犬猿の仲の男女が素直になる瞬間を見たい方に
丸戸史明×武者サブのエンタメ作りマンガ!
『冴えない彼女の育てかた』の丸戸史明さんと、そのコミカライズでもお馴染みの武者サブさんとのコラボレーションが再び登場しました。 帯に丸戸史明さんの代表作として稀代の名作である『WHITE ALBUM2』の名が記されているところからして期待せずにはいられなかった本作。 「100億の男」と言われる超有名プロデューサーを父に持つ主人公が、失踪した父に代わって最高のメディアミックスエンタテインメント作品を作り上げていくという大筋になっています。加えて、文芸編集者・マンガ編集者・アニメ制作会社の才媛たちとひとつ屋根の下に暮らすというラブコメ要素も混じっています。 主人公がお偉方相手に決死のプレゼンを行うシーンや、女性編集者が大物作家に対して専属の先輩編集者の牽制を受け流しながら望む原稿を書いてもらうシーンなど、ビジネスやモノづくりにおかる普遍的な困難を面白い物語として料理し、演出しています。 『WHITE ALBUM2』でも大学生の主人公が編集部で社員よりも仕事ができる有能な人材として活躍するシーンが描かれていましたが、丸戸さんはビジネスシーンを描く手腕に長けていますね。 今回はかなりライト寄りの味付けですが、作家性はそこかしこに滲み出ています。「たかがエンタメ」の件は、サイバーコネクト2の松山社長が書いた『エンターテインメントという薬』を想起しました。 武者サブさんの描く女の子も可愛く、今後も楽しみです。
変な漫画がいっぱい
なんか記憶違いだったら申し訳ないんだけど、ちょっと前にマンバの思い出せないマンガの質問の一つに「人魚に精液をくれと頼まれる漫画」を探してる人いなかったっけ…?その時はそんな変な漫画がこの世にあるんだと思ってたんだけど、こないだ久しぶりに「黒船」読み返したらあったよ!そんな変な漫画が!しかも精液の代わりにカルピスをあげるってオチで、人魚も「初恋の味…なるほどね…」って納得してたよ!久しぶりに読んだら変な漫画がいっぱいあって楽しかった。
漢になれる
表紙に惹かれて読んでみた。 とにかく主人公の「ロケマサ」が最強な話。 野江谷の最期のシーンが最高でした!
乙女のバイブル
大人になると5年くらい割とあっという間で見た目も精神もそこまで変化がなかったりしますが、あずきちゃんくらいの年齢だと激動の時代だよねと思いながら読みました。 小学生の時にあずきちゃんを読んだとき(アニメの記憶かもしれないけど)は、2人の男を振り回して嫌な女だ〜と幼いながらに思ったものです。懐かしい。 今読んでみると、あずきちゃんが悩みながら成長している姿が見えてきます。そして、男の子達がいい子過ぎて胸が苦しくなります。 勇之助くんも竜一くんも選べないから3人で付き合えばいいよね!とダメな大人は思ってしまいますね(実はあずきちゃんのお母さんも同じようなこと言ってる)。 嫉妬や勘違いで落ち込んだり怒ったりって歳をとってもあるものだと思います。 そんなモヤモヤを解決する方法は、なんでも話すことなのかもしれません。 勇之助くんのように一途でまっすぐな人間になりたいものですね。 という訳で勇之助派です。
中年男性が哀愁漂う川柳を詠む
この漫画読んでる人いますか?
