まめとむぎ 分冊版

元バリキャリ無職のむぎが、マイペース居酒屋店主と"発酵"に出会う!

まめとむぎ 分冊版
名無し
1日前
ファッション誌の編集長になるのが夢で、そのために夢中で頑張ってきたものの同僚にその座を奪われてしまったむぎ。それだけならまだしも、元編集長との不倫が発覚。見事なまでの転落ぶり。夢も仕事も恋も失い腐っていた彼女がかつての行きつけだった店を訪れると、明るくて若い女性店主・まめが営む「発酵」居酒屋になっていた…!という話。いきなり塩麹を育てるというミッションを与えられ、案外すんなり受け入れているところが面白かった。いずれむぎはこの居酒屋の店長になるみたいだけど、まさに第二の人生という感じでワクワクする。
バトルフロント オンライン~格ゲーは仮想世界にて~

期待の1話目

バトルフロント オンライン~格ゲーは仮想世界にて~
名無し
1日前
「ノスフェラトゥ住田さん」の作者の新作か!相変わらずオールカラーで独自のこだわりを感じます。 これは「連載の1話目」のコンペで賞をとった作品のようで、上手く行けば2話目がいつか読めるのかな。期待です。 ノスフェラトゥ住田さんのように、主人公が目の前の賞金を稼ぐことに重きをおいているのにはどんな理由があるのか(もしくは特に無いのかw)、はやく知りたいです。
みょーちゃん先生はかく語りき

なんでも教えてくれちゃう?!保健室の先生

みょーちゃん先生はかく語りき
名無し
約19時間前
恋に悩んでる女子生徒に話を聞いたら性の悩みだった?!でも生徒を正しい道に導けるように先生も頑張って答えるね…!なエロコメです。大体はご想像通りな内容かと。1話目から飛ばしてる内容だったのでこれからどうなっちゃうのか。みょーちゃん先生は生徒のためにどれだけカラダを張ってくれるのか必見です!!
九条の大罪

闇金の次は『弁護士』!!加害者を守る悪辣な主人公

九条の大罪
名無し
1日前
スピリッツで始まった真鍋昌平の新連載メッチャおもしろかった。 「思想信条がないのが弁護士だ」とはその通り。しかし目の前で体現されると複雑な気持ちになる…。 轢き逃げで人殺したクソカスでも親身になってバックアップしてくれる弁護士さえいれば、たかだか禁固1年8カ月でシャバに戻ってこられる。一方、夫を殺され息子の片足を奪われた女性は弁護士を付けなかったせいで惨めなまでにボロ負けする……。 法的には正しくても、感情的には納得できない。 この論理と倫理の対立が最高。これから毎週楽しみ。 【公式サイト】 https://bigcomicbros.net/work/35215/
100年の経

小説家がいなくなった未来で #1巻応援

100年の経
兎来栄寿
兎来栄寿
1日前
AI関連の議論を見ない日はないというほど、世間にAIが浸透している時代がやってきました。地続きの現実を生きていると実感が薄いですが、今や小学生でもAIを使って作文やデータ解析ができる時代です。自分の子供のころを思うと、『ドラえもん』で夢見たような未来の一端が実現されていると言えるでしょう。 ただ、テクノロジーの進歩が輝かしく照らす道の端には、その陰で失われていくものもあります。多くの職業がAIによって代替され消えていくのは必然で、人類の歴史上でも繰り返されてきた出来事です。 この物語は、余命1年を宣告された売れない小説家・菅井櫓を描く物語です。コールドスリープをした100年後の未来では、彼の作品が21世紀のベスト10に選ばれており国中が彼の新作を心待ちにしているという状態でした。 生成AIを利用して小説を書く「呪言師(ソーサラー)」の台頭により小説家を含む物書きがいなくなってしまってしまった世界を舞台に、創作の意義や様態にまつわる問いかけがなされていきます。 また、この物語を牽引するのはヒロインの更科結衣の存在です。自分の作品を処女作からすべて読んで愛し、生きる糧にしてくれていた女の子。櫓は、他の誰のためでもなく彼女のために小説を紡ごうとします。コールドスリープして100年経った世界には普通に考えれば結衣がいるはずはないのですが、直筆の手紙が届いたことで存命の可能性があると解り、彼女にまつわる謎と彼女との関係性という部分も本作のポイントとなっています。 小説がテーマになっている作品らしく、「経」と書いて「たていと」と読ませるタイトルから、作中で櫓が発するさまざまな言の葉まで文学的な表現に溢れているのも特徴的です。 「一流の文学者なんてのはもっと残酷な人種であるはずだ。彼らは、青春期の若者たちに一生彼らの心臓を掴んで離さない鮮烈なトラウマを、いかにして植え付けようかと苦慮するような人種であるはずだ。文学の持つ毒を、持てる限りの文才で、いかにも12月の針葉樹のように美しく飾り立てて…」 「インクの木になった果実でお腹を満たしたい」 といった表現は好きです。私も、電子の海に漂って生きながらも槙島聖護のように紙の本を愛し続けていくことでしょう。 ミケランジェロの言葉や『ソクラテスの弁明』を引用して、創作における芸術家の役割は実は本質的には変わっていないのではないか、と考える節など芸術の根幹に触れる部分は特に興味深く、AIが隆盛を極めていく時代にあって今一度向き合っていきたいテーマに歴史を俯瞰しながら正面からぶつかっています。その上で、AIには成し得ない、AIを超える創作をしようとする姿が堪りません。 純粋な小説家との仕事をする機会が失われた編集者ニールセン・叶エが、ノウハウもまったくない状態で初めての作家とのやり取りに苦慮するのも面白いです。AIによって現代よりも圧倒的に大量の物語が作られるようになった時代であるなら、その良し悪しもまた人間ではなくAIが判断するようになっているはずです。編集者という仕事は名前は同じでも仕事内容は大きく変わっていそうで、他の編集者がどのようなことを行っているのか気になります。 自動運転車は当然実用化されているとして、SF好きとしては端々に登場するであろう未来ガジェットの数々にも興味津々です。 小説の、創作の、創作者の未来に肉迫しようとする意欲作。物語を愛するひとりの人間として、目が離せない作品です。

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