約100年前のバリ島に中国人が乗ったオランダの船が座礁するところから物語は始まり、そんな些細なきっかけから戦争に発展してしまう悲しいお話なのですが、侵略から国としての尊厳を守る為に王とその民は集団自決をします。このクライマックスを迎えるまでにバリの人々の習慣や思想というのを読みながら理解していくので、悲しいけれどそれよりもバリの底知れなさに圧倒される気持ちの方が大きいです。最初は内容が難しそうで自分に理解できるのか不安でしたが、読み進めると夢中になってしまいました。原作者のヴィッキー・バウムという女性はグランドホテル形式を生み出した方だそうで、実は「バリ島物語」も群像劇なのです。なので多少は日本人には馴染みのない文化に戸惑うところもあるかもしれませんが、ストーリーとして面白くない訳がないのです。でもこれを漫画に出来るのはさそうあきら先生だけだろうなぁ…!流石だなぁ…!と思いました。

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ばりとうものがたりしんぴのしまのおうこくそのそうれいなるあいとし
バリ島物語 ~神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死~ : 1
バリ島物語 ~神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死~ : 2
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バリ島物語 ~神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死~ : 5
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トゥルー・カラーズ

トゥルー・カラーズ

さそうあきらのフルカラーの名作が電子配信で復活!色をテーマに、文字通りカラフルな物語が展開されるショートコミック集。鮮やかに繊細に34編を収録!「この物語に出てくる色たちは、ほとんどが再現の難しい質感のある色ばかりです。読みながら、そのようなことを感じていただけるとうれしいです」(byさそうあきら)

true sounds~楽器物語

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『true sounds~楽器物語』はかつての名作『true colors』の精神を継承するカラー漫画。「真実の楽音」を鮮烈に描く。新バンドで実力を示せず苦闘するドラマーの藤堂はかつての師を思い出す――あんときも雨が降ってたな……基礎練習にうんざりしてたけど…今なら理解できるよ「次を予感させる音」ってやつを――――

愛がいそがしい

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高校生の時夫は父親の大介と二人暮し。学業のかたわら家事もこなす時夫だったが、一方で大介はろくに働きもせず女遊びばかり。そんなある日、時夫は大介が連れ込んだ女の一人・みふゆに恋をする。最終巻の4巻に待ち受けるトンでもないラストとは!?

マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ

マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ

さそうあきら氏は2006年より京都精華大学マンガ学部でストーリー部門の教鞭とって本年退職。15年に及ぶマンガ創作術のノウハウをこの作品に込めました。本作では、さそう氏が長年の実績と経験から構築した「漫画のためのシナリオ術」を惜しみなく披露しています。漫画家を目指す者たちにとって実践的な「マンガ教室」となっています。

戦争×漫画 1970-2020

戦争×漫画 1970-2020

漫画家たちの「戦争」アンソロジー 漫画家の感性が「未来の戦争」の予感を、戦時への想像力で捉えた作品を集め話題を呼んだ「ビッグコミックオリジナル戦後70周年増刊号」を底本に再編集し、追加原稿も多数収録した増補愛蔵版アンソロジー。排外主義と非寛容。世界全体を覆うきな臭さは、すでに新しい「質」の戦争が起きているとも考えられる。漫画家の想像力は果たして「戦争」をどう表現するのか。水木しげる、山上たつひこから浅野いにおまで異才・鬼才・天才……日本を代表する漫画界の傑物たちの描く「戦争」。小説家等の寄稿も多数収録。角田光代の「漫画の自由さと豊富さ」と題する書き下ろしも収録。

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