綾瀬川次郎(綾)は運動神経が飛び抜けていいばかりに周囲に馴染めずにスポーツを続けられずにいる少年です。そんな彼を優しく受け入れてくれ、みんな友だちとして接してくれたのが野球チーム「バンビーズ」。野球こそ自分が出会うべきスポーツだったんだと喜ぶ綾、そのずば抜けた完成度の投球フォームを見ていたバンビーズの監督の心にある思いが灯ってしまって日本代表のセレクションに挑むことになります。

心の揺れ動きがすごく丁寧に描いてあって引き込まれる第1話でした。毎週楽しみに読みます。

普通に試合中止になってほしいんでね?
綾は人を蹴落とす事を今でも躊躇するから…特に元チームメイトの奈津緒となれば
全部スライダーで相手チームの心折ったのはイガへの意趣返しって目的あったからだし

アマ球界の闇ってかほんと大人達が汚い…
なんで皆綾に絡みたがるかって将来プロになる様な人の「指導者的人物」になると"あの綾瀬川を教えたって名声"に加えて
どこぞの強豪校やドラフトの時に入団説得役とみなされて引き換えに色々便宜測って貰える
プロの裏金問題の時に選手だけでなくアマの指導者とかが金貰ってたのは実質選手の進路を決めるのが指導者だからだし

流石に中学編になってから綾瀬川に自分自身の闇に向き合うつもりが無さ過ぎて、そこまで同情的になれなくなったな自分は

闇って言うけど大人たちのせいでは?
綾瀬川はバンビーズで楽しく草野球したかっただけなのに体格と才能を見たヤス父やバンビの監督がガチ野球を勧めて
その結果ヤスの家庭は崩壊するし生え抜きじゃないから
フェニックスの父兄から自分の息子の進路を潰す外様の奴として嫌味を言われ続けるし
何となくだけど知能の良さだけで小学生を大学に飛び級させたら周りと年齢による価値観や話題も違いすぎて孤立して「あんなとこ行くんじゃなかった」って話思い出す

作者がどういうつもりで描いているのかはわからないけど、綾瀬川は賛否別れるキャラだと認識しているが
その中でもイガへの扱いは綾瀬川の否の面を強調されていると思う
他作品で言えばドラゴンボールのクリリンと悟空、キャプテン翼の石崎と翼のような実力の上下を超えた所にある友情を(自覚は無いにせよ)自分から踏みにじった
あの年代の男なら趣味も能力も合わないのに、何故か話や気が合う友達とか全然いるし、そういう時に衝突はしても仲直りできるのも少年の頃だからこそ
作中だと同じくらい上手い奴とじゃないと友情は築けないという風には描かれていないと思っていたのだが(要はダイヤモンドの功)、あの場面は完全にイガとの衝突も対話も拒否してプレーで黙らせるという、自分が嫌悪していたはずの大人やガチ勢と同じことを選んでる
下手くそをナチュラルに見下してしまうガチ勢の影響を、受けない位置にいるはずの綾瀬川がそれを行う事に正直優しい目線は向けられない

えっ、日本代表の時の監督ってめっちゃ綾瀬川のこと可愛がってたんじゃん…!!!
それで自分のチームに誘わないってなんなの??腹立ってきたわ

言いたい事はなんとなくわかるが実力の上下を超えたとこにある友情って言うけどそのキャラ達は「同じ舞台で戦えてる仲間内という前提での上下」で視点は共有してるのに対して
実力無くて試合に出ないから重責ゼロのとこで見て物を言ってるイガと
U-12世界一の投手で自分の成績次第で周りの人の人生が変わってく重責ある事を知った綾の視点が同じな訳ない
どちらが悪いとかでなく単純にお互いの認識が合わないなら「実際にイガの言うとおりガチでやったらこうなる」って見せるしかないでしょ
現に練馬相手にやった後案の定コーチと監督すら不協和音出始めて嬉野が必死にフォローしなくちゃいけなくなったのに

結局あの監督も野球塾の経営者だったり人の親ってことでは
あんな存在が同じチームにいたら「俺なんてガタイもないし才能もない」って自分の息子や他の子が自信失うから綾の管理責任持つ立場は拒否した
その立場になったフェニックスの監督も綾が凄すぎると父兄からうちの子がスカウトへの印象悪くなるって苦情来るから
「(親がチームの活動支援してない)非生え抜きの綾の活躍を手抜きでもいいから減らしたい」的に扱いに困ってしまってるし

関西弁のスカウトらしき人が来てたけど
大阪や兵庫辺りの子は強すぎるから人余り+地元の激戦区避けて出場機会や甲子園出るために他県に野球留学するくらいなのに
それでも綾瀬川欲しがるってすごいな…

凄いとは既に思えないというか、そりゃ当然だというレベルの描き方されちゃってるからなあ
ぶっちゃけ既にわいわい仲良く野球やりたいなら、指の一本でも飛ばして
大人に見限られて周囲のレベルに合わせるくらいしかないでしょ(人差し指飛ばしてもヤベー球投げそうだけど)
それかさっさと仲間との勝利と上達を喜ぶか
球速とかは出してないけど、既に150キロ出してても驚かねえよ俺は

