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「神様が視(み)える」という特殊な体質を持つ少年 環春(たまきはる)は、身の回りに存在する八百万(やおよろず)の神らと心を通わせていた。ある日、出会った貧乏神の少女 カズラと共に“忌み地”と呼ばれる神社を訪れた彼は、そこで巨大な穴“虚(うろ)”に飲み込まれてしまう。目覚めた環は、自身が神々の棲まう国「高天原(たかまがはら)」へと渡っていることを知り―――!?
「神様が視(み)える」という特殊な体質を持つ少年 環春(たまきはる)は、身の回りに存在する八百万(やおよろず)の神らと心を通わせていた。ある日、出会った貧乏神の少女 カズラと共に“忌み地”と呼ばれる神社を訪れた彼は、そこで巨大な穴“虚(うろ)”に飲み込まれてしまう。目覚めた環は、自身が神々の棲まう国「高天原(たかまがはら)」へと渡っていることを知り―――!?
主人公は普通の人には見えない「神様」が視える少年・環春。 彼はある日、自身のことを「八百万の神の一介の神」だという少女・カズラと出会います。 人ではない何かから追われる彼女を正義感から助けようとする環でしたが、その過程で彼は謎の穴に飲み込まれて神々の棲む土地"高天原"に迷い込んでしまいます。 この作品の肝となる部分は環が助けようとしたカズラが一体どういう神様なのかというところにあります その正体自体は1話で明かされるのですが、その後の展開で少しずつカズラの出自と彼女が抱えている変えようのない宿命を環は知ることになります。 果たして高天原に迷い込んでしまった環は元の世界に戻ることができるのか、そしてカズラの運命はどこに向かっていくのか、続きが楽しみな神話ファンタジーです。 1巻まで読了