法とモラルの極限ドラマ、開幕! 国民的ダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平、最新作! なぜか厄介な案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)。鼻炎持ちのバツイチで、ビルの屋上でテント生活をしている偏屈な弁護士だ。主な顧客は、半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、きな臭い人だらけ!? ネットでは悪徳弁護士と罵られながらも、イソ弁の烏丸(からすま)と共に、依頼人の擁護に務める。ある日、飲酒して轢き逃げをした半グレが、先輩の壬生に連れられて、九条のもとを訪ねる。そこで九条が授けた策は、弁護士にはあるまじき教唆で――!? 交通事故ひとつですら、常識がひっくり返る。知ってるだけで、人生が変わる。神か悪魔か弁護士・九条! 法とモラルの極限ドラマ、ここに開幕!
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九条の大罪
一巻出てたので通しで読みたくて買ってみた。
冒頭から現役の弁護士はえっ!?ってなりそうな「いい弁護士は性格が悪い」と言う一文!
まあ実際性格が悪いと言うか言葉の粗を探したり人を論破するのが好きな人出ないと弁護士に向いてない気がするので「性格が悪い人」が「いい弁護士」になる方が正しいかと思うけども。 人情だの同情だのに左右されすぎてたらそれこそ不真面目でできの悪い弁護士なのでは、、とか思ったり。
でもこの漫画に出てくる弁護士主人公はそう言うのとはまた違ってアウトローな方に振り切ってる気がする!
それこそ漫画の中でないと成立しないくらい性格が悪い!そして聡い!
いろんな弁護士漫画、ドラマに出てくる「弁護士」とはまるで逆。
加害者がパクられないようにしてくれるし「くそ、今助けてやる!」みたいな葛藤は一切ない!
気持ちがいいくらいに合法?なことを事務的にやってしまう。
なんなんでしょう、この面白さ。
どう説明したらいいか悩みますが「あー!面白かったー!」ではなく「すげえ」となる面白さ!
ぜひ一読してみてほしい