この作品見てるとほんとアマ野球界が嫌いになる
綾瀬川に絡んでくる大人ってプロになった時本人やスカウトに「綾瀬川くんにうちの球団勧めてくれたら…ね?」みたいに
将来金もらう立場前提でいっちょ噛みしてくるし…
あと時々思うけど高校や大学の監督が認めた球団にしか実質行けないシステムはどうにかならんのかね

相手チームのコーチのやつはせいぜい負けた事へのケチ付けにマウンド荒れクレームか変化球多用は危険とか位だろうけど

家の方は荒れた様子や買い物袋やバッグ変なトコに置かれてて
1話で野球辞めず強豪校らしき所に所属して投げてるの見ると
嫌な想像として「母親が過労で倒れてその結果お金の問題で望まない学校に行くしかなくなった」みたいな……元々共働きしてるのに序盤でやっと「(金かかる)習い事を次郎にさせてやれる」的に金銭的な不安は以前から言ってたし

指落とせってのも冗談や例えとしてもちょっと…
本人の才能が他を苦しめるの自覚してて嫌だから関係なくワイワイ楽しめる筈のチームに入ったのに
それ追い出したのバンビーズの監督と昔のイガっていう…

あとガチの舞台で仲間との勝利を喜びたくても既に父兄が綾が自分の息子の進路枠を奪うと危機感持って陰口叩くし
フェニックスの監督達はその父兄にチーム運営費貰ってるから(父兄のご機嫌損ねる)綾瀬川の活躍を喜ぶどころか疎ましくなってるから綾本人が勝つ事に開き直ればいいって状況でもないし

綾瀬川が意図してそこまでやってたなら難癖ってのも微妙よ
あれだけ凄まじい投手がその上で勝つためにダーティーな手段まで使ってくるなら
せめて普通に勝負してくれ、くらいは思うよ
意図的にマウンド荒らすのって
両さんとかがやるルールで禁止されてないからってそこまでやるかって手段だし
一応はそういう意図は無いんだろうけど、向こうにしてみればそんな事情わかんないし

相手のコーチどう見ても悔し紛れってわかるから姑息だなと
素人なら兎も角あのぽっちゃりの侑(たすく)くん?と綾に圧倒的な力量差があるのも
あれだけの変化球を投げられるU12世界一投手が
そんな姑息な事して勝つ必要も全く無いってハイレベルチームの指導者なら分かるだろと(もし本気で侑くんが綾と戦えると本気で思ってるならこれ公式戦なんだから試合中に抗議してでもマウンド整えて貰うでしょ?)

…もしくは侑くんに「お前はマウンドさえ万全ならもっとやれてハズだよ」と嘘でも思わせる為にわざと終了後に言いに行ったのかもだが

家の経済問題や介護問題とかも影響してる可能性もあるけど
敗者復活戦からまた勝ち上がって優勝するぞ!っておデブ投手の子が励ましてるのに奈津緒が返事せず無表情なのは
名門校の寮に入って家族の負担減らす為の野球は続けるが綾瀬川に勝てるわけないってもう心折れたんだろなー…

マウンド荒らしをわざとやったのなら
あの電話を家族が受けることを過剰に怯える描写は無いわな
あの回想で綾瀬川が恐れてたのは「負けた子供の親はこっちがルール内で正当に勝っても腹いせに自分の親にまで迷惑かけに来る」ってのだし

作者にしろ編集にしろもう少し言葉を選ばせたれよ…
動画見たら実用レベルに新球種覚えられる投手目の当たりにしたら、球種覚えるよりルーティーンで集中するのをオカルトに頼る3流投手に見えてもおかしかないだろうけど
一応上澄みのプレイヤーだし、それがバイアス掛かってる事は分かってるみたいだが、結構付き合いだってあるだろうに内心とはいえ直接的すぎる

マウンド荒らしのことは、立ち位置をいくつも変えてストレートに角度をつけるためのものですよね。プロはやるみたいだけど普通は一つ。投球前にならして自分用に整えるのは投手の役目というとのこと。わざと卑怯な手を使ったわけではないです。

綾瀬川にしか注目が集まらないので俺引き立て役なのか…って心折れて辞める子が出てきたけど
子供だから仕方ないが野球みたいに恵まれてるスポーツでそれ言うなとも思った
ボクシングとかだと世界王者以外は2位も3位も同じだけど
野球は大谷にすべての面で劣ってる控え選手でもバントや守備でチームに貢献すれば数千万貰える世界なのに

野球も結局は人間関係ってことなんだろうか。少年野球の場合は大人も介入してくるから更にややこしいね。でもプロの世界はもっと混沌としてるんだろうな…。

奈津緒は綾に寄り添って「戦わなくてもいい」って言ってくれたけど、綾としてはトドメを刺した責任を取らずにはいられないよね…

「1点も取られないピッチャー」か…
高校野球で伝説になった綾瀬川が野球を辞めてしまう未来が見えるような

ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪 平井大橋
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

だいやもんどのこうざい
ダイヤモンドの功罪 1巻
ダイヤモンドの功罪 2巻
ダイヤモンドの功罪 3巻
ダイヤモンドの功罪 4巻
ダイヤモンドの功罪 5巻
ダイヤモンドの功罪 6巻
ダイヤモンドの功罪 7巻
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天才少年が出会ったのは野球にコメントする
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