ゆるゆり

ゆるゆり

旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらくぶ」の活動を続ける、悪の4人組。正義の生徒会は、ならず者どもを一掃するためについに重い腰を上げたのだった…という展開ははっきり言って全くない、まったりコミック第1巻が登場。愛が溢れまくりで、明日からも元気に生きて行けること請け合い。よ~し、パパ二度寝しちゃうぞ~!!
セメルパルス semelparous

セメルパルス semelparous

異世界からの侵略者“壊獣”による侵攻を食い止めるため、二つの世界を隔てる“壁の中”で戦いを続ける”防壁師”たち。新更命乃もまた、親友の永とともに防壁師の一員となるべく、厳しくも順調な訓練の日々を送っていた。しかしそんな日常は、予想外の襲撃によって粉々に砕かれてしまう。窮地に立たされた命乃の前に現れたのは――
ことのはの巫女とことだまの魔女と

ことのはの巫女とことだまの魔女と

閉ざされた社に隠されていた巫女・紬(つむぎ)が出会ったのは銀髪の魔女、レティ……。汚れなき巫女、紬の一途で純粋な想いに、強くてかっこいい魔女・レティさんの心も大いに揺れ動いて……!?全編を通じて紡がれる、恥ずかしい程真直ぐなLOVEストーリー。藤枝先生独特の間合いで描かれる巫女魔女カップルの恋模様を、是非、照れながら堪能してください!※電子書籍化にあたり、紙の単行本用に描き下ろされた一部のイラストやエピソードが削除されています。
BUTTERFLY69

