暴力シーン&グロテスクなシーンが大量
話が進むと警告がド派手に大きくなるので、小さい文字で警告はダメねとなったんだろうか。 作者コメントで旭さんが「倫理観をバリバリに保ったままフィクション殺人鬼愛に溢れた漫画を描きたい。」と書かれているのだけど、倫理観とは。 出てくる殺人鬼キャラクターたち、見た目は良いのかもしれないけど、どいつもこいつもどこかおかしい。 主人公がおかしいと言ってるから、おかしいで間違えていないはず。 その真っ当そうに見えてくる主人公はDV男。勘違いしてはいけない。 一人称視点で読める風の、それぞれのお仕事(殺害)シーンもあったり、ドラマCDについての閑話もあったり。 ドラマCDまで作られたのは、見た目は良いキャラクターたちだからかなとか、ホラーやグロ表現が好きな人もいるよねとか、第一話冒頭の「エンターテイメントで描かれる暴力が楽しめるのは無関係だから」につながるのかなとか、いろいろ考えてしまった。
良い悪いは別として楽しみ方がよくわからなくなってしまった。
特殊性癖持ちのイケメン殺人鬼たちが人を殺しまくる世界。好き勝手に人を殺しているけど実はノルマがあって仕事として活動している。別に悪人を殺す訳ではなくその辺の綺麗な女の子を殺している。警察に捕まることはない。
……?
辻褄合わせるための設定が盛り込まれすぎて逆にわけわからん世界だな…ってなってしまった。
サイコパス殺人鬼たちなのに仲間意識強かったり常識的な一面があったりすることにも戸惑ってしまった。
フェティッシュな世界観に没入できる感じだったらアリかなあと思ったけど、ポップすぎてよくわからん……ってなっちゃったなあ。
まあ殺人鬼に共感できないのは当たり前なので、描き方としては間違ってない気がする。
でも調べてみたらドラマCD出てるし(しかも結構有名声優さん出てるし)キャラクター萌えの人にはハマるんだろうな。なるほど。
ポジティブじゃない感想はあえて書かなくていいかな?と思っているけど「ええ…?どういうこと…?」みたいな感覚は新鮮だったので記録したくなりました。