雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女・ニケ。彼女は嫌々ながらも国のため「晴れの大国」の太陽王・リヴィウス一世に嫁ぐことに!…しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、なんとまだ子供!さらにくだらない理由で、雨を降らせろと要求されて…!?
晴れて婚約の大典を執り行うことになったニケとリビに思わぬ横槍が!ニケが異民族であることを理由に異議を唱える神官庁に婚約を認めさせるため、ニケは危険な試練に挑む事になり…?
雨の公国からニケの歌の師匠でもある婆が危篤との知らせが!彼の神秘の国を訪ねたニケとリビを待ち受けるのは…?
婆によって泥沼に投げ込まれた塔の鍵を探し出そうと、泥水に飲み込まれたリビ。そんな中、ニケは能力を使うことの出来ない牢屋からの脱出を試み、肉弾で立ち向かっていた!ニケとリビ、困難に立ち向かう二人の運命は…!?雨の公国編、遂に感動のクライマックス!
砂の皇国を訪問したニケは、水不足にあえぐ国の現状、自分の無力さに直面する。そして、そんなニケに、イラーダは心惹かれ…?
砂の皇国でニケが目にした、人々の悲しみ、そして微かな希望。すべてを胸に、ニケはふたたび歌い、雨を呼ぶ。この雨が伝えるものは…。
湖の王国で巻き起こる、ルナの婚約騒動。男装したニケは、怪しい婚約者・フォルティスからルナを守れるのか…?ニケたちの計画は思わぬ方向に進み……。
ルナの婚約者・フォルティス公の真の思惑は? そして縮まりつつある二人の心は…? 湖(ウミ)の王国編クライマックス! アニメ化にあたり描きおろした前日譚も収録。
大国祭が近づくなか、ニケが城下で出会った美しい少女・スラン。交流を深めていく二人だが、スランにはある目的と秘密が…?リビの闇にふれる、激動の第9巻。
大国祭に乗じ、かつてリビが滅ぼした“氷の王国”王女・ウルスラが王宮に潜入していた。彼女の狙いは、太陽王ただ一人。ニケはリビを庇ってナイフの刃を受け、さらに王宮には、毒の煙がまわりはじめる──。ニケの命は? そして、暗闇の向こうにあるリビの心は?愛する覚悟に、少年の成長に、胸が熱くなる第10巻!
ニケを助ける方法は、”大魔女カッサンドラ”が握っている──。愛する妻を救うため、リヴィウスはひとり、旅に出る。ところが、彼女に会う前に、試練が次々とリヴィウスを襲い…!?小さな王の冒険に、期待ふくらむ第11巻!
ついにリビの眼の前に現れた魔女・カッサンドラ。ニケの治療への協力を仰ぐが、魔女と神官庁の間には長年の遺恨があり、簡単に承諾できないという。カッサンドラは、とある条件を提示してきて…!?リビに次々降りかかる試練で、王の器が試される。感涙必至の12巻!
惑いの森での試練を乗り越え、魔女カッサンドラを連れて王都へ帰ることになったリビ。ようやくニケを救えると安心した矢先、神官庁との問題が発生し、王都帰還は大ピンチ!そこでリビがひらめいた”奇策”とは!?若き夫婦愛に胸が熱くなる第13巻!
神官庁に乗り込んだバルドを助けに現れたのは、かつてリビを追い落とそうとしたラニ・アリステスだった。バルドの兄と共にやってきた彼の真意とは…。 さらに、ニケのアメフラシ能力に突如異変が!?幼き妻の乙女心が揺れ動く第14巻!
迷い込んだ地下通路で、カラへの誤解に気付いたバルド。彼の心境にも少し変化が生まれる。一方、年内の公務を終えたリビ達は慰安旅行で温泉郷へ! そこで待ちうけていたのは…!?王宮に激震走る第15巻!
ニケの誘拐に“空の大公国”が絡んでいるとあたりをつけたリビ。すぐに快速帆船を駆り、大公国の方角へと大河を遡行する。 リビが追いかけてきてくれていることを知ったニケは、ガルタと共にネフェロの元から逃走を図るが―――?それぞれの立場、それぞれの信念がぶつかり合う第16巻!
