誰にも内緒で小説を執筆していた星川さん、あるときクラスメイトの朝香さんにその秘密がバレてしまいます。小説を書くのはこれが最初で最後と決めていた星川さんですが、作品を気に入ったという朝香さんに言われるがまま次作の執筆を始めることに…。
さらに朝香さんは「小説の題材にしよう」と夏休みのあいだだけ恋人としてのお付き合いを申し出ます。最高の提案ですね。「恋人ごっこ」を通じて内気な星川さんが陽気な朝香さんに振り回されながらも少しずつ心を開いていくようすをまずは愛でましょう。
多くのひとは朝香さんが星川さんに接近してきた理由が終始わからないまま「まぁふたりかわいいからヨシ!」と読み進めると思うのですが、1巻のラストでがらりと雰囲気が変わります。最後まで読んだあともう一度読み返してしまうはず。
ふたりが抱えていた秘密と、ミステリアスな恋人ごっこがどうなっていくのか、2巻が気になる百合作品です。