盗作設定が引っかかるのは確かだけど
それゆえに最後まで簒奪が許されるはずもなく、オチがなんとも拍子抜けになってしまうのは必然でしたからね。 しかし、ビートルズの偉大さを現代の主人公達に追体験させながら、普通の伝記作とは異なる角度から伝えるのが作品趣旨であり、それは十分に達せられていたと思います。長さも10巻とちょうどよく一気に読めました。
それはビートルズへの裏切り。――2010年から1961年にタイムスリップした、ビートルズのコピーバンド。自分たちのきた時代がビートルズのデビュー前年だと知ったメンバーは、ビートルズになり代わることを決意する。“もし、僕がビートルズより先に『イエスタデイ』を発表したら、僕はビートルズになれるかもしれない”
しょうもないビートルズのトリビアその3
213曲を全部知っていた劇中バンド、「ファブ・フォー」だけど、じゃぁ、「バンガロー・ビル」のイントロ、どうやって演奏してたの?
これは、ずーっとビートルズ・マニアの間では永遠の謎だったんですよ。この漫画の連載は、2010~2012年なのですが、その時点で誰も知らなかったはずです。ジョンが演っただけなので、ポールもジョージも真実を喋ってくれなかったのです。ここ数年で、ようやく謎が解けたって言う。
ビートルズの謎、解けないのも、まだまだありますよね。