大公国の歴史やネフェロの考え方に触れ、少しだけ歩み寄りを見せるニケ。しかしその言動は、ネフェロの昏い感情を刺激してしまう。一方、大公国へ向かうリビとニールはある男と出会い…? 闇の中にかすかな光がともる第17巻!
突然の地震により大きな被害を受けた大公国。復旧に動くネフェロ達に追い打ちをかけるように、黒い霧に操られたニケはアメフラシの力を暴走させてしまう。果たしてリビは間に合うのか!? 空の大公国編、驚天動地のクライマックス!
リビの幸せを阻む異母兄アルターリアを追い北へ! そしてリビが王位継承するまでの因縁の過去がついに語られる!
リビの壮絶な過去を受け入れ、さらに絆を深めたニケとリビ。因縁のアルターリアの足取りを追い、一行は旧氷の王国を訪れるが…?
今はなき氷の王国の姫、ウルスラの過去――。身分差ゆえにすれ違う想い、近づく戦火の足音。徐々に崩れゆく「普通」の女の子だった彼女の幸せを決定的に蹂躙したのは、晴れの大国少年王・リヴィウスだった。彼女(ウルスラ)の心の行きつく先は――?
ウルスラ編、ついに決着――! ウルスラを止めるべくリビが対話を試みる中、神殿の装置が作動し、世界崩落が始まってしまい…!?
リビ因縁のアルターリア編、いよいよ開幕! 彼を追い、ニケ一行は陽の昇らぬ世界へ向かう。語られ始めるアルターリアの闇、その深淵にニケとリビは…?
物語はいよいよクライマックスへ!世界崩壊阻止の鍵を握る塔が崩れる…!ニケ達は間に合うのか!?そして全ての始まり・アルターリアの過去が明かされる。緊迫の24巻!
崩壊寸前の世界は、ニケと引き換えに再生された。最愛のニケとの別れに絶望するリビ。二人はこのまま離れ離れになってしまうのか…!?少年王とアメフラシの姫のディスティニーロマンス、堂々完結!※別に、今まで雑誌等で掲載したカラーイラストを100点以上収録した、25巻の【電子限定カラー画集付き特装版】も配信しております。
始まりこそ政略結婚だったかもしれないが、二人が出会わなければ世界が恐怖で治められていたでしょうね。 太陽王なんて戦争を終結させるためとはいえ、子供につけていい呼称ではなかったよ・・・全然輝かしくない。 その代償はリヴィの中に濃く深い入り込んでいて、ちょっとやそっとじゃぬぐえない。 まっすぐで行動力のあるアメフラシの才能を持ったニケ姫とふれあい、彼が世界を美しく感じることができるようになっていく素敵なお話でした。
国のために突然大国の王のもとに嫁ぐことになった少女の話・・・なんて、王道そのものなのかと思っていましたが、このお話は違いました。勝気で勇ましい、けれど類まれな能力を持つ飾らない少女と。境遇故の苛烈さを持ちつつも、それも含めて愛に飢えた少年・・・というよりもまだまだ子どもでしかい王の、ラブコメでした。難しい問題を前に真剣さはあれど、なんだかんだと仲良くやっている幼いカップルの姿にホッコリします。主人公の二人がとっても可愛いくて、彼らの成長が楽しみ。
「花とゆめ」らしい、異世界ファンタジー! ・女の子の口はちょっと悪め(慣れれば問題なし) ・年下男子が生意気カッコいい(そして王) ・キャラクターは凝っている(世界観はめちゃくちゃ凝っているわけではない) 巻数重ねる度にドンドン絵が上手になっていっています◎ 王道ファンタジーラブ好きな方にはおすすめ!
始まりこそ政略結婚だったかもしれないが、二人が出会わなければ世界が恐怖で治められていたでしょうね。 太陽王なんて戦争を終結させるためとはいえ、子供につけていい呼称ではなかったよ・・・全然輝かしくない。 その代償はリヴィの中に濃く深い入り込んでいて、ちょっとやそっとじゃぬぐえない。 まっすぐで行動力のあるアメフラシの才能を持ったニケ姫とふれあい、彼が世界を美しく感じることができるようになっていく素敵なお話でした。