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サタノファ女塾
1年以上前
千歌の両親の謎?? おおー、これは今にして気づきました。 確かに この家族には不審な点が多々あります。 まあ 連載当初はコロナ禍でもなく、今みたいに 働き方改革をうるさく言う時代でもありません でした。 ので、両親共働きで帰りが遅く、子供に出前を とらせるというのも 当時珍しくない家族の光景 だと思っていました。 また、凶悪殺人なんか犯したら 親からは絶縁で、 顔も見せないものだと思っていました。 ただしかし、兄には犯罪心理学を学ばせ、妹には バレエに通わせていた。 これは今に繋がる大きな 伏線ともとれます。 また、この家族は もともと仲が良かったとは言え ないみたいです。 そこで大胆仮説です! この両親は、ある大きな計略によって「人工的に メデューサを産まされた」のではないか!? となると、家族の不審さや 五菱との繋がりなど 見えてきます。 そして メデューサの妹には身体能力を鍛えさせ、 兄には妹を守るための 法的な理論を学ばせたと 考えられます。 そこでもし、両親が物語の黒幕だったとします。 そして 千歌のメデューサが治せたとします。 両親が全ての糸を引いていたと、千歌が知ったら どうなるのか? 恐らく、千歌は怒り心頭で逆上し、両親を殺して しまうのではないか? そうなると 元の殺人者に逆戻りですが、そうした 残酷な結末も 見えてくるような気がします。

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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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