あらすじ

中学教師・山内海を震撼させた旧友たちの不可解な連続死。彼らの共通点は、かつて佐伯遥人を虐めた者たちだったこと。やがて事件は、落選小説『ザシス』の物語とそっくりに進行していく。恋人で新人編集者の八木沢珠緒は、山内を助けるため失われた原稿の後半を知る小説家・本屋敷から情報を得ようと奔走。そんな中、同窓会に集められた元クラスメートは、恐怖の映像を目撃する…!! 果たして、真犯人の目的とは――!? 異色のサスペンスホラー、衝撃の完結編!
ザシス 1巻
中学教師・山内海はある日、殺人事件のニュースを目にする。殺されたのは鈴木侑己、中学時代の同級生だった。数日後、山内の恋人で文芸書の新人編集・八木沢珠緒は、公募小説の落選作に事件と酷似した内容が描かれた作品を見つける。『ザシス』――作者名は佐伯遥人。やがて小説と同じように、旧友に同窓会の案内状が届いて…。森田まさのりが挑む初のサスペンスホラー第1巻!!
ザシス 2巻
中学教師・山内海の元同級生・鈴木が殺された。惨劇は続き、新人賞の落選小説『ザシス』と重なるように進展する。『ザシス』の作者は海の元同級生で、中学時代に虐められていた佐伯遥人。復讐劇の線が浮上するも、海はそれを否定する。なぜなら1年前、自分が遥人をひき逃げした後、彼をつけ回す同級生たちにより密かに埋められるのを目撃したから…。だが、その場所には掘り起こされたような跡があるのみだった。この世に居ないはずの遥人が主催する同窓会が間近に迫る。誰もが状況を理解できぬまま、凶行は繰り返されて…。
ザシス 3巻
中学教師・山内海を震撼させた旧友たちの不可解な連続死。彼らの共通点は、かつて佐伯遥人を虐めた者たちだったこと。やがて事件は、落選小説『ザシス』の物語とそっくりに進行していく。恋人で新人編集者の八木沢珠緒は、山内を助けるため失われた原稿の後半を知る小説家・本屋敷から情報を得ようと奔走。そんな中、同窓会に集められた元クラスメートは、恐怖の映像を目撃する…!! 果たして、真犯人の目的とは――!? 異色のサスペンスホラー、衝撃の完結編!
くらもち本~くらもちふさこ公式アンソロジーコミック~

くらもち本~くらもちふさこ公式アンソロジーコミック~

くらもちふさこ45年の画業のなかで生み出された数々の名作の、豪華執筆陣による描きおろしスピンオフストーリー&スピンオフイラスト! いくえみ綾の描く「チープスリル」、椎名軽穂の描く「天然コケッコー」、雲田はるこの描く「駅から5分/花に染む」、よしながふみの描く「Kiss+πr2」……ほか、人気作家たちの手によって新しく生まれた物語たち。もちろん、単行本初収録となる「天然コケッコー」特別編100ページ、花に染むと駅から5分をつなぐ「駅から5分」特別編など、くらもちふさこの作品もたっぷり読めます!
森田まさのり作品集

森田まさのり作品集

青春不良漫画の金字塔『ろくでなしBLUES』の源『BACHI-ATARI ROCK』を始め、ボクシング読切『SYNCHRONICITY』、手塚賞佳作受賞作『ミステリアス・キッド』など、根性と笑いが詰まった初期作品を結集!! さらにコミック未収録である『ROOKIES』のショートギャグ『るーきーじゅ』や、森田先生の自伝漫画『まんが暮らし』を初収録した珠玉の短編傑作選、第1弾登場!! スペシャルインタビュー/森田まさのり
試し読み
ろくでなしBLUES

ろくでなしBLUES

帝拳高校にとんでもない奴がやってきた!泣く子も黙る超弩級のノーテンキ喧嘩ヤロウ、その名も前田太尊!!入学早々、反目しあう応援団とボクシング部の抗争に巻き込まれてしまった太尊、勝嗣、米示の3人。停学中のボクシング部主将の畑中が戻り、事態は混迷を極める!
ROOKIES

ROOKIES

二子玉川学園高校にやってきた新任教師・川藤幸一!その熱血漢ぶりは、担任クラスでも好感を持って受け入れられる。やがて不良の巣窟となっていた野球部再建に着手するが、猛反発する部員から、川藤が前の学校で“暴力教師”として学校を辞めた事を暴露されてしまった…!!
ろくでなしぶるーちゅ

ろくでなしぶるーちゅ

【太尊も千秋も2.5頭身!】コワモテはそのままに、『ろくでなしBLUES』の面々が可愛い2.5頭身になって、他愛もない日常から、よく当たる心理テスト、さらには昔話風コントまで! おもしろおかしく描き出す、全61話のショートショート! 不定期に発表されていたシリーズをひとまとめにした、本編ファン必読の番外編!!
ザシス
ザシスの意味とは
ザシス 森田まさのり
六文銭
六文銭
「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。