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ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。
夏といえばやはりなんといってもホラー。
いろいろとホラー連載が始まっている中でも、こちらは異色かもしれません。
田舎の怪奇青春ホラー。
「光が死んだ夏」は、ヤングエースUPで配信中の無料コミックです。光はもうおらんのや…それやったら――。
とある田舎の集落でともに育った二人の男子、よしきと光。
ある日から光に違和感を感じたよしきが、意を決して聞いてみると…。
それまでうるさかったセミの声が急に聞こえなくなる演出好きです。
1話ではまだまだこれから、という感じですが二人の関係性の変化が楽しみな連載です!
ここからは少し1話のネタバレを含みますね。
というのも、「異色」というのが言い方に気を付けたいところですが、ブロマンスというか、BLの雰囲気も漂っている点です。
いやめちゃくちゃ好きっす、この雰囲気。
言葉にはされていないとはいえ、よしきから光への目線が感じられるので、だからこそ、光が光じゃないと分かって胸を締め付けるような展開になっていくのかと思うと、たまらないんです。
だって、光の姿をして光の声で話す何かだなんて、死んでるよりマシだけど…、いや果たして、でもそれはマシなのか…?
考えただけで引き裂かれそうです。
関西に詳しいだけではないけど、語尾の「やに」は調べたら方言的に関西弁の中でも三重県かな?違ったらすいません。
なんとなく土地を想像しながら読むの好きなんです。
こういうこと書くのは無粋かもしれませんが、野田彩子『ダブル』、和山やま『カラオケ行こ!』が好きな人でホラーもいけるなら好きかな、と思いました!