BUTTERFLY69

キレイなだけが百合じゃない。女の子は可愛いだけの存在じゃない。百合姫デビューの作家、夏猫の初作品集には、最高にカッコカワイイ女の子たちの熱い恋物語がぎっしり詰まってます。黒ベースのスタイリッシュなカバーが目印ですよ~★※電子書籍化にあたり、紙の単行本用に描き下ろされた一部のイラストやエピソードが削除されています。
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/08/19
単行本派に贈るバラエティ豊かな百合短編集 #1巻応援
百合姫本誌を買ってない人は、是非読んでみていただきたい読み切り短編集。2018年〜20年までの掲載作。物語の多様さに百合ジャンルの広がりが見て取れる一方、絵柄は「百合姫らしさ」を感じるものが多く、美しくて読みやすい一方、もっとバリエーションがあってもいいかな…と思うと、時々ちょっと異質な絵柄が登場したりして、全体として飽きが来ない。 —— 各作品の感想を、ツイッター漫画のタイトル風に+一言感想で。 ●君とゆく、(嶋水えけ先生) 己の空虚に絶望した少女がお嬢様に世界を教える百合/互いに足りないものを与え合い、支え合う関係性尊い。 ●スノウトーク(純玲先生) 失声の演劇部員が恋したお姉さんと発声練習する百合/声がよく通りそうな冬と、春の訪れによる変化が印象的。 ●渚にて。(tsuke先生) 海が好きな内気女子と唯一の友人が海に佇む百合/最後のシーンに向けて静かに穏やかに進む感じがたまらない。 ●蔓日々草(さかなや先生) 友人の結婚式のドレスを選びながら友人を手放す百合/愛とか恋とかじゃない関係性でもこんなに尊い。泣けるわぁ… ●わたしのこい(のちむゆ先生) 幼馴染の気を引きたくて市販薬で体調悪くなる百合/執着が昏くて重い、そして切ない。薬を悪用している感じが昏さを増す。 ●あの日の続きをしましょうか(もくはち先生) 私に恋する女子高生の情報に聞き覚えがある百合/十数年後に突きつけられる恋と間違い。どんな感情も間違いということはない。 ●ハイドアンドスイーツ(つつい先生) 恋に恋する女の子が現実の恋の怖さを知る百合/それに気づけたこと、教えてくれる存在の大切さ。最後ほっとした。 ●桜日和のへたれなワンコ(辻柚那先生) 姉が担任になったら親友が姉に惚れたかも百合/これは短編にするのが勿体無いかも。姉と妹、親友との過去が見たい。 ●絵の具の匂いがした(柏木ツキコ先生) 絵のモデルをするうち変な先輩に惹かれる百合/自分の無い人が、独特で強い意志を持つ人に惹かれる話は、先を読みたくなる。 ●お誕生日おめでとう。(さかさな先生) そっくりな親友が同じでいたいのに変わっていく百合/思春期の頃の親密さの、距離感の複雑さと切実さに心を揺さぶられる。 ●ないしょの向日葵(篠ヒロフミ先生) 恋人に真面目に進路を考えろと叱られる百合/好きな人の眼差しに触れて変わろうとする成長譚尊すぎる…真剣さは人それぞれ。 ●軽木さんと荒重さん(日野アラシ先生) 軽薄女子と想いが重い女子が恋愛話する百合/全く価値観の異なる者同士が互いにツッコミ合うトークがたまらなく笑える。
ANAGUMA
2020/07/31
この世界に尊いという日本語があって本当に良かった
天真爛漫ギャルJK・柚子と優等生生徒会長・芽衣は親同士が再婚したから突然姉妹になっちゃった!どーなる高校生活!?という信頼の置ける設定。 全く息が合わないはずなのに柚子はドンドン芽衣のことが気になるようになっちゃって…っていうギャップ・姉妹百合です。ご理解いただけましたね。ちなみにふたりダブルベッドで寝てます。 お嬢様学校においてギャルである柚子の存在は異質そのもの。周りの人物と軋轢を生むこと数しれずですが、持ち前の真っ直ぐさで相手の心を掴んでしまいます。 作中では芽衣があらゆるキャラから激モテするファム・ファタールとして描かれるので「気が気じゃねえ!」とソワソワする柚子がたくさん見られるのですが、彼女自身も相当な人たらし。 次々と現れる恋の障害となるキャラクターたち(もちろん全員女の子)も、ひと悶着のあとには必ず打ち解けて仲間に加わります。これがバトルマンガっぽくて好き。あたたかく、優しく、そして正直であろうとする柚子の魅力なんでしょうね。 完璧超人に見える芽衣も柚子のことを翻弄するようでいて、自分に対してストレートな気持ちをぶつけてくるお姉ちゃんに対して内心は常にドキドキ。彼女から向けられる愛情の矢印をどう受け止めて、どう返せばいいのか悩み続けています。芽衣は自分の思いを柚子に伝えるのにずっと二の足を踏んでいるんです。これが本作の核心となる巨大感情なので、ぜひ悶絶していただきたい次第。 最終2巻の展開は息を呑むほどで、9巻ラストの演出には本当に胸を締め付けられます。つらすぎる。だからこそこれまでの登場人物が大集合してふたりのために奔走する10巻の盛り上がりがすごくて、まさに祝福のような最終巻。やっぱり最後は仲間全員で戦わないとウソですよね! ふたりが紡いできた絆が集大成として結実するまで一気に読んでほしいです。
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/07/24
ネットの歌姫と引き篭もりの私
cameraこんなに繊細で優しい「救い」の物語が、「コミック百合姫」黎明期に存在した奇跡を思う(「百合姫」の前身、「百合姉妹」から続いた連載)。 キスシーンひとつ無い、女性同士の様々な感情を包摂したこの作品こそが、現在の拡張していく「百合」世界の、感性の基礎になったと言えると思うし、今読んでもその内容は、全く色褪せない。 ♡♡♡♡♡ ネットで出会った歌声に心を救われた、引き篭もりの女子高生は、不意にその「歌姫」と知り合う。会う度に親密になる二人だが、歌姫が歌に打ち込む為、会えなくなると言う時、二人の心は……。 ♡♡♡♡♡ 神様と出会ってしまった女子高生の、浮かれる気持ちと浮かれてしまった後悔、そして会う度に募らせた気持ちが胸に迫る。 一方、女子高生に温かさをもらい、辛い過去を振り切り、勇気を出してネットの世界から出ようとする歌姫もまた、切実だ。 傷を持つ二人が、互いへの想いをよすがに現実へと踏み出す、繊細な友愛の物語。成人誌でも(同性・異性の別無く)傷ついた心を思い遣る関係性を描いて来た、ナヲコ先生ならではの作品と言えるだろう。 (成人誌の作品に関しては短編集『からだのきもち』をご覧下さい)。
私の百合はお仕事です!

