あらすじ雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女・ニケ。彼女は嫌々ながらも国のため「晴れの大国」の太陽王・リヴィウス一世に嫁ぐことに!…しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、なんとまだ子供!さらにくだらない理由で、雨を降らせろと要求されて…!?
始まりこそ政略結婚だったかもしれないが、二人が出会わなければ世界が恐怖で治められていたでしょうね。 太陽王なんて戦争を終結させるためとはいえ、子供につけていい呼称ではなかったよ・・・全然輝かしくない。 その代償はリヴィの中に濃く深い入り込んでいて、ちょっとやそっとじゃぬぐえない。 まっすぐで行動力のあるアメフラシの才能を持ったニケ姫とふれあい、彼が世界を美しく感じることができるようになっていく素敵なお話でした。