真刈 信二(まかり しんじ)は、日本の漫画原作者。代表作に『勇午』などがある。 ノンフィクションライターとしても活動していた。
2つの勢力に別れ、後に30年戦争と呼ばれる激しい戦いの最中にあった17世紀の神聖ローマ帝国。そこに傭兵として現れたのは「イサック」と名乗る日本人の男! 遠く日本を離れ、ヨーロッパ大陸までやってきたイサックの目的とは!? 彼の壮絶な戦いが始まる!! 『勇午』の真刈信二氏と『死がふたりを分かつまで』のDOUBLE-S氏の新タッグがおくる、骨太エンターテイメント!
2018年、エルサレム。極秘裏に訓練を積んでいた一人の日本人警察官が、帰国を命じられる。200名以上の日本人武装勢力が、密かにイラクで実戦に参加していることが判明、その狙いを突き止めよとの特命が下ったのだ。武装勢力を束ねる男の名は、成瀬完治。彼と特命を受けた男、二人が持つ腕時計には、銃の発砲に反応して赤く発光する、特殊なダイヤモンドが埋め込まれていた。成瀬の狙い、そして二人の男の繋がりとは――。
交渉とは言葉を武器にした戦いである――。世界一の交渉成功率を誇る交渉人(ネゴシエイター)・別府勇午(べっぷゆうご)のもとに現れた涙を浮かべた若い女性・岩瀬繭子(いわせまゆこ)。「どうか、お願いです……父を……たすけてください」1人の日本人サラリーマンが反政府ゲリラ集団に誘拐され、多額の身代金が要求される事件が起きていた。勇午は繭子の思いとともに単身パキスタンへ向かう。ダコイットとパキスタン政府軍の思惑が絡む灼熱の大地で、勇午の交渉(ネゴシエーション)は成功するのか!?
10年間勤務していた保険会社を退職し、N・Yにリスクマネージメントの会社、オフィス北極星を設立したゴー・時田。行動力があり有能なパートナーのサム、エリート美人弁護士のバーバラ、ダンサーであり占い師のシャーという3人の女性を味方につけ、アメリカに進出する日本企業のコンサルタントで、アメリカという名の訴訟社会に挑む!
日本は狙われている!一見、平穏に見えるこの日本も一皮むけば、世界各国の情報機関の攻勢にさらされている!だが、そこには日本の諜報活動を800年にわたり担ってきた阿賀一族の姿がある!現当主の阿賀邦彦とその娘・女子高生のまりあは人知れず諜報戦を繰り広げているのだ!
交渉とは言葉を武器にした戦いである。世界一の交渉成功率を誇る交渉人・別府勇午(べっぷ・ゆうご)。長きにわたり読者を魅了し続けた男が最後の交渉に挑む。舞台はトルコ。「勇午」史上、最凶の事件が襲いかかる。勇午は、人類同士の大量虐殺を阻止できるのか―――!?
「命も身体も張るのなら、しっかり張ってもらおうか!」――声のデカさと肝っ玉の風雲児、堂田貫一は大手ゼネコンの応援団長。豪快な人柄の人気者だが、野球部解散の憂き目にあって、なんとリストラ対象の筆頭に。彼の体に目を付けた上司は、ヤクザとの交渉人というヨゴレ役へと大抜擢!『勇午』原作の真刈信二による交渉術の物語と、『ああ播磨灘』のさだやす圭による「男の温かさ」が心にしみる、巨弾コラボレーション、ここに始まる!
三ツ橋五郎(みつはしごろう)・34歳・独身。業界大手の総合商社・(株)カナヨシ本社の秘書室に来て半年、なんの仕事も出来ずにいるお荷物社員。それ以前は、9年間も世界中の支店をたらい回しにされて、どこでも使い物にならなかった男!周りの人間はそんな彼のことを“腐ったミカン”と呼ぶ。……しかし彼の本当の役目とは、社内外のあらゆる問題から会社を守る“危機管理のスペシャリスト”だった!!