私の百合はお仕事です!

白木陽芽は、誰からも愛されるように振る舞う高校1年生。 ある日、不注意によって通りすがりのカフェの店長・舞に怪我をさせてしまい、陽芽は代役として「カフェ・リーベ女学園」の店員になることに。そこはお嬢様学校の学生に扮した店員同士が、姉妹となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。 陽芽はそこで一人の女生徒・美月を「お姉さま」と呼んでしまい……
ゆるゆり

ゆるゆり

旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらくぶ」の活動を続ける、悪の4人組。正義の生徒会は、ならず者どもを一掃するためについに重い腰を上げたのだった…という展開ははっきり言って全くない、まったりコミック第1巻が登場。愛が溢れまくりで、明日からも元気に生きて行けること請け合い。よ~し、パパ二度寝しちゃうぞ~!!
セメルパルス semelparous

セメルパルス semelparous

異世界からの侵略者“壊獣”による侵攻を食い止めるため、二つの世界を隔てる“壁の中”で戦いを続ける”防壁師”たち。新更命乃もまた、親友の永とともに防壁師の一員となるべく、厳しくも順調な訓練の日々を送っていた。しかしそんな日常は、予想外の襲撃によって粉々に砕かれてしまう。窮地に立たされた命乃の前に現れたのは――
citrus

citrus

見た目はギャルなのに一度も恋をしたことがないjk・柚子は、親が再婚した都合で女子校に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。その後、偶然芽衣とイケメン担任教師のキスシーンを目撃し、心とは裏腹にそのシーンが胸に焼き付いてしまった柚子。さらに生徒会長と義理の姉妹の関係になり、同室で生活することになってしまい…!?正反対のjkふたりが反発して惹かれ合って。姉妹のloveaffair、始まる!
ユリビュート 百合姫読切再録集

ユリビュート 百合姫読切再録集

過去に「コミック百合姫」に掲載された読切作品から、珠玉の12編を収録したアンソロジー。俊英たちによる胸焦がすストーリーをお届けします。【収録作品】[君とゆく、]嶋水えけ/[スノウトーク]純玲/[渚にて。]tsuke/[蔓日々草]さかなや/[わたしのこい]のちむゆ/[あの日の続きをしましょうか]もくはち/[ハイドアンドスイーツ]つつい/[桜日和のへたれなワンコ]辻柚那/[絵の具の匂いがした]柏木ツキコ/[お誕生日おめでとう。]さかさな/[ないしょの向日葵]篠ヒロフミ/[軽木さんと荒重さん]日野アラシ 【表紙イラスト】tsuke

