仲間たち】お蝶夫人や蘭子、藤堂といった西高時代のメンバーたちと一緒に夏季訪問試合の旅に出かけたひろみ。懐かしいメンバーとともに過ごす中、ひろみはかつての明るさを取り戻していった。しかしある晩、桂コーチが大好きなお酒を一滴も口にしていないことに気がついてしまい…。

エースをねらえ!(16)

【それぞれの願い、それぞれの苦悩…】自分のために断酒を続ける桂コーチの期待に応えるよう、ひろみはがむしゃらにテニスに打ち込んでいく。そんな中、滝に打たれる裕介の姿を目撃。母を捨てた父を恨み、それ以上に幼稚な自分に苛立ちを覚える裕介。そんな裕介に、桂は同じく不幸な境遇を生き抜いた男、宗方仁の話を始める。

エースをねらえ!(17)

【勝利を導く、誰よりも深い愛のムチ!】ひろみは世界の大舞台である国際トーナメントに向け、藤堂のもとで日々厳しい練習を続けていた。その甲斐あって、世界の強敵相手に順調にトーナメントを勝ち進めていく。そしてついに迎えた決勝戦で、西高時代からの因縁の相手であるジョージィと対戦することになる!

エースをねらえ!(18)

【そして、新たな舞台へ…!!】国際トーナメントで優勝したひろみは、世界の頂点ウィンブルドンを目指す!ここまで育ててくれた宗方コーチや桂コーチ、そして自分を犠牲にしてでもひろみを支えてくれたお蝶夫人や藤堂たちの大きな愛に包まれ、ひろみは新たな一歩を踏み出すのだった――!!【同時収録】その一言がいえなくて/初恋み~つけた!