あらすじこころを識りたい。沢木先生の課外授業。沢木先生は小田原の城下町に住んでいる元・高校の倫理社会の教師。定年になった今、毎日あちらこちらを散歩(徘徊)している。少し耄碌しているので出会う人に時にキツイことを言ったりするが、幸せな出会いとこころのふれあいを求めて、沢木先生は今日も街を彷徨っている。本巻は人生の幸せを考える『明日死ぬとしたら』、先生と認知症の老人の珍道中『ここはどこだ?』など8編の短編を収録した読み応えたっぷりの一冊です。
沢木という老人が、ひとり徘徊するはなし。 どこからどう見ても立派な年寄りだが、身なりは小綺麗で頭もはっきりしている様子。しかしところどころで「ん?」という点が。しっかりしているのかボケているのか、よくわからない。あのコンビニのお姉さんの態度は何なんだ?笑