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あうしぃ@カワイイマンガ
2020/08/19
単行本派に贈るバラエティ豊かな百合短編集 #1巻応援
百合姫本誌を買ってない人は、是非読んでみていただきたい読み切り短編集。2018年〜20年までの掲載作。物語の多様さに百合ジャンルの広がりが見て取れる一方、絵柄は「百合姫らしさ」を感じるものが多く、美しくて読みやすい一方、もっとバリエーションがあってもいいかな…と思うと、時々ちょっと異質な絵柄が登場したりして、全体として飽きが来ない。 —— 各作品の感想を、ツイッター漫画のタイトル風に+一言感想で。 ●君とゆく、(嶋水えけ先生) 己の空虚に絶望した少女がお嬢様に世界を教える百合/互いに足りないものを与え合い、支え合う関係性尊い。 ●スノウトーク(純玲先生) 失声の演劇部員が恋したお姉さんと発声練習する百合/声がよく通りそうな冬と、春の訪れによる変化が印象的。 ●渚にて。(tsuke先生) 海が好きな内気女子と唯一の友人が海に佇む百合/最後のシーンに向けて静かに穏やかに進む感じがたまらない。 ●蔓日々草(さかなや先生) 友人の結婚式のドレスを選びながら友人を手放す百合/愛とか恋とかじゃない関係性でもこんなに尊い。泣けるわぁ… ●わたしのこい(のちむゆ先生) 幼馴染の気を引きたくて市販薬で体調悪くなる百合/執着が昏くて重い、そして切ない。薬を悪用している感じが昏さを増す。 ●あの日の続きをしましょうか(もくはち先生) 私に恋する女子高生の情報に聞き覚えがある百合/十数年後に突きつけられる恋と間違い。どんな感情も間違いということはない。 ●ハイドアンドスイーツ(つつい先生) 恋に恋する女の子が現実の恋の怖さを知る百合/それに気づけたこと、教えてくれる存在の大切さ。最後ほっとした。 ●桜日和のへたれなワンコ(辻柚那先生) 姉が担任になったら親友が姉に惚れたかも百合/これは短編にするのが勿体無いかも。姉と妹、親友との過去が見たい。 ●絵の具の匂いがした(柏木ツキコ先生) 絵のモデルをするうち変な先輩に惹かれる百合/自分の無い人が、独特で強い意志を持つ人に惹かれる話は、先を読みたくなる。 ●お誕生日おめでとう。(さかさな先生) そっくりな親友が同じでいたいのに変わっていく百合/思春期の頃の親密さの、距離感の複雑さと切実さに心を揺さぶられる。 ●ないしょの向日葵(篠ヒロフミ先生) 恋人に真面目に進路を考えろと叱られる百合/好きな人の眼差しに触れて変わろうとする成長譚尊すぎる…真剣さは人それぞれ。 ●軽木さんと荒重さん(日野アラシ先生) 軽薄女子と想いが重い女子が恋愛話する百合/全く価値観の異なる者同士が互いにツッコミ合うトークがたまらなく笑える。
名無し
名無し
2019/07/08
百合男子
僕が暗い青春を過ごした90年代は、「ハーレムもの」の全盛期でした。「パッとしない男がなぜかたくさんの女の子にモテモテ」という、基本にして絶対のテーゼによって作られた作品の数々、現実でパッとしていないたくさんの僕達はみな夢中になったものでした。それが2000年代も半ばになると、男がほぼ全く登場しない作品が増えてきたではないですか。  作品を楽しむ切っ掛けとして、共感というものはとても重要な要素だと思っています。登場人物の誰かに自分を重ねあわせるから、作品世界に入っていける…。しかし、女の子たちがキャッキャウフフと仲良くしている作品には感情移入する先が必要ありません。それは、共感して物語をたのしむのではなく、女の子たちの日常を傍観者として楽しむという新しいスタイルなのです。作品世界を見渡す神の視点…というよりはむしろ、ピーピングする虫の視点なような気がしますが…。  『百合男子』は女の子たちがキャッキャウフフする世界を心から愛する高校生・花寺啓介が主人公。絵柄はとても可愛らしく(女の子が鼻筋が通っていて可愛い)、啓介もBL漫画のような容貌をしていますが、中身は男…いや漢!  啓介は、百合専門誌「百合姫」を愛読しているうちに、だいぶ重症になってしまい、現実の女子たちにも百合を重ねあわせてしまっています。