丁寧に描かれている作品です。
優しいタッチの画風で、髪の毛の一本一本の描き方や、人の表情の微妙な感じ、言葉にしなくても読み取れる感覚的なものの表現が素敵です。 田舎育ちのあどけない少女が、大学生になって都会に出てきて、ライブハウスに通い始め、学校も欠席しがちになり、もやもやの中で何か吹っ切れない自分を見つける。それは、高校生の時に見た光景が頭から離れないから。 そして、細野晴臣の音楽と年上のバンドマンと出会い、淡い恋心が芽生え、そして・・・。 大人の階段を上っていく、切ないストーリーを繊細な表現で綴っている。 私的には、目次のページに描かれている植物や、海に落ちていそうなモノたちの画がとても好きです。
絵のタッチの繊細さに引き込まれた表紙。
台湾と日本文化が絡み合うお話に音楽が溶け込む景色がすごく綺麗で音や風が伝わってくるかのようでした。
こんな綺麗に包まれるお話は初めてだったかもです!
淡くて純粋で綺麗な恋が描かれていて、素敵なお話です。
また読みたいと思う漫画。