別府勇午(べっぷ・ゆうご)――世界一の成功率を誇るプロの交渉人。次なる交渉相手は「北朝鮮」――!勇午のパートナー・小暮(こぐれ)とその後輩・知里(ちり)が手にしたひとつの携帯電話。その電話にかかってきた「北朝鮮」からの着信が始まりだった。動き出す公安警察。執拗なまでに携帯を追うヤクザ。そして、北朝鮮対日工作室のトップ、ユン・ミョンチョル。小暮と知里の命を救うための勇午の交渉が始まる――。
企業恐喝!内部告発!!爆破テロ!!!巨大企業の内部スキャンダルに勇午(ゆうご)が挑む!事件の始まりは「豊臣秀吉」だった!!――巨大企業・大和製鉄に届いたテロリストからの脅迫状。要求は「大和製鉄の取締役72人の自殺」……。交渉成立のために自ら命をかける会長。緊張が走る大和製鉄の中で囁かれる「祟り」の言葉の意味は!?勇午の交渉が始まる――。相手は100年前の怨霊――!!豊臣秀吉の朝鮮出兵に隠された謎。勇午の交渉が歴史の真実に迫る!!
※ネタバレを含むクチコミです。
勇午の武器は暴力でなく知識に裏打ちされた判断力と現実的な思考と人間の情で複雑な問題を抱えている事件を解決していく。 毎回新しい交渉のたびに拷問を受けているイメージだった再読してみるとそんなに多くはなかった。一番印象深いのはやはりあの塩漬けだな
日本はスパイ天国などとよく言われてるそうですが、実は世界各国からの工作活動をギリギリのところで防ぎ、陰で日本を守り続けてきた一族がいたのです。(という設定) その名も「阿賀一族」。800年にわたり日本の諜報活動を担ってきた一族の末裔である、父とその娘が主人公。一族の誇りを持ちながら娘には手を焼いてる父親ですが、いざ政府から仕事の依頼を受ければ、各国のスパイたちを相手取り、情報戦や派手な戦いを繰り広げます。次第に娘の方もスパイの才能が開花して…。 原作は真刈信二氏ということで、設定やストーリー構成は言うまでもなく本格派。しかし落ち着いた展開ばかりでなく、映画のようなエンタメ要素(アクションやお色気シーン)もバランス良く盛り込まれています。作画も非常に洗練されていて、重厚感のあるストーリーにふさわしいカッコ良さがあるのです。 何かきっかけさえあれば、もっと人気が出たはずの作品だと思うのですが、6巻という微妙な巻数で終わってしまいました。せめて10巻くらいまで続いても良かったのに…。最新の情勢を取り入れて、いつか続編とか始まったら面白いと思うのですが。
俺の全く知らなかったアメリカの訴訟社会というものなんとなく理解させてくれた漫画。俺に真刈信二と中山昌亮に対しての絶対的な信頼感を植えつけた漫画でもある。 個人的に印象深い話は最初の「電話機のノイズ」 と「砂の匂い」日本側のルールとアメリカのルールの考え方などがわかりやすく説明されていた。 あと定期的に事務所のパートナーが変わるんだけどやっぱり一番好きなのはミスサマーかな。自分の夢に向かって居心地の良い事務所を退職するすげーいい キャサリン・アイリスのコンビも印象深くてや後はギャラのアップを提示したけど 条件を見て別の職場に行くという合理的な部分が今まで読んだ漫画ではなかったので良かった。
世界一の交渉人、別府勇午。ナンバリングされている22巻まではアフタヌーンで、その後はイブニングに掲載誌を移して完結しました。 国家の陰謀やテロとの交渉を行う勇午はその時々の世界情勢ともリンクし、異なる文化を垣間見せてくれます。 印象に残る交渉は多いのですが、自分が勧めているのは9・11後に描かれた「パリ編」です。 自分達が生きている世界は残酷で、血塗られている。サブタイトルの「Endless War」という言葉が、読後に深く胸に刺さります(巻数として20・21巻になります)。 いわゆる「グロ」描写もあるため読み手を選ぶ作品ですが、パリ編は比較的おとなしいので、多くの方に読んで欲しいタイトルです。
※ネタバレを含むクチコミです。