おしゃべり漫画ではない。
センスが光る漫画だと思います。 高校生の二人が河原でおしゃべりをしているだけで成立するのがすごいと思いました。 しかもただのおしゃべりの話ではないというのも非常にポイントが高かったです。 読み終えてみて自分も昔の大切な友達に会いたいなと思える暖かいストーリーでした。 あっ、そんな友達は僕には一人もいませんでした・・・(*゚▽゚)ノ
男子高校生の二人がひたすらしゃべるだけの漫画。
・・・なのにめっちゃ面白いんです。
大きなくくりでいうと日常系漫画なのでしょうが、日常系って、シュールというか雰囲気で押し通すというか、意味不明な展開というかで笑いを誘いますが、これは違う。
しゃべりとかけあいだけで笑わせてくるからすごいんです。
前者が、コントだとしたら、こっちは漫才みたいな感じです。
(違うか。)
まるで本当に二人がしゃべっているかのようなテンポの良さと緩急の付け方は秀逸で、それでいて物語全体に伏線などもはってくるからギャグだけではなく複合的に面白いんです。
8巻とそこまで長くないし、何よりテンポが良いのでスルスルと読めるから何回でも読みたくなります。
寝る前にクスッと笑いたいギャグ漫画を探している人はぜひおすすめします。
余談ですが「オッドタクシー」のコミカライズをされているのも、なんか面白いですね。
「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。