馬に乗る天才=武豊、ただの天才=田原成貴にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。

次のコメント

名無し
1年以上前
武豊がどちらかというとクールな天才のイメージなら、 田原成貴はハイテンションな天才のイメージがある。 そのあたりが50歳を過ぎても騎手一本に徹してダービーを 制覇した武と、騎手時代からバンドのボーカルもやったり 早々に調教師になりながら漫画の原作もやったり 結局アウトサイダーな世界に行ってしまった田原との 違いだろうか。 だが考え方によっては天才らしいのは田原のほうだと思う。 投稿者様がおっしゃるとおりで、騎手にして競馬をコメディで 仕上げるセンスは普通じゃなかった。 もし笑いのセンスが足りなかったら、下手をしたら 騎手のクセに競馬を茶化しやがって、と批判の対象に なっただけで漫画ファンからも競馬ファンからも 反感を買うだけで終わっていたかもしれないし。 そういうあやうい位置取りから漫画をスタートさせて 読者をひきつけながら徐々にペースをあげて 最後には見事に名作というゴールを駆け抜けたのだから 漫画原作者としても天才だった。 ただし、趣味としてバンドでやっていたボーカルは かなり下手だったらしいし、 Vシネマに端役で出て披露した演技は大根だったが。

人気のコメント

名無し
1年以上前
武豊がどちらかというとクールな天才のイメージなら、 田原成貴はハイテンションな天才のイメージがある。 そのあたりが50歳を過ぎても騎手一本に徹してダービーを 制覇した武と、騎手時代からバンドのボーカルもやったり 早々に調教師になりながら漫画の原作もやったり 結局アウトサイダーな世界に行ってしまった田原との 違いだろうか。 だが考え方によっては天才らしいのは田原のほうだと思う。 投稿者様がおっしゃるとおりで、騎手にして競馬をコメディで 仕上げるセンスは普通じゃなかった。 もし笑いのセンスが足りなかったら、下手をしたら 騎手のクセに競馬を茶化しやがって、と批判の対象に なっただけで漫画ファンからも競馬ファンからも 反感を買うだけで終わっていたかもしれないし。 そういうあやうい位置取りから漫画をスタートさせて 読者をひきつけながら徐々にペースをあげて 最後には見事に名作というゴールを駆け抜けたのだから 漫画原作者としても天才だった。 ただし、趣味としてバンドでやっていたボーカルは かなり下手だったらしいし、 Vシネマに端役で出て披露した演技は大根だったが。
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬

最高クラスに近いくらいの面白さ

競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 土田世紀 田原成貴
酒チャビン
酒チャビン

わたしが贔屓にしているマンガ家である土田先生と、元スタージョッキーである田原さんのタッグによる競馬マンガです。駄作のできようがありません。 前半4巻くらいまで一話完結のギャグものなのですが(しかもさすが土田先生のギャグは面白い)、後半にいくに従って、かなりレースの奥深いところまで描いてくる本格競馬マンガに変身していきます。 さすが元超一流ジョッキーの原作(というか監修)が入っているだけあって、必殺技などのファンタジー路線ではなく、徹底してリアルなスポーツとしての競馬が描かれており、読み応えたっぷりです。 出場している全ジョッキーの位置どりや、その時々で考えていることなどが、すごく丁寧に描写されており、競馬が好きな方はまず間違いなくどハマりすることができると思いますし、昨今のソシャゲブームで競馬を見始めたよって方も、深く競馬を知ることができるきっかけとなることは間違いないと思います。 そういった意味で、完全に☆5でいいマンガなのですが、一点、ちょっと特に後半ジメッぽさが過度になりすぎてしまっていて、そこが個人的な好みに合わなかったので、一応4にしておきました。ジメッとした部分は土田先生の持ち味でもありますし、それが熱さや感動につながることが多いのですが、本作品の終盤は少しメメしく写ってしまいました。個人の感想ですが、悪くいうつもりは本当になかったです。すいません。

COBRA THE SPACE PIRATE

夢と呼ぶにはあまりに厳しく余りに哀しい影に向かってのオデッセイ

COBRA THE SPACE PIRATE
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)

著者のライフワークなので一言で括れない幅がある作品で、私は 1.手塚治虫的なタッチが残り奇想展開なアイディアの楽しい「少年ジャンプ初期」(「コブラ復活」~「ラグボール」) 2.線がややソリッドになりシニカルな描写の増えた「少年ジャンプ中期」(「二人の軍曹」~「黄金の扉」) 3.ヒロイックな描写の光る「少年ジャンプ後期」(「神の瞳」~「リターンコブラ」) 4.「聖なる騎士伝説」 5.CGフルカラー期 で分けている。どの期間も見るべき所のある漫画であるが、4.の「聖なる騎士伝説」について書きたい。  「聖なる騎士伝説」は青年誌に掲載された長編で他の話より暗く、いつもよりシリアスでアダルトな展開や描写が多い異色のエピソード(何てったって、レディーさえ出てこない) だ。ここでは新世界の興奮は悪鬼に蹂躙され、コブラのいつもの剽軽な態度やヒロイックな勇気は鳴りを潜め、笑みは嘗て見られなかった暗い影を忍ばせている。絵の線もどの辺よりも細く、陰影もまた濃く、混沌とした悪意蔓延る世界をこれでもかと描き出す。筋も宝や冒険ではなく悪鬼の暗殺と言う剣呑な代物で、終盤に明かされる種も周到に張られた伏線もあり陰惨な世界観を補強する。  今までのスペースオペラと比べると余りにもノワールであり、退廃的でもあるが、それだけに強烈であり、私はこのエピソードが一番好きだ。けだし、このノワールが単なる露悪に終わらず、コブラが常に世を儚むようなニヒルな皮肉を呟きながら銃をぶっ放しながらもどこか善や正義を諦めきれていないからではないかと思う。有名なコマでもある様にコブラは終盤、実際には何の利益を齎さなかった教会を批判し「神か……最初に罪を考え出したつまらん男さ」と呟いてみせたが、これはやはり神や正義についてどこか夢を持っている証拠に他ならないと思う。さもなくばこんなセリフは決して言わないだろう。  コブラの海賊としてのアウトローな性格や享楽主義は上記の理想主義的な思想やストイックさに支えられている。寺沢武一は彼の初期作品を「思弁的」と批評していた記憶があるが、そういった性格が彼の作品から消えた事は一度も無かったことは確かだろう、そしてそれこそがこの漫画をいつまでも輝かせているのだろう。海賊と言う自由とギルドに対抗する高潔な戦士の顔を持つあの男のとこしえの旅に祝福を。

けいばきょうそうでんありゃまこりゃま
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 1巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 2巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 3巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 4巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 5巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 6巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 7巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 8巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 9巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 10巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 11巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 12巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 13巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 14巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 15巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 16巻
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬 17巻
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)