あらすじ

ある集落で共に育った少年、よしきと光。光にすり変わった「ナニカ」と共に歩み出したよしきの前に突如として現れたタナカ。彼から告げられたのは、ヒカルの正体についてだった。二人の決意が問われた時、それぞれが見つけた本当の気持ちとは――。一方、二人の成長を待つことなく、あの世と繋がる「穴」は拡大を続けていた。「穴」の調査を行うため、巻の住むアシドリへ向かうことになるが――。巻末には、友人である巻との出会いが語られる描き下ろし短編も収録。
光が死んだ夏 1

ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。

光が死んだ夏 2

ある集落で共に育ってきた少年、よしきと光。しかし、よしきはある日、光が別のナニカにすり替わっていたことに確信を持つ。姿かたちは全く同じ完璧な「ヒカル」。よしきは何故、すり替わりに気付くことができたのか。彼の口から語られる真実とは…。さらに集落の人々が異変に気付き始め、動きだしていて――。各SNSで話題の作品、第2巻。巻末にはヒカルの思考が垣間見える描き下ろし漫画も収録。

光が死んだ夏 3

ある集落で共に育ってきた少年、よしきと光。よしきはある日、光が別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。姿かたちは同じ、見た目完璧な「ヒカル」。しかし、確実に「人」ではない内面も感じながらよしきは「ヒカル」に寄り添い、いつも通りの日々を過ごしていく。理解を示すことで、距離が縮まってきたある日「人」ならざる者との、埋められない価値観の溝を実感する事件が発生し――。巻末には、クラスの日常が垣間見える描き下ろし短編も収録。

光が死んだ夏 4【電子限定特典付き】

ある集落で共に育ってきた少年、よしきと光。よしきはある日、光が別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。過去の「光」ではなく、現在の「ヒカル」と共に歩むことを決意したよしき。「ヒカル」が一体何者なのか、その正体を探るため「ノウヌキ様」、「クビタチ」の歴史を調べることに。しかし、周囲の環境は彼らを待つことなく、変化していき――。巻末には、何気ない日常を描いた描き下ろし短編も収録。【電子限定特典付き】

光が死んだ夏 5

ある集落で共に育った少年、よしきと光。よしきは光にすり替わった「ナニカ」と共に歩むことを決意する。しかし、変質の兆しは、周囲の環境だけではなく、ヒカルにも表れはじめていた。このままではいられないと実感した二人は、「ナニカ」の正体に迫るため調査を続けていく。「クビタチ」の歴史、「ノウヌキ様」の正体、「忌堂の罪」とは一体なんだったのか。その全てが明かされた時、「ナニカ」であるヒカルが下した決断とは――。巻末には、「共に生きる」ということを描いた描き下ろし短編も収録。

光が死んだ夏 6

ある集落で共に育った少年、よしきと光。光にすり変わった「ナニカ」と共に歩み出したよしきの前に突如として現れたタナカ。彼から告げられたのは、ヒカルの正体についてだった。二人の決意が問われた時、それぞれが見つけた本当の気持ちとは――。一方、二人の成長を待つことなく、あの世と繋がる「穴」は拡大を続けていた。「穴」の調査を行うため、巻の住むアシドリへ向かうことになるが――。巻末には、友人である巻との出会いが語られる描き下ろし短編も収録。