当時の日本代表に椎名がいたら……
W杯予選が凄く楽だったと思います。 主人公、椎名は何の背景もなく、イタリアに渡り、 フィオレンティーナに入団し、大活躍します。 当時はそこまでサッカーに入れ込んで無かったので 気にならなかったですが、 『ロベルト・バッジォと互角にやり合える日本人』って 有り得ないですよね。 今だとメッシやクリ・ロナがライバルと言ってるようなもの。 海外で活躍する日本選手が普通にいる現在でも ここまでの選手はいないしなあ。
一巻読了
サッカー漫画…だけどサッカー漫画ではない!? 一巻読んでみましたが金城宗幸色がすごい サッカーはチーム戦。仲間第一。みんなで協力しましょう、運命共同体。 …の、真逆をいく設定! サッカー漫画なのに能力のある「一人」を決めるデスマッチなストーリーが攻めていて一巻ですでに異色です。
秘密の恋人ごっこの行方は #1巻応援
誰にも内緒で小説を執筆していた星川さん、あるときクラスメイトの朝香さんにその秘密がバレてしまいます。小説を書くのはこれが最初で最後と決めていた星川さんですが、作品を気に入ったという朝香さんに言われるがまま次作の執筆を始めることに…。 さらに朝香さんは「小説の題材にしよう」と夏休みのあいだだけ恋人としてのお付き合いを申し出ます。最高の提案ですね。「恋人ごっこ」を通じて内気な星川さんが陽気な朝香さんに振り回されながらも少しずつ心を開いていくようすをまずは愛でましょう。 多くのひとは朝香さんが星川さんに接近してきた理由が終始わからないまま「まぁふたりかわいいからヨシ!」と読み進めると思うのですが、1巻のラストでがらりと雰囲気が変わります。最後まで読んだあともう一度読み返してしまうはず。 ふたりが抱えていた秘密と、ミステリアスな恋人ごっこがどうなっていくのか、2巻が気になる百合作品です。
ジャンプ2021年30号から新連載!!
絵もうまくてかわいかったからかなり嬉しい。読んでた人居る?
ネコチャンは無敵☆
※ネタバレを含むクチコミです。
魔界から引っ越してきたばかりの父子家庭にPTA役員を押し付ける人間(あくま)
今日たまたま別のPTAマンガを読んで「(そう言えば悪魔かなんかがPTAやるマンガあったよな〜)」と思い出したのがこの2019年の読切。 当時『魔人ローランドの長くて短い役員期間』を読んだ自分の感想がこれ。 >「今のところ自分の人生と全く縁がないPTA。魔人というフィクションの存在を混ぜていてなおビシビシ伝わってくる闇がすごい…これエッセイ形式だったら辛すぎて読めないと思う」 https://manba.co.jp/topics/11534/comments/73997 さっき気付いたのですが、この作者って『暴力亭主から逃れる10の方法』斎藤かよこ先生じゃないですか!! この斎藤先生が現在連載している作品というのが、暴力亭主から逃げて実家に帰ってきたあとのお話『やめちまえ! PTAって言ってたら会長になった件』なんですよね。 ………。 えっ………『魔人ローランド』はフィクションじゃなかったの……? あらためて読み比べると共通点しかなくて絶望します。 『会長になった件』のキービジュアルが、腕掴まれて挙手してる絵なんですけど……そのシーン『魔人ローランド』にも出てきたやつじゃん。あれマンガ表現じゃなかったのかよ……。 というか、フィクションなのはまさか魔人という部分だけ……? この世には引っ越してきたばかりの片親の腕を掴んで挙手させ役員を押し付ける地獄があると教えてくれる、とても貴重な作品です。 ▼『魔人ローランドの長くて短い役員期間』 https://comic-days.com/episode/10834108156660864667 ▼『やめちまえ! PTA ~って言ってたら会長になった件~』 https://comic-days.com/episode/3269632237268231265
父親がフィリピンでブローカーだった
話はその父親の葬式から始まる。参列してるフィリピン人もいることから、彼が悪いことだけしてた訳ではなかったんだろうなと推測するが、リベラルな日本人としてはなかなか向き合いたくない内容もありそう。特にこの話の中心となるバブル期の日本なんて碌なもんじゃない。 しかし一方で、当時のフィリピンは「アジアの病人」と呼ばれるほどの低成長だった頃。きれいごとだけではやっていけない事情もあったと思う。なぜ父親は突然家を出てフィリピンでブローカーになったのか?やがて「商品」として日本に渡る女の子と恋愛しちゃったりするのか?90%実話というのも気になる、色んな意味で楽しみな連載。
本宮ひろ志が「泣いた赤鬼」を描くとこうなる!
※ネタバレを含むクチコミです。
音楽しそうでしない青春マンガ
弦楽漫画だと思って楽しみに読んだらいや演奏しないんかい…。そしてまさかの今流行の転生ものだった。温かみのあるザカザカした絵のタッチがすごくよかったから別の作品も読んでみたい。
PTAとかいう日本の悪いとこ全部詰め込んだ組織
※ネタバレを含むクチコミです。
幸せとは、何だろう?
優しい気持ちになれる短編集♬ 私は、『はなのゆりかご』が好き!! 見えるけど見ようとしなかったものが、見えなくなって見えるものに変わる。人間の、幸せは、どこに転がっているかわからない。 そして、それに気づけるか・・・。 人生は、気づきである!!