現実の素敵な百合を見たいがために、同級生に対して半分ストーカーしたりしています。  そんな現実と妄想をごっちゃにする啓介にも、同志と呼べる百合男子が登場します。しかし、大きな違いよりも細かな差異のほうが気に障るのか、お互いの趣味嗜好を貶し合う結果に…。  そんな彼らを啓介は「一人は百合のために!みんなも百合のために!!」と一喝し、百合という大道を志す同志として結束させます。啓介は百合のリーダー、「百合ーダー」として百合の荒野を邁進していくのです。  百合という、可憐さと美しさで固められたジャンルを語る暑苦しい男たち…。何度も言いますが、絵柄はとても端正で可憐なのですが、そこで描かれている「漢」の暑苦しさは、少年漫画でも最近ちょっと見かけないレベル。語られる百合理論は押井守のように饒舌で、百合のために闘うアクションシーンは『ドラゴンボール』顔負け。この加速していくギャグシーンはかつて見たことの無いレベルです。  『百合男子』を読んで百合にハマれるかどうかは個人差があるかもしれませんが、1つのジャンルを夢中に語る、漢たちの熱さが確かに心に伝わってくるのです。  冒頭で啓介が叫ぶ「我思う、ゆえに百合あり。だが そこに我、必要なし」という悲しい決意が、人々との関わりでどのように変わっていくのか、最後まで読んで目撃して欲しいですね。
あうしぃ@カワイイマンガ
2019/11/30
一眼レフと「光」の世界(デジカメの話)
11月30日は(オートフォーカス、以下AF)カメラの日。AF機構のカメラが登場した日です。 写真やカメラの漫画は多くありますが、こと最新のAFデジタルカメラとなると、扱う作品は意外と少なくなります。 ここからは『ルミナス=ブルー』に登場するカメラについて、推測してみたいと思います。 (物語の内容に関しては、sogor25さんのレビューをご覧下さい) 主人公の光(コウ)のカメラは、クラシカルな外見から、SONYのEマウントかと思われます(ミラーレスで軽いので、女性におすすめ)。レンズが短いので、恐らく単焦点の標準50mmf1.8。初心者は50mmの画角を覚えるべし、と言われる入門レンズ。機動性がいいので、光のようなスナップ派は、これをつけっぱなしで街に出るのが楽しいと思います。 また、単焦点レンズはズームレンズよりレンズの構成が単純で、画質が良いと言われます。シャープネス、ボケの表現は単焦点に分があり、光の写真のきらめき感は説得力があります。 一方、葉山先輩は、1巻の終わりで長くて白いレンズを使って、光と寧々を隠し撮りしています。あのレンズはキヤノンの望遠レンズ、通称白レンズと思われます。高価です。光が見て「すごいレンズ…」って言ってますね。 街撮りでは意外と望遠レンズが重宝します。かっこいい建造物、向こうに見える植栽の花など、広角や標準だと対象に寄りきれないのですが、望遠だと好きなように遠景を切り取ることができます。 被写体と近しい距離感で撮影する光。一方、被写体に無断で、ありのままの感情を撮ろうとする葉山先輩(雨音も勝手に撮られて怒ってましたね)。二人のスタンスの違いは、機材にしっかり現れていると思います。 ここまで、分かる範囲で『ルミナス=ブルー』に出てくるカメラのお話をしました。もし間違っているとか、こっちじゃないの?とか、その他カメラの話をしてくださる方いらっしゃれば、どうぞコメントください! ちなみに私はニコン派です。
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あうしぃ@カワイイマンガ
2020/08/19
単行本派に贈るバラエティ豊かな百合短編集 #1巻応援
