松屋、すき家、吉野家が並んでたら迷わず吉野家を選ぶくらい、吉野家の牛丼が好きです。

他のはあまりそうならないのですが、吉野家だけは、なぜか無性に食べたくなるときがあるんですよね。
麻薬でも入っているんでしょうか?(入ってません。)

少し前に吉野家のマーケティングのエライ人が
「生娘シャブ漬け戦略」
とか称して炎上してましたが、このネーミングがアレであったとしても、中毒性という点においては納得してしまいます。

本作も、そんな吉野家に取り憑かれたサラリーマンが主人公で、絵もそうなのですが、吉野家の牛丼の素晴らしさについて語る部分が共感しかなくて、読んでて無性に食べたくなります。

そして、原作者がゲームの『ドラッグオンドラグーン』『NieR:Automata』で一躍有名になったゲームクリエイターの「ヨコオタロウ」氏というからびっくりしました。

君死ニタマフ事ナカレ』の漫画原作もされてましたが、こちらは、まだつくっているゲームの世界観と近しいので理解できましたが、こういうアットホームなグルメものも描けるのかと驚きました。

御本人のnoteにも、その経緯が書いてありましたが、宣伝でも何でもなく好きだから描けるものは、打算がないぶん純粋ですね。

その点でも興味深い作品でした。

読みたい
だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
六文銭

童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
六文銭
六文銭

自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
六文銭

小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
ヨルハ 真珠湾降下作戦記録

ヨルハ 真珠湾降下作戦記録

遠い未来。『機械生命体』によって侵略された地球を奪還するため、女性アンドロイド部隊「ヨルハ」が地球の前線へと降下する…。ヨコオタロウ原作・監修による「NieR:Automata」と世界観を共有する音楽劇を完全コミカライズ!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

SINoALICE -シノアリス-

SINoALICE -シノアリス-

※こちらの商品には、『SINoALICE -シノアリス-』で使用できる特典シリアルコードはついておりません※ 「なんて事ない一日の、なんて事ない始まり。」「なんて事ない日常、なんて事ない、私。」普通な家庭、普通な学校、普通な友人。多分、普通な恋。平凡で退屈な日常を過ごす女子高生「アリス」。彼女は、夢の中で不気味な二体の人形たちに問いかけられる。「貴方ノ願いは何デすか?」「貴方は世界に何ヲ望むのですか?」「アリス」の欲望が少しづつ彼女の平和な日々をいびつな形に変え、「アリス」を「欲望」を抱えた少女たちの殺戮のゲームに巻き込んでいく――… ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ

どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ

“ウタウタイ”の使命は、世界の秩序を守ること…。裏切り者の姉・ゼロを倒すべく旅を続けるワン、トウ、スリイ、フォウ、ファイブの仲良し姉妹。“ウタのチカラ”を操り、砂の国の領主・ベイスに天誅を下し、教会都市へ向かったが、他の領主が差し向けた刺客・バルタスの巨大な力の前に大苦戦!!オカマ口調の変なドラゴンも現れ、てんやわんやの第1巻!!!

君死ニタマフ事ナカレ

君死ニタマフ事ナカレ

超能力が科学によって解明された日本。その力を軍事利用すべく「特殊能力高等学校」が設立され、戦う意味も知らぬまま戦場へと駆り出される生徒達。飛び交う銃弾、希望の見えない敗走、友人達の死。生と死が邂逅する戦場で、少女の手を取った一人の少年。その先にあるのは希望か、それとも―――。少年少女ダーク戦場ロマン、開戦。

死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから

死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから

魔法学校に通う17歳のオリアナは、ある日恋人のヴィンセントと共に原因不明の死を迎える。死ぬ前の記憶を持ったまま、7歳の姿に死に戻ったオリアナ。愛しい恋人との再会を夢見ながら幾年を過ごし、やっと再会するも、彼はオリアナのことを何も覚えていなくて……。「次にくるライトノベル大賞2021」ノミネート作品、待望のコミカライズ第1巻。★☆電子限定特典・描き下ろし漫画付き☆★

文豪とアルケミスト コミックアンソロジー

文豪とアルケミスト コミックアンソロジー

大人気文豪転生シミュレーションゲーム、初の公式アンソロジーが登場! 芥川龍之介から坂口安吾まで、実装済のキャラクターより37名の文豪が登場! 15編のイラストとコミックで綴る文豪たちの日常奇譚をお楽しみください。【執筆作家陣】カバー:風李たゆ イラスト:くろでこ/しやまとうや/高遠キョロ/のりた/ヨネダ 漫画:板垣ハコ/浦稀えんや/おの秋人/茅島 環/彩月つかさ/さっちゃん/じっか/永緒ウカ/七路ゆうき/なま子/はやせれく/藤丘ようこ/雪矢トモキ/ユギリ/渡空燕丸

牛丼、しかも吉野家のが食べたくなるにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。