島耕作だけの弘兼憲史じゃない。SFだってすげえんだ。
人間交差点(ヒューマンスクランブル) 弘兼憲史 矢島正雄
人間交差点と書いてヒューマンスクランブルと読ませる。時代を感じますし、時代作ってたんだなぁと思うとゾクゾクしますよね。しない?そうか。
(昔はこういう↑語り口調のナレーション多かったんです)
本作は弘兼憲史の懐の広さ…とだけいうと原作者に失礼かもですが、なんとも素晴らしい弘兼憲史の「SF」になります。
聞いて驚くなかれ。
一言にSFと言い切っていいかは読者に任せますが、手塚治虫よろしくな組み立てと星新一のショートショートのような喜劇が素晴らしい作品です。
昔から見てたけど電子書籍でキレイに読めるの嬉しいですね、当時は子供だったからなー
ともかく名作!
人間交差点(ヒューマンスクランブル)
【文庫7巻】
『煙』が一番よかった。書けなくなった脚本家とその奥さんの話なんだけど、長い付き合いのプロデューサーが「輝子さんは、あんたの才能に惚れた訳じゃないんだよね。あんたが求めているものに惚れたの…」と脚本家を諭すセリフにグッときた。