島耕作だけの弘兼憲史じゃない。SFだってすげえんだ。
人間交差点と書いてヒューマンスクランブルと読ませる。時代を感じますし、時代作ってたんだなぁと思うとゾクゾクしますよね。しない?そうか。 (昔はこういう↑語り口調のナレーション多かったんです) 本作は弘兼憲史の懐の広さ…とだけいうと原作者に失礼かもですが、なんとも素晴らしい弘兼憲史の「SF」になります。 聞いて驚くなかれ。 一言にSFと言い切っていいかは読者に任せますが、手塚治虫よろしくな組み立てと星新一のショートショートのような喜劇が素晴らしい作品です。 昔から見てたけど電子書籍でキレイに読めるの嬉しいですね、当時は子供だったからなー ともかく名作!
【文庫2巻】
『従順なる復讐』銀行で働くオールドミスが不倫相手の上司と男尊女卑の会社に対して復讐する。すごく好きな話。特に車中での女の独白シーンが好き。
『あの日川を渡って』これもめちゃくちゃ好きな話。ダフ屋がマジで許せない!!!!
『白いメッセージ』大体ストーリーは読めてたけど、紙飛行機が飛んできたところでウルッときた。出した手紙と同じ数の大量の紙飛行機が舞ってるシーン、素敵ですね。