ガクッってなったら生きてるってどういう理屈?死体もバランスを崩せばガクッてなるが…え、まさか的を外してガックリしてるって思ったの…?
まあ百歩譲って生きてるとして、じゃあなんで金あんのに治療もせず家に置いてんのさ。あれだけ息子を溺愛してる母親だぞ

だから、ちゃんと読みなって。「うまく持てないんだ」って登場人物に言わせてるでしょ。「生きてんのか、あれ」とも言わせてるでしょ。生きていることは明らかではないにしても、死んでいることもまだ明らかではないんだよ。

そもそも、なんで治療可能なレベルだと思うんだよ。この場合の「生きている」は「超自然的なありかたで」に決まってるじゃん。単なる植物人間じゃないだろ、あれ。あんな腐敗しているのに「普通のありかたで」生きているわけがないだろ。

「超自然」は英語では「super natural」で、つまり「自然を超えている」ということ(「super man」が「人を超えた存在=超人」であるのと同じ)。つまり、いわゆるオカルトのようなもの。そして、本作が公式に分類されている『ホラーサスペンス』というジャンルは『超自然的な現象を含んでいる物語』のこと。ちゃんと勉強しよう。

それから、「科学的な見方」で漫画を読むなんて滑稽。漫画を読むときに大事なのは「科学的な考えで読むこと」ではなく、「作者が描いているものをそのまま受け入れること」。「科学的な見方で読む」というのは、たとえば「舞空術は科学的にあり得ないから、悟空たちが空を飛んでいるのはおそらく何らかのトリックであり、作中のどこかできっと種明かしされる日が来るだろう」と読み解くぐらい愚かな行為。たぶん、「俺は科学的だから、作者も科学的」というおかしな制限の中で読もうとするから、歪んだ読みかたになるんだと思う。

俺自身もオカルトなんて微塵も信じていないけど、ザシスのここまでの話を虚心坦懐に読めば、「作者がオカルト路線で描こうとしている可能性は充分にある」というだけ。たとえば、すでに過去に書かれていることだけど、もしオカルト路線でないのだったら、遥人が土の中から蘇る様をあのようにリアルに描写してページを割く意味がない。50巻ぐらい続くならともかくたった3巻で終わる物語なのだから、あれが山内の妄想に過ぎないという整理なら、重松と児玉のやり取りのように「生き返った遥人が・・・」「まさかな・・・」ぐらいに台詞だけで済ませるのが自然。仮にこのまま超自然的な要素が含まれないまま物語が終わったら、下手したら「何だったんだ、あの演出は」とクレームになる。そのぐらい、あのシーンはこの作品の中で(1巻の終わりに来るようになっている、という点も含めて)極めて重い。

最新話でも、オカルト路線はむしろ濃厚になったと言っても過言ではない。遥人のあの状態は、生きているとしても死んでいるとしてもどのみち不自然で、何らかの超自然的な方法であの状態が維持されていると考えるほうが辻褄があう。

しつこいようだが、俺はオカルトは信じない。したがってオカルト路線であってほしいとも全く思わないけど、今のところこの作品はその路線だと考えるほうが妥当そうだというだけ。

「超自然」は英語では「super natural」で、つまり「自然を超えている」ということ(「super man」が「人を超えた存在=超人」であるのと同じ)。つまり、いわゆるオカルトのようなもの。そして、本作が公式に分類されている『ホラーサスペンス』というジャンルは『超自然的な現象を含んでいる物語』のこと。ちゃんと勉強しよう。 それから、「科学的な見方」で漫画を読むなんて滑稽。漫画を読むときに大事なのは「科学的な考えで読むこと」ではなく、「作者が描いているものをそのまま受け入れること」。「科学的な見方で読む」というのは、たとえば「舞空術は科学的にあり得ないから、悟空たちが空を飛んでいるのはおそらく何らかのトリックであり、作中のどこかできっと種明かしされる日が来るだろう」と読み解くぐらい愚かな行為。たぶん、「俺は科学的だから、作者も科学的」というおかしな制限の中で読もうとするから、歪んだ読みかたになるんだと思う。 俺自身もオカルトなんて微塵も信じていないけど、ザシスのここまでの話を虚心坦懐に読めば、「作者がオカルト路線で描こうとしている可能性は充分にある」というだけ。たとえば、すでに過去に書かれていることだけど、もしオカルト路線でないのだったら、遥人が土の中から蘇る様をあのようにリアルに描写してページを割く意味がない。50巻ぐらい続くならともかくたった3巻で終わる物語なのだから、あれが山内の妄想に過ぎないという整理なら、重松と児玉のやり取りのように「生き返った遥人が・・・」「まさかな・・・」ぐらいに台詞だけで済ませるのが自然。仮にこのまま超自然的な要素が含まれないまま物語が終わったら、下手したら「何だったんだ、あの演出は」とクレームになる。そのぐらい、あのシーンはこの作品の中で(1巻の終わりに来るようになっている、という点も含めて)極めて重い。 最新話でも、オカルト路線はむしろ濃厚になったと言っても過言ではない。遥人のあの状態は、生きているとしても死んでいるとしてもどのみち不自然で、何らかの超自然的な方法であの状態が維持されていると考えるほうが辻褄があう。 しつこいようだが、俺はオカルトは信じない。したがってオカルト路線であってほしいとも全く思わないけど、今のところこの作品はその路線だと考えるほうが妥当そうだというだけ。
@名無し

俺もホラー路線あり得る派だけど、主人公がサスペンスホラー好きというのは引っ掛かるよな。もちろん、それだけで(キャラクター設定の具体化という目的だけで)あんなにページを割いて妄想を描写するのはかなり変なので、山内の妄想自体に事件の謎を解く鍵があるのかもしれないなという感じ。

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ザシス

ザシスの意味とは

ザシス 森田まさのり
六文銭
六文銭

「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。

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