表紙からは想像できないほどマジで無茶苦茶いい
昼間に新刊ページ見てて、あらすじの「オリジナルアニメ『オッドタクシー』最速のコミカライズ!!」っていうが気になってググったら、制作会社のHPは引っかかるもののキービジュアルとか一切見つからず謎で、とりあえず試し読みしたら絵がメチャクチャよくてひとまず1話買ってみた。 それで今またググったら19時に各所からアニメ化の報道がされてた。情報解禁前だったみたい。主演は花江夏樹。 https://twitter.com/PRTIMES_ETM/status/1350029533521448961?s=20 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000037973.html シンプルな表紙からは想像できないほど絵もストーリーもマジで無茶苦茶いい…!! 1つの事件を巡って、タクシー運転手の主人公と客・警官・犯人が少しずつ繋がり合っていく感じがすごい…!こういうタイプの話好き。 ソッコーで2話3話買ってしまったー。アニメも楽しみ。
絵が可愛い
気まぐれに読んでみました。 極道×お嬢 設定的には間違いなし! お嬢が可愛い。 普通守られるヒロインにはイラっとくることもあるんですがこの主人公は素直に可愛いと思えますね あと絵が好みでした!
JK合体巨人〈規格外〉地球防衛大戦!
女子高生二人が合体巨人となり、地球外生命体と闘う物語。余りにも巨大な世界観・時間感覚に体の芯が震える感覚は最近だと『UQ HOLDER!』等に近いかも。そこに特撮シリーズ(特にウルトラマン)やスーパーロボットへのオマージュ等を加えると……この雰囲気、『トップをねらえ!』に近いかも! 夢の中で不思議な腕輪を授かったるんなと、完璧超人のミカ。合体すると基本ミカの全裸で格好良い感じでは無いが、熱さと生々しさ、そこに次々と概念を覆して行く進化を加え、止まらない強さのインフレに、やはり震えが止まらない。 物語は悪い方へエスカレートして行く。億年単位の時と神の次元を知る外来者達。ミカとるんなと登場人物達の因縁の重さ、不思議な力と人類史、そして迫る地球最後の日。 困難を乗り越えて、ミカとるんなが手を取る瞬間の尊さに、高鳴る心を抑えられない私がいた。
清野とおるが好きになる
清野とおる漫画は本当落ち込んだ時に読めと言いたい! 以上なほどこだわりがある人物にインタビューし、それを漫画化するというもの。 どの「こだわり」もわかるとは思いつつも異常では?と思ってしまうもので面白い。 一番ふふっと笑ってしまったのはベランダのこだわりエピソード。 ベランダにこだわりすぎて最終的にベランダで寝た男の話w 人の「こだわり」というのは面白いものですね!
シン・モモタロウ #読切応援
※ネタバレを含むクチコミです。
諸行無常の建国物語 #完結応援
※ネタバレを含むクチコミです。
矢沢永吉ミラクル借金返済術
中盤に収録されている矢沢永吉の借金返済ストーリー「矢沢永吉ミラクル借金返済術」(原作・降青/漫画・横山アキラ)が面白かった。1998年、マネージャーの横領事件をきっかけに35億の借金を背負い、完済するまでを描いた短編自伝マンガ。これもまた「成り上がり」伝説。
まさかまさかのシェイクスピア×河原和音という時を越えたコラボレーション。 昔から萩尾望都さんが描くブラッドベリ作品など名作のコミカライズは行われてきていますが、本作もまたそうした系譜に名を連ねる珠玉の1冊です。 16世紀に書かれた物語ですが、現代版として大幅に設定を変更して翻案されています。 とにかく主要登場人物である戸部ありすと、辺嶺征久雄の犬猿の仲っぷりだけで楽しめるようになっており、顔を合わせれば喧嘩をするふたりの毒舌の応酬をずっと眺めていたくなります。そんなふたりの関係性に訪れる変化に、少女マンガらしい醍醐味がたっぷりと込められていて読んで幸せな気持ちになりました。 悪役が仕掛ける罠も極めて現代的であり、この辺りの換骨奪胎の巧さはさすが河原和音さん。 男性が読んでも楽しみやすい、笑って心温まる恋愛喜劇です。1冊で綺麗にまとまっているのもお薦めしやすいポイントです。