百合姫本誌を買ってない人は、是非読んでみていただきたい読み切り短編集。2018年〜20年までの掲載作。物語の多様さに百合ジャンルの広がりが見て取れる一方、絵柄は「百合姫らしさ」を感じるものが多く、美しくて読みやすい一方、もっとバリエーションがあってもいいかな…と思うと、時々ちょっと異質な絵柄が登場したりして、全体として飽きが来ない。 —— 各作品の感想を、ツイッター漫画のタイトル風に+一言感想で。 ●君とゆく、(嶋水えけ先生) 己の空虚に絶望した少女がお嬢様に世界を教える百合/互いに足りないものを与え合い、支え合う関係性尊い。 ●スノウトーク(純玲先生) 失声の演劇部員が恋したお姉さんと発声練習する百合/声がよく通りそうな冬と、春の訪れによる変化が印象的。 ●渚にて。(tsuke先生) 海が好きな内気女子と唯一の友人が海に佇む百合/最後のシーンに向けて静かに穏やかに進む感じがたまらない。 ●蔓日々草(さかなや先生) 友人の結婚式のドレスを選びながら友人を手放す百合/愛とか恋とかじゃない関係性でもこんなに尊い。泣けるわぁ… ●わたしのこい(のちむゆ先生) 幼馴染の気を引きたくて市販薬で体調悪くなる百合/執着が昏くて重い、そして切ない。薬を悪用している感じが昏さを増す。 ●あの日の続きをしましょうか(もくはち先生) 私に恋する女子高生の情報に聞き覚えがある百合/十数年後に突きつけられる恋と間違い。どんな感情も間違いということはない。 ●ハイドアンドスイーツ(つつい先生) 恋に恋する女の子が現実の恋の怖さを知る百合/それに気づけたこと、教えてくれる存在の大切さ。最後ほっとした。 ●桜日和のへたれなワンコ(辻柚那先生) 姉が担任になったら親友が姉に惚れたかも百合/これは短編にするのが勿体無いかも。姉と妹、親友との過去が見たい。 ●絵の具の匂いがした(柏木ツキコ先生) 絵のモデルをするうち変な先輩に惹かれる百合/自分の無い人が、独特で強い意志を持つ人に惹かれる話は、先を読みたくなる。 ●お誕生日おめでとう。(さかさな先生) そっくりな親友が同じでいたいのに変わっていく百合/思春期の頃の親密さの、距離感の複雑さと切実さに心を揺さぶられる。 ●ないしょの向日葵(篠ヒロフミ先生) 恋人に真面目に進路を考えろと叱られる百合/好きな人の眼差しに触れて変わろうとする成長譚尊すぎる…真剣さは人それぞれ。 ●軽木さんと荒重さん(日野アラシ先生) 軽薄女子と想いが重い女子が恋愛話する百合/全く価値観の異なる者同士が互いにツッコミ合うトークがたまらなく笑える。
ANAGUMA
2020/07/31
この世界に尊いという日本語があって本当に良かった
天真爛漫ギャルJK・柚子と優等生生徒会長・芽衣は親同士が再婚したから突然姉妹になっちゃった!どーなる高校生活!?という信頼の置ける設定。 全く息が合わないはずなのに柚子はドンドン芽衣のことが気になるようになっちゃって…っていうギャップ・姉妹百合です。ご理解いただけましたね。ちなみにふたりダブルベッドで寝てます。 お嬢様学校においてギャルである柚子の存在は異質そのもの。周りの人物と軋轢を生むこと数しれずですが、持ち前の真っ直ぐさで相手の心を掴んでしまいます。 作中では芽衣があらゆるキャラから激モテするファム・ファタールとして描かれるので「気が気じゃねえ!」とソワソワする柚子がたくさん見られるのですが、彼女自身も相当な人たらし。 次々と現れる恋の障害となるキャラクターたち(もちろん全員女の子)も、ひと悶着のあとには必ず打ち解けて仲間に加わります。これがバトルマンガっぽくて好き。あたたかく、優しく、そして正直であろうとする柚子の魅力なんでしょうね。 完璧超人に見える芽衣も柚子のことを翻弄するようでいて、自分に対してストレートな気持ちをぶつけてくるお姉ちゃんに対して内心は常にドキドキ。彼女から向けられる愛情の矢印をどう受け止めて、どう返せばいいのか悩み続けています。芽衣は自分の思いを柚子に伝えるのにずっと二の足を踏んでいるんです。これが本作の核心となる巨大感情なので、ぜひ悶絶していただきたい次第。 最終2巻の展開は息を呑むほどで、9巻ラストの演出には本当に胸を締め付けられます。つらすぎる。だからこそこれまでの登場人物が大集合してふたりのために奔走する10巻の盛り上がりがすごくて、まさに祝福のような最終巻。やっぱり最後は仲間全員で戦わないとウソですよね! ふたりが紡いできた絆が集大成として結実するまで一気に読んでほしいです。
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