進まない
たーたん 西炯子
敦が鈴にいつカミングアウトするのか、このマンガの核はこの一点で、それがいつ訪れるのかを楽しみにしながら読んでいる。
当然、そう簡単にその時は訪れない。このカミングアウトに向けて物語を補完する作業が延々と行われている。
それはそれで構わない。登場人物たちの人間性が回を重ねていくごとに深みを増していくのは良いことだ。
だが、月イチ連載がゆえに進むペースが遅い。
もうそろそろ物語が急展開してもいい気がするが、なかなかそうはならないのだろう。
これは我慢比べのマンガだ。
徘徊先生
沢木という老人が、ひとり徘徊するはなし。
どこからどう見ても立派な年寄りだが、身なりは小綺麗で頭もはっきりしている様子。しかしところどころで「ん?」という点が。しっかりしているのかボケているのか、よくわからない。あのコンビニのお姉さんの態度は何なんだ?笑